アフィリエイト広告、アドセンス広告を利用しています。あなたの広告への反応が、チョコナッツの収益に影響します。

イレウス管とヨード造影剤CT検査

2022年5月4日(水)

腸閉塞になって入院した次男。親の知らぬところで、いろいろと処置や検査で苦労したらしい。退院して改めて聞いた話を元に、次男に成り代わって記録しておこうと思う。

イレウス管

腸閉塞はイレウスと言うらしい。腸の一部が閉塞し、そのせいで腸が膨張してお腹がパンパンに腫れている。腸が動かず、その状態で食べれば嘔吐するし、食べなくても胃が苦しくて吐き気がする。そして、お腹が非常に痛い。

救急車で病院に運ばれて、まずは痛み止めの点滴を打たれ、血液検査とレントゲン検査を受けた。痛み止めのお陰で、激しい腹痛は治まった。

血液検査の結果、腸に炎症が起きている事が分かったらしい。そして、レントゲン検査の結果、腸閉塞が起きている事が分かったらしい。

胃腸の圧を抜く為に、鼻から胃へ管を通すという処置をされた。

右と左、どちらの鼻の穴がいいかと聞かれた。よく分からず、左という事になった。

管を飲み込みながら胃へ入れて行くのだが、唾を飲み込むのも痛いし、もちろん気持ち悪い。管を入れ終わってそのまま固定された。

本当に、これで正解なのか?!

というくらい、辛い状態だった。その状態でベッドに寝かされた。右を向いていればまだ何とかなっていたものの、左を向いてしまったら、ものすごく気持ち悪くなって、マスクをした状態で吐いてしまった。

口の中に吐瀉物がある状態で、ナースコールを連打した。しかし、もう間に合わず、床に吐き出した。そうしたら、胃から管が飛び出し、口から出てきた

あぅ!鼻から入れたものが口から出ている状態!慌てて鼻から引っ張り出す。すると先生が、

「やっぱりまだ吐き気があるね。吐き気がある内はイレウス管が必要だね」

と言う。違うだろぅ!管のせいで気持ち悪いんだ!と思ったが、またイレウス管を通す処置をする事に。

今度は右の鼻の穴から入れてもらう事にした。そうしたら、するする入って行くではないか!もちろん気持ち悪いのだが、唾を飲み込んでも痛くない。これなら吐かずにいられそうだ。

つまり、俺の鼻の穴は、右の方が大きかったのだ。初めて知った。これを知っていれば、最初から右に入れてもらったのに。

造影剤CT検査

入院した翌朝、造影剤を使った検査をすると言われた。親の承諾が必要だそうで、親に連絡が行くらしい。

胃腸を休ませるという事で、水さえも飲ませてもらえていない。喉は渇く。何でも良いから飲みたいと思っていたので、造影剤と聞いて、

「お?バリウムが飲めるのか?」

何でもいい。バリウムでもいいから飲めるのは嬉しいとさえ思った俺。しかし、それは間違いだった。造影剤は点滴で、というか注射で入れるのだ。けっこう太い針。迫って来る時には若干恐怖を感じた。

造影剤はヨード造影剤だそうだ。白いのかと思ったら、透明だった。右腕に注射されると、まずは右耳がほわっと温かく感じた。そしてその後、全身がぶわっと温かくなった。ほんの一瞬だったが。

CT検査の結果、もしまだ腸閉塞の症状があれば、またイレウス管だと言われていたが、幸い腸閉塞は解消されており、抗生物質の点滴だけで済むようだ。まだまだ食事を摂れるようにはならない。

飯テロとの戦い

腸を休ませるとは聞いたが、5日も食べられないとは思わなかった。飲み物さえ飲めない。二日目からカレーが食べたくなったくらいなのに、それから何日も飲まず食わず。

やっと食事を食べさせてもらえたら、翌日には退院になった。退院は意外と早く、

「出所だー!」

「娑婆の空気が吸える!」

と、テンション上げて病院を出た。

「うどんが食べたい!」

まずは丸亀製麺のうどんが食べたい。けれども、連れて行ってもらえなかった。まずはパスタを食べた。夕飯にはうどんをウーバーで頼んでくれるという話だった。

しかし・・・パスタは脂がキツかった。量も食べてしまったし、だんだんお腹が痛くなってきた。せっかく夕飯にはうどんを食べようと思っていたのに。気分は最悪だった。

夕飯時になって、うどんを食べようかと思いつつ、まだ腹は痛いし、けれどもお腹が空いているような気もするし、で、ツナ缶を食べた。

やっぱりホットケーキが食べたいような。作ろうか。いや、うどんか。

やばい、瞬きをする度に食べたい物が変わる!

俺は何が食べたいのか。散々あれも食べたい、これも食べたいと、画像を目にする度に思ってきた。その思いが爆発しすぎておかしくなった。

うーん。なんか、俺はやっぱり甘い物が食べたい気がする。コンビニスイーツのような。それで、コンビニまで一人で買いに行った。スイーツを二つ買って帰った。

食べると、お腹が痛いのは治ってきた。まだ、食べた後にぎゅるぎゅるぎゅるっと音が鳴る。明日は親戚で集まってバーベキューだと言うが、肉を食べられない気がする。だが、食べたい。辛いではないか。憂鬱だ。