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BTSとの出会い~堕ちた瞬間

2021年10月14日(木)

一目惚れというのがあるが、あまり経験した事が無い。一目見たくらいでは恋に堕ちない。だが、多少知っていた人に突然堕ちる瞬間というのがある。

2020年8月26日 MIC DROP

歌番組はよく観るので、BTSというK-POPアイドルがいる事は知っていた。だが、あまりK-POPアイドルには関心が無かった。偏見を持っていたつもりはないのだが、例えば演歌はみんな同じに聞こえるとか、ジャズは区別がつかないとか、そういうのと同じで、興味の無いジャンルだと思っていたのである。

歌番組でBTSが出ていても、あまり見ていなかったのかもしれないし、たまたまBTSがダンスパフォーマンスをする歌番組を観なかったのかもしれない。とにかく、ずっと知っているようで知らない存在で、ダンスがすごいという事さえ知らなかったのである。

しかし、2020年に入ってから、何度か歌番組でBTSが「STAY GOLD」を歌うのを観た。この歌は日本語で、ダンスがない。彼らは椅子に座って歌っていた。

後々、BTSはダンスをしなくても、歌が良いという事を知るのだが、このSTAY GOLDを歌っているのを観た時は、

「化粧が濃すぎないか?」

と思ったくらいで、特に良いとは思わなかった。K-POPバイアスのせいか、私がいつも初見では好きにならない性格だからか、とにかくまだ私はBTSの良さに気づいていなかったのである。

8月26日に、フジテレビの特番「FNS歌謡祭」が放送された。いつものようにテレビを付けて、何となく聞いていて、好きな歌があれば一緒に歌うし、どっちでもいい歌の時には家事をするし、ダンスパフォーマンスが好きなグループが出ればテレビにかじりついて観るという風にしていた。

この日、BTSは最初に「STAY GOLD」を、後に「MIC DROP」を披露した。そのMIC DROPの時に、司会者が言った。

「2017年、全世界で大ヒットしたMIC DROPを披露していただきます!」

と。

「全世界で?BTSってそんなにすごいのか」

私は人気者に弱い。既にちょっとBTSに対する評価が上がる。だが、どんな曲が世界で人気を博したのか、そこに興味を持った。

そして、MIC DROPを初めて聴き、BTSがダンスパフォーマンスをするのを初めて見たのだ。

驚いた。思っていたのと違う。いろんな意味で違うのだ。

まず、曲も振り付けも変わっている。ヒップホップなのだが、どこか東洋チックな旋律も感じる。振り付けもそうだ。東洋チックな振りと、見たことのないような、まるでミュージカルのような動き。だが、なんか、すごく、すごく、かっこいい。それに、歌詞の内容もそうだ。挑戦的というか、生意気というか。うわー、これが世界で人気を博したのかー。世界の音楽事情を知らず、日本の歌番組しか見ていなかった私に、色々と衝撃を与えてくれたのだ。

「なんか・・・かっこいいよね」

「韓国語で歌ってる方が、かっこいいよ」

「こういうの、やればいいのにね」

「そうだよね」

MIC DROPを観た直後の、私と次男の会話である。高一だった次男は、中学生時代の給食の時間に、よくBTSの「DNA」などが掛かっていたそうで、私よりもBTSの事を知っていた。次男は、K-POPアイドルが日本語で歌うのを聴いて、これは違うと思っていたそうなのだ。私は、日本語で歌ってくれるのはありがたい、と思うのだが、次男は違うようだ。無理に日本語で歌っても、何を言っているのか良く分からないし、気に入らないのだとか。この日BTSが披露してくれたMIC DROPは、オリジナルの韓国語で歌われていた。それで、次男はこの方がいいと言ったのだ。

ダンスもかっこいい。ヒップホップダンスはかっこいいのか。いや、オリジナリティ溢れる感じがかっこいいのかもしれない。文化の融合とか、歌詞に込めた彼らの思いとか。ちなみに次男が、

「自分たちで作詞作曲してるんでしょ」

と言っていた。私はこの時には知らなかったのだが。

それから、YouTubeでMIC DROPを何度も聴いた。まだBTSにハマったとは思っていない。この曲にハマったと思っていた。かっこいい曲だなーと。何せ、まだSTAY GOLDのイメージを引きずっていたし、K-POPバイアスが掛かっているから。ただ、世界で人気者なのか、という新たな認識により、彼らに対するイメージが徐々に変わりつつあったのも事実である。

2020年9月12日 Dynamite

この時期、他ににハマっている物があった。「2gether」というタイのドラマだ。ずっとYouTubeで視聴していたのだが、一度終わって続編が出たところで、日本ではYouTubeで観られなくなり、これからはタイのドラマは有料チャンネルでしか見られなくなる、という状態だった。つまり、ずっと夢中になって観ていたタイのBLドラマが見られなくなってしまった、寂しい時期だった。

9月12日に日本テレビで「The Music Day」という歌番組が放送された。

その番組に、BTSが出演した。既に興味ありありな私は、ちゃんと彼らが出る時には見ていた。すると、また私の知らない情報が。彼らが最近出した「Dynamite」という曲が、ビルボードチャートHOT100で2週連続全米一位を獲得していると言うのだ。この時はリリースされた2週目だったのだ。

私は一番に弱い。一番は気持ちが良い。一番が好きだ。出来れば一番になりたい。子供時代に競争社会で育った我々の世代。受験戦争、就職戦線、様々な競争に勝った時には嬉しく、負けた時には惨めだ。誰も「人それぞれでいい」などとは言ってくれなかった。普通からはみ出さず、けれども普通ではなく一番になりたい。そんな風に育ってきた私にとって、あのアメリカで、アメリカ人ではなく韓国人の(同じアジア人の)歌手が、全米で一位を!これは、私にとって重大な情報であった。

そのDynamiteを、アジア初披露だと言うから驚いた。韓国の番組よりも先に?!色んな意味でありがたく、貴重な物を見る感じで、すごく期待をして画面を見つめた。

Dynamiteは、期待を裏切らなかった。いや、期待以上だった。とにかく曲にハマった。明るく楽しい楽曲で、キーも高いし、これは練習すれば歌えるのではないかと思った。私は英語の歌を覚えるのが好きなのである。ましてや、世界中で人気のある英語の歌を歌えるようになれば、カラオケで受けるだろうなどという打算も働く。

曲を気に入っただけではない。BTSは思った以上に愛嬌たっぷりで、元気いっぱいで、アイドルらしい可愛らしさがあった。長年「防弾少年団」をやっていたようだが、まだ若い。見ているこちらを楽しい気持ちにさせてくれた。コロナ禍で世界中が苦しむ今、少しでも明るい気分になってもらおうというのがこの曲のコンセプトだそうだが、まさに見ていると楽しくなる。

プラクティス動画。堕ちた瞬間

それから、歌を覚える為に何度もYouTubeで聴いた。Dynamiteは思ったよりも難しかった。けれども、歌えるようになった。それくらい、本当にたくさん聴いて頑張って覚えたのだ。

動画を見ていると、ダンスプラクティス動画が目に入った。BTSは全てのタイトル曲(シングルカット)においてダンスプラクティス動画、つまりダンスの練習用動画を出している。

初めてDynamiteのプラクティス動画を見たとき、これはBTS本人達なのか?と疑問に思った。こういうのを見たことがなかった私は、練習室で、衣装もバラバラというか普段着で、帽子で顔を隠しているメンバーもいるし、素人が真似して踊ってみた、という動画のようにしか見えなかったのだ。

だが、すぐに分かった。本物に違いないと。それは、ものすごく息のぴったり合ったダンスで、まだ出たばかりの曲なのに、素人がここまで完璧に真似出来るとは考えられなかったからである。

たぶん、これが堕ちた瞬間だったと思う。すご過ぎる。そして、私は他の曲のダンスプラクティス動画を見始めるのだ。もう、沼へ堕ちた・・・。

私は元々ダンスを見るのが好きなのだ。特に、高校ダンス部のダンスが好きだ。強豪校のダンス部が流行って、テレビに出ることが多かった時期がある。登美丘高校ダンス部の「ダンシングヒーロー」とか。彼女たちのダンスは、上手なだけでなく、毎日毎日一生懸命に練習したからこその、ぴったりと息の合ったダンスだ。

一方、ダンサーが踊るのを見ると、個々の技術はすごいのだろうが、個性が強くてあまり合っている感じがしない。アイドルも、歌手グループも、そういうもんだと思って観ていたが・・・BTSは高校ダンス部のようだと思った。そのくらい、すごく合っている。他のK-POPアイドルを見ても、ここまで揃っていて技術もすごいダンスは見かけない。それに、Dynamiteを踊った後、全然息が切れてない!と驚いたが、それはDynamiteのダンスが彼らの曲の中では簡単なダンスだからなのだ。他の曲のダンスの後には相当息が切れている。

母の心

それからというもの、毎日動画を見続けて1年以上経つ。YouTubeのオススメ動画のお陰で、ダンスプラクティス動画を見始めた翌日には、バラエティ番組や、ミュージックビデオを自分たちで見たリアクション動画など、彼らの素が見られるような動画もたくさん観る事が出来た。そうして、メンバーの中にはダンスが苦手な人がいるという事実も知り、あれだけのパフォーマンスを成し遂げるとは、どれだけの努力と練習時間を費やした事かと感心しきり。また、メンバー同士の仲の良さを知り、沼にハマっていくのである。

知れば知るほど、夢中になる。それは、子供を見守る母の心である。息子は推しと同じだと思っている。よって、推しは息子と同じである。

自分の子が可愛いのは、毎日毎日顔を見ているからだと思う。芸能人も、毎日見ていると良く見えてくるという事もある。一目惚れしない私は、毎日見ている顔をだんだんと好きになる性質のようだ。子供が小さい頃は、毎日ずーっと顔を見ていた。だんだん大きくなるにつれ、顔を見る時間が減ってくる。それでも、発表会や試合を見に行っては、息子の事をずっと見ていて、可愛い!と思うのだ。

コロナ禍は、息子を見る機会を奪った。試合には応援に行けない。入学式も中止。文化祭も体育祭も参観はなし。家にはいるけれど、部屋に閉じこもるような年齢になり、それまでずっと息子を見るという生きがいがあったのに、急に無くなってしまった。

そんな時に流星のように、いや、ダイナマイトのように私の前に現れたBTS。息子を愛でるように、いつも見て可愛がっているのである。

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