3回目を迎える東京ハーフマラソンに、今年もボランティアの応募をした。おととしはランナー受付と当日の給水を、去年はランナー受付をしたが、今年は当日の国立競技場を第一志望にして申し込んだ。
国立競技場はスタートとゴールだ。一番最初から働くので、朝が早い。それでも一度、スタートとゴールで活動してみたかったのだ。
抽選により、第一志望の国立競技場での活動ができることになった。知り合いが皆、国立競技場が当たったと言っていた。不思議だ。
私に割り当てられた役割は「手荷物」だった。去年の活動の際、手荷物をやった事がある人の話を聞いた。なぜかと言うと、去年のランナー受付の際、荷物を入れるビニール袋を渡したからだ。渡す時に、注意事項を一人一人のランナーさんに話した。必ずシールを貼ってください、とか何とか。(去年の活動ブログ参照→TOKYOレガシーハーフマラソン!ランナー受付ボランティア2023 – たかんなお年頃)
手荷物はこうだよ、と聞いていたから何となくイメージはしていた。していたつもりだった。しかし、実際送られてきたマニュアルを見ても、どうも活動の絵が浮かんでこない。どうやって並べるのか、頭の中に描けない。
まあ、当日物を見て、場所を見て、こうやるのだと教えてもらえば分かるだろう。
ということで、10月20日(日)を迎えたのである。
早起き
早く寝るのが苦手だと言ってきたチョコナッツ。最近は早寝の仕方を覚えた。ビール1缶を寝る時間の少し前に飲むのだ。そうすると、早い時間でも眠れる。私の場合、その程度なら翌朝に頭痛などになる事はない。
当日は4時起き。前日は10時頃に寝たかったが、洗濯をしたら10時を少し回ってしまい、夫がちょっかいを出してくるので10時半ちょい前くらいになってしまった。
そうそう、私が4時起きだと言ったら夫が「前泊して」と言って来た。自分も4時に起きちゃうからと。こんなに近いのに前泊なんてしない。お前がしろ、と言っておいた。だが、夫は前泊せずに帰って来た。そもそも、私が早く寝ようとする日に限って、夫は遅くまで起きている。前回も私が10時半頃に布団に入ると、いつもは私よりも早く12時よりも前に寝てしまう夫が、その日に限って1時頃まで起きていて、料理したりしてバタバタするものだから、全然寝付けなかったのだ。
だからこそ、本当に前泊して欲しいと思ったのだが、今回は昼間運動をして疲れていたようで、多分時間を見てもいなかったと思うのだが、私と同時に寝てくれた。真っ暗にできたので、私もいつもより早いにも関わらず、まあまあ早く寝つけたのだと思う。
そして4時の数分前。目覚ましが鳴る前に目が覚めた。まあ、ちゃんと寝られたようではあるが、だいぶ長い夢を見ていた気がするので、眠りはあまり深くなかったと思われる。でもまあ、起きられたのだから良しとしよう。
起き抜けにスマホを見ると、次男から家族LINEにメッセージが入っていた。
「39.7なう」
うっそー!またお熱?あの人最近発熱が多い。季節の変わり目毎に熱を出している気がする。しかも高熱。メッセージが入ったのは夜中の12時頃だった。体温計を取りに来たのだろうか。全然気づかなかった。つまり、12時頃にはよく眠っていたという事か。
驚いていくつもメッセージを入れたものの、家族は皆寝静まっていて、誰も見るはずがない。とにかく、今日は幸い家族が家にいるので、私は出かけさせてもらおう。みんな、頑張れ。
というわけで、静かに準備をし、食事はゼリー飲料で済ませた。本当はお腹が空いていたのだが、時間が限られているので。夫が寝ている傍で電気をつけてお化粧をしたけれど、夫は全然目を覚まさなかった。私は静かに家を出た。予定よりも1本早い電車に乗れた。これでギリギリを免れた。
前日は真夏日だったが、今日は寒くなるという予報だった。ジャンバーにジャンバーを重ね、外に出るとさほど寒くなかった。風が冷たくない。やはり前日が暑かったからだろう。
時刻は5時。まだ暗い。まだ夜だ。地下鉄に乗った。JRの方が電車賃が安いのだが、この時間だとだいぶ時間がかかってしまうようで、地下鉄にした。それにしても、電車にはたくさんの人が乗っていて、乗り換えの時にもたくさんの人が歩いていた。流石東京。日曜の朝5時だと言うのに。もしかして、今お帰りという人も多いのだろうか。いや、ひょっとして皆東京ハーフマラソンに行く人だったり?
到着

国立競技場に着いた。たくさんの人が同じ方向へと歩いて行く。皆さんランナーなのかな、と思っていたら、前を歩く男性は、ボランティアのナップザックを持っていた。そして、途中で黄色いジャンバーを出して着ている人もたくさん。う、私は家から着てきたぞ。だって、着てくるようにと書いてあったし。ただ、帽子も被って来ようと思っていたが、当日になってやっぱり辞めて、被らずにリュックに入れてきた。被らずに来てよかった。
私は15班で、手荷物係が15班あるうちの15班。14班までとは違って、15班だけは2階のE1出口に集合だった。実は二日前、去年とおととしのボランティアジャンバーをリサイクルに出すために、ここに来ていた。その時に、ああ2階のEってこの辺ね、と思って帰ったのだった。だから安心していたのだが、どうやら様子が違う。
まず、スタッフさんが、
「E出口へ行く方は、エレベーターの左側を通ってください」
と言っていた。それでも右の方の外側を歩いて行く人はいたのだが、私は言われた通りに左側を通って行った。階段が封鎖されていていたのだが、そこに「↑E1」という表示があった。あれ?私はE1に行きたいのだ。2階ってここじゃないのか。上か。でも、階段が封鎖されているじゃないか。そう思ってとにかく歩いて行くと、仕切られた中にエスカレーターが見えた。だが、動いていない。あれ、どうやって上へ行くの?
やっと囲まれた場所を越え、向こう側の階段のところへ出た。やはり階段は封鎖されているが、階段の横にあるエスカレーターが動いていた。なーんだ、これで上れるじゃないか。
というわけで上ったが、さっき見かけた階段の横にもエスカレーターはあった。つまり、遠回りしたのだ。
まあいい。充分間に合っている。上の階には人もまばらだった。空は白み始めている。ちょっと自撮りしておこう。

我々15班は7名+リーダーさん1名だった。あと、宅配便の会社の方も2名ほど一緒に仕事をしてくれるという。最初に受付をした二人が、リーダーさんに頼まれて札を持っていたり、プリントを受付した人に配ったりしたのだが、私がそのプリントを配る人になった。配って、更に組み分けの赤青シールも渡した。
私は青チームになったが、その中でサブリーダーを決めるという事になり、なぜか私がサブリーダーに。まあ、結局何もしなかったのだが。
例の名前の札を持って行った。受付はそれをチラリと見せて事なきを得た。だが、大勢の前で自己紹介の時には適さない。字が小さいから。でも、今日は胸に名札シールを付けている。今日は何となく本名で呼ばれていたのに、胸には盛大に「チョコナッツ」と書いてしまった。
「チョコナッツです」
と自己紹介したら、
「可愛い!」
と言われてしまった。なぜだ?この名前、可愛いのか?
リーダーさんは穏やかで、ホテル勤務だから言葉が堅くなるけれども、お堅い人間ではないとおっしゃっていたが、それほどホテルマンっぽいしゃべり方でもなく、ただ、英語がご堪能でいらっしゃったという事で、ホテルマンらしい感じだった。(英語の話は後ほど。出てくるか分からないけど)
6時に集合して、6時半には仕事を何となく始める事に。なかなかに忙しい。
活動開始
我々は、チャリティーランナーの荷物預りをする係だった。チャリティーランナーとは、多分寄付をしたランナーさんだと思われる。普通は抽選に当たらないと走れないが、寄付をすると抽選なしで走れるようだ。詳しくは知らないけれど。
500人ほどがここに荷物を預けに来るらしい。その内10%ほどが外国人だとか。
予め、リーダーさんが作ってくれた今日の活動用のマニュアル(15班限定)を渡されていたが、その中に必要になるかもしれない英語が書いてあった。カタカナの読み仮名付きで!ご親切に!でも、ボランティアをする人は英語を話せる人が多く、またこの簡単な英語さえ読めない人は、自分で英語で会話しようとは思わないのではないか。
かくいう私も、ここで「ああ、英語でこう言うのか!」と思ったものの、実際に活動する時にはもう忘れていた。もちろんポケットからあの紙を出せばいいのだが、実際そこまで必要ではなかったのだ。
国立競技場内の3階へ上がった。トイレが2階なので、トイレに行くたびに階段を上り下りしなければならないようだ。いい運動になりそうだ。
帽子を被って中に入り、活動場所に移動してから軍手をはめた。6時半からランナーさんが入場し始めるが、すぐに人がわんさか来るわけでもない。
なんだか、暑くなってきた。軍手のせいだ。案外手を覆うだけでも暑くなる。しかし、軍手はしなければならない。ジャンバーを脱ぐしかない。ボランティアジャンバーの下に着ていた自前のジャンバーは脱いだ。
ランナーさんを待つ間、ボランティア同士おしゃべりをしていたら、今年のボラジャンバーがニューバランスになったよね、という話になった。あ、本当だ。胸に「NB」と書いてある。
「全然違うよねー、こっちの方が断然物がいい!」
と言われて、そうなのか、とびっくりした。今年からジャンバーはリユースする事になったという話だった。つまり、このジャンバーは来年や再来年にも着るのだ。同じ色の役割ならば、だろうが。それで、私は以前のよりもテロテロで、不思議に思っていたのだ。これから何年も着るなら、どうして今までよりも薄くて頼りない物に換えたのだろうと。だが、それはスポンサーが変わったからだったのだ。テロテロに見えたが、実は丈夫な素材なのかも。ただ、袖のところにゴムがなく、大きいからまくり上げていた。これがちょっと。ちょうどいいサイズを選べるのならいいのに。因みに、今年のジャンバーは好きじゃない、と言っている知り合いもいた。でも、今この目の前にいる人たちは今年のジャンバーの方が断然良い、と断言していたのだった。
ランナーさんが現れた。荷物は専用のビニール袋に入れられ、ランナーさんの胸にあるビブスと同じ番号が書いてあるシールが貼ってある。あ、知っているかな。ビブスの事を英語では「ビブ」と単数形で言うそうだ。リーダーさんが教えてくれた。ビブスは複数形なのだ。何故我々日本人は、いつでも複数形で言う事にしたのだろうね。元々はゼッケンと言っていたのに。ゼッケンは英語ではないのだろうね。ドイツ語かな?
荷物を受け取る時には、AからFまでのアルファベットと、ここの番号15とが組み合わさったA-15とかF-15と書いてある荷物番号を見る。ビブスにデカデカと書いてあるアルファベットと数字とは別に、小さく書いてあるものだ。それを確認し、私たちはAからFまでの場所に分けて荷物を置いて行く。
外国人のランナーさんも来たが、みなさん「ありがとう」とか「おはようございます」などと日本語を言ってくれるので、こちらも日本語で「行ってらっしゃい」とか「がんばってください」などと言った。「グッドラン!」とか「エンジョイ!」とかも、ちょっと言ってみた。でも、何となく恥ずかしいのでやっぱり辞めた。外国人のランナーさんで質問がある人がいたが、リーダーさんが流暢な英語で答えていた。おぉ、流石。
本当に500人も来たのかな、と不思議に思うが、振り返ればたくさんの荷物が置かれていた。さあ、これからこれを番号順に並べるのだ。
汗をかく
一枚脱いでおいてよかった。それでも暑い。
アルファベットごとに、下二けたの数字順に並べた。荷物は重たい人も軽い人もいるが、重い方が多い。それを50だからもっと後ろ、25だからもっと前、などと動かし、並べて行った。帽子の中にある生え際から汗が出る出る。中腰だから腰もきつい。
「そろそろスタートなので、一度手を止めて見ましょう」
と、リーダーさんが言ってくれて、並べるのを中断し、競技場内を見下ろした。
圧巻である。ランナーさんがたくさん並んでいる。そして、トップ選手たちが紹介されてモニターに映し出されていた。
「写真撮りたければ、2階の客席で撮ってきていいですよ」
と言われ、ちょっと面倒のような気もしたが、ジャンバーと帽子を脱ぎ、スマホを持って階段を降りた。休憩所になっている客席に入り、すぐの所で写真を撮った。

スタートした。走り出したランナーさんたち。外へと出て行く。



ある程度撮ったので、上へ戻った。そしてジャンバーを着る。それにしても、さっきフィールドに並んでいたランナーさんたちが出発しても、まだまだ中からランナーさんが出てくる出てくる。まだスタートすらしていないランナーがたくさんいるのだ。
その内また並べ替えに精を出したが、
「まだスタートしていない人がいますよ」
と言われ、フィールドの方を覗いた。そして、最後のランナーさんがスタートしたのは、もう最初のスタートから20分くらいは経っていただろうか。そういえば、ビブスにチップが付いていて、これによって各自のタイムが測れるような事を聞いた事がある。スタートの所を通過したら、ちゃんと記録されるのだろう。
並べ替えが終わり、まだまだランナーさんは帰ってこないので、しばらく休憩になった。リーダーさんにご飯を食べてもいいかと聞いたらOKが出たので、ウエアーを脱ぎ、座席に座って持って来たパンを食べる事にした。
休憩
隣に座った女性は、お手製のおにぎりを2個食べていた。確かに、そのくらい食べた方がいい。ただ、私もカロリーでは負けていないかもしれない。菓子パンというのはエネルギー量が高いから。
マヨコーンパンをナップザックから取り出したら、コーンが片側に寄っていた。これではあまりにも汚くて、写真に撮れない。しかも、食べにくい。コーンがパンの裏にもいくつかくっついていた。用心しながら食べた。なぜマヨコーンパンを買って来たかと言うと、この間推しがセブンのマヨコーンパンを買って食べているのを見たから。つい食べたくなって久々にセブンに行って買ってしまったのだ。ふわふわで、けっこう甘めのマヨコーンが美味しかった。あと、推しが食べていたツナマヨおにぎりはこの間食べた。でも買ったのは、セブンではなくファミマだった。まあいいか。
常温のお茶を持ってきていて、飲んだ。さっきは暑くて汗をかいたが、ここは風が強くて涼しい。ジャンバーを脱いでいたので、だんだん寒くなって来た。私は自分のジャンバーを着た。隣の人は寒いと言って、もう食べ終わったからいいよね、と言ってボラジャンバーを着ていた。
確かに寒い。一応持ってきたけれども使わないかも、と思っていたマフラータオルを首に巻いた。それでも寒くて、私もボラジャンバーを羽織った。まだ休憩していても良い時間だと思うが、競技場側の椅子の所がとくに風が強くて寒いので、通路側で立つ事にした。他のボランティアさんたちもそうだった。まだトップの選手がゴールしていないのに、休憩を終えて待機しているみたいになっていた。何せ寒くなって、ボラジャンバーも帽子も軍手も着用し、活動場所である通路の所に立っていたから。
そう、なんか私の軍手が安っぽいのが気になっていた。指の辺りがケバケバと糸が出ていて、こりゃ使い捨てな感じだなと。いつも東京マラソンの軍手は立派だったような。それで、一緒に休憩していた人にそれを言ったら、
「え、私のはボツボツがついてるよ。それ、送られてきたやつ?」
と言われた。本当だ。彼女の軍手には手のひらのところに滑り止めのゴムがボツボツと付いている。他の人のも見渡してみた。皆、手のひらにも黄色いボツボツが付いている!なぜ私のだけないの?!
そういえば、荷物を預かる時、一度ビニール袋を忘れたというランナーさんがいたので、予備のビニール袋を取って渡してあげたのだが、その時に軍手をしているから取りにくいと思ったのだ。そのボツボツが付いていたら、むしろ取りやすいじゃないか。
おかしい。まるでうちで大量に買った安い軍手のようではないか。でも、送られてきた物をそのままナップザックに入れて持ってきたのだ。入れ替えたりはしていない。他の人がこのナップザックを触ったとは考えにくいし、どう考えても、私にだけはちゃちい軍手が送られてきたのだ。なぜだー!
一番大変だったのは
立っていても、ジャンバーを2枚重ねていても寒かった。一度冷えてしまうとなかなか暖かくならない。マフラータオルも巻いているのにね。
ゴールの瞬間は見ようと、またフィールドを覗いたりした。最初は車いすランナーさんが、そして外国人のトップ選手たちがゴール。ハーフマラソンなので、1時間で帰ってきてしまうのだ。
8時頃スタートして、9時頃から順次戻って来たランナーさん達。チャリティーランナーはスタートが遅いから、まだまだ来ないよ、と言っていた人がいたが、一人やたらと早く戻って来た人がいた。そう、詳しいボランティアさんが、一人だけチャリティーランナーの中に速い人がいると言っていた。なぜそこまで詳しいのだろう。
「外走るには、ちょっと暑かったです」
と言っていたのは、その速い人だったかな。ボツボツチャリティーランナーさんたちが戻ってきて、最初は快適だったけれど、だんだん日が出てきて暑くなってきたと言っている人が何人かいた。
ランナーさんが戻ってくると、ビブスの番号を見て、探す。まずA~Fの荷物番号を見なければならないが、それが小さいので、ランナーさんに近づかないと見えない。それから、でっかい番号の下3桁を見て探す。
最初は、ランナーさんにA~Fまでの自分の場所に並んでもらえば、などと話していたのだが、ランナーさんは自分の手荷物ナンバーなどは把握していない。でっかく書いてあるAとかBとかのアルファベットしか把握していないのだ。
ランナーさんがどんどん帰って来るようになると、分業した方がいいという事になり、ビブスの番号を読み上げる人と、探す人に分かれた。自然と、読み上げる人は一人で、後の人たちが荷物を探してくるようになった。
そして、AとかD、BとかEとか言っても判別しにくいという事になった。アルファ、ベータで行くか、とも言ったが、Cは何だっけ?となって、その内誰かがAをアメリカと言い出し、Bはブラジル、Cはカナダ、Dはデンマーク、Eはイングランド、Fはフランスと言うようになった。
聞き取りやすくてとてもいい。しかし、自分のビブスを見て「アメリカ432」などと言われたランナーさんは、なぜアメリカ?と不思議顔で、自分のビブスを見下ろしている。何度も「アルファベットが聞き取りにくいので」と説明を繰り返す事になったのだった。でも面白い。
最初は下二桁が同じ荷物が複数あるし、大量の荷物の中から探すのが大変だったが、徐々に荷物が減ってきて、探しやすくなってきた。でも、まだまだある。こんなに預かったっけ。
ランナーさんはまとめてやってくる。ちょっと途切れる。途切れると、足のストレッチをした。どうも足が痛い。どこかしびれている。そんなにきつい事をやっているとは思えないのに。立ちっぱなしだと言っても、それほど長時間ではない。2時間くらいか。いや、1時間も立っていない内からしびれていた。見れば、他のボランティアさんたちもストレッチをしている。朝から歩き回っているからか。
その場所が、ちょっと坂になっているのも関係しているのか。狭い範囲ではあるが、あちこち歩き回っているのが辛いのか。とにかく足が疲れた。こんなに疲れるとは思わなかった。ランナーさんに荷物を渡し、お疲れさまでしたーなどと声を掛けるのは楽しいが、疲れた。あと、帽子が下がる下がる。
キャップは、後ろでサイズ調節できるようになっている。最初は一番きつい状態にしようと思っていたが、前日に被ってみたら、一つ緩めた方がいいと思ったのだ。しかし、前日は暑くて髪の毛が広がっていた。広がった髪の毛の上から被れば、それでちょうど良かったかもしれないが、今日は涼しいし、朝から被っているから髪の毛は広がっていない。ぺちゃんこだ。だからか。何しろ私のは帽子もジャンバーもでかい。
荷物がだんだん減って来る。数字を読み上げる人の声も枯れてくる。ランナーさんは断続的にどんどん来る。500人ってすごいな。けっこうな数だな。そして、最後の一個まで渡し終えた時、終わったー!という達成感が。一番大変なのは並べ替えだと思ったら、探して渡す方が大変だったかな。でも、楽しかった。
終了
写真を撮りたい人いますか、とリーダーさんが聞いたが、他の人は誰も手を挙げない。だから、私が手を挙げた。近くにいた消防の人に撮ってもらった。リーダーさんと私のスマホでそれぞれ撮ってもらった。
消防の人、お礼を言ってから改めて見たら、めっちゃカッコよかった。スタイル良くてイケメン過ぎる。しかも優しくてフレンドリーだ。それこそ一緒に写真撮ってもらいたかった。しないけど。
欲しい人にはエアードロップで送るよと言ったら、男性が一人手を挙げて、送った。他の人たちは要らないそうだ。iPhoneではなかったのかな。いや、日本人のiPhoneの割合いはもっと高いはずだが。そして、リーダーさんとも交換しようと思ったら、なぜか繋がらなくて諦めた。それぞれ撮ってもらったのだからいいか、と言って。

さて。終わった。本当は、知り合いがたくさんここにいて、ランチする人もいるようだから、私も声を掛ける事は出来た。だが、今非常に気がかりな事がある。次男の事だ。熱を出しているようだが、その後どうなったのか。それに、帰りに買い物に寄る必要もあった。とにかく急いで帰らなければ。
電車が、一回乗り換えだと遅くなるので二回乗り換える事にした。また、そう、この金曜日にも同じような事をやってしまったが、この日も乗り換えでやってしまった。目の前のホームに乗り換えるのに、つい階段を降りてしまい、また階段を上る羽目に。エスカレーターを使えばいいのに、つい階段を使う癖が。運動の為とか言って。今日は疲れているのに。
買い物をしたけれど、今日は夕飯を作れそうもない。足腰がもう。家に帰ったら、次男の具合はかなり悪く、せっかくの達成感や解放感が台無しに。何しろ三日間忙しかったのだ。前日も色々あって、今日の用意をしたのが夜になってからだった。解放感を味わいたかったのに。ワインは飲んだけどね。
翌日は病院の予約をしたという事だったが、一緒に行ってくれと言われ、ブログを書く時間を取れず。次男は細菌性胃腸炎だった。これ何回やるんじゃ。薬をもらって飲んで、やっと話ができるようになったが、最初は会話もできなくて大変だった。しょっちゅう保冷枕の交換をLINEで要求してきて。まだまだ子育てが終わらぬ。
どうしてしょっちゅう細菌性胃腸炎になるのだろうと思った。高校生の時には私が作ったお弁当が悪いみたいに言われた事も。でも、何となく分かった。お腹が弱いくせに手を洗わずに手づかみで食べたりするからじゃ。全く。以前は帰ってきたら手洗いうがいをする習慣が付いていたのに、最近自分の部屋に直行するようになったら洗う習慣がなくなってしまったようで。手洗いがしやすいような工夫をしようか。
というわけで、最後はちょっと愚痴になってしまったが(笑)東京レガシーハーフマラソンの手荷物預かりボランティアの活動記録であった。今回も楽しかった。疲れたけれど、やって良かった。朝は早かったが、午後はゆっくりできるので良い。翌日にあまり引きずらないのがいい。そう、一体何歩行っただろうか、と思ったが、スマホの万歩計を見たら6500歩くらいしか行っていない。あれ、この間のボラ活の時は16000歩行ってたのに。と思ったが、活動中はナップザックを座席に置いていて、スマホを携帯していなかった(笑)スマホだけはポケットにでも入れておけば良かったかな。