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TOKYOもしもFES渋谷~ボランティア2日目

9月2日(土)と3日(日)に行われた防災イベントもしもフェス。私はボランティアに応募して、両日とも活動する事になった。なぜ両日に申し込んだのか、自分でも全く覚えていないのだが、とにかく当選したからにはやるしかない。

が、1日目の活動は暑く、足が疲れ、けっこうしんどい。明日もあるのだ、という気力によってのみ、バテてはいなかった。いや、バテたと思ったら終わりだと思い「私はバテてない」と自分に言い聞かせていたと言った方が正しいかもしれない。

夜中の出来事

1日目の活動を終えて帰宅し、洗濯をして、土曜日だからビールを一缶飲み、ちょっと足りないのでほろよいジャスミンライチを一缶飲み、寝床に着いたのだった。

夜中の3時ごろ、目が覚めた。トイレに行こうと起き上がり、歩こうとしたら足が!左足の土踏まずの辺りが痛くて、普通に歩けない。ピキピキっと痛みが走る。こりゃまずい。湿布を貼った。

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さて、それから寝ようと思ったのだが、眠れない。何故だか頭が冴えてしまい、しかもふくらはぎが異様に疲れている。そうだ、こっちにはアンメルツを塗ろう。

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眠れない。どうしてだ?日に当たってあんなに疲れたのに。あ、もしかして!ジャスミンライチに入っていたカフェインのせいか?

以前飲んでも大丈夫だったのだが、あれは他にもっとアルコールを摂取していたからかもしれない。今回は他にビール一缶しか飲んでいないから。ほんの少しのカフェインは、目覚めが良くなるから良いと思ったのだが、目覚めるのが早すぎる

しかし、1時間ほど眠れなかっただけで、4時ごろには眠れたようだ。で、夢を見ながら寝ていたら、起きる時間にはやっぱり眠い。

出発の朝

起き上がってみたら、なんと土踏まずの痛みは治っていた!湿布を貼ったお陰だ。むしろ、夜中に目が覚めて良かったのだ。朝起きてあれだったら、もう今日は行かれないよーとパニックになる所だった。ふくらはぎも全然痛くない。アンメルツも良い仕事をしたな。

昨日と同じ時間に起きたのに、ちょっと余裕がなかったが、昨日のような失敗をしないように、ちゃんと早く家を出た。今日は雨が降るはずだし、もうすぐ曇るはず。雨傘を持った。

しかし、今のところ晴れている。けっこう日差しが暑い。昨日の朝よりは雲が多めだが。

無事、乗るはずの電車に乗り、原宿に行った。昨日は電車を逃してホームで新聞を読んだが、今日はスムーズに行ったものだから、新聞を読む時間がほとんどなかった。どこかで読めるだろうか。昨日は休憩中もずっとおしゃべりをしていたから、新聞を読む事は出来なかった。楽しかったからいいのだが。新聞は帰りの電車の中で読み終えたのだった。

もう間違えない。ちゃんと代々木公園のイベント広場へ直行した。9:15の集合だったが、9時過ぎには着いて、受付が始まるのを少し待った。何と3番目に受けつけをしたのだ。早いじゃないか。

活動開始

今日は、昨日と違って受付時にシフトの番号を言われた。すぐにメモしたいところだったが、Tシャツとビブスを受け取って両手が塞がっているのでできなかった。細かい事を覚えているから、記憶力が良いと言われる事もあるのだが、番号などはメモをしないと不安で仕方がない。20番と言われたと思うのだが、名簿の私の名前の隣には、違う番号も書いてあったりしたもので、本当に20番だったかどうか不安だった。

もしもフェスの黄色いTシャツは、両日活動すると2枚もらえる。なかなか可愛いので普段着に着たいが、本当は2枚も要らない。それで、息子が着るなら今日はLサイズをもらえばいいかなと思った。昨日着たMサイズを持ってきて、今日はLサイズをもらって、自分はMサイズを着て活動すると。しかし、息子たちにTシャツを見せたら、

「黄色か……黄色は着ないかな」

と言われてしまったので、昨日着たTシャツは干したまま置いてきた。ところが、昨日の選択肢はMかLだったのに、今日はXLも加わった。なんだ、XLなら夫の分としてもらえば良かったか。でも、Mサイズを置いてきてしまったから、今日私がXLを着るわけにもいかない。大きすぎる。ワンピースになってしまうだろう。

ビブスは昨日と違う、黄色いビブスの方にした。ビブスはもらえないとはっきり分かったので、昨日とは違う方を選んだ。昨日の黒いビブスは、炎天下では良くなかったかもしれない。昨日黄色い方にして、今日黒い方にすれば良かった。

雨が降った時の事を考えて、帽子はボラハットではなく、キャップにしていた。かっぱを着てフードを被ると、風でフードが取れて頭が濡れるので、キャップを被った上からフードを被るといいのだ。

とはいえ、今のところ日差しが暑い。昨日と同様、ステージで朝礼が行われたのだが、その時にはキャップを被った。キャップを被ると前髪を上げてしまわなくてはならないので、しばらく被っていると髪の毛が大変な事になる。もう取れない。だから、日陰に入ったらすぐに脱いだ。

そうそう、昨日一緒に活動をした男性がいたので話しかけたり、昨日最初に声をかけてくれた女性がいたので声をかけたり、なーんだ、けっこう両日の人もいるじゃないかと思った。まあ、元々名簿のようなものはもらっていたので、何人が両日なのかはわかっていたのだが。

それから、オリンピックのボラの時にもらったスウォッチの話を何人かでした。持っていない人が、

「それどうしたんですか?いいなあ」

と言ったので、それぞれ7回目にバッジかスウォッチかを選んだとか、抽選に当たったからもらったなどと話をした。その時に、その東京2020仕様のスウォッチは後々絶対に高値で売れると言う人がいた。だから、使わずに大事にしまっておくのだと。私が、最初に装着した日に、外階段でよろけて壁にスウォッチを打ち付けてしまい、早速傷をつけたと言ったら、勿体ないと言われた。その傷はいつの間にか目立たなくなったが……売らないからいいのだ。大事に取っておいて、後になったらもう使いたいと思えないかもしれないし。世の中の人も忘れてしまって、していても「いいなあ」とは言われなくなるかもしれない。今、これを使いたいと思うのなら、使うべきだと思う。好きなものを先に食べるタイプ。ちなみに先か後かという性格は、変わる。

さて、朝礼が終わってから、シフトの番号で呼ばれた。もうシフト表を見て、自分の役割は分かっている。私の今日の仕事は、誘導・案内場内清掃だ。誘導は立っていなければならないみたいだし、清掃は大変だと聞いたような。

10:15誘導・案内~10:30休憩

スタッフさんに連れられて、誘導・案内をする場所へ行った。4人で4か所に分かれて活動するので、つまりは独りなのだ。

私の場所は階段のふもとだった。代々木公園から道路を渡る歩道橋がある。歩道橋と言っても一般的な歩道橋の5~6倍の広さがある橋であり、階段である。そこを渡ってこのイベント広場へ入って来る人に、パンフレットを渡すのだ。

今日の誘導と清掃のメンバーの中に、一人だけ昨日も同じシフトだった人がいた。その人が言うには、

「もしもフェスやってまーす」

と言っても受け取ってくれないので、

地図をお配りしてまーす」
スタンプラリーやってまーす」

などと言って渡すと、受け取ってくれるという話だった。私が配るパンフレットは、開くと地図やイベントの案内、ステージのタイムテーブルなどが書いてあり、災害時に役立つ情報も書いてあるもの。折りたたんである表が表紙、裏がスタンプラリーの台紙になっていた。

階段のふもとに、そのパンフレットがたくさん入っているかごを置き、その近辺で配る。何か聞かれたら答える。そういう仕事だ。

すぐ近くには、来場者数をカウントしている人が椅子に座っていた。その人が15分から休憩らしく、

「次の人がお休みなので、この椅子に座っても大丈夫ですよ」

と言ってくれた。男性だ。確かに、今日は既に足が疲れている。どうしても疲れたら座ろうと思った。

階段には影がないが、そのこちら側には木がたくさんあって木陰だった。帽子はなくても大丈夫だ。助かる。

それにしても、ティッシュ配りなどもやった事がない。なかなか声をかけて受け取ってもらうのが難しい。それでも、確かにスタンプラリーという言葉を出すと、若い子や家族連れなどは良い反応を示してくれた。

ちょうど目の前で、学生さんたちが固まっていた。自分たちで何やらブースを出しているようだが、近づいて行ってスタンプラリーやりませんか、と言ったらみんなでもらってくれた。パンフレットがたくさんはけるのは良い事なので、まずは大量配布先ゲットー!である。

そして、昨日あやめ色のユニフォームで活動していたYさんが現れた。よく会えたな、と驚き。私のこの、たった15分の活動の間に現れるとは。さすがYさん。今日は遊びに来たと言っていたが、服の下にあやめ色がちらっと見えたのは気のせいか?

10時半になったので、休憩に入った。今日の場所は、次の人を待たずに、時間になったら各自休憩に入って良いと言われていた。この休憩は30分しかない。近くにあったスタンプを押して、控えテントに戻った。テントはいくつかあるが、女性専用の狭いテントと、スタッフさんが使う広いテントに送風機があった。私は狭っ苦しい所は嫌で、広いテントに入って座った。そうだ、今ここで新聞が読めるではないか。スマホにダウンロードした新聞を少し読んだ。

11:00場内清掃

場内清掃に最初に行く時には、スタッフさんに連れて行ってもらう必要があるので、テント前に集合だった。

テントを出ると、私とペアであるAさんが既に立っていた。11時になるとスタッフさんが来てくれて、一緒に活動場所へと歩いて行った。空は雲が多めながら、時々日差しが照り付ける。腕カバーだけははめた。帽子はまだ被らない。

活動場所は、フードエリアの向こう側にある、橋の下だった。そこには細長い木の椅子がいくつも並べてあった。我々の仕事は、この椅子を消毒液で拭くというものだった。ああ、昨日ステージ前の椅子が飲食禁止だったのは、この作業をしないからか。

「昨日、4人も要らないって言ったのに、変わってないわね」

と、昨日と同じシフトだった人が言った。昨日と同じ人が一人いると、色々聞けて良いという事なのかと思ったが、ちょっと気の毒だなと思った。やっぱり、せっかく2日間やるならば、色々な仕事をしてみたいではないか。そうしたら、どうやら手違いだったようだ。彼女がスタッフさんに聞いたら、

「そうでしたか!すみません!」

という反応だったから。たくさんのボランティアに仕事を細かく振り分けるのは大変だろう。彼女もそれは分かっていて、

「ま、しょうがないね」

と言っていた。

さて、椅子には多少座っている人もいるが、だいぶ空席が目立つ。既に拭いてあるから、座っている人が立ち去ったら拭けばいいという事だった。

布巾(ダスター)と消毒液を持ち、椅子に消毒液をかけて拭くか、もしくは布巾に消毒液をかけて拭くかすればいいのだが、どちらにしても昨日のように指先が裂けてはいけない。今日はゴム手袋をする事にした。やはり手袋には限りがあるので、自分の分は持ち歩く感じになるそうだ。

早速紫色のゴム手袋をはめた。腕カバーの上から。すると、非常に暖かい。暖かすぎる。そりゃそうだ。暑いというのもあるし、時計が見えないと不便なので、右手にだけゴム手袋をはめる事にした。それで、消毒液を左手に持ち、布巾にシュッとやって、椅子を拭いた。

後になってマニュアルを読んでみれば、場内にゴミが落ちていたら拾うなどの仕事もあるようだったが、それは言われず。もしそれをするならば、箒や塵取り、もしくは軍手かトングなどが必要だが、そういった準備はなかった。よって、4人で並んで橋の下にいて、座っている人が去ったら誰か一人が拭きに行く。確かにいっぺんにあちこちで立ち去ったら人数が必要ではある。だが、2人で充分な椅子の数だった。

ただ、徐々にお昼に近づき、食べ物を食べる人が増えてきた。一時は満席かという状況になった。まあ、それでも次々に立ち去るわけでもなく、やっぱり暇というか、楽というか。

12:00休憩

12時になったので私とAさんは休憩に入った。この休み時間は45分なので、昨日のお昼の30分よりも余裕がある。誰かが、昨日は30分で足りなかったと言っておいたから45分にしてくれたと言ったが、昨日もその次の休憩時間は45分だったから、そうではないと思う。

さて、テントに戻る時にステージを覗いた。そう、実は昨日と今日とで大きな違いがあった。それは、朝から並んでいる人たちがいた事だ。

12時からのステージは、「ラブライブスーパースター!!」とか何とかいうもので、声優さんが来るとか。それで、朝からステージ裏辺りに並んでいる人たちがいるのだ。スタッフさんからこっそり聞いた話によると、昨日電話がかかってきて「夜から並んでいいですか」と聞かれたらしい。ダメだと言ったらしいが、今朝来た時にはもう並んでいたのだそう。始発で来たのかな?

並んでいる人は若い男性が多いが、若い女性もいた。今日の最初のステージも入れ替え制にして、ポールを立てて入場制限をしていた。つまり、昨日とはステージボラの仕事が違うのだった。今日こっちだったら大変だったかもしれない。いや、面白かったかな。

というわけで、一体どんな声優さんが来ているのかと気になったので、休憩に行く時にステージの前を通ったのだ。野外ステージだから、座れなくても見えるからいい。というか、周りまで人だかりが出来て見えない、という状況にならない辺り、大したことないな……なんて言ったら怒られるか。私の知っている推しの世界では、並ぶなんて言ったらあんなもんじゃないから。すごい列だ、と言う人もいたけれど、通行人に迷惑にならない程度にしか並んでいない、と思ったのは私だけだろうか。

で、12時ちょい過ぎにそのステージの前を通ったのだが、学生服を来た女の子が2人出てきた。自己紹介をしていたが、1人はめっちゃ可愛い声で、いかにも声優さん。もう1人は実に普通の女子の声だが、主役の~役の声ですとか言っていたから、こっちが主役らしい。へえ。まあ、いずれにしても顔はよく見えないし、あんな可愛い声だったら可愛く見えてしまっても当然…ゴホン、ゴホン、いや、失言。とにかく、ファンだったらこんなに近くで見られたら嬉しいだろう。何時間も並んだ甲斐があったかな?でもそれでたったの30分のイベントとはね……。

お弁当をもらいに行った。今日は昨日とは全然違うお弁当だった。でも、やっぱり鶏か魚かの二択だった。メニューは違うしどうしようかと迷ったが、やっぱり魚の方にした。ぶりの照り焼き弁当。カレー味のグラタンがやけに美味しかったのだが、ぶりが硬い。本当にぶりか?と思うくらい。よく火が通っているのだろう。仕方ない。美味しかったけれど、個人的には昨日のお弁当の方が美味しかったな。で、やっぱり緑茶が付いた。今日は紙パックではなく缶だった。もらっておいた。

食べていると、ステージからウォー!という声が聞こえたりしていた。盛り上がっている。いいねえ。青春だねえ。

Aさんと一緒に食べて、また顔に日焼け止めスプレーをかけたりして、昨日よりもバタバタせずに昼休みを終えた。

12:45誘導・案内

また一人で階段のふもとへ。そこには、昨日最初に話しかけてくれた女性がいた。彼女と交代するのだ。なんと世の中は狭い。彼女は言った。

「だいぶ配ったよ。今、ラブライブ終わってたくさん人が来るから、渡すチャンスだよ」

なるほど、イベントが始まる前から並んでいた人たちは、このパンフレットはもらっていないはず。そして、12時半にイベントが終わったので、ゾロゾロと人が流れてきていた。

というわけで、彼女に代わって私が配る。もらってくれる人もいるが、このまま帰る人も多いようで、もらってくれない人の方が多い。それにしても、やっぱり圧倒的に男性が多いな。

また、前と同じ男性が人数カウントをやっていて、

「手伝いますよ」

と言って、パンフレット配りを一緒にやってくれた。彼は階段から降りてくる人をカウントしているようで、そんなにしょっちゅう降りてこないし、暇なようだ。そのうちステージからの流れもなくなり、また私が一人、たまーに配る程度に立っていた。

そして、また人数カウントの彼は休憩に入り、椅子を私が立つポジションに置いて行ってくれた。次のシフトはお休みだから、また椅子が空くのだ。今回は1時間半のシフトなので、椅子はありがたかった。たまには座りたい。

13時を過ぎた頃、テレビの取材班が撮影をしていた。ビブスを着た人が5人くらいいて、カメラを担いでいる人や音声マイクが見える。しばらくすると、私の立っている場所の真ん前にある、学生さんたちがポップコーンを売っている場所に来て、

「中継入ります」
「あと2分で始まる」

などの言葉が漏れ聞こえてきた。学生を取りしきっている女性がいて、その人がNHKだと言っていた。おやおや、ここがテレビに?なんか、思わず家族にラインをした。今私の目の前がNHKで中継されるらしい、とかなんとか。焦っているので誤字だらけだったが。

声はよく聞こえなかったが、学生が並んで何か言っていて、カメラはその店舗をぐるりと映し、その後パルクール鬼ごっこをしている子供たちの方へ移動して撮影し、中継は終わったようだった。私は映ろうとはしなかったが、もしかしたら見切れているかも?などと思っていた。

すると、長男から映像が送られてきた。テレビを動画で撮影したらしい。おお、目の前の場所が映っている。この時はちゃんと見なかったが、後でゆっくりじっくり見た所、私は全く映っていなかった。並んでいる学生の真後ろにいたのだが、隠れていて映らなかったらしい。まあ、良かったと言えば良かったのだが。ちょっとだけ残念。

時々人が全く通らない時があり、椅子に座ってみた。だが、座ると風が来なくて暑い。そう、お昼ごろから曇り始めたので、これからは日焼けを気にしなくてもいいと思ったのだが、また日が出てきた。今は木陰にいるのだが、それでもだんだん暑くなってきた。やっぱり立っていた方が風が来てマシかもしれない。

日に焼けて真っ赤になったスタッフさんが、パンフレットを補充しに来た。こんなに配るなんて無理じゃないの?と思ったけれど、なるべく余らないように配ろうと思った。

だんだん、階段を下りてくるのは圧倒的に外国人の人が多くなった。西洋人が多い。西洋人は、基本受け取ってくれない。でも、一応声をかける。受け取ってくれるのは、日本語を話せる人だけだった。

私が日本語で、

「マップをお配りしてまーす」

などと言って渡そうとすると、

「No,thank you.」

と言われる。けれど、一度映画俳優みたいな西洋人の男性に、

「ダイジョブです。ありがとう」

と、にっこりして言われたら、なんだか自分が小娘に戻ったみたいになって、キャピキャピしてしまった。だって、それはもう、カッコいいのなんのって!びっくりよ。

自分はほとんど英語を使っていないのに、外国人の方とちょこっと交流をもって、なんだか英語を使った気分になった。いやいや、もっと英語を使いなさい、チョコナッツ。

女性のスタッフさんが声をかけにきてくれた。体調は大丈夫ですか、と。で、立ち話をちょっとしていたのだが、パルクール鬼ごっこで、小さい子がくぐるはずの紐にぶつかって後ろへ跳ね返されて頭を打ってしまったそうだ。それで、救急車で運ばれたと。無事であってほしい。子供はけっこう派手に転ぶが、一人でやった分にはそれほど怪我はしないものだ。が、紐にバウンドか……。何が起こるか分からないものだ。

そうか、それで救急車があったのか。実は、お母さんの肩に掴まって歩く小学生くらいの男の子が前を通ったのだった。足がすごーく痛そうで、不機嫌極まりない感じだった。足が疲れているだけかもしれないが、何か多少怪我をしている様子。それで、話しかけた。

「どうしましたか?怪我しちゃったのかな?救護室に行きますか?」

と。そうしたら、しかめっ面をしていた男の子が、急に真顔になり、いや逆にちょっと笑顔になって、

「いえ、大丈夫です」

と言った。お母さんもちょっと笑っていた。分かるよ、大したことはないのに、疲れて不機嫌だから大げさになっていたのだよね。そうだとは思ったけど、

「そう?絆創膏をもらったら?」

と言ったら、お母さんが、

「救護室はどこですか?」

と言った。でも、私もすぐには分からなくて、えーとと言って調べようとしたら、

「あ、いいですいいです。ありがとうございます」

と言って、2人でちょっと笑い合いながら行ってしまった。まあ、ああいう時って、誰でもいいから大丈夫?痛いの?って心配してもらいたいのよね。だから、自分の子が転んだりした時、大げさに心配したものだ。そんなの平気でしょって言うと、痛い痛いと泣き喚くのが子供。どこが痛い?骨折れてない?なんてすごく心配したみたいに言うと、逆に平気だよって笑って言うものなのだ。で、その男の子もそれからはお母さんに寄りかからずに独りで歩いていた。ちょっといい事したんじゃない?

で、その後に立っていたら救急車があったから、あそこが救護室だったか、と思ったのだ。けれども、その救急車は例のパルクールの子供の為に来ていただけで、救護室は全然別のところだった

14:15休憩

1時間半は長いと思ったが、案外あっという間に過ぎた。次の人は来ないけれど、時間になったので休憩に移らせてもらう。

で、控えテントに戻る前に、近くにあるスタンプラリーのスタンプを押そうと思った。

近くもなかったが、次の活動場所の近くとゴール地点を除いて、まだ押していない2つのスタンプを押してきた。この休憩は30分しかないので、トイレに寄ってテントに戻り、またほとんど誰もいない広いテントの中に座って、送風機を自分の方へ向けた。やれやれ、暑い。

そうだ、今やっておくべき事があった。自分が連載していたWEB小説が、今日完結したのだ。今日の投稿分は予約投稿にしてあり、11時に投稿されたはずだった。3つのサイトに投稿したのだが、そのうちの2つは完結した後に自分で「連載中」から「完結済み」に変更する必要がある。それを、今やっておこう。

そんな事をやりつつ、また新聞に目を通していると、牛丼をくれると言う話が。

今日は吉野家の牛丼が配布されたが、どうやら余っているようだ。600食のはずが800食作ってしまったとか、整理券をもらったのに取りに来ない人もいるとか、色々と話は聞こえてきたが、真偽のほどは分からぬ

「吉野家の牛丼、美味しですよね。僕大好きなんですよ」

などと言って、スタッフさんが美味しい、美味しいと食べている。確かに、たまには吉野家の牛丼も食べたい気がする。が、お弁当を食べたばかりでお腹はいっぱい。無理無理、と最初は無視してた。

しかし、あまりにもたくさん余っている様子。持ち帰るなら、ビニールに入っているのもありますよ、自己責任で、という話も耳に入り、持って帰る事にした。箱を手に取ると、まだホカホカだった。多少心配ではあるが、食べる前に温め返せば問題ないだろう。

14:45場内清掃

橋の下へ赴くと、他の3人がさっきとは別の椅子に並んで座っていた。木陰である。見れば、橋の下はすっかり日向になってしまっていた。そして、スタッフさんが椅子を一部、日陰の方へ動かしていた。

また右手にだけゴム手袋をはめた。時間帯としても食べる人がそう多くないので、4人がずっといなくてもいいとスタッフさんに言われた。順番に休憩を取ってもいいよと。それで、順番にスタンプラリーをやりに行った。私も、この近くの2か所のスタンプを押してきた。昨日はトヨタのスタンプラリーもやったが、今日はしない。パックをもらってもいいけども、何しろあれこれやると足が疲れるから。

しかし、昨日よりも出店数が多い気がする。昨日丸バツクイズをやった辺りに、今日はもっと店も人も多く出ているように見えた。雨が降るかと思われていた15時。降るどころか晴れて暑くなってしまった。活動場所が日陰の多いところだったから、昨日よりはだいぶマシだったが。

しかし、風が強めに吹いていた。それで、バルーンが飛んで来る。あの、大きな風船に長めの輪ゴムが付いていて、輪ゴムを持って風船をバンバン、ボンボン叩くやつ。昔お祭りで買った事がある。それがコープ生協で配られてたようで、お子さんがよく持っていた。なぜか、何もしていなさそうなのにいきなり割れる事もあった。びっくりするが、意外に持っていた子供は泣いたりしない。何が起こったのかしばらく理解できないからかな。

2個目の風船が飛んできた時、スタッフさんが、

「これ、持って帰ってもいいですよ。どうせ捨ててしまうので」

と言った。ちょっともらいたいけれど、電車に乗るからねえ、とみんなで言っていた。が、ちょっと触りたくなった。端っこの方に置いてあったのだが、それをボンボンやってみた。

あ、楽しい。これ、息子たちが喜ぶんじゃないか?特に次男が。

と思ってしまった私は、もらって帰る事にした。みんなが、

「これ、外で見るより電車で見ると大きいよ。家に帰るともっと大きいよ」

などと言う。でも、拙者に二言は無い

アルコール消毒の仕事ももちろんやった。数は少ない。そんな中、実は目の前に授乳室があった。もちろんテントである。そこへ、歩いている子供を連れたお母さんがやってきて、

「おむつ替えしたいんですけど、いいですか?」

と言ってきた。1人のボランティアさんが中へ案内した。その後、そのボランティアさんは休憩に入るので、終わったら声をかけてくださいと言っておいた事、その後は消毒する事、男性が入らないように見張っているようにという事を話してくれた。

スタッフさんも何か言っていたな。僕は入れないのでって言ったのを覚えている。当たり前の事を言うなや、と思った覚えだけがある。授乳室だからね。当然男性は入れないでしょ、スタッフでも。

しばらくして、そう、意外と長くかかって、テントから親子が出てきた。お母さんは電話をしながら出てきて、こちらには目くばせさえもなかった。ただ、子供の方を見るとズボンを履いておらず、おむつに素足。服を汚したか何かで大変だったのかなと思った。そして、パパにでも連絡していて、こちらへの声かけなど忘れてしまったのだなと。

早速授乳室の中へ入って行った。送風機や扇風機が回っている。会議室のようにテーブルと椅子が並んでいた。所々、消毒液やウエットティッシュが置いてあった。私は、手にしていた布巾でテーブルを拭いた。どこでおむつ替えしたのだろう。立てる子だから、立たせたまま替えたかな。でも、とにかくテーブルを拭く。そしたら、布巾が真っ黒。これ、授乳室にするんだったら、最初に拭いておかないとだめでしょ。

そろそろ終わりの時間になってきた。後から来たスタッフさんが、各局のアナウンサーがステージに出てるよ、と言った。私はバルーンと、更にブランケットの入ったコープの袋を渡されて、ありがたくもらって休憩に入った。

15:45休憩

ステージの前を通ってテントに向かった。いるいる、ガチャピンムックどーも君。他にもいるが、名前を知らない。アナウンサーが各局一人ずついて、もうステージが終わる所なので、順番に挨拶をしているところだった。NHKのアナウンサーだけは知っていた。愛ちゃん。チコちゃんに出ているアナね。

一度荷物をテントに置きに行った。バルーンは、自分のトートバッグの紐にゴムを結びつけ、棚の上に置いた。これなら大丈夫そうだ。そして、この時間にスタンプラリーを完了してくる事にした。この休憩が最後の休憩だからね。

昨日はアプリを入れてメアドの登録などがあったが、今日はアプリがスマホに入っているのを見せただけでスタンプを押してもらえた。で、抽選のガラガラをやると、今日は白い玉。はずれだ。が、フルグラを3個もらえた。今日は3個配っているそうだ。つまり、余り気味なのね。赤、ピンク、チョコと3つもらって、またテントへ。

テントの中に入って座ってスマホの新聞を読んでいると、若い男女のスタッフさんがテント内の棚を片付け始めた。ボランティアの荷物をテーブルの上に並べていて、ギョッとした。私のバルーンは何とかトートバッグにくっついていたが、なんと言うか、同じような黒いリュックがたくさんあるし、皆さんどこに置いたかで自分の物と分かるのではないかと思って。移動してしまうと、どれが自分の荷物だか分からなくならないかなぁと。

すると、ベテランのスタッフさんが入ってきて、若い2人をお叱りになっていた。皆さんの荷物をどかしてまで、今やる事じゃないだろう、と。いやでも、早く片付けてしまいたいよね。分るよ、分かるけど、ベテランさんの言う事も正しいね。言い方はちょっときつかったけどね。うん、あの言い方は良くないな。

また棚を作り直し、荷物をどんどん置き直し始めた若いお二人。私は、自分の荷物は自分で置くからと言って、自分の手元に引き寄せた。そして、お二人が去った後、自分の荷物を置こうとしたのだが……。

さっきまでと違って、棚と棚の間の空間が無くなってしまった。これでは、バルーンを挟んでおけない。仕方なく、端っこにトートバッグを置き、バルーンは上へ。近くにエコバッグに入れた牛丼も置いた。

スタッフさんが入ってきて、わーい牛丼と言って食べ始めた。

「そろそろお腹が空く頃ですよね」

と言って。美味い美味いと言っている。私はまだかな……。それに、今日も長男が夕飯を作ってくれるから、今お腹いっぱいにすべきではない。が、持って帰らずに今食べる方が安心かも……と、何度か心が揺れた。でも辞めておいた。

そろそろ休憩も終わりだ。新聞も読み終えた。良かった。最後に飲み物をもらいに行くと、今日はスポドリはなく、水だった。水でいい。スポドリは却って喉が渇く。また水筒に入れた。

16:15誘導・案内

階段のふもとへ。木の隙間から日差しが漏れる。夕方とはいえまだ暑い。人数カウントの人は、パルクールの方の活動もしていたのを見た。そして、そこは日向だった。今、その人は顔も腕も真っ赤っか。なんだか眠そうに見える。日に当たると眠くなるからね。

また、スタッフさんがパンフレットを補充しに来た。え、もう今から来る人なんてあまりいないでしょ。

そして、私の仕事を一つ増やして来た。スタンプラリーは17時まで、という事を注意するように言葉がけするというもの。

苦手。でも頑張る。意外にまだ来る人もいて、パンフレットを受け取ってくれる人もいて、何度も

「スタンプラリーは5時までなので……」

その後はなんて言ったかな。お気を付けくださいでも、お急ぎくださいでもないような。お間違いなきよう……なんて言ったかな?そもそも、最後まで言わせてもらえたかな。

それから、一つすごく気になる事が。目の前のポップコーンを売る学生さんたちである。

男の子も女の子もいて、それぞれ小さいかごに、袋詰めしたポップコーンを何個か入れて売っている。あちこち歩き回って声をかけたり、店の前で通りかかった人に声をかけたりしている。そのポップコーンが、

オリーブ塩のポップコーン、いかがですかー?」

と、オリーブ塩味だとか。ちょっと気になる。なんかお洒落だし、ワインにも合いそうな響き。でも、時々お客さんに、

「何味ですか?」

と聞かれて、女の子が

塩味です

と答えている。いや、そこはオリーブ塩だろう!塩味じゃあ、珍しくも何ともないではないか。オリーブが重要だぞ。

あまりに一生懸命に売っているから、一袋買ってあげようかなという気になってくる。一袋いくらだろうか。小さいし、100円くらいかな。いや、150円か。

と、思っていたら、やっと値札が付いたかごを発見。え、350円?!高い。オリーブオイルなんて使うからだよー、菜種油にしておけば半額で出来るよー。スーパーだったらその5倍くらいの量で100円で売ってるんだよー。

とはいえ、オリーブ塩味は惹かれる。うん、それでいい。そして、最後の一袋まで売りさばきたい彼ら彼女ら。

「ラスイチでーす!」
「最後の一個でーす、いかがですかー?」

と、一袋だけ入れたかごを手に、目の前を行ったり来たりしている。そんなに頑張って売るのか、と感心しつつ、買ってあげようかという親心?がまた芽生える。だが、なんか暑いんだよな。のどが渇いているのにポップコーンって、口の中がパサパサになりそうな予感しかしない。ビールを飲むならなぁ。

そして、とうとう最後の一個も売れたようだ。めでたい。店の中には大きな鍋でポップコーンを作っている人もいた。いやあ、お疲れ様だね。

17時にはステージに戻ってくるように言われていた。パンフレットの入ったかごを持って。同じシフトだったAさんが、私のところへやってきた。来たというか、戻る途中に通りかかっただけかもしれない。言われていたのは16:57くらいに戻るという事だったが、まだ数分早かった。でもAさんは、

「もうスタンプラリーも終わりだしさ、今から配っても却ってよくないじゃない?」

と言う。確かに。トラブルの元だ。もう配るのは辞めて戻ろう。いずれにしても、もう来る人もほとんどいなくて、あまりに人が通らないから、私も椅子に座ったりしていたところだった。

17:00終了

ステージでは、NEXT GENERATIONSのパフォーマンスが行われていた。昨日、特設ステージでブレイキンをやっていたグループだ。舞台上では、ブレイクダンスのみならず、ボールを使ってリフティングのようなパフォーマンスや、長縄を使ったえーと、なんか名前があったような……ダブルダッチ?とか、いろんなものを披露していた。子供もいて、くるくる回るのとか、すっごく上手い。そして、これはダンスといえども、まさしくスポーツだと思った。筋肉ムッキムキでないとできないやつだ。

17時を10分くらい過ぎただろうか。ステージ上の催しは少し押したが、全て終了し、片づけに入る。そして、我々ボランティアは椅子に座って終礼の挨拶を聞き、ステージに上がって写真撮影をした。

ビブスを返すのは昨日と同じだが、もう一つ、もらって帰ってくださいと言われた物がある。それは、フルグラビッツ。やっぱり余ってしまったのね。入場者は、昨日よりも今日の方が、そして去年よりも今年の方が多かったらしい。が、目標としている来場者数には到達していないらしい。だから、スタンプラリーの景品も余るわけだ。

何と言われたのか、よく聞こえなかったのだが、たくさん両手に抱えて持って帰る人もいて、どうやらいくらでも持って帰って良いようだ。ということで、最初は3袋くらい手に持ったが、やっぱりと思って5袋ほどもらってきた。チョコ色はなかった。赤とピンクだけだった。

テントに戻って来た。ぎゃ!えーと、まずバルーンはもう少しで地上に落ちる感じに垂れ下がり、かろうじて緩くトートバッグに結ばれていた。それよりも、牛丼を入れたエコバッグの中に入れておいたブランケットなどの入った袋が、棚の奥に落ちてしまっていた。それを拾って、牛丼が落ちなくてよかったと胸をなでおろした。ここは狭いというか、人が多いので、送風機がないけれども誰もいない隣のテントへ行って着替える事にした。

荷物を持ってテントを移動していたら、

「落としましたよ」

と、ボランティアさんに声をかけられた。振り返ると、バルーンが落ちている。危ない危ない。あっという間に風でどこまでも飛んで行ってしまう。バルーンを押さえてもらったので、お礼を言って受け取った。

テントに入ったが、2度くらいバルーンを落としてバウンドさせてしまった。扱いが難しい。無事に着替えて、もらった物を袋に詰め、帰り支度を済ませた。あー、やっと終わった。この達成感がいい

テントを出ると、お水も余っているからと一本もらって帰って来た。ちょうどいい電車があって、あまり待たずに乗り換えもでき、昨日とあまり変わらない時間に帰れた。日曜日で電車も空いているので、特にバルーンを持っていて困る事はなかった。バルーンなんかよりも、色々と人目を惹く派手な人は他にいくらでもいるので、大して目立ちもしない。

今日は、長男が和風カレーを作ってくれていた。サバ缶ツナ缶を入れ、高級粉末だしを入れて作ったという。自画自賛で美味い美味いと言っていたが、夫が食べたら開口一番、

和風が過ぎる!

うどんにかけた方が合うかもね。

バルーンの行く末

ちょっとだけ話を戻そう。家に帰りつくと、まず長男と会った。でかいバルーンを見て笑う長男。

カレーを煮込むだけになって、手が空いた隙に、早速ボンボンやっている。喜んでる、喜んでる

私は昨日以上に汗でベタベタな気がして、ご飯前にお風呂に入った。作ってくれているからできる所業。ありがたし。

次男がご飯を食べにやってきた。喜ぶと思ったバルーンを見るや否や、怖がる

「怖い怖い!割れるって!」

最近、ギターの弦をふいに切ってしまい、それ以来張り詰めたものを見るのが怖いとか。確かに今日は何度も、何もしていないのに割れるのを見た。割れないよ、とは言えない。

カレーが出来上がる前に、牛丼を温め、息子たちと3人で分けて食べた。まあ、私は味見程度。ちなみに夫はまだ帰ってきていない。ああ、吉野家の牛丼は、甘めの味付けで美味しいな。カレーも、ちょっと塩味が薄い気もしたが、美味しかった。

また、長男がバルーンで遊ぶ。そのうち、次男もいじり始めた。なんだろうね、すぐに足で触ろうとする元サッカー少年と、両手を組んでレシーブをし始める元バレーボーラー。やっていたスポーツがすぐに分かる、バルーンの遊び方。

で、後に子供たちは部屋へ去り、夫が帰ってきてカレーを食べた後、バルーンをコチョコチョといじり、小さくボンボンやっていた。うん、彼も喜んでる、喜んでる。ちなみに、夫は卓球だったな。

翌日には小さくなってしまうと思ったバルーンだが、案外大きさを維持していた。そしてさらに翌日の火曜日。午後、私がパソコン作業をしていると、突然

「パン!」

と、割れた。風は吹いていた。でも、特に何もしていないと思う。段ボール箱に乗っけておいたのだが、引っかかったのかなぁ。ビックリしたけれど、それ以上に悲しかった。もうちょっと遊びたかった。子供たちに割れたと言ったら、次男が、

「やっぱりね」

と、したり顔。ま、いつまでもあったら邪魔だったと思うけど。形あるものはいつか壊れる