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年末大阪旅行~夜出発の初日

2022年1月2日(日)

出発日はバラバラで

コロナ禍に突入してから初めての旅行に出かけた。以前は冬にはスキー旅行に出かけていた我が家だが、今年は大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行くべく、7年ぶり2度目の大阪旅行を計画していた。

初日の12月28日。元々次男が高校で数学の補習授業があるからと、夜7時の飛行機を予約していた。それに加えて、午前中は練習試合が入った次男。お弁当を作ると後が忙しいので、適当にコンビニでお昼を買ってもらった。

私は、夕方まではいつも通りだった。洗濯をし、掃除をし、生協が来て、パソコン作業をし、洗濯物を取り込んで畳む。

だいぶ前には夜出発の旅行もした事があったのに、何だか初めてのよう。こんなにソワソワ落ち着かないものだったか。

夫は羽田空港に割と近いところへ用事があると言って、午後の早い時間に家を出てしまった。出てから、ベルトを忘れたから持ってきてくれとLINEがあった。

長男は、空港でうどんを食べるからと、先に出かけた。我々はJR線で出かけるつもりだったが、長男は地下鉄の定期があるので、別ルートで行くという事だった。

ふむ。私は次男の帰りを待つ。

子供が大きくなったという事もあるが、今4人全員がスマートフォンを持っているという事が、我々の行動、旅行の形態を大きく変えたと思う。バラバラに出て、もし会えなかったら大変だと思うが、スマートフォンがあれば大丈夫だ。それでも私は一人で行動するのは嫌なのだが。

次男は思ったよりも40~50分早く帰って来た。これなら、空港のレストランなどで食べられるかも。そう思って予定よりも早く出た。

次男が疲れてしまっているのでは、と心配していたが、思ったよりも元気だったのが良かった。そして、自分はリュックを背負っているのに、私のキャリーケースを運んでくれた。

空港へ向かっている途中で、夫からLINEが入る。なんと、マグロのぶつ切りを入手したと。写真付きだった。

この日はとても寒かった。外や駅のフォームは凍える寒さ。そのマグロの写真を見た時に、

「この寒いのに、これを食べるのか?」

と思ったほど。少し凍ったマグロを噛む事を想像して、ぶるぶるっと震えそうになる。マグロがあってもご飯がないしな・・・。

羽田空港

空港に到着。意外に早くない。これだとお店に入っている時間はなさそう。というか、マグロがあるからそれを今食べないといけない。

それはそうと、いつもの出発ロビーに着いた時、ものすごく違和感があった。一言で言うと「暗い」。

「あれ?休み、じゃないよね?」

と思わず言ったくらい。いつも飛行機に乗る時には朝だから、ここはいつももっと明るかった。太陽光が入っているとは知らなかった。天井を見上げると、なるほどたくさん太陽光が入るようになっているようだ。夜だと分からないが。

入場ゲートの前に座って家族が揃うのを待つ。ちょっと周りにある店を除いたが、今食べるようなものはなかった。お土産物ばかりだ。

4人が集合し、保安検査場に入った。それぞれ荷物や体をチェックされる。

マグロのぶつ切りは長男のリュックに入れてもらっていた。あれが問題になったりしてないか?と心配になり、長男を探すと、何だか問題が発生しているらしい。

「どうした?」

近づいていって話しかけると、

「やっちゃったよ。筆箱にハサミが入ってた」

そういうのを持って行かないように、と注意しておいたのに、そもそも筆箱が入っている事も忘れていたし、筆箱にハサミが入っていたのも忘れていたそうだ。

「この長さのハサミは機内に持ち込み出来ないのですが、どうされますか?今から荷物を預けに行っていただくか、放棄されるか」

と、保安検査職員の女性に聞かれて、かぶせ気味に

放棄します

と言い放つ長男。そして私に、

「幼稚園のハサミだから」

と言う。だが、

「いや、幼稚園のハサミはあれじゃないよ」

と私が言う。次男もそれに同意。そして、

「何センチなら持ち込めるのかな」

と言うから、

「幼稚園のハサミなら持ち込めるんじゃない?」

と適当な事を言う私。

それにしても、長男はリュックから色々出し過ぎている。パソコンは出すべきだが、コードとか充電器とかまで出していて、それをしまうのに時間がかかる。少し先のソファで待っている夫が心配そうに立ってこちらを見ていた。

やっと夫の所へ合流し、夕飯を探しに行くことにした。長男はうどんを食べたのでもう要らない。夫も何かしら食べたのだろうから、私と次男の分で良い。というか、私は後でどうせ飲みながら食べる訳だから、今は次男の心配だけでいい。

よく、この辺のお店でサンドイッチを買う。カツサンド卵サンドが美味しいお店。

ところが、夜だからだろう、サンドイッチの棚は空っぽ。お弁当がいくつかあるが、次男のお昼はコンビニのおにぎりだったそう。売っているお弁当は、おにぎりや海苔巻きやいなり寿司ばかりで、かぶる。大阪に着いたらたこ焼きを買う予定だと言うと、次男は大阪まで我慢すると言った。

何も買わずに戻り、マグロのぶつ切りを食べる。旨い。だが、少ない。しかし、マグロだけ食べるというのも・・・ご飯か酒が欲しかった。もっと食べたかったけれど、次男に多めに食べさせる。わざわざ入手したというマグロなので、とても美味しかった。

大阪へ

夫がどこかから、エビカツサンドチョコレート菓子を買ってきた。すぐに搭乗開始になったので、機内に持って入った。

私は思っていた。いつも機内で何か食べるけれど、今回は感染防止の為に、機内ではマスクを外せないのではないかと。だから、出来るだけ飛行機に乗る前に食べようと思っていた。しかし、今はとにかく次男にエビカツサンドを食べさせねば。

「俺が食べるんだけど?」

夫は自分の為にエビカツサンドを買ってきたらしい。次男にはお菓子の方。だが、何も買えなかった我々の為、夫はエビカツサンドを分けてくれた。3個入りだったので、次男に一つあげ、私は遠慮して半分だけ食べた。

次男は機内で勉強していた。高校生は忙しいから。

驚いた事に、機内のドリンクサービスがあった。これはないと思っていた。コンソメスープをもらった。飲むときにもマスクをちょっとずらして飲み、すぐに戻す。けれども、機内は換気がバッチリだそうだし、接触感染さえ気をつければいいだろう。ただ、すぐに目を触ってしまう癖があるからな、私は。

それにしても、あっと言う間に大阪に着く。

大阪伊丹空港。ただ、混雑していたそうで、最初のアナウンスよりも長くかかった。

羽田から約1時間で着き、手荷物も預けていないので、すぐに空港を出る。そして目の前のモノレールに乗る。私と次男は空港名が書いてある所で写真を撮ったりして、二人に遅れを取る。なんだろうね、本当に行動が2対2に分かれているのだ。

さあ、大阪に着いて一番最初に実感する違いがエレベーター!

皆さんご存じ。関東は皆エレベーターの左側に乗り、右側を空けるが、関西は逆なのだ。エレベーターの右側に立つのは慣れないが、そこが面白い。

7年前は新幹線で大阪へ行った。新大阪駅のフォームに着いて、最初のエレベーターは皆左側に乗っていたのだ。ここは、皆さん東京から来た人達だからそうなるのだ。しかし、その次に乗るエレベーターから逆になった。それが面白かった。

今回は、モノレールの駅のエレベーターから左空けだった。

しかーし、本当は全国的に片側を空けて乗るべきではないのだ。それは分かっているが、なかなか歩行する人を自分が止める勇気がない。つまり、大阪に行くと右側に乗ってしまう

そうして、モノレールで蛍池へ行き、そこから阪急宝塚線で阪急大阪梅田駅へ行き、そこからJR線に乗るのだが・・・

ちなみに、蛍池は「ほがるがいけ」と読む。会話の中で「ほたるけ」と言っていて、後で分かって恥ずかしかった。

宝塚線の中で、どこでたこ焼きを買うかという話し合いがあった。ユニバーサルシティ駅で降りてたこ焼きミュージアムで買って、徒歩もしくは一駅だけ乗ってホテルへ向かうか、阪急梅田駅の周辺で何かを買うか。

たこ焼きミュージアムは10時まで。そして、ホテルのチェックイン予定時刻は10時にしてある。梅田で9時だった。間に合うのか?

阪急梅田駅に着くと、夫がどんどん先を歩いて行った。JR線とは違う方へ行く。看板を差してこっちだと言う。どこか調べていい店見つけたのだと思った。

がんがん着いていく。阪急梅田駅とJR大阪駅はくっついていて、人も大勢いるし、いろんな路線が乗り入れていて、初めて行く我々には迷路そのものだった。

行きかけて戻ったり、エスカレーターで上ったのにすぐ下りたり、夫はちょっと迷っているようだった。

そうしてちょうど10分駅構内をさまよった挙げ句、夫は言った。

「あれ?JR線が分からないよ」

と。はあ?JR線はそもそも改札を出る前に階段を上る必要があったのよ?お互いの意図を誤解していた。夫は、もう今からじゃたこ焼きミュージアムは間に合わないから、この辺で探そうと言った。

そう決めて、駅から離れて繁華街へ向かう。が、改めて考えてみると、まだ9時10分。ここからJR線に乗ってユニバーサルシティ駅へ行くには10分くらいだ。それなら、まだ間に合ったのに・・・。

とはいえ、もうこの状況だからと繁華街へ。

お好み焼きを買う

お好み焼き屋さんがいくつかあった。その中で、テイクアウトOKのお店があったので、そこで買う事にした。

焼き上がるのに20分かかるということだった。

4枚注文し、一旦店を出た。本当は、店内でちょっと酒でも飲んで待っていようかと思ったが、未成年者がいるとダメなのだそうだ。ええ?飲み屋に連れて行った事もあるのに?夫と店員の間でそういう会話があったので、とにかく外へ出た。

長男が、こういう時はゲーセンでしょ、と言ってずんずん歩いて探し始めた。しかし夫は、

「えー、せっかく大阪に来たんだから、街を見ようよ-」

と言って、一人で別行動をすると言った。何だか分からないけれど、私は子供に付いていった。せっかく大阪のキタへ来たとは言っても、特別変わった街でもなかった。近場では蒲田とか川崎に似ている気がしたし、地方都市にも似ている街があったような気がする。それほど特別感はない。あるとすれば、やはりお好み焼き屋が多い事と、金髪青年が多い事か。いや、最近東京でも夜の街を歩いていないから、もしかしたら金髪青年は東京の方が多いかもしれない。

ゲーセンにも時間によって年齢制限がある。昔福岡に行って、家族でゲーセンに入ろうとしたら、小学生は夜7時までと言われて諦めた事があった。

17歳の次男は、しかし18歳に見えなくもないので、明らかに小学生だったあの頃と違って何も言われないだろう。が、実際高校生は10時までだった。まだ9時台だから大丈夫。

息子達は店内をうろうろし、太鼓の達人を見つけて二人で始めた。実に楽しそうだった。良かった良かった。私はすぐ後ろでキャリーケースを持って突っ立っていた。多分変なおばさんだったと思う。

20分経ったので、お好み焼き屋へ。夫も既に店の前にいた。お店に入ると既に出来ていて、お好み焼きを受け取った。ああ、しかしもう10時にホテルには着けない。

「ホテルに連絡した方がいいかな」

どうも、30分近く遅れそうだが。

「このくらい大丈夫だよ」

夫に言われて安堵した。電話なんかしたくない。それでも、お好み焼き屋でも名前を聞かれたし、ああ、名前言うの苦手。

そして、無事JRゆめ咲線に乗り、終点桜島駅に着き、目の前のホテル「リーベルホテル・アット・ユニバーサル・スタジオジャパン」に行った。

ホテル

大きなホテルだ。チェックイン時、また名前を聞かれる。何か予約番号とか見せる方がよっぽど楽なのに。

旅館とか、ホテルでも場合によっては部屋に案内してくれるが、ここはなし。まずどこにエレベーターがあるのかさえ、分からない。手近にいたホテルマンに聞いてやっと分かる。

エレベーターに乗って、13階を押すも、ボタンが点灯しない。試しに3階を押すと点灯する。これは、ひょっとして?

そう、カードキーをかざすところがあって、カードをかざした上で13を押すと点灯した。おぉ、ちょっと旅行しない間に世の中進歩したものだ。

部屋は、やはり狭かった。2~4人部屋だったので心配していたのだ。だが、ちゃんとベッドが4つあって安心した。昔、4人でベッドの部屋を予約したら、一つはソファベッドで、とても寝れたものではなかったのだ。その当時はまだ息子たちが子供だったので、二人で一つのベッドに寝てもらったが、今回それだったら私がソファベッドに寝るしかないと覚悟していたのだった。

部屋からの眺めは最高だった。USJとは反対側だが。エレベーターの窓からはUSJが見えた。

スパ付きのホテルだが、温泉旅館とは違って、部屋の外へ出る時にはちゃんと服を着ていないといけない。ただ、スリッパはスパは○、レストランは×と書いてあった。良かった。

パジャマ付きだったが、浴衣にしてくれたら、それでお風呂と部屋を行き来できるのに。それで、私は寝る時には自分のパジャマを着るのだが。今回はホテルによくあるズボンのない裾の長いパジャマで、私はズボンを持参していた。男性陣はそれだけ。浴衣だと思えば別に大丈夫だと。

これで思った。女性はスカート、男性はズボンという文化はおかしい。むしろ逆の方がいいと思うのだ。比較的女性は冷えに弱いし、毛も薄いから寒い。男性は筋肉や体毛のお陰で寒くないみたいだし、夏はスカートがいいのではないか?

それで結局、性別で服装を分けるのではなく、好きな方を履けばいいという事になるのだ。女性がズボンを履くのはいいとして、男性がもっと自由にスカートを履けるようになるといいと思う。余談だが。

お風呂もまあ、厳重というか何というか。靴(スリッパ)を入れるロッカーがあり、脱衣所にもロッカーがあり、貴重品入れもあった。ここは、タオルを部屋から持って行かなくていいのが楽だ。使ったらそのまま置いてこられるのだ。部屋には別にタオルがある。

それにしても、混んでいた。少し洗い場で待ったくらい。そろそろ11時だと言うのに子供もたくさんいる。そう、このホテル、入る時から若い子がたくさんいた。USJから帰って来た子たちだろう。親子連れも多い。広いお風呂だが、何だか人がいっぱいいて、好きな浴槽に行けない。一番広いところに入ったが、お湯がぬるかった。

部屋に戻って、みんなでお好み焼きを食べた。ちょっと冷めてしまったが、美味しかった。流石大阪。モダン焼きという、焼きそばが入っているものが美味しくてびっくりした。焼けてカリカリになった焼きそばが旨い。ちなみに、このお好み焼き屋は「お好み焼き ゆかり」という店だった。

これで1日目は終わり。次に2日目、USJの出来事を書くのでお楽しみに。