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大阪・関西万博2025ボランティア~2日目の活動

東京から大阪入りして3日目、万博のボランティア活動は2日目の4月17日木曜日の記録。

朝の目覚め

やっぱり2泊目もよく眠れなかった。そして、朝起きたら頭痛だった。

起き上がる前に指圧棒で肩とか首とか腰を押したりして、けっこう時間をかけて体をほぐした。でもやっぱり、頭痛は治らず。

そのうえ、着替えた白いインナーがキツイのか暑いのか、とにかく着心地が悪い。けれど、これを着るしかない。絶対でもないけれど、日焼け防止とか色々あって。

とにかく朝ごはんだ。昨日買って来たヨーグルトも。あ、そうそう。冷蔵庫の扉側に入れておいた麦茶がなんと、

底が凍ってた。うそー、なんで凍るのよ。ヨーグルトが凍ったらどうしよう。ヨーグルトは、夕べ成城石井で4つ買って来て冷蔵庫に入れてあるのだ。因みにこの麦茶は1日以上冷蔵庫に入れてしまったから凍ったのだろう。扉側の方が温度が低いのだろうか。

今日のボランティア活動は夜シフトだった。16時に集合だ。なので、その前に観光をしようと思う。中之島美術館上村松園展がやっているので、そこに行く予定を立てていた。頭痛とはいえ、頑張って行くしかない。ロキソニンを飲んでレッツゴーだ。

東ゲート

中之島へ行った話、上村松園展を観た話は、後日別のブログに書くのでここでは割愛する。さて、中之島から福島駅まで歩いて、今日は東ゲートへ向かった。

昨日万博内の、null²館などがある「いのちパーク」で活動をしたが、その時には写真を撮れなかった。活動中は撮影禁止なのでね。あの辺りの写真を撮りたいと思った私は、今日は東ゲートから入り、いのちのパーク辺りを通って西ゲート近くのボランティアセンター(ボラセン)に行くつもりだった。そう、今日も西エリアでの活動なので、集合場所は西のボラセンなのである。

それと、今日は万博でお仕事をしているお友達2人に会える日なので、英国館と西のアクセシビリティーセンターに寄って友達に会ってから、ボラセンに行くつもりである。

福島駅まで15分くらい歩いたのだが、なぜか通り過ぎて戻る羽目に。線路を目指して歩いていたら、2本ある内の遠い方をなんとなく目指してしまい、近い方の電車に乗るのに行き過ぎてしまったのだ。

無事電車に乗り、福島駅から弁天町へ。弁天町で大阪メトロに乗り換えるのだ。

すると、ああ、なるほど。すごく分かりやすい。

駅にはカラフルな線が引いてあり、乗り換えはスムーズだった。昨日大阪の人が言っていたのはこれか。元の乗り換えしづらい時の弁天町を知らないけれど。

そして13:44頃夢洲駅に到着。おぉ、広い。

改札を出るとそこにはなんかでっかく松の絵が。

あ、写真に撮ったら「夢洲」という字になっている事に気づいたわ。

なんだか小学生かな、団体のお子さんが多い。平日だと学校のお客様が多いのか。

そして従業員用の入り口へ。昨日の西ゲートでは空港の保安検査みたいに荷物を機械に通したが、東ゲートは違った。カバンなどを開けて中を確認してもらい、金属探知機なのかな、見た目エチケットブラシみたいなものを体の前と後ろとでエアー撫でされ、顔認証をして入場した。

入場したらまずはボランティアセンターの場所を確認だ。まあ、こっちのボラセンに行くのは明日なんだけど。

西は入ってすぐだったが、東は逆に一般用のゲ-ト前を越えて向こう側に行くらしい。こちらはすぐに分かった。出入りしている人もいるし。そうだよ、昨日私が西ゲートに行った時、たまたま誰もボランティアセンターに出入りしていなくて、それで見逃したのだ。運が悪かった。

さてさて、それでは写真を撮りに行こう。

写真を撮りに

まずはミャクミャク様。あ、そうか。西と東でポーズが違う

↑こちらが西で

↑こちらが東。

どちらも後ろからなのは、前から撮るには順番待ちが必要だから。まあ、人が入っても良ければ遠くから撮ってしまえばいいのだが、ブログに載せるにはあまり人が入って欲しくないからね。

この西と東のミャクミャクの違いは、後で出てくるので覚えておいて欲しい。ずっと後ね(5日目の活動時)

地図を見ないで行ってみようかと思ったら、早速迷った。EXPO Visitorsのアプリの地図を見たが、自分の現在地が分かるだけで、周りのパビリオンの名前も書いてないし、使いにくい。やっぱり紙の地図か。私が後で観客として来る時には、ぴあのガイドブックに付いていた地図を持って来ようと思う。あれにはパビリオンの名前がちゃんと地図上に書き込まれていたから。

お昼にもロキソニンを飲んだのだが、どうも頭痛肩こりが治らない。色々しょっているのが重いのだろうな。ボランティアウエアなどを持ってこなくてはならないし、どうしてもリュックポシェットと両方になってしまう。

大屋根リングに沿って歩いて行くと、なんだか人だかりが。近づくと民族衣装の方々がたくさん。

UAEのパビリオンの前だ。何やら踊りが披露されている。人だかりがすごくて写真を撮るのもままならない。そして、やっぱりイスラム圏は女性のアテンダントが見当たらない。

さて、いのちパークにやってきた。昨日のブログに載せた霧の写真も撮れた。そして、これがnull²だ!

すごいなあ。奇妙な音も出ているし、風で揺らめいて色も刻々と変わる。動画も撮ったけれど、これは是非現地で見て欲しい。

他にもシグネチャーパビリオンの写真を撮り、そして見つけたスパイファミリーのキッチンカー。

後でこれを探したんだけどなぁ……まあ、それはまだ先の話(活動5日目)

友達に会いに

英国館にやってきた。レストランに入る行列が出来ている。パビリオンの前では楽器の演奏と歌が披露されており、その周りに座っている観客もたくさんいた。

友達に連絡すると、これからシフトに入るという事だった。3階にいるという事だったが、どうやって中に入るのか、行列を無視して入れるのかよく分からない。

パビリオンの前に立っているスタッフさんに言ってみた。

「友達がこちらで働いていて、会いに来たのですが」

すると、建物の中に入らせてくれた。3階へはエレベーターでどうぞと言われた。

エレベーターで3階へ行ってみた。すると、スーツを着た大勢の方がいた。日本人以外の人が多い。モニターなど機械がたくさんあり、ゲームなのか何なのか、大勢のビジネスパーソンがあちこちに固まって見ている。

ちょっと場違い。いや、かなり。ラフな格好でリュックしょってる私は、どう見ても場違い。後々、かなり後になってから、この日に特別ビジネスの催しがあった事を知った。とにかく、リュックを背負ったまま歩けない程、会場内は混雑していた。こんなラフなおばさんは、受付の人にも相手にされない

エレベーター前で水を飲んでいると、お友達から連絡が入った。シフトが変わって1階になったので、3階をゆっくり観てから降りてきてと。いやしかし、会場内には入れる雰囲気ではない。なので、すぐに1階へ降りた。1階はレストランとショップで、ショップには自由に入れる感じだった。

友達はいない。外に出た。外にも何人かスタッフさんはいるが、友達はいない。もうお仕事に入ったのか、連絡を入れても返事がなかった。とにかく英国館の前のベンチに座って一休みした。

もしかしたら、1階というのはレストランとは別の行列の先にあったのかもしれない。私は英国館って、あのビジネスパーソンばっかりの機械の部屋と、レストランとショップと、外のテラスしかないと思っていたが、考えてみたらそれだけなはずがない。恐らく友達がいたのは別の部屋なのだろう。難しい。

そろそろ時間なので、もう一人の今日働いているお友達に会いに、西エリアのアクセシビリティーセンター(ACC)へと向かった。しかし……

おかしい。びっくりだよ。西に向かったつもりだったのに、気づいたらいのちのパークにいた。戻ってる。どうしてそうなったのか。散々ご案内して、地図もけっこう見たのに、それでも迷ってしまう。万博はリングに囲まれていて、方向感覚が失われる事がある。気を付けたし。

余計に歩いたせいで、時間に余裕がなくなってきた。やっと西ゲート横に着いた。この辺にACCがあるはずだ。だが、どこだか分からないのでインフォメーションで聞いてみた。

すると、ACCはゲートの外だった。そうだったか。うっかり。

「一度出られますか?」

とインフォメーションの方に言われたが、一般のお客さんではないので、多分色々違うと思い、結構ですと言って出てきた。少し迷ったが、一度会場の外に出る事にした。

一度ボランティアなどの関係者出口から出て、ACCに行った。無事にお友達には会えた。会って一緒に写真を撮っただけなのだが。そしてもう一度、今度は西ゲートから、手荷物検査などを受けて中に入ったのだった。もう15時半を過ぎている。けっこうギリギリだった。

ボランティア集合

私の今日の活動は「迷子・ベビーセンター」での運営補助業務だ。文字通り迷子の対応や、ベビーカーの貸し出しなどを行うらしい。この迷子・ベビーセンターは東と西それぞれのゲート近くにある。

今日は西だ。まずは西のボランティアセンターに集合である。例によって更衣室で着替え、ボランティアセンターに入ると、今日は「運営補助」の側のテーブルに着く。迷子・ベビーセンターのボランティアは6人だった。

今回、ご夫婦で参加している人がいた。ボランティアはお二人とも初めてだと言う。また今日も、遠くから来て安っすいホテルに泊まって活動中だという話題になる。というか、毎回大体「何回目ですか?」という話から入るのだ。この万博ボランティアが何回目かという話。今日は皆さん初めてで、私だけが2回目だった。

16時の集合時間になっても、1人来ていなかった。最初から人数が足りなかったのか、それとも急な欠席だろうかなどと考えていると、15分くらいしたら男性がやってきた。よかった、6人揃った。

「あー、疲れた」

などと、ちょっと怒っているような威圧的な感じの男性。遅れてきた上に、そんな感じなので皆さん委縮している……かな?

と思った私は、むしろ積極的に話し掛けてみた。

「まだ全然大丈夫ですよ。活動開始まで時間たっぷりありますから」

など。するとその男性、

「30分前に来てたんですけど、入り口で留められてたんですよ。ここって、どのくらいの大きさの荷物が持ち込みダメなんでしたっけ?」

と言う。徳島から来たというその男性は、小さいキャリーケースを持って夢洲駅まで来てしまったそうなのだ。メンバーの一人に、

「大きさはどうでも、キャスター付きの物はダメなんですよ」

と言われて、そうなんすか!?と言っていた。

「延々怒られてたんですよ」

という男性。そのキャリーケースはどうなったのかと思ったら、没収されたそうだ。中身は出して手で持ってアタフタしたとか何とか。そしてそのキャリーケースは捨てられるらしいが、運が良かったら戻って来るかも、的な話があったようだ。

確かに、ボランティアのみならず観客も、夢洲に大きな荷物、キャスター付きのカバンは持ち込めない。混雑した時に危ないから。そもそも混雑の原因になるからでもある。大阪に住んでいるというおばちゃん(私より10くらい年上)が、

「隣の駅にすっと行って、ロッカーに入れてくればよかったのに」

と言った。でも、徳島の男性は土地勘がないからできなかったと。え、隣の駅?隣の駅にはロッカーがあるの?と、私は一瞬耳がダンボ。だが、そこは掘り下げなかった。もちろん自分の最終日の事を考えたのだが、朝早く、多分混雑している状態なのに、1つ前の駅で降りてなんていうのは、あまりしたくない。

「皆さん優しくてよかったー」

と、徳島の男性は言った。最初は独り言がちょっと怖かったが、そういう大変な事があったのかと分かり、皆さん徳島の男性が怖くないと分かったようだ。土地勘がない、という話の時に私も!と共感したのだが、徳島の男性は宿泊はしないそうだ。それならなぜキャスター付きのカバンで来ちゃったかなー、と思ったのは私だけではないと思う。彼はまた別の日にもボランティアに来るわけだから、今後は大丈夫だろう。しかしもう、今日持ってきたキャリーケースは戻ってこないのだろうが。

さて、また私以外の人はクオカードの受け取り同意書にサインをし、それからロッカーの鍵を渡されて荷物を入れた。今日は私も間違えず、鍵を渡されるまで荷物は持っていた。そして17時頃、ディレクターさんに連れられて迷子・ベビーセンターに移動した。

迷子・ベビーセンターでの活動

西エリアの迷子・ベビーセンターは、インフォメーションと同じ建物内にあった。西ゲートのすぐ横である。

ワンフロアの中に左からインフォメーションカウンター、地図売り場のカウンター、そして右側にベビーカーの貸し出しカウンターがあった。ソファがいくつもあり、スマホの充電器などもあった。ごっついマッサージチェアが2台置いてあるようで、予約が必要なのか、それとも何となく空いたら誰かが座るのか、いつも満席(2人だけど)だった。もしかしたら、ソファに座っている人達はそのマッサージが目当てなのかもしれない。

ベビーカー貸し出しカウンターの更に右側には奥まったスペースがあり、授乳室子供用トイレ、そして1つだけだれでもトイレがあった。あと、ミルクを作るためのお湯や、水道場もある。授乳室は、たとえ赤ちゃん連れのお父さんでも男性は入室禁止。もちろんスタッフやボランティアも男性は入れない。ま、私たち女性も特別問題がなければ入らないが。

最初に我々夜シフトのボランティアは、そのような施設の説明(奥まったスペースの方だけ)を受けたり、ベビーカーの清掃の仕方を教わったりした。そして、6人を2人ずつのグループに分ける事になった。

「お友達同士の方はいますか?」

と聞かれた。つまり、同じグループにして欲しい人はいるかと。そうしたら、かのご夫婦が手を挙げた。同じグループにして欲しいなんて、仲が良くて羨ましい。うちだったら敢えて別々にしてお友達を作ろうとするかもしれない。というか、そもそもボランティアは絶対にやらないうちの夫。比べようもなかった。

A、B、Cのグループに分かれた。私は大阪のおばちゃんとBになった。そうそう、このベビーセンター内で休憩を取れるし、途中で寒くなるかもしれないから上着を持って行きたいしで、リュックを持ってきたのだが、あまり置くところがなかった。バックヤードはあるらしいのだが、そっちは棚がもういっぱいで置けないと言われた。ベビーカーがたくさん置いてある場所に置かせてもらったが、途中で移動されたりと、ちょっと邪魔だった。ボランティアセンターは近いのだし、荷物はなるべく置いてきた方がよかった

さて、17時半から3つのシフトに分かれた。Aチームは休憩、Bチームはベビーカーの貸し出し、Cチームは入り口でリストバンドを配布するというもの。

このリストバンドは、研修では「迷子ワッペン」と言われていたものだと思う。実際はワッペンではなくリストバンド型になったようだ。ミャクミャクの柄で、黄色やピンク、水色などのカラフルなリストバンドで、これも最初に説明があったのだが、QRコードの部分を切り取って保護者に持っておいてもらい、それ以外の部分をお子様の腕やリュックなどに付けてもらうという事だった。保護者に電話番号などを登録しておいてもらい、お子様を保護した際に連絡が行くというもの。これの弱点は、子供を保護出来ておらず、保護者の方が迷子センターにやってきた場合には役に立たないという事だ。

しかし、今は木曜日の夕方。迷子はあまりいない。実際迷子が保護される事も、子供がいなくなったと言って訪れた保護者も、この日の活動中にはいなかったのである。

さて、まず私はベビーカーの貸し出し業務の補助をする事になった。と言っても、受付をするのはスタッフさんで、我々2人はカウンターの左右に立ち、ベビーカーを借りる人がいたらべびーカーを広げるという作業がある。

が、この時間に借りる人はあまりおらず、1回あったかな、というくらい。しかし、返却はけっこうあった。返却されたら、傘の部分や下のカゴなどに忘れ物がないかどうかを手で探って確認し、隣の部屋へ運んで消毒液と布巾を使って簡単な清掃をする。そして畳んで他のベビーカーにくっつけて並べる。

たまたま私はカウンターから少し遠い所に立った。1人はカウンターのすぐ横、もう1人はこの辺、と指示されたのだ。大阪のおばちゃんがカウンターのすぐ横に立った。

ベビーカーの返却はたまにしか来ない。続けて2台来る事もあまりなかった。するとどうなるか。

返却するお客さんはカウンターへまっしぐらだ。カウンターにいるスタッフと言葉を交わし、すぐ横にいるボランティア(つまり大阪のおばちゃん)が忘れ物の確認をする。そしてお客さんは去り、おばちゃんはそのままベビーカーを持って隣の部屋へ行く。掃除をする。

掃除は私がする、と言っても良かったのだが、私には分かっていた。たまにしか仕事がないのだ。仕事がない時にはずっと立っているのだ。立っているのは辛いのだ。作業をしたいのだ。おばちゃんも、その後ずっと立っているよりはベビーカーの掃除までしたいだろう。まあ、言葉を挟む余地もなくさっさと行ってしまうしね。

というわけで、敢えて口を出さず、おばちゃんがベビーカーの掃除をしている最中に返却があった時にだけ、私がやった。1回だったかな。

ただ、立っているだけの時でも、お客さんへのご挨拶はした。こんにちは、とか行ってらっしゃいませ、とか。それと、ソファに座っていたお客さんが(特におじさんが)ふらふらっと授乳室の方へ入って行く事があり、その時には私がそっちへ歩いて行って、

「どうされましたか?何かお探しですか?」

などと声を掛けた。おじさんは、

「いや、なんでもない」

とか、

「トイレは清掃中か」

などと言ってまた戻って行く。清掃中のトイレは子供用のトイレだったのだけれど。

それと、入ってきて「トイレはどこですか」と言うお客さんもいる。左側へ歩いて行き、自販機の所を左に曲がるとすぐにあります、と答えた。私がボランティアはけっこうやっているという話をしていたからか、そんな時に徳島の男性が、

「流石、ベテランっすね」

と言っていた。そんな事はない。全然。それから、スタッフさんに頼まれてベビーカーの数を数えたりもした。

誰も来なくてただ立っていた時、窓越しに夕日が沈むのが見えた。すごく大きくて赤くて、綺麗だった。今写真は撮れないけれど、この夕日を後々思い出すだろうなと思った。

休憩

18時半になって、Aチームのご夫婦が戻ってきた。まだ1時間しか経っていないのか、と不思議だった。大阪のおばちゃんも同じ事を思ったようで、途中で「あの二人なかなか戻ってこないね」と言っていた。いや、まだ休憩時間中だからいいのだよ、と言ったら驚いていた。まだ1時間経っていないのかと。

スタッフさん、いやチーフディレクターかな?かっこいい女性なのだが、その人にバックヤードで休憩してもいいのかと聞いてみた。そうしたら、いいのだけれど、無線も飛び交ってちょっと落ち着かないかもしれないと言い、一応見せてくれた。ここで休憩してもいいけれど、私だったらボランティアセンターに行くと言っていた。あっちの方が広いし落ち着くからと。

そう言われて、我々もボランティアセンターで休憩する事にした。西の従業員食堂はもう閉まっているし、どこかのパビリオンで食事しようとすると並ぶかもしれないし彷徨っていては時間が足りないので、コンビニで買う事にした。

西ゲート前にセブンイレブンがある。さほど混んでいない。セルフレジなら並ばない。ちょっと寒くなってきていて、手が冷たかった。昼間にはサラダうどんのような物にすれば野菜も摂れると思っていたが、やっぱり温かい物がよくなった。迷ったけれど、肉うどんにした。それと、ひじきの煮物もつけた。

おばちゃん二人はコンビニでのレンチンもできない。

「これ何分やればいいの?」

と大阪のおばちゃんが店員さんに聞いてくれた。私が分からなくて。店員さんが最初1500ワットの所を見てくださいと言ったが、だから何分?みたいにおばちゃんが聞いたら、1500ワットなら5分、などと書いてあった。でかでかと書いてあった。若い店員さんごめんなさい

おばちゃんが紙袋をもらったとかで、一緒に入れてくれた。手で持つと熱いでしょうと。そしてボラセンへ。ボラセンでは手を洗う事も出来る。さて、食べよう。モタモタしてしまって時間がかかってしまった。

うどんを一口食べて叫んだ。

あ、関西風だ!

関西風や、と言いそうになって寸での所で辞めた。目の前にネイティブの人がいるからね。しかし、コンビニのうどんなのにちゃんと関西風のつゆかぁ。そりゃそうか。薄味で甘い。関東のコンビニ飯でこの薄さはない。ちょっと感激。旅先でコンビニなんてと思いがちだが、意外に、いやむしろ面白い。

おばちゃんは、この間伊豆に旅行に行ったら何でも辛くて、と言っていた。しょっぱい事を辛いという辺り、関西人か。いや、もしやお年寄り?そういやうちの義母も辛いって使うか。硬いことを「こわい」とか、煮る事を「炊く」とか、正しい使い方ではあるが、あまり自分は使わない言葉ってあるよね。

ひじきの煮物も甘かった。甘くて美味しいと言ったら、おばちゃんが良かった、と言っていた。因みに私が使う「甘い」は、本当に甘味の意味であり、塩辛くないという意味ではない。義母は塩味が足りない時にも「甘い」と言う。ちょっと紛らわしい時がある。

おばちゃんは東京に5年くらい住んでいた事があるとかで、東京のどの辺に住んでいるのかと聞かれた。おばちゃんが住んでいたのはうちよりもだいぶ西の方だった。

さて、食べ終わったし夜の万博を見てみようという事になった。あまり時間がないので、大屋根リングの上に上ってちょっと見るだけになるが。

エスカレーターで1段上へ上った。更に上に上ると、昨日の私のように時間がない事になるので、そこは諦めて下の段を歩いた。

シンガポール館の赤いドットや、オランダ館の紫の玉、そして向こうの方には水上ショーがやっていて、小さく見えた。

ま、こんなもんで時間切れ。エスカレーターを降りる。あと10分ほどで休憩が終わる。

だが、ライトアップされたガンダムも、よしもと館も、ミャクミャクも撮りたい!

急げ急げ!けっこう近いようでも遠いのよ。駆け足でボラセンに戻り、着替えてベビーセンターへ。ふう、間に合った。いや1分遅れたか?

迷子・ベビーセンターの仕事というより……

今度は入り口付近に立つ事になった。とはいえ、もう夜なのに今更リストバンドを配布するのもなんだかおかしい。

と、そこでチーフからお声が掛かる。今から東ゲートへ行ってベビーカーを運んで来てもらいたいのだそう。ベビーカーは西で借りて東で返したり、その逆もある。数を合わせるのだろうか。そのベビーカーを運ぶ際、ちょっとおつかいもあって50分くらい歩く事になるけれど、大丈夫ですかと聞かれた。ここに留まりたければ留まっていいとも言われた。

チョコナッツ、迷った。連日の活動で、毎日歩き回ると疲れるからエリア活動とベビーセンターとを交互に入れたのだ。ベビーセンターの時に歩き回ってしまっては体が持たない。今日は頭も痛くてちょっとしんどい。が、ちょっと変わった仕事は是非やってみたい。夜シフトでなければ出来ない仕事だし、ブログネタとして美味しい

ということで、大丈夫ですと答えた。行きますよと。

もうCチームの休憩時間は過ぎているのだが、Cチームの二人がベビーカーを2台持って帰ってきた。そうか、もう彼らはこれをやっていたのか。で、休憩に入っていいよと大阪のおばちゃんが言ったそうなのだが、チーフに言われてからでいいと言って休憩に行かなかった。20時頃にようやく休憩に入ったが、もう最後までという事になる。まあ、それでも会場内を回ってくればいいしね。楽しんで来て!と送り出した。

さて、いよいよ東ゲートまで行くのかと思ったら、スタッフさん同士で話し合って、おつかいを含めると1時間以上かかるという話になった。我々ボランティアの活動は21時までと決まっている。もう20時なので、1時間以上かかったら時間を過ぎてしまう。

という事なので、おつかいはスタッフさんが二人で行く事になった。我々はこの場に留まる事になった。ブログネタとして美味しいと思ってはいたものの、行かなくていいとなってホッとしたのであった。あまりにも疲れている。観光している私がいけないのだが。

さて、出入り口に立っていたら、スタッフの若い女の子がけっこう色々しゃべってくれた。こんくらい研修をしたとか、こんな事を覚えさせられたとか。しゃべりたいのだね。面白かった。

さて一方、暇かと思ったらそうでもなかった。入口にいると色々とお客さんから質問されるのだ。チケット関係の事や地図を買いたいなどはインフォメーションへどうぞと伝えるが、他にも、

・TAX FREEはどこか
・スタンプはどこか
・車いすはどこで借りられるのか
・トイレはどこか

などなど。外国人のお客さんが半分くらいだった。特に消費税を返してもらうTAX FREEがね。車いすの話は、今後の為に聞きたいという事だろう。あと、車いすは西ゲートで借りたら西ゲートに返すように言われたけれど、東ゲートから帰りたいからどうのこうの、という話もあった。ベビーカーはどちらで返してもいい事にしているのだから、車いすだって同じようにすればいいのにと思ってしまったが、やっぱり大変なのだろうか?運ぶのは車でいけるのでは?

質問には大抵スタッフさん、とくにチーフが答えていて、だんだんそれを聞いていた私が、同じ事を聞かれたら答えるという感じだった。なんかこう、すごく楽しかった。ボランティア冥利に尽きるというのかな、いっぱい予習したりして(全然充分ではなかったが)準備してきたのはこの為だから。

活動終了

21時頃、ボランティアセンターのディレクターさんが迎えに来た。

「ちょっとトラブルがあって、迎えに来るのが遅くなってすみません」

と言われたが、5分前くらいだし、全然遅くなっていないと思うが。トラブルは、ロッカーの鍵だったか、AD証だったかを失くしてしまった人がいたとか。鍵の紛失はけっこうあるようだ。

ボランティアが6人揃ってボランティアセンターに帰る時、上空でいきなり光が弾けた。そう、ドローンショーが始まったのだ。うわあ、めっちゃ綺麗。

「ちょっと見ていきますか」

ディレクターさんが、我々を少し座らせてくれた。嬉しい。明日も見られるか分からないし。花火のようでもあり、でも煙が出なくて本当に綺麗に見える。宇宙空間を模したショーは、感動ものだった。

まあ、もちろん全部は見られない。21時までにボラセンに戻らなければならないから。ちょっと1~2分見せてくれただけだが、感謝だ。で、ワーワー騒いでしまったが、近くで動画を撮っているお客さんもけっこういたのに、声が入ってしまっただろうから申し訳なかった。お客として来る時には、絶対にこのドローンショーを観てから帰ろうと思った。できればリングの上で観たい。

ボラセンに戻り、ロッカーの荷物を取ってきて、さっさとユニフォームを脱いで片づけていると、徳島の男性が、

「写真撮ってもらえますか?」

と言った。ああ、そうだ。私も着替える前に撮ってもらえば良かった。昨日は写真の話を出したものの、誰も乗ってきてくれなくて自撮りしたのだ。でも上半身しか入らなかったから、バッグも入るように人に撮ってもらいたかった。

まあ、もう脱いでしまったからいい。徳島の男性には、写真を撮るなら撮影スポットで、と言って連れて行き、撮ってあげた。キャスター付きの事と言い、あまりルールを押さえていない人だったな。とても良い人だったけれど。

すぐに解散になった。疲れたので東ゲートまで行くのは辞め、シャトルバスで帰る事にした。他の人が皆東ゲートへと歩いて行くので、思わず一緒に会場内に入ってしまい、あれ?どうやって出るんだっけと一瞬途方に暮れた。そうだ、ボラセンの建物を出たらすぐに外へと出られたのだ。またAD証を出して関係者入り口を入り、それからまっすぐに外へ出た。

もう西ゲートには来ないだろうと思うと、少し名残惜しい。夜の西ゲートの写真も撮っておこう。

シャトルバスにはすぐに乗れた。夜なので、昨日よりも混んでいた。私はギリギリ座れたが、立って乗る人もけっこういた。座りたければ次のバスという手もあるようだ。またKANSAI MaaSで支払いを済ませていたので、降りてゲートを出る時にはスムーズに出られた。

夜食

大阪駅に帰って来た。また念のためにコインロッカーの確認をした。今の時間、改札の中も外も空いている。中央口改札から出たが、そこからホテルに向かうのにまた迷った。ウロウロして、ホテルのページの案内を見て、やっと分かった。これだと最終日にこのコインロッカーに辿り着けない可能性がある。明日は活動前に鶴橋へ行くので、大阪駅から電車に乗る。最終日のリハーサルをしよう。つまり、最初にロッカーの所に寄ってから電車に乗るのだ。今日はまず徒歩で中之島へ行ってしまったので、まだロッカー経由で大阪駅に行っていないのだ。

明日の朝ごはんを買う為にコンビニに寄る事にした。今日もローソンにした。もう夕飯は済ませたが、かなりお腹が空いてしまった。ここは夜食と行こうか。

色々物色していたら、なんと!一昨日も見たはずなのに、ここにたくさんのヨーグルトが!おかしい。ああ、成城石井よりも安いヨーグルトが売っていたではないか。なぜいっぺんに4つも買ったかなあ。まあ、ヨーグルトの為だけに成城石井に寄りたくなかったという事なのだが(伏線回収)

そして、この時間なので50円引きのシールが貼られたデザートがいくつか売っていた。これにしよう。最近クッキーシューに惹かれてね。でも青森で食べたクッキーシューが思ったほどではなくて。

ということで、部屋に戻ってお湯を沸かし、持参したルイボスティーを淹れた。カフェインレスとはいえコーヒーは夜なので辞めておこうと思って。普通の人なら夜だからカフェインレスコーヒーにするのだろうが、私の許容カフェイン量がだいぶ低いので。クッキーシューはめっちゃ美味しかった。ロ―ソンスイーツ流石。

もう11時なので、洗濯もPCも辞めておこう。シャワーを浴びて歯磨きをして寝るだけだ。今日はほぼ一日中頭痛に悩まされた。やはり暑かったのかもしれない。夜になって涼しくなったからか、朝と昼に飲んだロキソニンがやっと効いたのか、いつの間にか頭痛は治っていた。

水を買おうと思ったが、コンビニでは買わずにホテルのコインランドリーにある自販機で買った。というのも、小銭が必要だからだ。コインランドリーが100円玉で500円分必要だとリサーチ済みだ。なので、千円札を入れて水を買った。これで明日のコインランドリーは大丈夫だ。それではお休みなさい。

2日目の活動レポはこれで終了である。3日目の明日は、これがまたいっぱい大変な事や楽しい事があって。是非次のブログも読まれたし。それではまた!