友達のSNS投稿で知ったアート展。写真を見たら私も行きたい!となった。
会場は浦和。3月19日から始まったアート展だが、私は22日に浦和の実家に行ったのに、このアート展の事を知ったのが3月23日だったと言う……。惜しい。
しかし、このアート展は4月7日までと短い。早速3月31日に行ってきた。
浦和駅前の伊勢丹7階へ。エスカレーターで7階へ行くと目の前に入り口が。
看板が出迎えてくれた。

このアート展はMINIATURE LIFE展~田中達也 見立ての世界~というもの。色々な物を他の物に見立て、作品を作り、写真に撮ったもの、と理解している。
最初の作品はブロッコリーを木に見立てた、田中氏定番の作品。

人物が小さい。そりゃそうだ。ブロッコリーは小さいのだから、木に見立てたら人物はとても小さくなるわけで。ミニチュア展だからね。私はミニチュア物が大好き。それに、食べ物を使った作品が大好物。
続いてはこちら。写真である。表題は「北海道の雄大なポテ地」

ポテチの大地を耕している人物がいる。
次は実物。表題は「草いものには蓋をする」

拡大するとこんな感じ。

ファスナーを閉じていっている人がいる。農機具でも扱っているように。彼が進んでいくと、下の草が隠れていくわけだ。だから「臭い物には蓋をする」わけね。
なんかこう、表題が面白い。表題が面白い物がとくに感動を呼ぶというか。色々な作品があったが、特に気に入って写真を撮ったものは、表題が面白かったもののように思う。
さて、このアート展は写真と実物が並べて展示されている事が多かった。写真を撮るのが上手いなあ、という感動もあるし、写真だけでは分からないが、実物を見たら「小さい!」と驚く事もある。どちらを狙っているのか。

↑こちら、表題は「隠れた名曲を掘り起こす」

実物はこちらね。掘ってるよ、掘ってるよ。芋ほりみたいに「名曲」を。

これ↑も面白いな。表題は「田舎ぶらし」。くらし、じゃなくて「ぶらし」ね。ブラシの毛なんだけど、まるで稲を刈っているかのようでしょ。かわいい。

そうそう、初日に田中氏のサイン会が行われたとか。壁のあちこちに田中氏の物と思われるサインがあった。↑これは実際に壁に描かれた絵なのだが、実物も展示してあった。

おっと、これ↓は見逃せない。

表題は「新国立競技場デザイン案」だそう。

お次↑は水泳。表題は「水泳選手は目も超いい」だそう。これを見た若い女の子たちが「ちょー気持ちいい、だよね」などと話していた。そうか、それも掛けているのか。メモ帳だけでなく。本当か?

こちら↑も水泳。「25cmプール」だそうだ。バットだね。調理用の。

これ↑は実物。一応載せとく。

↑食べ物出た。こういうの好きなんだよね。美味しそうだから。表題は「レアな大波」。霜降りの筋がまるで波しぶきのよう、って事か。見てるお客さんが、食品サンプルをどうやって切ったのー?と話していたが、多分こういうサンプルがあったんじゃないかな。でも、切る事も出来そうだし、こういうのを作って欲しいと注文する事も出来そうだね。

また見つけた、壁にサイン。
平日だが、けっこう混んでいる。徐々にばらけて空いてきたが、最初は写真を撮る為にちょっと待っていたくらい。大体友達同士や親子で来ていて、あーだこーだ言いながら見ていて楽しそう。私は独り。次男が興味ありそうだったんだけどなぁ。起きなかったのよね。

お次はこれ↑。表題は「なんて吸収の早い奴だ!」

これ↑も楽しいね。ハードル競争だね。表題は「ペースを乱さない走り方」


↑「問題の解き方は人それぞれ」写真と実物。
次は、写真が一部だけを写しているパターン。


↑表題は「土俵に残っても、ご飯は残さない!」。実物の方にお子さんが興味を示していたが、何て書いてあるのか読めない様子。お母さんが読んであげていた。でも、読んでもらっただけでは理解できない様子だった。

↑こちら表題は「すごい勢いで回転しながら落ちていきます」だって。人が行列しているのが面白い。楽しいんだね?

お、サイン発見。親子連れが、消しちゃったらどうなるのか、消せないようになってる、などと話していた。
さてさて、この↓「アボガ島」だが、写真と実物を両方画面に収めてみた。

これがまた、小さいのよ。人物がすごい小さい。米粒だね。でもちゃんと作られている。

お次↓はまた水泳だが、人物がさぁ。

小さいというか、上半身だけになっていて、本当に水に浸かっているみたい。

↑「夏の新色ムスメ」。このアイシャドウのサイズ、分かるかな?人形は相当小さいでしょ。

↑「甘島(あまとう)」

フレームの端っこに人形が添えてある。けっこう、こういう展示は多かった。
まだまだあるよ。

こちら↑は実物から。ボタンがお花に見立ててあるのだが、これを田中氏が写真に撮ると……

わあ、素敵。表題は「園芸がしゅげえ(手芸)」だって。英語では「Flower Garden」なんだけど。

↑こちらは「ふせんで場所を確保」という作品。お花見だね?

そしてこちらが実物。実物の方が面白いと感じた。
それでは、実物の方が面白いと感じた4選。




最後のは、「黄身といつまでもいたかった」という表題で、写真はこちら↓。

上から見れば目玉焼きが本当にお月さまに見えるね。

卵つながりで「殻にこもらない人々」↑

お次は「トウモロコシ燃料ロケット」

実物もあった。

宇宙になってきた。これ↑は「宇宙でもマヨわーず」だって。面白い。

↑ビスケットの粉を星屑に見立てたものも、なんだか素敵。「食べ散らかされた星屑」

私はこれ↑が好き。ババーンって音楽が聞こえてきそう。「麺確認飛行物体」

更にこれ↑も好き。ちょっと反射してしまって残念。みかん星人がいるよー。「未完の宇宙船」

また好きなやつ↑。食べ物だから(笑)「手足がもうパンパン」
女の子が実物を、写真と同じように撮ろうとしていた。まあ、よく皆さんやっている。でも、照明の加減が違うし、全然無理。

と言いつつ、ちょっと同じように撮ろうとしてみた。割といいんじゃない?
お次↓は「頂上への道海苔」あははは、道のり……

お、またスポンジが出てきたぞ。

これが写真になると……

「食器ングな事故」↑だそう。

↑実物の向こうに写真、という構図で撮ってみた。「ハッとして青ザメる出来事」。よくよく見ると右の方にサメの背びれが見える。
お次は和もの3選。ネーミングが面白いのもある。

↑「日本のエッ”センス”」

↑「新緑抹茶御苑」

↑「自分を曲げずにまっすぐ伸びよ」って、曲がるストローじゃん(笑)
あー、これはファインディングニモ的な?↓モップでね(笑)

しかし、見立ては「気づき」だよなと思ったのがコレ↓「旅は人生のスパイス」

コショーの入れ物がインドにある「タージマハル」に似ていると思ったのでしょうね。
お次は「死んでもプラス思考」↓


実物を見ると更に面白い。
「各国の名だたる虫歯達が終結」↓


実物は、どうやっても中が暗くなる。
こちら↓は題名が面白かったやつ。「漁業菌糸区域」

椎茸を、島と船と両方に見立てているところがいいね。
お次は列車。「着火オーライ」↓これは写真が上手いよねえ。


そして実際に走る列車の登場。ビデオを撮っている人もいるが、それよりも……


ちゃんと浦和駅だわ。しっかし、パンが美味しそう。
お次はちょっとお色気シーン?「計算された浴室設計」↓

左下に置いてある人形をアップして撮ると……(笑)


↑こちらは下ネタか?お子さん連れのお母さんが「うんちだよ、これうんち」と言っていたが……本当か?表題は「長さの記録に挑戦中」。ああ、確かに。
お次もパソコン。今度は「これぞ”エンター”テインメント」↓


やっぱりお子さんに説明しているお母さんがいた。でも、今の子たちはちょっと言われれば「エンターキー」の存在を知っているみたいだ。
こちら↓は「帰り道」。反射失礼。それほど奇をてらった名前でもない。見立てているのは畳を田んぼに、かな?

同じように写真を撮ってみよう、というコーナーのよう。

それでは、撮ってみようか。

うーん、もっとアップすればいいのかな?それでは、周りを切ってみよう。

おお、それっぽいか?
お、また私の好きなやつ。(つまり食べ物)「ネタで寝たふり」↓

さあ、最後のスペースになった。
最後は浦和レッズ。「燃える応援」ということで、燃えやすいマッチのサポーターに、ボールが燃えている?



そしてミュージアムショップへ。
テンション上がりまくりだった。マスキングテープとか、ステッカーや缶バッジ、クリアファイルや絵葉書ももちろんあるし、Tシャツとかトートバッグも可愛い。色々あったけれど、やっぱり色々載っている写真集が一番いいかも。
写真集を買おうかと思ったら、その横に絵本があった。開いてみると、好きなやつー!可愛い。要するに食べ物(笑)
しかし、あまりに小さい子用の絵本で、うちには小さい子はいない……じゃあ、英語版で。外国人向けに売られていると思うが。ということで、英語版の絵本を買った。
早速家に帰って開封。
こんな風にきちんと伊勢丹の紙袋に入れてくれた。流石伊勢丹。

しかし、浦和には伊勢丹があったんだよなぁ。新宿店のように大きくもないな、と改めて思ったが。デパ地下や1階の化粧品売り場を見て、デパートは今のうちの近くにないなーと思ったのであった。どうでもいいけれど。

さて、開封。「お寿司ちゃんが洋服を買いにきた」のような日本名だったかな?忘れちゃった。
ちらっとだけ中身を。

ほら、可愛い!

そして、アイスクリームちゃんは帽子を買いに来たよー!
それにしても、とても小さい子向けなのだと思うが、英語を一文読んで分からなかったのよね。ミュージアムショップにいる時の話だけど。

↑これ、日本語に訳せないぞ、と思った私。日本語の絵本でそのページを見たら「やっぱり、いつもの卵にするわ」だって。
色々試したけれど、どれも私の心を打たない。昔のと同じ「卵」でいい、という事か。うーん、実用英語の勉強になる!買ってよかったんじゃ?
とはいえ、他のページは本当に簡単な英語しかなかった(笑)
以上、田中達也のミニチュアライフ展のレポであった。楽しかった。
そして、彼を気に入った皆さんに朗報。こちらをご覧あれ。

私はインスタをフォローした。毎日更新しているらしい。すごい。そして楽しい!いやー、今回も写真OK、SNSもOKだったが、宣伝してもらいたいというのは分かるが、太っ腹じゃないか。インスタも、観ているだけで癒される。お勧めである。