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破壊王チョコナッツ

蛍光灯が切れた

台所の蛍光灯が切れた。

このマンションに住むようになって21年経つが、切れたのは初めてだと思う。

流し台の上にある蛍光灯で、これがないと調理するのに不便だ。

出かけている夫に知らせた。

すると、買ってきてくれると言う。

だから、何ワットだとか型番?とか、情報が欲しいと言う。そりゃそうだ。

分かる?とLINEが来たので、調べにかかる。

蛍光灯のカバーに何か書いてある。暗くて分からないので、スマホで写真を撮って拡大。

だが、これは違うようだ。

蛍光灯を取り外す

仕方がない、カバーを外して蛍光灯を取り出そう。

「指をかけて引く」と書いてある。カバーの左右の端にそう書いてある。だから、引く。

左側だけ外れた。右側は固い。左の方から外れたので、そこに指を入れてつーっと開ける。

カバーはプラスティックで、半透明。華奢な感じなので、慎重に開ける。

向こう側はくっついていて、こちら側だけが開いた。カバーはぶらんと垂れ下がる。

そして、蛍光灯を外した。そこにいろいろ書いてあるので、写真を撮って夫に送った。

さて、夫が買ってきてくれた蛍光灯をはめ、カバーを閉じた。一件落着。

カバーの汚れ

翌日、台所に立ってその蛍光灯を点けた時、

「わあ、明るい」

と、思った。だが、同時にカバーの汚れが気になった。

そうだ、せっかく21年ぶりに蛍光灯のカバーを開けたのだから、カバーの内側を掃除すればよかった・・・

いやいや、簡単に開くのだから、今拭けばいいではないか。

再びカバーを外そうとすると、やはり右側が固い。左側だけ開いて、また指をつーっと入れて全部開けた。

内側の埃を乾いた布で拭き取って、カバーを閉めた

ところが、一部黒っぽい気がする。やっぱりウエットティッシュで拭き取れば良かった。

なので、もう一度カバーを開けた。薬品が染みこんだウエットティッシュで拭いた。

ぶらーんとしているので、あまり強く拭けないが、とりあえずいいだろう。

カバーを閉めた

拭こうとして不幸に

あれ、右側が内側に入り込みすぎた。こりゃいかん。再び開ける。いや、開かない。くっ、力が必要だ。

パリン

開いたが、何かが飛んだぞ!どこに行ったか分からない。カバーを見ると、向こう側にぶら下がっていたのが、右側がもう離れている。そうか、突起が折れて飛んだのだ。だから、ぶら下がっていてくれなくなったのだ。

またやってしまった。私はいつもこうだ・・・。最初は慎重にやっていたのに。余計なことをして、壊す。

まあ、まだこのくらいなら、閉めてしまえば大丈夫だろう。

だが、せっかくぶら下がっていたのが、今手に持っているわけだから、もっとよく拭こう

と、思ったのが不幸の始まり

細長いプラスティックのカバーを、ウエットティッシュで拭いていると、手元が狂って落としてしまった。

落としても、割れるような素材ではない。と、油断した。

手から離れたカバーは、流し台に直撃。そして、なんとパキン!と真っ二つに!

くずおれた

漢字で書くと、崩折れた

貼るのが苦手な人は

なんで、私はこうなの・・・。

ひとしきり落ち込んでから、とにかく貼るしかないと思い、白い養生テープを出した。

「貼るのが苦手なんだよなぁ」

と、私が貼りながらつぶやいていると、隣室で病気で寝ていた次男が一言、

貼るのが得意な人は壊さないよ

と。

最近、子供たちに馬鹿にされていると感じる瞬間がある。それが、私が物を壊したり、ぶちまけたり、体の一部をぶつけたりした時だ。

夫の反応が

夫が帰ってきた。あまり言いたくなかったけれど、黙ってもいられなかった。

夫にカバーを割ってしまった事を話したら、夫はそのテープが貼ってある部分を見て、

お、きれいに貼れたね!

と言って笑った。

・・・私はこの人と結婚して良かった・・・

と、21年ぶりに思ったのだった。