2025年夏の旅行は大阪・関西万博。そして常々夫が広島に行きたいと言っていたので、それじゃあついでに…という事で、万博の翌日には夫婦で広島へと向かった。
大阪を出る
大阪のホテルはツインの部屋を2部屋予約し、私と夫の部屋の隣が息子たちの部屋だった。
9月8日月曜日、朝の9時過ぎに夫と二人でチェックアウトをした。息子たちはまだ寝ているだろうと放置。
長男はこの日だけ有休をとっていて、翌日は仕事。多少道頓堀辺りを観光してから新幹線で帰宅したようだ。
次男は大阪城とやはり道頓堀を観光したらしい。前日あんなに足が痛いと言っていたのに、一晩寝て回復したそうだから若いって羨ましい。串カツと生ビールの写真が送られてきたから、大人じゃん、と返したら、昨日阪神が優勝したからビールが200円しなかったとか。ラッキーだな。因みに次男は二十歳である。
さて、我々夫婦はもう一泊広島で。スーツケースを今度は持ってくれる人がいないのだが、私の方が重いので、運ぶ時には夫が交換してくれた。
ホテル近くの大阪天満宮駅からJR線に乗ったのだが、電車はなかなか発車しない。どうやら人身事故があったようだ。しばらく止まると言っている。
「タクシーにしよう」
と夫が言った。電車では座れないし、いつまでも立っているのは辛いから、私も賛成して出た。夫がインターホンで聞いた(無人駅だった)ら、ICカードをそのまま普通に改札機に通して出ていいという事だった。入場料取られたのかな?カードだとよく分からないね。
タクシーを捕まえるのもなかなか大変だった。外は暑いし。どっちが新大阪駅の方角だか調べて、そっちへ行ったら車があまり通らなくて、大通りに戻ってやっと捕まえた。タクシーに乗って「新大阪まで」と言うと、運ちゃんは「こっち向いちゃってるから…云々」とぼやいていた。よく分からん。
タクシー内ではラジオが掛かっていて、JR線で人身事故があって止まっていたけれど、運転を再開したと言っていた。なんだかね。
途中、私がボランティアをやった時に何度も通った道が目に入った。それを夫に言ったら、近くにあった酒屋を指して、
「こういうとこ、通っちゃったりしたの?」
と言われた。いやいや、ボランティアは夜シフトの事も多かったし、夜もお酒を飲まなかったから全然よ。
そして、あっという間に新大阪駅に着いた。もし電車だったら、北新地駅から大阪駅まで徒歩7分の道のりを歩く事になっていた。それもまあ、懐かしいから楽しみではあったのだが、時間もかかるし体力も消耗するところだった。タクシーで正解だったかもしれない。
ところが、ちょっとなあ。もし電車で行っていたなら、新幹線の改札前に万博土産がたくさん売っている売店があったのだ。たくさん。ところが、外から駅構内に入ったら、ほとんどお店がないまま新幹線の改札だった。
多分、頑張ればあの売店の所へ行けたのだろうが、夫がそんなに今頃万博土産が欲しいと思わず、中にも多少売っているくらいに思って新幹線の改札を通ってしまった。
しかし、夫は人に頼まれていたミャクミャクグッズや、会社などへの万博土産を買おうとしていた。そしてうちと実家の分まで今頃買っていた。頼まれたグッズは無かった。全然、改札内には種類がない。数が少ない。
来た時は伊丹空港だったが、全然万博土産を見かけなかった。新幹線で来れば、在来線に乗り換える時に嫌でもたくさん目にしたのに。色々と残念だ。夫が頼まれたグッズはサンリオコラボのもので、私が万博内で探そうかと言ったら、いいんだと言うから探さなかったのだ。きっと女の子から頼まれたのだろう。だから、なるべく見つけてあげたいけれど、妻に探させるのは違うと思ったのではないか。しかし、後で代わりに私が前に買っておいたミャクミャクのアクリルスタンドをあげたり、東京の丸善デパートでも売っているという情報を与えてあげたりしたけどね。
なんだかんだ、やっと新幹線のホームに辿り着いたのは10時半頃。もうすぐ来ると思って並んでいたら、なんだか15分くらい新幹線が遅れて、だいぶホームで待たされた。夫がお土産と一緒にビールと天むすを買っていた。

一つ一つが小さくてかわいい天むす。一緒に食べようと言われたけれど、ちょっと一口もらうだけにした。朝ごはんは食べたし、お昼が食べられなくなると思って。しかし、お昼はけっこう遠かったのだった……。付属の塩昆布がめっちゃ美味しかった。塩昆布ってこんなに美味しかったっけ?
広島駅~宮島へ
やっと新幹線が来て、1時間半くらい乗って広島駅へ。12時をだいぶ過ぎている。話し合った結果、スーツケースをコインロッカーに預け、すぐに宮島まで行って、そこでお昼にする事に。

そして、驚いたのがエスカレーター。大阪は関東と違って皆さん右側に立つでしょ。ところが、広島は皆さん左側に立っていたのだ!衝撃の事実!この後も街中で、たまに右に立つおじさんもいたが、左側に立つ人の方が多かった。どういうこと?関西は右じゃなかったの?
無事コインロッカーにスーツケースを入れ、JR山陽本線で宮島口へ。30分弱である。前を向いて座る座席に座り、うとうとしながら行った。しかしお腹が空いた。
宮島口に到着。

↑こんな地下道を通り、地上へ出ると……

誰かいた。今日は天気が悪いという予報だったのに、案外晴れている。
宮島へ渡る為、フェリーに乗ろう。あれ、2つの会社があるぞ。どっちがいいのかな?


どちらも同じ時刻に出るし、値段も同じ。とりあえずJRの方に乗った。
実は宮島には、高校の修学旅行で訪れている。あの時は車が乗るところにわらわらと生徒が乗ったな。夕方で、鳥居と満月を薄紫色の空を背景に見た!という記憶があるのだが、写真もなくてだんだん脳内美化しているかもしれないと疑っている。

こんな風に水しぶきも見た覚えが。いや、絶対にもっと激しかったはず。

鳥居が見えてきた。

変な船がある!と思ったら、そこは船着き場だった。
私服だが、明らかに修学旅行生の団体が一緒にフェリーに乗って来た。先生は、先生と分からぬように立っている。高校生だろう。男子はガキだな。

景観を損ねないよう配慮されたローソン。

うわー、鹿がいる。
名物料理
さあ、早くご飯じゃー。とにかくカキとあなご飯が食べられる店へ。もう1時半なので空いている。
お腹の調子もだいぶ良いので、ビールを飲むことにした。夜寝る前に飲むと、寝ている時にどうなっちゃうか心配だが、昼なら大丈夫だろう。飲む気になったという事は少し調子が良くなったという事だ。

デンマークビールのカールスバーグにしてみた。結局全部飲み切れずに夫にあげてしまったのだが。でも美味しかった。元気な時ほどではなかったけれど。

そして、お待ちかね。まずはカキフライ。これがまた、美味ーい!こんなに美味しいカキフライは初めてだ。それと、あなご飯は一人前を二人で分けた。名物だけれど、やっぱりカキと一緒だとインパクトが薄くなるね。

そして後から来たのが焼きガキ。今の季節、生ガキは提供されないようだ。しかし、焼いてあってもすごく美味しかった。やっぱり広島のカキは最高だ。
食べ終わって店を出ようとすると、何と自動ドアの前に鹿!どうやって出るの?

すると店主、大丈夫です、お任せくださいと。ドアが開くと鹿の角をしっかと掴み、ゆらゆらさせながら、おらおら、だったかな。なんか言いながら鹿を横へと追いやり、我々は無事に店を出られた。その鹿の扱いを高校生男子たちが面白がって近くで見ていた。

屋根のあるお土産屋の通りを覚えていたが、店はすっかりおしゃれになって様変わりしていた。あ、ガチャガチャ!やってみた。



わーい、もみじ饅頭可愛い。
大鳥居
それにしても暑い。今日は曇りではなかったのか?

なんか、ビーチなんだけど和風を貫いている感じだ。

お、今は干潮だ。大鳥居の近くまで行かれるぞ。

しかしこういう道を行くのは大変だった。修学旅行の時は満潮だったのだという記憶があるのだが、こういう道を歩いた記憶がどっかにある。それは別の場所だったのか、修学旅行の次の日の記憶なのか……。
まあ、とにかく鳥居に近づけたのを喜ぶ。藤壺?を触ってみたが硬い。



あと、鳥居の写真を撮る私(笑)↓

厳島神社
そして厳島神社へ。
神社には手を清める水があるでしょ、そこが閉鎖されている感じで、手を清めなくていいのかなと思っていたら、そのうちこれが出てきた↓

なるほど。笑える。



おみくじを引いてみた。そうしたら……

なんと、大吉。真っ先に「病気」のところを見るよね。「日ならず治る」って……いつだよ、かなり怪しいな。今の私は大吉どこか「大凶」だと思うけどね。今がどん底だから後は良いようにしかならないって?まあ、そういう事にしておこうか。でも病気はなかなか治らんぞ。因みに夫は凶だったそうで、結んでいた。
厳島神社を出た。それにしても日差しが暑い。

素敵な古い町並みもある。あちこちにもみじ饅頭の店があるね。

あちこちに鹿がいた。外国人観光客が食べ物を与えているのを見たが、そうすると鹿はもっともっとと近づいていてびっくり。更に、西洋人の男の子の背負っていたリュックを鹿が角で思い切り突いているのを見た。リュックだったからいいけれど、ずれてお尻だったら大変だよ。怖い。一体何をしたのだ?食べ物をちらつかせてあげなかったのかな。
満潮時までいれば良かったのだが、暑いし疲れてしまって、もうホテルへ行こうという事に。ただ、けっこうお土産屋であれこれ見てからフェリーに乗ったので、案外遅くなった。お土産を見ていると元気になってしまうのだ。



帰りのフェリーは混んでいてベンチが空いてなかった。だから地べたに座った。また高校生がわらわらとたくさん。
アパホテル
またJRに乗って広島駅に戻ってきた。スーツケースを回収し、ホテルへ。5時頃だった。一度ホテルに帰ったらもう、夕飯を食べに出かける元気がないと私が言い、お好み焼きをテイクアウトしてホテルで食べる事にした。
ちょうどホテルの隣にお店があった。15分掛かると言われ、チェックインしてから取りに来る事にした。夫が取りに行ってくれたのだが。

アパホテルに初めて泊まった。


部屋はけっこう広い。テーブルが広いのがいい。

お好み焼き。あえて広島風とは言わないよ。でも、ちゃんと焼きそばが入っている。左がチーズとダブル卵って感じで、右がネギと土手煮って感じかな。ちょっと冷めたし、どうも思ったほどではないと思った。まだ6時前でお腹があまり空いていないのかなとも思ったり。
そして、残ったものを翌日の朝ごはんに食べたのだが、その方がむしろ美味しかったのは不思議である。温め返してもいないのに。つまり、美味しいのである。間違いない。
アパホテルは寝具にこだわっているらしいが、確かにこの日、久しぶりに眠れた。また夜中に呼吸困難になったが、もうこの後眠れないだろうと思ったのに、すーっと眠ってしまったからね。やっぱりホテルは寝る所だからさ、アパホテルにはまた泊まりたいと思った。大浴場も洗い場がたくさんあって良かった。お湯も熱めで、足の疲れが取れた気がした。
さて、広島一日目は終了。翌日は広島市内の観光をしたのだが、その話は次のブログで。