コロナ禍に入ってから、飲み会が一度もなく、2次会のカラオケも当然無くなった。
歌はずっとやってきて、合唱やらロックバンドやらゴスペルやらで、長年ステージに立って来たのだが、去年から、人前で歌う事が全く無くなってしまった。
久しぶりのカラオケは
たまーにカラオケに行って歌うと、背筋が痛くなって、かなり辛くなる。
歌う時に、腹筋や背筋などを使う、という事は忘れていないのだが、何せ筋力が無くなっているし、使い方も忘れている。なので、半年ぶりとかに思い切り歌うと、筋肉が悲鳴を上げるのだ。
その背筋痛を防ぐため、もっと頻繁にカラオケに行くことにした。
つまりは、筋力、歌唱力保持のためという事でもある。
独りカラオケに抵抗感
以前は、独りカラオケに抵抗があった。
ゴスペルでソロパートを練習するために、独りで行った事があったのだが、練習のためという大義名分があってのこと。ただ遊びでカラオケ店を独りで訪れるのに抵抗があった。
だが、コロナ禍である。大勢でのカラオケはタブーとされている。だが、みんながカラオケに行かなくなると、カラオケ店がつぶれてしまう。そこで、みんながそれぞれ独りカラオケをすれば、カラオケ店は助かるし、感染も防げるし、良い事ずくめ。それならば、抵抗感なんて感じなくていいではないか。
月一で
そこで、とりあえず月一で行く事に決めた。
決めないと、なかなか行けないチョコナッツ。
誕生日に行って、それ以来月初めの週中に行く事にした。
最初は1時間半にしたが、しょっちゅう行くならもっと短くて良いと感じた。
何せ、久しぶりだと背筋と共にのども枯れて痛くなってしまうので、１時間でちょうどいい。
次の月までに新しい曲を１，２曲練習して行く。
広いと声が遠くへ飛ぶ
というわけで、今日はその月初め。
1ヶ月ぶりにカラオケ店に行った。
練習していった曲は、残念ながら検索しても出なかった。
アニメの劇中歌で、英語の歌だったので、やはりダメだったか。
しかし、昔に比べて下手になった。音程も安定しないし、高い音が出ないし。
そうそう、独りカラオケが苦手だったのには、もう一つ理由があった。
私は、人前だと自然と気合いが入って上手く歌えるのだが、独りだといい加減になってしまって上手く歌えない。
それともう一つ、独りだと狭い部屋になる。
歌う場所は、広ければ広いほど、声が遠くに飛ぶ。
言い方を変えれば、広いところで歌う方が、自然と声を遠くに飛ばそうという意識が生まれるのだ。
だが、仕方が無い。これも慣れないといけない。
昔の歌と最近の歌
下手になったと思った。
独りだと張り合いが無いので、嫌いだった採点をする。
大勢で歌った時にも、人に聴かせようとして歌うのと違って、採点をするとどうも、変なところに気を遣ってしまって、やはり上手く歌えないというデメリットがあったのだが、これも仕方が無い。
採点してみて分かった事がある。
新しい歌は、音階も難しいし、高いところが多いようで、点数も思ったほど出ない。
だから、下手になったなあと思っていたのだが、昔歌っていた歌を歌うと、高得点が出る。
気持ちよく出るし、余裕を持って楽しく歌える。
うーん、これは・・・
昔の歌よりも、最近の歌の方が難しくなった、という事なのか。
それとも、私が新しい歌をちゃんと覚えられず、若い時に覚えた歌のように上手く歌えないという事なのだろうか。
いずれにしても、年を取ったなあ・・・と、寂しさを覚える。
それでも、私と同年代の人で、新しい歌を歌う人は少ない。
多くの人が、かなり昔の十八番をずっと歌い続けている。
それに比べたら、私は毎年自分なりの新曲を作って歌っているのだし、それが楽しい。
新しい歌を覚えるのは楽しいのだ。
これを歌えるようになりたい！と思うと、ワクワクする。
次回は・・・
これからは、狭いところで、誰も聴いていなくても、慣れよう。
採点にも慣れよう。
まあ、それほど上手くなくてもいいか。
人様にお聴かせするわけでもないし。
ああでも、やっと今日、最後から2番目の曲を歌った後、調子が良くなった。
久しぶりに、のびのある声が出た。
そして、最後の一曲は楽に声が出るようになったのだが、途中で終わりの時間になってしまった。
やっぱり1時間では足りなかったのか？
背筋ものども痛くないまま終われるのは良いことだが・・・。
時間を延ばすのではなく、次は半月後に行っちゃおうかな・・・。