緑内障のレーザー治療をしてから10日経った7月10日、再び大学病院へ。
いよいよ本格的に暑い夏がやってきて、こんな時に本当に私は外を歩いて行くのか?と窓に施錠しながらおののいたのだが、行くのだ。
日傘を差しながら外を歩きつつ、暑い、なんて暑いんだ、と心の中でずっと呟いていた。
病院に着いて早速水筒の麦茶を飲み、塩分タブレットまで口に入れてしまった。なんか、すごく暑かったし汗をかいたのに、水分を欲していないのが却って恐ろしく、そんな行動に出た。最近毎日午後3時頃に塩分タブレットを食しているのだが、今日は2時半に食してしまった。今日はもう1回食した方がいいかもしれない。
一度視力検査に呼ばれて、この後は3番の診察室辺りで待っていてと言われたが、廊下の椅子が混んでいたのと、どうせまだまだ呼ばれまいと思い、受付前の待合室の椅子に座っていた。
いつも2時間以上待たされる。視力検査をした後に2時間待たされるのが常。今日は謎解きの本を持ってきたので、解く事にした。
最初は全く分からないと思った謎も、しばらく考えていると閃くのが面白い。割とサクサク解けてきて、楽しくなっているところでもう呼ばれた。早いな。
診察室に入って、担当の先生とご挨拶をした。
「この1週間、生活に何か変化はありましたか?」
と聞かれたが、全くないと答えた。目に違和感はない。まあ、最近汗のせいで目の周りが痒かったりチクチクしたりしたが、それは目ではなく、目の周りの皮膚の話だ。
目の中を顕微鏡みたいので覗いた先生は、
「全く炎症はないですね。綺麗にやってもらったから」
と言う。良い先生にやってもらったようで、私も嬉しい。そして、いよいよ眼圧を測る。
「ん?下がってるかも。3くらい下がってるかな?」
まず右目を測った先生、嬉しそうな声を上げる。だが、よくよく測ると、
「ああ、まあ12かなあ」
そして左目を。こちらの方が力が抜けていたのか、11だった。目標眼圧は10なのだが、いつも14とか15だったところ、11に下がったのはなかなかの成果だ。
もう一度右目を測ってもらった。
「リラックスして~」
そう言われて、肩の力を抜いてみたりする。
「うん、11ですね。下がってますね。○○先生に感謝ですね」
やった!最初、12までしか下がらない可能性が高いと言われていたが、白内障の手術をしていない人はレーザーで下がりやすいという研究結果もあるという事だった。前にも言われたけれど、今日も言われた。それに、若いからとも。
そして、また今月末に予約を取り、目薬も処方されて終わりだった。
眼圧も下がったし、早く終わったし、今日はいい日だな~と思いながら帰り支度をしていたが……
ちょっと待てよ。今は15時半にもなっていない。ここに来てから1時間も経っていないではないか。いつも2時間半くらいかかるのに。つまり、待ち時間が短いから、眼圧が低く出たのでは?
かかりつけ医で測るとそうでもないのに、大学病院に来るといつも眼圧が高く出てしまう。それは、いつも長く待たされるからストレスのせいではないか、と疑っていた。
レーザー治療のお陰で下がったと思いたいが、待ち時間が短いから低かったのではないか。
だとしたらどうなる?でも、ストレスで3も低く出る事があるだろうか。いやでも、いつも通り2時間待たされたら12だったところ、今日は11だったという可能性はある。ぬか喜びだったか?
けれど、長く待ったかどうかで眼圧は変わるだろうか。待つ間に新聞を読んでいた日もあれば、しばらく何も見ずに待っていた日もあったが、眼圧に変化はなかった。今日は謎解きをやっていて楽しかったから、もっと待っていてもストレスは感じなかった可能性もある。
だが、いつも最後は寒くなって長袖を羽織るのに、今日は持って行ったが羽織らずに済んだ。いつも寒くなってしまって眼圧が上がったとか。
あ!そうだ、いつも椅子に長く座って待つから腰が痛くなるので、昼に腰痛の薬(ロキソニンなど)を飲んだのだ。まさか、そのせいで低く出たとか?いや、それはないか。だったらずっとロキソニンを服用し続ければいいではないか。緑内障の飲み薬がないのだから、そんな事はなかろう。
低く出てもこうやって悩む事になろうとは、いやはや。そういえば、首の凝りと眼圧に関係がないのかとか、色々考える所もある。だが、眼科の研究者が色々考えてくれているだろうから、やっぱり目薬とレーザーか手術しかないのだろう。
まあ、下がったのは良い事に違いない。また次回、眼圧を測ってもらい、その結果次第で今後の事が決まって行く。また眼圧が上がってきたらレーザーをやるのか、いっそ手術をするのか。
とりあえず、今日はまだ手術をしなければならない、という事にはならなかった。時間を稼げたという事だ。
それでは、次回のブログを待たれよ!眼圧が下がるよう祈ってくれた読者諸君、ありがとう!