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江東シーサイドマラソン大会ボランティア2023

何と41回目を迎えるという江東シーサイドマラソン大会。そのボランティアを初めて経験した。

11月の最終日曜日。小雨の降る中、こちらも初めてコース整理員という役割を担い、すごく勉強になった半日であった。

天気予報は曇り、いや雨?

早起きするから前日はいつもの半分のワインで。1時間早く寝る。上手く行くはずだったのに、なぜか眠れない。朝から眠かったのに、いざ寝ようと思うと眠くない。不思議だ。

2023年11月26日、日曜日。つい先日は最高気温20度以上の暖かい日だったのに、この日は真冬の寒さになると前々から予想されていた。上はスキーウエアを着るとして、雨ならばスキーズボン、雨でなければ普通のあったかズボンにしようと思っていた。

前日、沿岸部は朝の内一部雨が降る、という予報だったので、スキーズボンを履いて行く事にした。

当日朝、まだ薄暗いうちに家を出た。雨は降っていないと思ったのだが、歩いてみると顔にミストのような雨が当たる。ウエアにフードを取りつけてきたので、それを被って歩いた。駅に着く直前には、ちょっと傘が必要な程に降り始めた。

集合~解散~集合

半月ほど前、事前に説明会が江東文化センターであり、その隣の区役所で受付なので、今朝はもう場所は分かっている。迷う事はない。しかも、東陽町駅にも来ているわけだから、1番出口に出る為に電車の後ろの方に乗った方がいいという事も分かっていた。

という事で、いつもよりも気楽に出発できた。久しぶりにリュックを背負ってきている。このリュック、以前自分で使っていたが、リュックを使わなくなったので、長男に使わせていた。だから、背中のところに大きく名前と小学校名が書いてあり、小学校名を二重線で消して中学校名が書いてある。でもまあ、これでいいだろう。もう長男は別のリュックを自分で買って持っているし、このリュックはやっぱり私のなのだ。今回改めて洗濯してみた。少しは汚れが落ちたので、スポーティーな恰好の時ならば許せる汚れ具合までに復活していた。

駅の1番出口へ出てくると、外がけぶっていた。雨が降っているようだな、と思っていたらうっかり階段の1段目を踏み外し、ずるっとなった。下り階段の一番上が、そういえば前回来た時にも同じように見落としてがくっとなった気がする。ちゃんと下を見ていなかったのもあるが、一段目だけ色が違うのか、幅が違うのか、何かが違う。

雨は降っていたが小雨だった。でも、風が強くて横殴りだ。フードでは顔が濡れるので、折り畳み傘を出して差した。

回りには同じようにボランティアに向かうと思われる、多少年輩の男女が歩いていたが、私がスロープから2階へ上がろうと右へ曲がるのに、皆さん真っすぐ行ってしまった。あれ、皆さんランナーさんかな、と思ったが、ランナーは全然別のところだから、別の役割のボランティアさんだったようだ。

スロープにも人がいないし、全然人がいない。雨だからって皆さんまだ来ていないの?と思ったら、やっぱりそんな事はなかった。受付は7時に始まっている。もう7時15分くらいになっているから、多くの皆さんは既に来ているのだ。屋根の下にたくさんの人が見えた。

傘を閉じると同時に、ボランティア仲間のAさんが向こうから手を振って走って来た。

「チョコナッツさーん!よかった~」

良かった。一緒に朝食を、という約束をしていたが、ここでスムーズに会えるのか不安だったのだ。こんなにバッタリ会えるとは。それに、Aさんはこの間とは髪型が違うので、私の方からではすぐには分からなかっただろう。向こうから見つけてもらえて助かった。

受付をして、今日の配布物をもらった。ビニール袋に一式入れて渡された。確認してくださいと言われたのでざっと見ると、お弁当、プログラム、Tシャツ、レインコート、ビブスが入っていた。そして手渡されたのが緊急時対応カードと名前シール。多分これで大丈夫だろう。寒いし、早く朝ごはんの場所に移動する事に。

朝ごはん

公園でお弁当という選択肢はなくなった。大分前から、今日は寒いので公園はないな、と思っていた。Aさんが調べておいてくれたので、ベローチェデイリーヤマザキのイートインが朝早くからやっているという事が分かっている。

どっちにする?という事になって、何となくベローチェを選んだ。ここには、ルイボスハーブティーがあるという事を調べておいたのだ。デイリーヤマザキの方は良く分からない。

朝食だからサンドイッチがいいかと思ったが、何しろ寒いので冷たい物より温かい物がいい。ということで、ホットサンド系のモーニングセットにする事にした。3種類のホットサンドからカイザーサンドエッグベーコンを選び、ドリンクはルイボスティーにしようとした。

しかし、モーニングセットに出来るドリンクは、コーヒーと紅茶のホットとアイス、そしてルイボスティーのアイスしか書いていない。でも、ルイボスティーのホットがいいと思った。で、注文する時にルイボスティーのホットで、と言ったら

「セットのドリンクは、こちらに書いてある物しかできません」

と言われた。ホットにするなら単品になりますと。じゃあ、単品でと言って、メニューのルイボスティーRを選んだ。小さい方を。そうしたら、ホットはサイズを選べませんと言われた。ああ、そう。

カイザーサンド300円、ルイボスティー330円、合計630円。モーニングセットは480円……

なぜだー!ホットのルイボスだって紅茶と同じようにティーバッグをお湯に入れるだけじゃないか。ホットもセットにしてくれたっていいじゃないか……しかし、後で調べたら、そもそも一般的にはセットメニューにルイボスティーは含まれていないようだ。この店舗は特別なのかもしれない。暖かい日ならアイスルイボスを選べるのだ。ありがたい。

少し人と違うというのは、ちょいちょい不便理不尽な扱いを受ける。カフェインがダメだというだけで、ちょっと損をしたりする。まだルイボスティーがあるだけまし。

こんな朝食。ちょっと上手く撮れなかったのでルイボスティーの写真はなし。でも、向かい側のAさんの紅茶と同じカップで色もほぼ同じであった。

カイザーサンドは思ったよりも軽かった。さっくりとしていて、中身は片寄り、あっという間に食べ終え、足りない。甘い物もちょっと買うべきだったかと思ったが、いやいや朝からそんなに食べなくていいのだと思い直す。それにしても、こんなにたっぷりとお茶を飲んだら、たとえノンカフェインでもそのうちトイレに行きたくなりそうだ。2時間くらいは行かずに済むように、ルイボスティーは半分くらい残そうと思った。勿体ないけど。実際は3分の1くらいかな、残したのは。

案外時間がない。活動中に必要のない物はリュックに入れ、必要な物はポケットに入れたり、荷物の整理をした。そしてカイロを出したり、あれこれやっているとあっという間に8時20分だ。

さあ、これでAさんとはお別れ。店の外で一緒に写真を撮ってくれた。活動の記録が残せるのがとても嬉しい。

活動開始

雨はまだ降っていたが、もうすぐ止むと思ってレインコートは着ないで出た。一人で歩いて次の集合場所へ。

やはり屋根の下に皆さん集まっていた。そこへ、

「おはようございます」

と笑顔で入って行けば、女性同士すぐに仲良くなれる。二人の若い女性がいて、二人がレインコートを着ていたので、私も着る事に。着ちゃった方が暖かいしね、と言われたが、スキーウエアーを着ているとあまりその違いは感じない。が、雨はこの後もずっと断続的に降るそうだと聞き、着ておこうと思ったのだ。

一旦ビブスを脱ぎ、リュックを下ろしてレインコートを着たり、手には名前シールを持っていたりしてアタフタ。二人の女性にはたくさん手伝ってもらってしまった。ビブスを持っていてもらったり、レインコートの片腕を通す事まで。

名前シールをビブスの胸に貼り、レインコートの上にリュック、その上にビブスを着て、完成。班長さんからのお言葉があり、いざ活動場所へ。

私たちはコース整理員をする。私の活動場所は交差点だった。同じ場所にもう一人いて、その方はKさんという女性だった。私よりも年輩と思われる。

Kさんと一緒にその交差点へ向かった。風が強くて既に寒い。まだ通行規制がかかっていないので、少し待つ事になるだろう。まだ開店していない店の軒先に立っていた。

Kさんは江東区で観光案内人をしているという事だった。私に他にどんなボランティアをしているのかを聞いた後、お時間あるなら一緒にどう?と言う。今は研修システムがしっかりしているから初心者でも大丈夫だと。

でも私、江東区民ではないので…と言うと、驚いていた。みんな江東区民かと思っていたと。他の区から来るのは大変だねと。それで、江東区というとどんな場所が思い浮かぶか聞かれた。それで、木場公園とか、若洲公園とか、夢の島!と言ったら、

「マイナーな所ですね」

と。ごめんなさい。で、江東区でメジャーなのは門前仲町だと言われた。ああ、知っている。あの辺は深川だ。それから、もう一つは亀戸だと。もちろん知ってる!ただ、深川とか亀戸が有名でも、それが江東区なのかどうかを知らなかった。そうだ、今思い出したけど、江東区と言われたら豊洲だったな、私にとっては。

9時頃、Kさんは手袋を持っていなくて手が真っ赤になっていた。私が軍手をしているのを見て、コンビニで買って来ようかなと言った。確かに、このまま濡れて風に吹かれたのでは、手があまりに可哀そう。Kさんはコンビニへ向かった。しばらくすると黒い軍手をはめて戻ってきた。水玉模様?と思ったら、それはすべり止めの……

「あ、これ、反対ですよ。このボツボツが内側です」

とお伝えした。

「あ、模様が付いてるのかと思った!」

とKさん。お茶目。

沿道の客

手押し車を押しながら、おばあさんが近づいてきた。お孫さんがマラソン大会に出るので、見に来たそうだ。でもちょっと早く来すぎたと。それで、風が当たらない2段上の場所をKさんがご案内した。でも、後で手伝ってあげないと、一人では降りられないだろうと思った。ちょっと心配。

我々の活動場所には、警備員と思われる男性と、走路員と思われる男性がいた。警備員は光る棒を、走路員は二本の旗を持っている。横断歩道のところにその二人が立っている。

私たちが屋根の下にいたら、警備員さんが何か言って来たので、持ち場に付こうとした。でも、持ち場が二つもない。走路員さんのすぐ前というか、ちょっと横というか、その辺に私は立った。観客の方を向いて立つと言われているのだが、そんなに観客がいるわけでもない。やはり天気も悪いし。

そのうち、警察官カラーコーンを置き始めた。我々も手伝うはずだったのだが、あれは無理だ。

車がまだまだ行きかう中、右折レーンだけを封鎖している。カラーコーンと看板を置いているのだ。危ない。そして、気づけば片側だけが通行止めになっていた。片側は車が通るのだった。そういうマラソン大会は初めてかもしれない。大きなバスも右折してくる。怖い。

先頭車両が通って、ランナーが。この、通行止めになってから最初のランナーさんが来るまでが、けっこう短いので焦る。先ほどのおばあさんをガードレールギリギリまでKさんが連れてきた。

立つ場所も曖昧で、やる事がないかと思いきや、そんな事はなかった。

まず、大会について聞かれる。

ランナーは何時ごろに来ますか?
これはハーフマラソンですか?
10キロマラソンはいつ始まりますか?

などなど。ああ、もっとちゃんと把握していれば良かった。先ほど走路員さんに聞いたから分かったが、初めにハーフマラソンが9:15に出発し、次に10キロマラソンが9:45に出発するのだ。我々のいる地点では、それぞれ何時ごろに通過、というのも聞いて分かった。マニュアルにも書いてあったのに。

それから、ランナーが通り始めると横断歩道を渡る事が出来なくなる。信号待ちをし始める人がいると、警備員さんが、

「しばらく渡れないよ」

と言う。それで、地下道歩道橋を渡るようにと伝えるのだが…自転車の人が困る。

もっとちゃんと、どこまで行けば渡れるとか、何時までとか、分かっていれば良かったのに。

そもそも、地図とか走行時間の書いてある物を手元に置いておけば良かった。全部リュックの中で、すぐに出せないのだ。

今朝、渡された緊急対応のカードだが、あれもマニュアルに書いてあった。それを当日手に持つかどうか迷ったが、これをカードにして当日渡してくれるとはありがたい。このように、地図なども自分なりに小さくして持っていれば良かったと強く思った。

表と裏↑

怒鳴っている人が

おじいさんが自転車でやってきた。横断歩道を渡って、テニスに行きたいらしい。荷台にはラケットが。

でも、警備員さんに渡れないよ、と言われて怒っている。静かに怒っている。運動は大事だけど、自分も運動に行くんだぞと。その前に来た若い男性には歩道橋を渡れと言って、彼はそちらへ向かって行った。しかし、おじいさんにはそれも無理だと思ったのか、言わない警備員さん。

おじいさんはしばらくその場にいた。他にも、自転車で渡ろうとする人が来る。その度に、私たちボランティアも説明に回る。ああ、地図があればなと思っていた。東京マラソンだと、予めマニュアルに書いてある。向こう側に渡るにはどこへ行けばいいか。しかし、この大会のマニュアルには書いていなかった。

一度、自転車の女性にKさんが、渡れないので向こうの歩道橋を…と言ったらその女性が怒ってちょっと声を荒げた。それで、Kさんが横断歩道がありますから、そちらを渡ってと言ったら、

「ああ、ごめんね。気が立ってて」

と謝って、それからその横断歩道へ向かって行った。私は、Kさんがこの辺りをよく知っているからと思ったが、実はKさんの勘違い。自分が渡って来たからと思って言ったそうなのだが、今はマラソンの為にそこだって渡れないのだ。間違えた事を伝えてしまったと。向こうでも怒ったかな。

しかし、その後意外な事が起きた。ランナーが途切れた。その隙に、青信号になったら渡って良いと警察官が言ったのだ。それで、ずっと待っていたおじいさんも渡れた。きっと先ほどの女性も向こうで渡れただろう。だが……

交差点の向こう側で、ものすごく怒って怒鳴っている女性がいた。自転車の人で、急いでるんだ、仕事なんだ、という感じで、しばらく文句を叫びながら自転車で走行していた。向こう側でだいぶ待たされたのだろう。外国人かな、という感じの日本語だったが。怒っても仕方のない事だが、急いでいるのに渡れないというのは辛いだろう。ここが通行止めになるという事は、事前に通達してあるのだろうが。

そして、私は初めて知ったのだ。ランナーが途切れたら渡れる事を。こういうのも初めてだ。もう、交通規制が解除される10時40分までは渡れないのかと思っていた。

それで、次に10キロマラソンのランナーがやってきた。その時に渡ろうとしてやってきた自転車の人に、

「ランナーが途切れた時に、警察官の判断で渡れる事があります」

と言うようになった。それと、最初に班長さんが、

「ここは10:20には終わってしまいます」

と言っていたのを思い出し、10時頃に、

「後15分くらいで渡れると思うのですが」

と言ったり。でも、途中で寒くなったのか、その人はどこかへ行ってしまったが。

どこかまで行けば渡れるのか、どうなのか、分かっていればなあと思っていた。で、後で地図を見たら、どこまで行ってもやっぱり渡れなかった。今いる場所はマラソンコースにぐるりと囲まれていて、道を渡るという事は、マラソンコースを横切るという事になってしまう。やはり歩道橋しかないのだ。スロープのある歩道橋があればいいのだが、少なくとも近くにはないらしい。走路員さんによれば。

それから、途中で思い出した。あの、怒鳴ってる人を見た辺りだったか。マニュアルに「マラソンにご協力ください」という謙虚な態度で臨めと書いてあった事を。通さないぞ、区の行事なのだから協力するのは当たり前、みたいな態度では角が立つ。相手も怒ってしまう。あの警備員さんのような態度ではね。

そこで、「ご協力ありがとうございます」などと努めて言うようにした。少しは相手の気持ちが違って来るように。

それと、一度車の迂回路の看板とカラーコーンが倒れている、と走路員さんが言った。少し離れた所でバタバタと倒れていた。私がそこへ行って直してきた。カラーコーンなどは濡れていたので、軍手をしていて良かったなーと思ったが、軍手が少し濡れてしまった為か、その後徐々に手が冷えてきた。最初から寒いと思ったが、濡れたらもう、手が凍える

そういえば、朝来る時にも軍手をはめているのはおかしいかなと思ってしまい、寒くても我慢してしなかった。つまり、冬は暖かい手袋をしてきて、作業中はその上から軍手をはめるのが良さそうだ。その方が良かっただろう。

今日の反省

10時20分ごろ、自転車の人が渡りたくてジリジリしている中、ランナーは途切れているのに青信号でも警察官が渡る事をOKしなかった。遠くにランナーが見えていたのだ。

あ、最後のランナーさんだ。その後ろにはバスが。

「あのバスが通り過ぎたら渡れますから。ああ、警察官がOKしたらですけど」

そんな風に言って通行人をなだめる。最後のランナーが走り過ぎた。バスは横断歩道を過ぎてすぐに止まった。そして、信号が青に。通行人たちは一斉に横断歩道を渡った。これで、通行止めも解除だった。

「お待たせしましたー」

我々の活動も終わった。言ってみれば1時間半もなかった。でも、寒かった。これ以上ここに立っていたくはない。ギリギリだ。スキーウエアーだから大分マシだったと思う。皆さん寒い寒いと言ってた。

Kさんは、手袋がこんなに重要だとは知らなかったと言っていた。それから、コース整理員を過去に2度やっていたが、そこは観客がほとんどいなくて暇だったそうだ。しかし、今回この人通りの多い交差点でやる事が出来て、とても勉強になったと言っていた。あと、あの警備員さんは前回も一緒だったとか。

私は前述したように、地図と時間の書いたものを手に持ち、聞かれたら答えられるようにしておくべきだと思った事。そして手袋は軍手の下にもう一つ。

だいぶ通行人や観客に話しかけられて、今日の活動は楽しかった。またコース整理員をやりたい。あと、あの走路員さんは親切で優しくていい人だったな。

そういえば、給水などの時にはランナーの応援などもしていたが、コース整理員はランナーの方ではなく、観客の方を向いて活動するようにと言われているし、ランナーの応援はしてはいけないよな、と思って自粛した。だってねえ、声援を送ったらランナーの方を見ているという事がバレバレだもの。でも、実際には横目で見ていたけどね。

また集合場所へ行き、ビブスを班長さんに渡した。班長さんは、

「普通はこんなに寒くありません。これに懲りず、またお願いします」

と言っていた。11月で雨が降ると、寒いのよね。昔家族でディズニーランドに11月8日に行った事があって、その日は午前中が雨だった。真冬並みに寒く、手袋や傘を人数分持っていたから良かったのだ。カッパを着たよその子たちは寒くなって早く帰ってしまったから、夕方は空いていてラッキーだった。でも、うちの子も冷えたのかお腹を壊してしまって……色々大変だったのだった。だから、11月でも雨だと寒いという事は覚えているのだった。

最後にやらかした!私、大丈夫?

お開きになり、Kさんとは別れた。レインコートを脱ぎ、傘を差して駅に向かった。東陽町駅の階段を上って入ろうとした時、傘に気を取られたのもあるが、例の一番上の階段が、見えなかったようだ。

「あっ!」

躓いた。スキーズボンの膝が上がりにくいからか、疲れていてとっさに足が出なかったのか、段差につっかかってもいつもならそこまで転ばないのに、思いっきり転んでしまった。手をついたが、膝も着いた。両手両膝が痛い。痛すぎる。

「大丈夫ですか?」

ボランティアをしていたと思われる男性が声を掛けてくれた。私はすぐには痛すぎて立てなかったが、

「大丈夫です、ありがとうございます」

と言って、何とか立ち上がろうとした。男性はそれで行ってしまったが。すぐには立てなかったが、幸いあまり人通りもなくて、少し座って足をさすってから、ゆっくりと立ち上がった。よろよろだが、歩ける。でも、急ぐと危ない。ゆっくりと階段を降りた。そういえば、階段を上って入ったのに降りるのか。雨水対策なのかな、入り口が高くなっているのは。そのせいで転んだけどね。

左の手のひらがちょっと汚れた。そこがヒリヒリする。また、右手の薬指の腹がしびれてビリビリする。傘を持ったまま手をついたからだろう。そして、右ひざが痛い。白いズボンがちょっと汚れている。やれやれ。

凹んだ。せっかく楽しく、寒かったけれども無事に役割を終えて意気揚々と帰るはずが。がっかり。しょんぼり。

家に帰って来た。膝を見たら幸い切れていないが、盛大にあざになっている。どんどんひどい色になるのだろう。今は赤い。左の手のひらは、撫でるだけでヒリヒリするし、水で洗っただけでも痛いぞ。見た目は何ともなっていないのに。

それでもすぐに洗濯をした。お昼前だったし、どうせ天気も悪くて部屋干しだから、帰ってきてからでいいと思っていたのだ。そして、やっぱり左腕が痛い。重い物が持てないし、体重を掛けようとするとヤバイ事になりそう。電車に乗っている時にも、左手でスマホを持てない感じはしていたのだが。明日、どうなっている事やら。

リュックもね、ビブスで押さえつけていたからか、重いというか腰がやばい感じがしていた。ほんと、短時間で良かった。明日、腰もヤバいかもしれない。明後日健康診断なんだけど……関係ないか。

そして、もらってきたお弁当を開けてみた。なるほど、朝もらって昼に食べるのだからこれよね。

巻き寿司。ちょっと寄っちゃってるね。醤油は要らないよ。稲荷寿司が美味しかった。

そして、もらったTシャツとプログラム。Tシャツはサイズがランダムだと言っていた。Lサイズが当たったぞ。

いやー、今回色々勉強になったボランティア活動だった。そして、痛かった。