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高知県から魚が来た!え、納税者じゃないのにふるさと納税?

お正月のお刺身

魚をさばくのが趣味の長男、20歳。ここ何年も、毎年お正月にタイをさばいてお刺身にしてくれていた。

そして、いつもはマグロの刺身を義母が用意してくれていたが、

「今回、刺身は全て俺に任せて欲しい」

という長男の申し出により、タイだけでなく、色々な刺身をお正月に準備する事になっていた。どうも、下準備があるらしく、美味しいお刺身を食べさせてくれるとか。

魚を注文

12月の中旬、インターネットで探してお刺身を注文した長男。私が時々利用していた「築地魚群」だと、丸ごとの魚はあまり扱っていないようで、他で探したようだった。何しろ、さばきたい訳だから、サクで売っているお刺身じゃダメなのだ。

12月28日から三日間旅行するのに、一体いつ届けばお正月に間に合うようにさばけるのか、私には分からなかった。あまり前もって届いては鮮度が落ちるし、旅行中には結局届かないわけで、31日の午前中に届けばさばけるが、私も台所を使うのに・・・。

長男は、大人になったようでもまだまだ未熟で浅はかである。

義母に、つまり長男にとってはおばあちゃんに、

「旅行中に不在連絡票が入ったら、うちに再配達してもらおうか?」

と、言われていた。そんな事が出来るのだろうか。それよりも、再配達を31日の午前中にしておいてもらえばいいのでは?と思って、一応意見を伝えておいたはずだが、後になって伝わっていなかった事が判明する。

というのも、旅行から帰ってきたら玄関のポストのところに紙が貼り付けてあって、そこに、

「宅配の方へ。こちらへ届けてください→」

とあって、その後に義母の名前、住所、電話番号が書いてあったのだ。うーん、ちょっとびっくり。なんか、個人情報を家の前に貼り付けておくなんて・・・。まあ、それを悪用しようという人がうちの前には来ないとは思うが、今のご時世にはそぐわない雰囲気。でもね、結局旅行中には届かなかったというわけなのだ。

お正月には届かない?!

話は前後するが、旅行の前に長男がこんな事を言い出した。

「なんかさ、お正月には間に合わないかも」

魚の事である。そして、何の魚が届くのかと聞いたら、分からないと言う。は?なぜ?

「漁に出て、取れた物を送ってくれるんだよ。だから、年末年始は漁に出ないと思うから・・・」

よく分からないが、もういいや。

で、結局旅行から帰ってきても魚が届いていなかったので、31日に魚を買いに出かけた長男。さばく楽しみは後に取っておいて、とにかくサクで色々買ってきた。

元旦から飯を炊く長男

31日に多少の下準備はしたようだが、元日の朝、つまり元旦に米を炊き始めた長男。寿司を握ると言う。ご飯を炊いている間に刺身をスライスし、炊けたご飯を寿司飯にしていた。そして、握る。

お正月には多少親戚も集まって、こんな感じにお寿司をお披露目?なんかこう、パラパラした寿司飯が美味しかった。寿司を握るのはもう4回目くらいか、5回目か?だいぶ上達したようだ。長男曰く、

「俺、刺身を切るのは上達したよね」

と言うが、上手い下手がそれほど分からない、魚を切る事のほとんどないチョコナッツであった。

魚が届く前に来た書類

びっくりした。長男に高知県から手紙が来たから。しかも、ふるさと納税って何?!

「魚だよ。ふるさと納税じゃなくてもいいんだけどなぁって思いながら・・・」

天然物の魚が安く手に入るから、これを選んだのだろう。どんな魚が来るか分からず、いつ来るかも分からないから安いのだが、しかし・・・。どうせなら、そこは自分の名前ではなく、納税している父の名で買うなどすれば良かったのではないのか?

とはいえ、ちょっと面倒だからまあ・・・。そうか、高知県に寄付できたのね。行った事のない県だけれども。

ふるさと納税は、しようとも思った事がなかったのだが、これを機に少し調べてみた。サラリーマンがふるさと納税した場合、わざわざ確定申告しなくても、簡単な手続き方法があるらしい。いやー、まさかふるさと納税の品を買っていたとはねえ。流石長男、驚かせてくれるよ。

なかなか届かず問い合わせ

お正月に間に合わなかった魚。1月9日(日)に私の両親が来る事になって、その頃には間に合いそうだと言っていた長男。しかし、届かない。おもてなし料理を決めるにあたり、刺身があるのかないのか、はっきりしてもらわないと困る。

というわけで、長男に問い合わせをさせた。すると、

「混んでるんだって。いつまでに届いて欲しいですかって聞かれたから、『今週中が無理なら、いつでもいいです』って返事した」

と言う。ん?ちょっとおかしくないか?

いや、長男の言いたい事は分かる。今週末に間に合うなら欲しい。けれども、どうしても間に合わないなら、その後はいつでもかまわない、という事。けれども、先ほどのはメールの文面である。文章読解が得意で、行間や言葉の裏を読むのに長けた人ばかりではない。先ほどの文だと、一見「いつでもいい」と取られがちだ。

それを伝えると、不服そうな長男。そして、

「実際、どうしても今週中に欲しいってわけじゃないし」

と言う。まあ、そうなんだけどさ。それだと、週末のおもてなしメニューはどうなるのさ。

そして翌日、メールの返事が来たかと聞くと、来ないと。そして、よく読んでみたら、土日には発送しないと書いてあったそうだ。先ほどのメールを出したのが木曜日の夜。金曜日の朝に発送できるはずもなく、そうするともう週末には間に合わない事が判明した。

というわけで、両親をもてなすのは刺身ではなく、別のメニューを主に夫が作ったのだった。

やっと届いた魚

1月21日。注文してから1ヶ月が経って、やっと高知県から魚が届いた。前日には届くことが分かっていた。ちゃんとメールでのやりとりは出来ているようだ。デジタル化、されている。それにしても、まだまだメールの文章の書き方など、長男には学ぶべき事がある。情報系の学部で、システムやハードの事は詳しくなっても、使いこなすには言葉も大事なのではないか。また、文系だ理系だという話になりそうだが(2021年12月25日のブログ参照)。

さて、届いた魚はこんな梱包で。

中を開けたらこんな感じ。

上からカンパチ2尾、アジ2尾、サバ2尾。アジがでかい。サバは小ぶり。恐らくカンパチも小ぶり。

オススメの食べ方まで載っている。ふるさと納税のイメージとは違って、なんか格好いい感じの写真付き。これで1万円はすごく安いのだが、それでもやっぱり魚は高いのぉ。

早速さばく長男

届いたら、早速内臓を取り出す作業をする長男。どんどん積まれていく魚たち。

そして、まずは刺身だよね、という訳で、カンパチ1尾ととアジ2尾を、刺身用にさばいてくれた。その半分を切って皿に盛り付けて、半分はキッチンペーパーで包んだ上からラップで包んで冷蔵庫へ。

ちゃんと、おばあちゃんの分も作って、翌日あげていたのにはひっそり感動。優しい子やねえ。というか、私がそこに思い至らなかった点を多いに反省。長男がちゃんとやってくれて良かった。危ない、危ない。

左の白いのがカンパチで、右がアジ。天然物は旨い。

カンパチはわさび、アジはショウガを付けて。アジは、ショウガがないと少し臭みを感じるが、ショウガをけっこうたっぷり付けて、醤油をちょっと付けて食べると、すごく美味しい。

カンパチはね、とろける旨さ。わさびも要らないくらい。醤油もほんのちょこっと付けるだけでいい。ハマチに似ている。ブリのお刺身とは違う。日本酒にもバッチリ合う。

カンパチの塩釜焼き

「一度、塩釜焼きってのをやってみたいんだよね」

という長男。タイの塩釜焼きを動画で見たそうで、それをカンパチでやってみたいと言う。もちろん、やってくれ。

というわけで、翌日はカンパチを塩釜焼きに。以下に手順を写真付きで。

塩を1キロ用意し、そこへ卵白だけを入れる。卵黄は他の料理に使うので取っておく。

この時は卵5個分の卵白を使ったが、後で長男が、

「卵が多かった~」

と嘆いていたので、4個でいいと思う。

塩と卵白をよく混ぜ合わせる。

本当はローズマリーがあれば良かったそうだが、急に言ってもないので、ネギの青いところをカンパチのお腹に入れる。

水で戻した昆布を敷き、オリーブオイルを塗ったカンパチを置き、更に昆布を置く、つまり、オリーブオイルを塗ったカンパチを昆布で覆い、先ほどの塩の上に置く。

塩をカンパチの上にもかぶせる。

覆った。卵白が多かったので、だらっとした印象。本当はこんもりとするらしい。

これを、オーブンで焼く。えーと、250度で15分だったかな。焼くのは私が頼まれていて、オーブンのスイッチを押したのは私。

こんがりと焼き上がった。表面はカチカチで、叩くと「コンコン」という音がする。

真ん中にナイフをぶっ刺し、そこから魚を傷つけないようにして、塩を剥がす。だいぶ固い。

頭は塩の裏側にくっついてしまった。でも、身はふっくらして美味しい。

上部はあまり塩味がしないと思ったが、下になっている方の身はちょうどいい塩加減だった。そして、横の方は塩と混ざってしまって、しょっぱかった。

食べ終わっても、しばらく塩のしょっぱさが口に残った・・・。

けれども、珍しいものを食べられて良かった。みんなで突っつきながら食べるのが楽しい。たくさんあると思ったけれど、食べ盛りの男の子がいては、満足するほどは食べられない。それは仕方がない。

それにしても、魚嫌いな次男もぱくぱく食べる、美味しい魚だった。

焼き魚が好きではない次男も、新鮮な魚を焼くと、美味しいと感じるらしい。何度か美味しい焼き魚を食べたからか、最近はそれほど嫌いでもないようで。

焼き魚嫌いを克服する方法は、刺身でも食べられるような新鮮な魚を焼いて、焼きたてを食べるべし。

サバは塩焼きで

最後に、サバは小ぶりだったので、1人半身ずつで4人分の塩焼きに。やっぱり焼いたのは私。

私の分は小さい方のサバだったので、写真のサバはしょぼいが、子供達の方は大きくて、身もふっくらしているようだった。私のは身が固くなってしまった。焼き過ぎたかな?でも、なんか美味しそうないい色。

ごちそうさまでした。