一昨日から胃腸炎の次男、16歳。まさかの吐血。
昨日までの症状
一昨日の昼にお医者さんに行って、薬を飲んだら吐き気は治まったものの、腹痛が続いた。
昨日は熱が40度を超えたが、それから38~39度に落ち着いた。そして、夜から下痢が始まる。
夜、トイレに近いところに臨時に寝床を作る。私の寝床から見えるところに。
頻繁にトイレへ駆け込む。さすが胃腸炎。
おむつする?
そういえば、長男が幼稚園児の時のこと。胃腸炎になり、下痢がひどくてトイレが間に合わないことがあるので、寝るときは弟のおむつを履けば楽なのでは、と思った。
が、長男は泣いて嫌がった。さすがに無理やり履かせる気はなかったので、多少の失敗があってもおむつは履かせなかった。
その話を夕べ次男にしたら、
「おむつ、履きたいくらいだよ。」
と言う。
「残念、今おむつはないよ。じゃあ、生理用品つける?」
と、言ってみたけれど、それだけは嫌だったようで、無視された。
そうだよね、そうだと思ったよ。
眠れぬ夜
夜中、一晩中頻繁にトイレに行く次男。その度に目が覚める私。
腹痛でうなっている時もあるし、さすがに目が覚める。
そして、とうとう便が透明になったと言った。
「出切ったね、腸内洗浄ばっちりじゃん」
と言った。
胃の膨張感
それで下痢は治まったようなのだが、それから胃の膨張感を訴え出す。苦しい、苦しいと。
ほとんど食べていないのだ。昨日の夕飯に、おかゆ、いや、おもゆを作ってみたけれど、本当にちょっとしか食べられなかったのだ。それなのに、胃が苦しいとは?
夫が、水分が摂れていないのを心配して、ポカリを買って「たくさん飲め」と言った。
それで、飲みすぎたのかと思ったが、枕元のペットボトルを見ると無くなっていない。これでは、飲みすぎたほどではない。
朝になった。私もほとんど眠っていない気がする。次男もしかり。
黒い液体を吐く
そのうち、吐き始めた次男。
普通、吐き気が治まった後に下痢が来たら、もう吐いたりしないものだと思っていた。それが、また吐き出すなんて。
けれども、胃には何も入っていないからほとんど吐けない。そして、とうとう血のような黒っぽい液体を吐いたと訴えた。
これはまずい、と夫。病院に電話をかけた。
噂に聞く、たらい回し
まず、ずっと通っている近所の内科へ。症状を説明して折り返しを待つと、先生から電話があり、
「吐血したなら、大きい病院へ行った方がいいですよ。」
と。それで、お礼を言って切る。
そして、診察券のある大学病院に夫が電話をかけた。すると、紹介状が無いとかなり待たされるような事を言われたらしい。
また、症状を説明した上で折り返しの電話を待つ。折り返し後の返事は、その症状だと緊急性がないので、救急外来では診られないというものだったらしい。
それならと、夫は次に日曜日に診てもらった内科へ電話。すると、その吐血は胃と食道の間から出血したのでしょう、と言われたそうだ。そして、今からすぐ来てくださいと。
たまたま休みでナイス
そう、今日は平日だけれど、たまたま夫が休みだった。休みというか、午後に家業の方の打ち合わせがあるので、会社は休んでいたのだ。それで、車で病院まで乗せていってくれた。
一昨日のブログにも書いたように、ちょっと遠いので、弱っている次男を連れていくのは大変だったのだ。なので、車で送ってもらえるのはありがたい。そうして、私も乗って一緒に病院へ。
細菌性の胃腸炎
病院に着くとすぐに診てもらえた。待合室にはたくさんの患者さんがいたけれど。申し訳ない。
そして、先生が言った。
「一昨日は熱もなかったし、よくあるウイルス性かと思ったけれど、これはおそらく細菌性の急性胃腸炎ですね。」
細菌性だと、抗生物質を飲む必要があるのだ。もしかして、昨日のうちに受診していたらよかったのか?いやあ、発熱したところで、連れていくのはしんどかったぞ。下痢中も行くのは難しいし。おむつないから。
そして、飲める水分よりも出る方が多いので、さっそく点滴をしてもらうことになった。
2時間くらいかかるということで、私は一旦家に帰った。だが、1時間半もしないうちに次男から終わったと連絡があり、また夫と二人で迎えに行った。
紹介状プリーズ
この内科は、明日は休診日だそうだ。そして、あさっては祝日なので休診日。それを、先生も心配していたが、夫も心配していた。もし、明日も水分が摂れないようだったら、大きな病院で点滴してもらった方がいいのではないかと。
次男を迎えに行くと、まず先生から私にお話があった。白血球とかいろいろな検査の値が、やはり細菌性の胃腸炎を示しているということだった。
私は、抗生剤を飲めばどんどんよくなるだろうと思った。だから、明日以降点滴をする必要はないのではないかという思いもある。だが夫が、どうなるかわからないから、一応紹介状もらっておいてと言っていた。
何しろ、
「紹介状がないとねえ」
と言って、大学病院から冷たくあしらわれたのは夫だから。
うちの近所の内科は、明日の午前中ならやっているが、そこで点滴をしてもらえるかどうかはわからない。それに、今日の電話の感じだと、発熱している人は来ないでほしいという雰囲気満載だったのだ。
だって、普通だったら、大きい病院に行った方がいいと言うならば、紹介状書いてあげるから取りにおいでと言ってくれそうなものだから。
なので、一応紹介状ください、とお願いした。
先生は、救急車を呼んでしまえば紹介状は関係ないですよ、と言った。
けれども、どうも歩けるくらいの、しかも若い子を、救急車でというのは気が引ける。
この次男は、日曜日の試合中に指を脱臼して救急車で運ばれた経験があるのだけれど。
本当に危なそうならもちろん救急車を呼ぶけれど、今くらいだとどうも・・・そう言って、紹介状を書いてもらった。
差額310円
そうして、無事に紹介状をもらって帰ってきたのだが、最後にオチがつく。
家に帰ってきてから、電話がかかってきた。
「先ほど、紹介状の代金を加えた金額と、先にいただいていた金額の差額をいただいたのですが、私が計算を間違えてしまいまして、310円多くいただいてしまいました。ついでの時でいいので、取りに来ていただけますか?」
と、受付の女性が言う。
明日とあさってが休みなんでしょ。今日はこれから夫と一緒に私も打ち合わせに参加しなければならなし、時間がほとんどないし・・・けれども、これから連休とは。忘れそうだ。
いや、返してもらわないと、あちらさんが困るだろうから、必ず受け取りに行こう。