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SusHi Tech Tokyo2024 ショーケースプログラム~ボランティア初日

SusHi Tech とは、持続可能な都市を実現するというコンセプト(Sustainable High City Tech)の略なんだとか、何だとか。それを、寿司テックに掛けてそんな風に縮めたのだろう。読み方は「スシテック」でOK。

そのコンセプトの元、東京都が主に主催しているイベントが今、開催中である。GWから始まって、1カ月間毎日開催している。あまりテレビなどで取り上げられていないが、けっこう大きなイベントなのである。

そのスシテックのイベント、ショーケースプログラムのボランティアをやった。1カ月間に3回、やることが決まっている。まずは1回目。日本科学未来館でのボランティアである。

科学未来館へ

5月1日水曜日。GW中ではあるが、祝祭日ではなく、カレンダーの数字は黒。そして、この日は今年のGW中一番の天気の悪さ(東京)。雨女でごめん。

オンラインでの説明会を経て、この日を迎えた。集合は8時半。ゆりかもめのテレコムセンター駅から歩いて日本科学未来館へと向かった。

実は、2日前に横浜トリエンナーレを朝から晩まで満喫し、かなり足腰にダメージを受けてしまった。中1日では回復しきれていない。どうも、カレンダーの変わり目は予定を見落としがちだ。まあ、連日になることは避けたものの、1日空けば大丈夫だと高をくくっていたのも確か。トリエンナーレ(芸術祭)を舐めていたということだ。

今日のいでたちはボランティアズボンボランティアシューズ。もし、朝雨がけっこう降っていたらシューズは別のものにしようと思っていたのだが、幸い家を出る時には降っていなかったので、それならとボランティアシューズで出かけた。3年前よりも体重が減っているので、もしかしてと思ったが、やはりボランティアズボンには余裕が出来ていた。なんども、もう1サイズ上にすれば良かったと後悔していたのだが、これなら問題ない。足の長さ的にはこれでちょうどいいのだから。

駅に着けばみんなが行くだろうし、案内も出ているだろうと思っていたのに、人はまばら。案内板も駅のところだけ。この先どう行けば近いのか分からない。スマホの地図を出して歩いていたが、だんだん時間が足りない気がして早歩きに。体力を温存したいのに。朝が早い時には余裕をもって家を出るのも難しい。今朝だって、次男を起こすのに時間がかかり、やっと起きたので家を出てきたのだ。

もう科学未来館に着いているのだが、集合場所が出てくるまで、建物に沿って歩いた。やっと受付の人が現れた時には、8時半ぴったりという。危ないところだった。やはり駅から6分なんて言われても鵜呑みにしてはいかん。早歩きで8分掛かった。

しかし、建物の中に入って列に並ぶように言われ、その列の後ろに着いたものの、列の進みが非常に悪い。まだ受付が始まっていないのかと思ったくらい。でも、のろのろと進んでいる。途中、

「今日初めての方いらっしゃいますか?Tシャツが黒と白で、サイズが……」

という説明をしている女性が前方にいる事に気づいた。あれ、この列は初めての人の列ではないのか?もしや、間違えている?焦った私は列を抜け、その女性に聞きに行った。

「初めての人もこの列でいいんですか?」

と。いいと言われた。ああ、まずい。列から出てしまって……少し戻ってみたら、私がここにいたかな、と思えるところがまだ空いていた。後ろの女性に、

「私、ここにいましたっけ?」

と聞いたら、はい、と言ってくれた。申し訳ないけれど、そこに戻らせてもらった。変な汗をかく。後ろへ回るのが筋だったかな……。でも、後ろにはだいぶ長い列が。

やっと受付にやってきた。私より前の数人が受付をするのを見ていると、なぜ進みが遅いのかが分かって来た。少なくとも、1つの原因はQRコードを読み込むのに時間がかかっているという事だった。ノートパソコンのカメラで自分のスマホのQRコードを読み取ってもらうのだが、それに時間がかかっている。

それと、今日の交通費のクオカードを受け取る人が名前を書いているのも多少時間を食っているかな。デジタルで受け取るか、現物で受け取るかを大分前に選んだのだが、現物で受け取る人は名前を紙に書いていた。私はデジタルにした。たまにクオカードを使えるチャンスがあった時に、肝心のカードを忘れた、なんていう事がないように。今もまだ、現物のクオカードが手元に何枚かあるが。

私の番になった。QRコードの下に名前が書いてあるのだが、ノートパソコンを見ている女性はこちらのスマホを見ずに、

「お名前をお願いします」

と言う。うっかりどもってしまった。すごく。でも、QRコードはすぐに読めた。待てよ。みんな、このマイページを拡大せずにそのままかざしているのでは?QRコードはマイページの左上に小さく表示されている。私はこれをスクリーンショットで保存しているが、そうでなくとも画面を拡大すればQRコードを大きく表示できる。その状態ならば少しカメラから離してかざすとすぐに読み込めると思うが、小さいままだと命中させるのが難しいのではないか。そのせいで読み込みに時間がかかり、ひいては長蛇の列という結果になっているのでは。

だが、私はそのQRコードについて考えている場合ではなかった。ピッと読み込んだら次はスタッフTシャツを選ばなくてはならない。Tシャツは黒と白がある。それは予め聞いていたが、そのどちらかを自分で選べるのか、ランダムで配られるのかは分かっていなかった。更に、サイズが選べるという事も聞いていなかった。一律でっかい物が配られる事も多いし、選べるとは思っていなかった。だから今、選べると知ってから数分しか経っていないので、SかMかはたまたLかと悩んで、決めたばかり。Mサイズをもらった。

そして、記念品をもらった。私、スシテックのロゴというかデザインが好きなのだ。そのデザインのトートバッグをもらった。さらし綿、でいいのかな。真っ白ではない薄いベージュ色の布製のバッグ。こういうの、かなり溜まったな。だが、使いやすい。エコバッグにもなるが、外出用のバッグとしても充分使える。なので、これをもらえて嬉しかった。更に中に何か入っている。バッグを開いてみると、タオルとステッカーだった。

数人ずつ、エレベーターで7階へ連れて行かれた。ボランティア控室に入り、皆さん早速Tシャツに着替えている。私も半そでのブラウスを脱いでTシャツを着た。もう、ここでね。この階へ来た時、

「お手洗いはその先です」

と言われながら控室に入ったのだが、私はわざわざトイレで着替えたりはしない。長そでTシャツの上に半そでTシャツを着たのだが、俄かに暑くなった。ただ、このTシャツは伸びが良く、気持ちの良い生地だった。そうそう、着替える前にテーブルにもらった物を並べて写真を撮ったりしたのだった。着る前にブログ用にね。このデザイン。後でよく見たら鮪の寿司だったのね。後でこのデザインと関連したものが出てくるのだが、それは追々。

朝礼があって、控室の注意事項を聞いた。お弁当は人数分用意されるそうだが、以前1個足りないという事があったと言われた。みんなが笑ったら、ボランティアの1人が、

「笑いごとじゃないよ。本当にあったんだから」

と言った。今日初めての人も多いが、既に何度もこのボランティアをやっている人もいる。この人もその1人。誰か後ろの方に知り合いがいるのか、その人に対して言ったみたいだった。でも、確かに笑いごとではないかもしれない。つまり、誰かが2つ食べてしまったという事なのだろうか。でも、数え間違いとか、そういう事があったのでは?それともゴミを数えたから間違いないの?

今日のボランティアを5つのグループに分けて、作業に当たるという事だった。グループ毎に名前が呼ばれた。私は最初のグループに呼ばれた。「みらいの食」だった。ちょっと嬉しい。一番興味があったから。

みらいの食のメンバーは5人だった。男性2人女性3人。

オリエンテーション

さて、スタッフさんに率いられ、1階の会場へ。

一般のお客さんが利用しない、裏のエレベーターで1階へ。裏を通って会場入りするのだが、何とトイレを通り抜ける!男女のトイレが並んでいるが、それぞれ自分の性別の通路(トイレ)を通る。出口でまた合流。ちょっとこれ、スパイ映画みたいじゃない?トイレに入ったと思ったら、実は向こう側に通り抜けていたっていうの、あるでしょ。と、そんな事を何人かにしゃべった。

まだお客さんが入っていない会場へ入った。まずはキツイ匂いにびっくり。これはタイヤだ。タイヤの匂い。そして、目の前のでっかい物にもびっくり。黒くて光っているものに、お神輿のような物が乗っている。これがツナグルマだったか。黒くて光っている物はマグロなのか。ツナって食べ物という感じがしていたが、生きているマグロという事だったのね。パレードなどに使われるのかも、という話だった。すごいな。

やぐらもあった。なんだか寿司が乗っている。寿司が少し動いたようだが、私の目には確認できなかった。でも、空気を送って動かしているらしい。たまに動いているのかな。それとも私の目には見えないくらいの微妙な動きを常にしているのかな。分からん。ま、これがロゴのデザインと関係のある鮪の寿司、ね。

一通り、コンテンツの説明をしてもらいながら回った。その話は、後で休憩中に回った時にしよう。

我々の担当するエリアにやってきた。おばけレストランミカクミライクイズの2つ。

ミカクミライクイズとは、まあ、展示だ。その展示とは、

・チョコレート(何が分かるチョコレートかな?)
・お椀とスプーン(どんな食器かな?)
・レンジと何やら機械(何の機械かな?)
・動く寿司

である。食べ物を粉にしたものも展示してある。レンジの隣に。クイズだから、答えも書いてある。実際にここへ来て、自分でペロッとめくってもらうと答えを読める。

ちなみに、活動中は写真撮影はNG。休憩中や活動前後はOKという全体のルールがある。その上で、このグループで言われたのは、クイズだからネタバレをするようなSNS投稿はなし、という事だった。

というわけで、クイズの答えは記載しない。あしからず。

開場10分前になった。おばけレストランに入らせてもらった。そこで見たものは……

ここもネタバレNGなので、内容は言えない。このくらいの写真はいいかな、という事で載せる。ちょっと暗くて、ホーンテッドマンションのようだと誰かが言った。怖くはない。ただ、暗いのが怖いというお子さんにはちょっと怖いかも。

でも、まじめなというか、未来志向のお話が展開されるわけだが、おばけだから皆を驚かすため~なんて言ったりして、それからふざけた魔法?も使ったりして、面白い。大方お子様向けだと思われる。大人が観ても面白いけれど。私は面白かった。何せ後でもう一度観たからね。

さて、そろそろお客さんの入場だ。スタッフさんに言われ、男性と女性で別れてシフトを回す事になった。最初の30分は男性が仕事、女性が休憩。その後は1時間ごとに交代する。10時から17時までなので、1時間ごとに行ったり来たりだ。1階と7階を。

シフト開始

最初の30分は7階へ戻って休憩した。休憩室にはカゴにお菓子がたくさん入ったものがテーブルに置かれていた。ちょうどお腹が空いてきた所だったので、おせんべいを1ついただいた。何と気が利く事か。ウォーターサーバーもある。今は持ってきたお茶があるのでそれを飲んだ。

10時半に1階へ降りた。活動中の服装はこんな感じ。↓

おばけレストランの整列と、ミカクミライクイズのカウンター(お客さんの人数を数える)がお仕事。女性はもう1人いるので、クイズの説明などの人を増やした。それは我々女性陣が考えたのだった。

順に交代するが、まずは私がおばけレストランの整列に入った。男性と交代する。すると、前方から制服を着た男子集団がやってきた!わお、今日は学生にとっては平日だから、午前中は来ないのかと思ったら、まとまって来るという事があったのか!

中学生だと思われる。男子ばかり。賑やか。わーっとやってきておばけレストランに並んだが、賑やか、というか騒がしい。こちらも黙ってはいられない感じ。でも、可愛い。あと何分だからね、などと話したり、

「これってどんなの?」

と聞かれて答えに窮して、

「お化け屋敷なの?」

と聞かれて違うと言ったり。私服の女の子には

「ホーンテッドマンションみたいなやつ」

って言ったのに、男の子にはそう言わなかったのは何故なのか。もしや偏見だろうか。男子にはホーンテッドマンションと言っても通じないという。ちなみに、読者の中にも分からない人がいるかもしれないので説明しよう。ホーンテッドマンションというのは、ディズニーランドのアトラクションで、お化けが住む城、という感じの建物である。

人がたくさん来て嬉しい。そして、外国人がたくさん来る。まあ、たくさんという程でもないのだが。外国人の方は英語でレストランと書いてあるのを見て、

「Food?」

などと聞いてくる事が多い。最初に聞かれた時には、もちろんフードじゃないと言って、なんかジェスチャー付きで

「Look」

とか何とか言ってしまった。とりあえず食べ物ではない事は通じて、その人達は並んでくれた。後になって、「It’s show.」って言えば良かったのかな、と考えたのだった。後で単語を思い出す事が多い。何しろ英語を使い慣れていないもので。

そう、今日のこの5人のメンバーは、私以外は英語がしゃべれます、という人達だった。観光ボランティアもやっているみたいだし、最初にスタッフさんが英語話者って書いてありますね、と言っていた。1つ空欄と言っていたからそれが私。でも、私以上にスタッフさんは英語はしゃべれないと言い、それをまさに体現していた。

おばけレストランには我々を連れてきてくれたスタッフさんの他に2人の男女の若いスタッフさんがいた。私、実はここで食べ物が食べられるのかと思っていて、調理を手伝うのかと思って、この2人のスタッフは調理スタッフかと思っていたが、そうではなかったのだった。

ある、ハリーポッターに出てくるハグリッドの雰囲気のある男性が女性と連れ立ってやってきて、

「Can I try?」

と言ってきた。何となく英語で受け答えして並んでもらった。その後、女性スタッフさんが私に小声で、

「あの方、日本語しゃべれる感じでしたか?」

と聞いてきた。しゃべれない感じでしたと言ったら、その後チーフスタッフさんが私に、

「キャンユースピークイングリッシュ?」

と言ってきた。冗談かと思って「ア、リトル」と言ったら、そのハグリッドさんに英語字幕の出るモニターの前に座るように言ってください、と言われた。うっそー、今のガチな質問だったのか。で、何とか言ってみたけれど、伝わったのかどうか。というか、背が高い人だったので、聞こえたかどうか。でも、モニターの真ん前の1つ隣に座っていたから、まあ、いいだろう。

他にも、男性スタッフ2人が立っているところへ、西洋人風の男性がベビーカーを押しながら何か聞いてきて、私がそちらを見たら、チーフスタッフさんが私に、

「何やってるのかって」

と言ってきた。その西洋人の方がそう言ってきたのだろう。分ってるんじゃん。でも、スタッフさんたちは何も言わないので、私が

「It’s show.Not food.」

と言ったら、伝わった。おぉ、It’s showが使えた。だが、Not foodと言ってやっとわかったみたいだったが。つまりレストランじゃないのね、と確認したかったのだろう。彼は入らずに去って行った。

なんだか、英語はしゃべれないと思っていたけれど、本当はそうでもないのかもしれない。慣れないだけ。しかも、中1とか中2で習う単語だけでも大方会話は出来るわけで、語順とか気にしないでジェスチャーで頑張れば通じる。臆せず話せばいいという事なのだろう。

あと、中学生が男子ばかりで、恐らく私立中学の生徒さんだろうと思っていたのだが、隣の好きな文字を表示させられるところに学校名を書いてるのを見て、チーフスタッフさんが、あの地名は新潟県だから、新潟から来たのかなと言った。でも、その学校名は東京にあるような気がするし、私立の男子校は東京にはあっても地方にはあまりないのでは、と思って言った。そうしたらチーフスタッフさんに、

「それは偏見でしょ。地方ほどあるんじゃない?工業系とか男子だし」

と言われた。私は何か違うように思ったが、その時はそうですね、と言った。後から、私立中学は地方にはあまりないのでは、と思ったのだ。だが、また別の子が好きな文字を書けるところに佐渡ヶ島の地図を書いていたので、やっぱり新潟から来たのかと思った。チーフスタッフさん、正解。

高校生も来た。高校生は私服だった。

「今日は校外学習で来てるんですよ」

って、私に話しかけてきた。そして、

「さっき体力を測るやつをやったら、ダーツが出来な過ぎてー」

とかって、会話をしてくる。私も今や男子高校生とは話が出来るようになっている。なぜかって?自分の息子が高校を卒業したから。息子よりも年下の男の子は、怖くないのだ。恥ずかしくもない。でも、この子は1人で私に話しかけてくるなんて、なんて大人慣れした子なのだ。この子たちも新潟の同じ学校から来たのか、それとも違うのか。

1時間、疲れた。楽しかったけれど、すっかりふくらはぎをやられた。やっぱりおとといのダメージが残っているせいだろうか。ストレッチをすると少し楽になった。男性陣が来たので、交代した。私たちはお昼を食べる為に7階の控室に行った。

お昼休憩

どうも覚えられない。トイレを通り抜けるところは覚えたが、7階では控え室を通り過ぎて笑われた。お弁当を運んでいる人に。

お弁当は鯖かハンバーグだった。いつも割と鯖を選ぶ私だが、今日はなんだかハンバーグが食べたくなってそちらを選んだ。他の2人がお茶とお箸を用意してくれた。

ちょっと珍しいお弁当だった。ハンバーグが2つも入っていて驚いた。他の2人は鯖弁当を選んでいた。見せてもらうと、鯖とハンバーグ以外は同じだった。

鯖は大きい。それにしても、ミックスビーンズとかタンドリーチキンとか、全体的にエスニックというか、和風ではない味付けが多かった。でも美味しい。豆はしょっぱかったけれど。聞けば鯖は味が薄めだったそうだ。

緑茶は飲まずにトートバッグに入れた。私は飲めないので、家に持って帰って誰かにあげよう。

お弁当にボリュームがあった。でも、これを食べてもウエストがきつくないのが嬉しい。やっぱり痩せたんだな。まだまだお腹周りにはお肉があるけれど……。

説明をする?

12時半。男性陣と交代した。私は今度はカウンターの係だ。

男性はカウンターの人が説明もしていて、彼も英語がバッチリなようで、外国人を見ると一生懸命に説明していた。だから、説明中にチラッと立ち寄った人を数えているとは思えなかった。まあ、大体でいいのは分かっているが、私はいつも一歩引いて全体を見ようとするタイプなので、カウンター作業は向いている。

チーフスタッフさんがよく話しに来た。それで、自分もよく分からないし、間違った事を教えてもいけないから、説明はいらないですよと言っていた。でも、そうもいかなかった。

外国人のお客さんは、けっこう質問してくる。それは、日本語の表記しかない物が多いからかもしれない。英語の表記も付けるか、壁に書けなかったら紙でも用意しておいてくれれば説明しやすいのに、と思った。でも、そういう意見は以前から出ていて、伝えてはいるのだ、とチーフスタッフさんが言っていた。

水曜日だが、若いカップルもいればお子様連れもいる。ビジネスマンが多いかと思ったら、そうでもない感じだった。私たちも、聞かれるのでクイズの表示をよく読んだ。答えをね。あと、お弁当の時にネットで調べたりして。やっと分って来た。なるほど、粉と水で食べ物を。ふむふむ。あと、動く寿司がどうとか書いてあるけれど、動いていない。スタッフさんに聞いたら、今日は動かないけれど、明日くらいから動かすのだそうだ。なーんだ、それを早く言ってよ。悩んだよ。

1時間経った。お客さんとしゃべったりしていたらあっという間だった。さっき整列の時にはお客さんにあと何分だとか言っていたから時間を意識していて、けっこう長く感じたかもしれない。そう、外国人の人にもあと何分だと英語で言ったりしたな。私は文法も単語も苦手だが、発音だけは少し得意。だから、簡単な単語なら積極的に言ったりして

体験その1

男性陣は早く来た。5分以上早く代わってもらったかもしれない。さて、次はいよいよ体験して回る休憩だ。急げ!

まず7階へ行き、少し座る事にした。何しろ疲れたから。この時、お菓子のカゴに新しいものが追加されたと聞いて覗いてみたらチョコレート系の物が増えていた。流石、食後に食べたくなるやつ。本当に気が利くわ。

この時、まだお弁当が4つ残っていた。鯖弁当が4つ。まだ4人食べていないのだろう。しかし、お茶が1本しか残っていなかった。なぜ?まさか誰か2本飲んだの?とにかく、私は自分が持って帰ろうと思っていたお茶を戻した。それでも2本足りないけれど。

チョコレート菓子を1ついただきつつ座って、10分くらいしたら1階へ。この時、いつの間にかお弁当のところのお茶が4本に増えていた。追加されていたのだ。もしかして、私が戻さなければ3本追加されたのかな。やっぱりもらった方が良かったか。いや、私は飲めないのだからいい。

スタッフTシャツの上から服を着て、ストラップも外した。お客さんが入って来るルートで会場へ行ってみる事にして、表のエレベーターから。7階にも表(おもて)エリアがあるのだが、そちらにはたくさん人がいてびっくりした。

1階へ行くと変な椅子があった。寝そべってみたら快適だった。寝そべったら地球が見えた。

会場の入り口には映像の部屋があって、この映像は一通り終わらないと中に入れないそうだ。アトムの世界。でも、漫画を全部読む気にはなれない。

やっと幕が開いて中に入った。1人の方が体力測定的なもの=ヒラメキジムをやりたいと言って並んだ。ヒラメキジムには2つあって、ダーツやロデオをやるものと、顔の表情を真似するものとあった。顔の方はすぐに終わるし誰も並んでおらず、とりあえず2人はそれをやってみた。

西洋人男性の顔が出てきて、怒った顔とか笑った顔とか色々出てくるのだが、その表情を真似しようというもの。それでヒラメキ度を測るらしい。2人でやってみたが、結果は2人とも★5つ中3。普通。更に細かい分析結果によると、私は特にキラキラ度が1と低迷していた。私の表情は乏しいようだ。

それが終わると、もう1人の方もダーツなどの方に並んだ。私はとりあえず写真が撮りたかったので、2人と別れて写真を撮るために会場を一通り回った。ツナグルマみらいのやぐらロボット空飛ぶクルマシミュレーターおばけレストランの外観に、ミカクミライクイズ未来ふきだし。未来ふきだしというのが、先ほど中学生が学校名や佐渡ヶ島を書いていたやつだ。私はそのふきだしに「チョコナッツ」と書いて写真を撮った。するとボランティアさんが、

「撮りましょうか」

と言ってくれたので、ふきだしの前に立って写真を撮ってもらった。しかし、チョコナッツは顔出しNGであり、リア友や家族にはチョコナッツという名前はほぼ内緒なので、この写真を見せられる人は少ない。何か他の字を書けば良かったか。

ヒラメキジムのところへ戻ると、次がお仲間だった。写真を撮ってあげると言ってスマホを預かり、ダーツをやっているところ、ロデオをやっているところ、そして次に並んでいるもう1人のお仲間と2人でしたロボット対戦ゲームの様子も写真に撮った。

そこでタイムリミットがやってきた。もう次のシフトの時間まで2分くらいしかない。だが、ここまでせっかく並んだお仲間。次なのに気の毒だと思ったら、今終えたお仲間が、

「私たち2人いれば何とかなるし、やらせてあげよう」

と言った。なるほど、確かに男性は2人で回しているのだから大丈夫だ。私は心の底ではなんとなーく釈然としなかったのだが、快く承諾してまずは私が1人で戻った。何しろ、上に着たシャツを脱ぎ、ストラップを首から下げるという事もしなければならない。男性はいつも5分以上早く戻ってきてくれるのに、遅刻するのは申し訳ない。今ヒラメキジムを終えた人は何か結果を確かめるだろうから、私だけ先に戻ったのだ。

英語を使い、交流できる機会

次はミカクミライクイズの説明係だったが、後から来る人の整列係を一時引き受けた。5分くらいして戻って来たので、私は説明係の方へ移った。時々お客が増えるが、時々誰もいなくなる。誰もいなくなるとストレッチをした。

お客さんが来て、遠慮がちに見ていると、レンジのような物の扉を開けて見せてあげたりした。それで、

「うわ!すごい」

などと言って喜んで見てくれる人もいるが、開けてもろくに中を見ずに行ってしまう人もいる。

外国人の方で熱心に見ている人がいて、私に質問をしてきた。だが、ちょっと分からない単語が。えーと……

ねえねえ、とカウンター係の人を呼んだ。英語話者にバトンタッチだ。彼女はペラペラと説明をしていた。ふう、これでよし。

また、西洋人風の男性と、日本人の女性の2人連れが説明を求めてきた。

「ジャパニーズOK?」

と聞いたらOKだと言われた。というか、最初日本人女性の日本語の発音が少し聞きなれない感じだったので、日本人ではないのかと思ってしまったのだ。おそらくその女性は男性をエスコートしていて、もしかするとボランティアかなと思った。割とご高齢だったし。

しかし、なかなか専門用語もあって通訳も大変そう。私はなるべくわかりやすい言葉で説明した。女性が英語で男性に話をすると、男性はその通訳している女性だけでなく私にも何か感想を言ってくれて、それが私にも分ったものだから、私の説明が伝わったという喜びもあって、

「イエス、ロングフード!イエス、イエス!」

などと盛り上がってしまった。ちょこっと誰かの力を借りれば、外国人ともコミュニケーションが取れるなぁ。

しかし、ボランティアをやる人の多くが英語をしゃべれて、英語を使いたい、英語で会話をするいい機会だからボランティアをやりたい、と思っている人が多いのだろう。観光ボランティアなんて、お金取った方がいいのではないか、と思う程大変だと思っていたが、なるほど外国語を使うチャンスをもらえて、こうやって交流できる喜びを得られると思うと、確かにボランティアでもやりたい気持ちが分かって来る。まあ、私の英語力ではホスト側になるのは無理で、皆さんベテランの方と一緒だから大丈夫だと言うけれど、流石に辞めておこうと思う。私がやったらいつまで経ってもベテランの方になれなくて申し訳ないからね。

ドローンを操作してみた

1時間が経ち、最後の休憩になった。もう上着がそこにあるので7階へ行かずともよい。「そこ」というのは、カウンターで人数を数える人用に用意された椅子だ。他の人には椅子がないので、あまりずっと座っている気にはなれず、いつも空いている椅子。その上に上着を置いておいたのだ。たまに座ってもいい椅子だが、お客さんが来ると説明をいつでもするよ、というポーズをとるために立つのだ。

さて、上着を着ていると、次のシフトの男性から、

変身ですね

と言われた。確かにそんな感じ。さて、私はドローンの操作をやりたい。だがあれはいつも並んでいるので、立ちっぱなしだった今すぐ並ぶのは辛い。だから最初におばけレストランにもう一度入り、座って写真を撮ったりすればちょうどいいと思った。1回目は一応業務中だったので写真を撮らなかったから、今度は撮りたいと思って。写真を撮ってもいいかと一応確認したら、撮るのはいいけれど、ネタバレになってしまうのでSNSに上げるのはNGと言われた。

だが、タイミングが悪い事に、私がこの休憩に入る直前に都の職員さんがたくさん来ていた。ミカクミライクイズを見て、その時に、

「たくさん連れてきましたよ。この人たちも後でお子さんを連れてきてくれるかもしれないしね」

と、ここの担当の人が言っていたのだ。その大勢の職員さん達が、ちょうど私が休憩に入る時におばけレストランに並んでいたのだ。座席は12しかないのに、ちょうど12人かもう少しいそう。この後ろに並んだら、立ち見になってしまう。それならと、先にドローンへ。

ドローンデリバリーというコーナーだ。たくさん並んでいると思ったが、外国人の家族が並んでいたものの、実際に操作するのはお子さん1人だけのようで、3人くらいごそっと列を離れたので、あまり待たなくても良さそうだった。

ドローンで荷物を掴んで、箱のところへ運ぶというもの。ネットで囲まれた所でドローンを飛ばすので、免許がなくても操縦させてもらえるのだそうだ。滅多にこんなチャンスはないし、家で子供たちに話して聞かせる事が出来る。是非やってみなくては。とはいえ、あまり自信がない

人が説明されているのを聞いていると、前後左右のレバー上下のレバー腕の開閉ボタンなどと言われていて、覚えられそうにない。不安しかない。でも、救いなのはスタッフさんがああやって、こうやって、とその都度支持を出してくれる事。あれならば、私が覚えていなくても何とかなりそうだ。

荷物をあまり箱に近づけると、つまり高度を下げ過ぎると、荷物があおられてブラブラしてしまう。そうすると箱に入れづらい。割と高い所から落とすようだ。見ていると難しそうだが、若い人は速い。子供はちょっと大変そう。これは、1人5分くらいだとボランティアさんに聞いたのだが、上手くできれば早く終わるが、下手だと時間がかかりそうだ。うわー、プレッシャー。

私の前は西洋人風のとってもかわいいお子さんだった。いや、お子さんと言っても10代くらいだろうか。美人、いや、男の子か?それすら分からないくらい綺麗な子だ。栗色の髪をしていて。ご家族が見守る中、渡された透明なゴーグルを掛けておしゃれ。そして、ここのスタッフさんは英語バッチリだ。英語でちゃんと支持を出している。そうか、ここの人は英語しゃべれないと務まらないものな。

私が次なので、ゴーグルをボランティアさんから受け取った。メガネをしているから要らないのかと思ったら、けっこう風が来るから、メガネの上からした方がいいと言われた。これがね、けっこう集中しにくいというか、メガネの位置が変な状態になったりするので嫌なのだが、仕方がない。そして、

「スマホありますか?写真撮りましょうか。動画はちょっと時間がないかもしれないですが」

と言ってくれた。スマホを渡した。さっきまで、そのような声掛けはしていなかったように思えるが、こちらが独りだったからだろうか。ありがたい。私が操作したという証拠が欲しいものね。

いよいよ私の番になった。リモコンを渡された。ボタンは大体覚えた。

「ゆっくりやってみましょうね」

と言われるので、ちょっと安心する。で、最初の離陸は画面上のボタンをタップするのだが、私の指がなかなか反応しない。やってもらっちゃった。

離陸し、ドローンを右に動かし、前へ動かす。UFOキャッチャーと同じで、左右は分かるが前後の距離感は全然分からない。だが、荷物の横に立っているスタッフさんが手でもう少し前とか後ろとかを示してくれる。

一度目、アームを開くボタンが反応しない。もう少し強く押すべきだったのだろうか。何とかアームが開き、そして閉じたが、荷物を掴めなかった。もう一度浮上し、アームを開き、高度を下げ、閉じたら掴めた。そして指定された箱の上へ持って行き、放した。荷物は無事に箱の中へ。拍手が起こった。ああ、拍手は毎回起こるのだ。私も並んでいる時にした。

ドローンをHと書いてあるところへ移動させ、また画面のボタンで着陸だ。ボタンがどうも反応しない。やっと反応してくれた。そうしたら、Hのところに真っすぐに着陸してくれて、スタッフさんに褒められた

「時間掛かっちゃいましたね」

と言ったら、そんな事ないです、と言ってくれた。いやー、おばさんの割にはできたのでは?そういえば、あんまりおばさんは並んでないな。お子さんが多いわな。でも、私が出来たのだから、はっきり言って誰でも出来る!是非貴重な経験をしてみて欲しい。

ボランティアさんからスマホを受け取ると、

「動画も撮っちゃいました」

と言われた。後で見てみたら、肩に力が入っていかり肩になっていて笑える。私は車を運転する時にもこうなるのだ。今はペーパーだが。この動画は、後ほど家族に1人ずつ全員に見せたので、とてもありがたい物だったのである。

体験その他

さて、意外と早く終わった。今度はおばけレストランに並んだ。お仲間の男性がそこにいるので、テンションが上がりまくった私は、

「ドローンの操作できましたよ!」

と、いきなり言ったと思う。私はできた、という事がとても嬉しかったのだ。後になって冷静になれば、それなりに皆出来るものだろうし、大した事ではないような気もするが、この時はもう、出来た!やった!という思いだった。

私がおばけレストランに並ぶと、次に並んだ男性がボランティアですと言った。私もですと言ったら、今のドローン見てましたよと言われた。整列係の男性も交えて3人で色々としゃべっていたのだが、列が長くなってきて、お子さん連れもやってきて、整列係の男性に、

立ち見でもいいですか?お客さんが座れないので、ボランティアは立っていた方が」

と言われた。うぅ。2つの理由で座りたい。1つは足が棒だから。もう1つは写真を撮るには座った方がいいから。立っていても撮れると言われたが。私がちょっと躊躇っていると、私の後ろの男性が、自分は立ち見でいいと言ってくれて、それなら列に並ばなくてもいいですよねと言って、列を外れて整列係の男性と一緒に立った。これで全員座れるかな。端っこでもいいから座りたい。ごめんなさい。

幸いそれ以上お客は増えず、ボランティアの男性のご厚意に甘えて(私は2回目なのにごめんなさい)私は座った。ちょうど空いていた席が1回目に座った席と同じだった気がする。

1回目はもっと暗く感じたが、案外暗くなかった。子供でも楽しめますか、と聞かれて楽しめるけど暗いので、暗いのが嫌いなお子さんだと怖がるかも、と答えたりしたが、そんなに暗くないじゃん、と改めて思ってしまった。しかし、うちの子は小さい頃に暗いのがすごく苦手だったので、薄暗い所に入っただけで泣きべそだったが、そういうお子さんはレアなようだ。泣いている子はいなかったものな。うちの子たちはけっこう大きくなるまで暗いのが嫌いだったが。

無事に写真を撮れた。そこを出て、さっきは並んでいたのに空(す)いている!と思って空飛ぶクルマシミュレーターのところにも行ってみた。そうしたら、今一緒におばけレストランに入っていたボランティアさんが、もうここで仕事をしていた。早い!先ほどはどうも、と言われなかったら別人だと思うよ。

空飛ぶクルマに乗って、VR体験をするというアトラクションだが、ゴーグルを故意に壊したら弁償するとか、車酔いのような状態になるかもしれないから、そうしたらすぐにゴーグルを取ってとか、そういう説明を受けて、了解したら名前を書くという事を先にやった。で、これは外国人にも説明するわけ?と、ボランティア目線で考えた。私がこの役割になったら無理。ここも手薄な感じだし、英語がしゃべれる人じゃなかったらどうするのだろう。何か、英語で書いてあるボードとかがあるのかな。

さて、いざ車に乗ろう。ここは、車が1台しかないが、VRゴーグルは3台ある。椅子に座ってやるか、車に乗るかは選べる。今はとても空いていたので車を選んだが、混んでいる時には車の方が列が長くなる。どうせゴーグルを付けたら同じだから、椅子でもいいかもしれない。

VRゴーグルをメガネの上から付けた。これがね、メガネがどうしても曲がってしまったり下がってしまったりして、視力が安定しない。片手を添えてゴーグルを少し上に持ち上げるようにすると視力が何とかなった。本当は車のハンドルに手を置くものだと思うが、片手はゴーグルを支えていた。

しかし、東京の街の上空を飛ぶというのが楽しい。国立競技場も見える。何故か余計な画面が真ん前にあって、これがなければいいのに、と思ったが。実際に空を飛ぶ車に乗ったなら、フロントガラスにはレーダーのようなものがあって空があまり見えないものなのだろうか。きっとそうなのだろう。

VRゴーグルは何度も被った事があるし、車酔いはしなかったが、重い物を頭に乗せたので、首が凝った。メガネを押さえつけられたし、ちょっと頭痛になりそうだ。もっと目が良かったらなあ。

さて、もういいだろう。来週も来るのに、やりたい物をほとんどやってしまった。ただ、1つ故障してしまったものがあったようなので、来週はそれをやりたい。そして、あと10分ちょっと時間があったので、トイレに寄りつつ7階へ行った。控室に行くとお仲間に、

「元気だねー」

と言われた。そして、10分くらいしゃべった。そうそう、お昼休憩の後に私は長男に「今日空いてるし、くれば?」と連絡したのだった。社会人になった長男は、今日はメーデーの為お休みだった。夫は休みではないのだが。長男はVRに詳しいし、ドローンの操作もしてみたいだろう。このスシテックイベントの事は、会社の研修でも話に出てきたそうだし、是非来てみるべきだ。だが、長男はお風呂(健康ランドみたいなところ)に行っていた。明日以降行く、と返って来た。

その話をお仲間にしたら、

「そんな大きい子がいるのー?見えなーい。若いねー」

とお1人に言われた。かなり嬉しい。で、息子がお風呂に行ってるから今日は来ないと話したら、もう1人の方にはうちと同い年の長男がいるという事だったが、うちの次男もお風呂好きだよ、と言っていた。なるほど、若いのにお風呂好きなのはうちの長男だけではなかったか。案外多いのか?

最後のシフト~帰宅

さて、最後のお仕事だ。あと30分。だいぶお客さんも少なくなってきた。そして、おばけレストランは4:45より少し前からの回で最後だった。

最後ですよーと言ったら、けっこう多くの人が入って行った。学校が終わってから来たのか、若い子がたくさんいた。

あっという間に終了時間。7階へ戻り、帰り支度だ。終礼があって、スタッフ証を返却して各々帰った。

元々のボランティア仲間の方と一緒に帰った。外に出ると雨と風。すごく寒い。ジャンバーを持ってきて良かった。傘を差していざ駅へ。何となくこっちだろうと思ったのと反対の方面へ多くの人が歩いて行くので、私の勘違いだろうと思ってそちらへ歩いて行った。何しろ、この建物に着いてからぐるりと回ったからね。

しかし、なかなか覚えている道にたどり着かず、分かれ道になってどちらへ行ったらいいか分からないので地図を見た。そうしたら、我々はテレコムセンター駅ではなく東京国際クルーズターミナル駅の方へ向かっていた。これもゆりかもめだからいいと思って進んで行った。しかし、この駅の方が新橋駅に近い。つまり、行には通り過ぎてきた事になる。駅からの距離は多少テレコムセンターの方が近いにしても、先に着くならそっちから歩いた方が早く科学未来館に着くような気がする。来週はこちらの駅で降りようか。いや、せっかく駅から集合場所までの道のりを覚えたのに、またこちらだと分からなくなるかな。それとも今来た道を逆に歩くのは難しくないかな。答えは来週までに出そう。

それにしても寒い。傘を差していない方の手が冷たい。そして、ゆりかもめに乗ったのだが、座れずに立っていた。もう足が棒なんてもんじゃない。既にストレッチをしても効果を感じないほどに疲労している。そして、ゆりかもめはしょっちゅう停まるのでなかなか新橋に着かない。行きにも感じたが、バスみたいだ。

やっと新橋に着いてお仲間と別れ、次に乗った電車でも座れず。家に帰ったらバタンキュー、と思ったがついつい片づけをしてしまい、洗濯物の片づけまでつい。流しには今朝のまんま洗い物が。私が出る頃に夫が朝ごはんを作っていて、その道具などもそのまま……。次男が大学、長男がお風呂屋さんで誰もお昼にいなかったから。そうか、私が平日に出かけるとこうなってしまうのか。やれやれ。

お風呂に入ってからロキソニンジェルを足や腰に塗った。これは効く。お医者さんで処方してもらったものだが、なくなったら同じようなものを買えるだろうか。思えば次男が小中学生の時には、腰だとか股関節だとか痛い所が色々とあって、お医者さんでたくさん出してもらったこういう塗り薬。本人は大して使わないで治ってしまうから、大人が使わせてもらっている。スティックのりの太いのみたいな薬は使いやすかったな。やはり歩き疲れた後にふくらはぎなどに塗ると翌日だいぶマシになったものだ。このジェルもなくなったら、とうとう子供が処方してもらった塗り薬は終わりだ。きっと使用期限過ぎているな。

以上、スシテックショーケースプログラムのボランティア初日のレポであった。初日から飛ばし過ぎた気もするが、とても楽しく活動できた。次回は違う役割になりそうで、またドキドキだが、きっと楽しいに違いない。

日本科学未来館の常設展にはチケットが必要だが、このスシテックのイベントは入場無料である。是非、お子様連れの方も、大人だけでも、未来はどうなるのかを楽しく学びに遊びに来てはいかがだろうか。