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2回目の一人旅1日目(松江2)

京店商店街(きょうみせしょうてんがい)

武家屋敷を出て、目の前のバス停でバスを待った。周遊バスレイクラインがどっちからどっちへ行くのか、駅前のバス停で手に入れたガイドマップで何とか把握し、お堀側のバス停で待った。

少し晴れてきた。こっちに来てからずっとどんより曇り空だったが、日差しが初めて見えた。時刻は3時半を過ぎたところである。

バスがやってきて、乗った。ここのバスは後ろ乗り後払いだ。チケットやらお金やらを、乗る前に慌てて準備する必要がなく、このシステムの方がいいと思った。私の地元のバスは前乗り先払いなので、駆け込み乗車しようとすると、走りながら交通カードを出さなくてはならない。チャージがなかったらお金を出さなくてはならないが、そんな事にはならないように、常に気を付けているのだ。

さて、時間もあるのでゆっくり松江の街を周遊しつつ、京店商店街へ向かう。ガイドブックの地図では、とくに拡大してある場所だし、きっと一番の賑わいをみせる繁華街なのだろう。ここで夕飯に最適な飲み屋を探そうと思うのだが、まずは観光だ。

カラコロ工房前で降りる予定だった。カラコロ工房とは、和菓子やアクセサリーなどの手作り体験が出来る所だそうだ。予約が必要だそうで、ここに行くつもりはないのだが。

バス停へ着く前に、自動アナウンスで、

「カラコロ工房は、ただいま休館中です」

と言っていた。そうなのか。

バスを降り、商店街の中へ。おお、ガイドブックに載っていたお店がある。あ、そういえばピンクのポストがあるとか・・・ない。どう見てもない。

まだ開店前のお店が多い。良い感じの道ではあるが、人もあまり居なければ、見るべき物もあまり・・・。あ、なんかこれ。

縁結びの神様だって。ハート型の絵馬と、恋みくじ開運みくじが置いてある。それぞれ50円だとか。開運みくじを引いてみよう。50円を賽銭箱に入れて、一つ手に取る。

ちょっと文字が切れてしまった。「分別過ぎれば、愚に返る」だそうだ。中吉ね。あれこれ考え過ぎるとかえって愚かな結果になる。最初のひらめきが良い結果を生むと。なんか、身につまされるな。あれこれ考えてしまう質なので。

信じてないのに、ついおみくじは引いてしまうチョコナッツ。でも今回、あれこれ考えずに旅行を決めて良かったな。

夕飯には、地酒郷土料理が食べられるお店に入りたい。一応ガイドブックで探したけれど、そこはここから少し離れている。まだ開いていないけれど、ここにもいくつかお店はありそう。

あ、地酒の名前がたくさん書いてあるお店を発見。ここいいかも。チェーン店かな。入りやすそう。うん、ここに決めよう。おみくじの結果じゃないけれど、最初のひらめきに従った方がいいだろう。

が、お店が開くのは5時らしい。今は4時15分。5時までどうしようかな。

それにしても、トイレに行きたくなってきた。風が冷たいのよ。でも、この辺にトイレはなさそう。ぐるぐる回って探したが、ない。開いているお店は、工房のようなところとコーヒー店のみ。コーヒーは飲めないけど、何か飲み物を頼んでトイレに行かせてもらうか・・・でも、もうすぐ夕飯なのに。

歩き回って、こんなのも見つけた。ガイドブックにフォトスポットだと書いてあったけど、写真映えするか?子供の遊び場じゃないの?

公園にもトイレはない。コンビニも見当たらない。あ、これトイレか?

違った。何か、本来は剥き出しになっている道路っぱたにあるものが、景観を損ねないように覆ってあるようだ。近くには船着き場もあるが、トイレはない。うーむ。

路上にものすごく簡潔な地図があった。カラコロ工房の隣に県立博物館があるとか。ああ、そういう所ならばトイレあるよね。無料だったらありがたいが、そうでなくてもチケット買って見ようじゃないか。

というわけで、そちらへ歩いて行った。だが、ない。でも、道を曲がったら目の前に松江城があった。ああ、ここか。お昼過ぎに通った道だ。で、

「竹島は日本の領土です」

と書いてある、県民会館があった。資料がありますと書いてあるので、入ってもよさそう。ここにトイレがあるのでは?

入ったらトイレがあった。受付があったので、トイレお借りしてもいいですか?と聞いて、どうぞと言われたので入った。

出てくると、確かに図書館っぽい感じで資料がさくさん置いてある。だが、なんかこれをジロジロ見てはいけない気がした。受付にいた女性も、会釈をしてさよならって感じだし。ここで時間を費やすのは止めて、また外へ出た。

京店商店街の中心地、カラコロ広場に戻ってきた。入ろうと思った居酒屋の前である。4時半を過ぎた。あと少し、ここで写真の整理をしたりしておこう。

ここの椅子に腰かけて、目の前にある居酒屋の開店を待った。本でも読もうか。

居酒屋の中から、兄ちゃんが出て来て看板を出した。そろそろ開店だな?すると、高齢女性が二人、その店に入ろうとした。兄ちゃんと何か話して、

「ちょっと検討してみます」

と言って去って行った。おや、入っても大丈夫かな。時刻はちょうど5時になった。おばちゃん達が去って行く時に、私は歩いて店の入り口へ。おばちゃん達は、大勢でおしかけようとして、やっぱり入り切らないから止めるような事を言っていた。

居酒屋

店に恐る恐る入った。ストレートヘアを肩くらいまで伸ばした兄ちゃんが、カウンターへどうぞと言ってくれた。わーい、一人カウンター、初めて。やってみたかった。一番奥に座った。

日本酒の名前が色々書いてあった。ガイドブックなどで一番印象に残っていた「月山(がっさん)」を頼んでみた。

これが大当たりで、すごく美味しかった。特に、食べ物を食べてから飲むと、とても味が良い。

お腹が空いていたので、手当たり次第に目に付いた食べ物を注文した。アンコウの唐揚げなんて、そそるじゃないか。アスパラ、食べたい。炒め物しかないのか。あと、今日は肉を食べてないから・・・鶏肉(大山鶏)も。あ、キノコの天ぷら盛り合わせって素敵!

って、注文し過ぎた。いや、アンコウがこんなにあるとは。なぜ刺身とかチーズとかにしなかったのだ。脂っこいものばかりではないか。

もう一杯、今度は「石見銀山(いわみぎんざん)」というお酒を飲んでみた。

これは、すごくフルーティー。店員さんが、

「フルーティーなお酒がお好みですか?」

と言って来た。いや、全部初めて飲んだんだけど・・・面倒だから説明しなかった。でも、華やかな香り辛口のお酒が好きで、月山がどんぴしゃだったと言ったら、ちょっと引っ込んだあと、

「月山以上にお勧めなのはなかったです」

と言う。いや、悪いけどもうこれ以上飲まないのよ。

で、お腹いっぱいだったけど、注文した物はすべて平らげた。かなり油がキツい。で、お腹はいっぱいだけど、これだけは最後に頼もうと思っていたので注文。

宍道湖のしじみ汁。いや、ネギも入ってないのか。非常に薄い、いやいやシンプルなお味だった。でも、プリプリで肉厚なしじみだった。

そうそう、途中でトイレに行こうと思って、トイレの場所を聞いたら、何と「外なんです」と言われた。え?外ってまさか・・・

そう、カラコロ広場には公共のトイレがあったのだ。そこに行けと。さっき散々探したのに見つけられなかった-!まさかこんなシステムになっているとは。だって、この辺平屋建てのお店ばっかりで、まさかトイレが共同だとは思わないじゃないか。いやー、さっき何とかなったからいいけれど、本当にもう。

そして、さっき座っていた椅子のすぐ後ろに、こんな出っ張ったものが。これもガイドブックに載っていたな。帰る時にやっと気がついた。それじゃあ、トイレにだって気づかないわな。

因みに、入ったお店はこちら。そういえば、最初は構ってくれていた店員の兄ちゃんだが、途中から常連さんが一人で来てカウンターに座り、それからは全く構ってくれなかった。常連さんにずいぶん気を遣っている様子。大変だなーとか、つい思ってしまった。

ホテル

食べ終わって外に出ると、まだ外は明るかった。ここからは歩いてホテルへ。

チェックインをして部屋に入った。6階だった。

狭いけど、一人だから十分。

浴衣は選べるとかで、別の赤い柄のを持って来た。ちょっと年甲斐もない色柄だったけれど、誰も見てないからいいよね。

窓からの景色はこちら。翌朝の方が晴れていて綺麗だったので、そちらの写真を載せる。

この部屋はキレイだったけれど、テレビは小さくて普通の番組しか映らない。最近大阪や金沢で泊まったホテルのように、食堂や大浴場の混み具合が見られたり、YouTubeが見られたりする物ではなかった。

無料Wi-Fiがあったのだが、この日は非常に不安定で、SNS投稿しようとして、Wi-Fiを時間をかけてつなげたのに、色々書き込んでいざ投稿しようとしたら、Wi-Fiが切れてしまってまた時間をかけてつなげたり。夜遅くなって、動画を観ている時にはずっと繋がっていたが、あの不安定さには参った。テレビが普通のしかないのだから、Wi-Fiがなかったらたまらんよ。

ああ、時代だねえ。

いつも、旅行では寝酒をあおっていたが、考えてみたら水曜日なんだし、飲む必要はないと思った。いや、夕飯に飲んだけれども、それほど酔っていない。しかも、酔いが覚めてからお風呂に入ったし。

その後は日記を長時間かけて書き、SNS投稿をして、眠くなるまで動画を観た。健全だ。本当に、女子大生の独り暮らしみたい。独り暮らしをした事がないチョコナッツ。なんか、独り暮らしってこんな感じなんだろうなぁと、そんな風に感じた一人旅の2回目である。

明日は一人旅二日目の様子を投稿!お楽しみに。