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初めての一人旅in富山(最終日)

8月17日から2泊3日の一人旅。いよいよ最終日である。

金沢→富山

3日目の朝。目が覚めると目覚ましが鳴る1分前。私すごいな。つまり6時29分だった。

夕べ頭痛薬を飲んで寝たからか、はたまた枕を変えたのが良かったのか、頭痛はすっかり治っていた。

それから、ちょっと触っただけでも痛かった右足の親指の爪も、全く痛くなくなっていた。睡眠の回復力はすごいな。

頭痛はなくてもやっぱりお風呂。温泉に入ってきて、着替えて朝食ビュッフェへ。予め今の混雑状況を部屋で見てきたら、混雑していると出ていたが、一人席ならば空いている所があった。こういう時は一人は便利。

今日はあのパンも食べたいなーと思っていたら、今日はまた別のパンだった。お料理もちょっとだけ違う。

パンが昨日よりも1個多いぞ、と思った方、昨日はカレーのご飯があったでしょ。でも、結局カレーもちょっと欲しくて、ポテトサラダに添えてしまった。食べたらしょっぱかったけど。

因みに、昨日は治部煮だったお料理が、今日は「とり野菜みそ」。これが石川県の郷土料理だったとは知らなかった。

パンは美味しいのだが、卵サラダパイはイマイチだった。アップルパイは最高に旨かった。その他のパンもすごく美味しかった。このパン、夫や息子達にも食べさせてあげたかったな。

さて、食事も終えて荷物の整理。

昨日の内に、お土産がスーツケースに入るかどうか試しておいたのだ。ダメだったら、宅配便で送るか、別で一つ手に持つか考えなくてはならないから。それで、今回新しく買ったスーツケースは、荷物が増えたら真ん中のファスナーを開ければ広がるよ、というもので、そのお陰で全て入る事を確認した。素晴らしい。

荷物を全て詰め込み、一応確認をしようと、枕をひっくり返したら、下から目薬が出てきたからビックリ。これは市販品ではなく、処方されたもので、忘れて帰ったら悲しいところだった。良かった。

忘れ物はないはず。ホテルの部屋を出る。時間があったらアンケートを書こうかと思ったが、時間がなくなってきたので書けなかった。チェックアウトの手続きは不要だと書いてあったので、いいんだよなーと振り返り、振り返りながらホテルを出た。

3日目にしてやっと晴れた。しかも、空気が乾いていてすがすがしい。日陰はとても涼しい。

金沢駅を9時22分に出る新幹線に乗る。富山までは20分ほど。この区間だけ自由席の特急券を買ってある。

帰りの切符は電子カードではなく、紙の切符。乗車券と特急券を重ねて2枚、改札口に入れる。

色んな時代を生きてきたなーと感慨深い。昔は新幹線の切符は改札を通せず、人のいる所から入ったっけ。その後は1枚ずつ入れるようになって、今は2枚重ねる。どこかでSuicaをタッチしてから新幹線の切符を入れるというのもあったなあ。最新式は全てSuicaに情報が入ってるタイプだもんね。

新幹線に無事乗り込み、富山駅で下車する。

富山駅には3年前に来ている。乗り換えただけなのだが。飛騨高山へ旅行する時に、新幹線でここまで来たのだ。帰りは黒部峡谷へ行ったので、富山のガイドブックも3年前に買った。

そのガイドブックで調べたフリー切符を買おうと思った。富山駅で改札を出て、まずはコインロッカーにスーツケースを入れる。そして、富山まちなか岩瀬1日ふりーきっぷを手に入れるため、調べておいた場所へ向かう。

しかし、3年経つとだいぶ変わるようだ。この辺かと思ったところにはなく、聞いてみたらJRではないと言われる。教えてもらった方角へ行ってみると、観光案内所があった。

そこのおじさんが親切に教えてくれた。フリー切符は買えたが、3年前の長い名前ではなく、単に「一日フリーきっぷ」。お値段も安くなっていた。3番の乗り場からどうぞ、と言われて観光案内所を出た。

路面電車~富山城

それにしても、駅の端の方に路面電車が走っていて、踏切があるのだが、これがまた無防備でびっくり。

遮断機はなく、前もって警報が鳴るというよりも、目の前に電車が来たらいきなり赤いランプが付いて音が鳴る感じ。渡っている最中だったら、その場に止まればいいのだが、慣れないと踏切の真ん中に取り残された!とパニックになって飛び出しそう。

青信号から赤信号に変わる感じの写真↑。ちょっと角度違うけど。

さて、3番線ホームで電車を待つ。並んでいると、電車が到着した。前の扉が開き、人が降りてくる。後ろの扉は閉まっている。私の次に並んでいる、地元民と思われる腰の曲がったお婆さんが、

「もうすぐ開きますからね」

と、教えてくれた。安心していたら、電車の後ろの扉が開く事はなく、そのまま発車して行ってしまった。あれ?前まで行かなくてはならなかったの?

お婆さんと、そんな事を話していたら、私の前に並んでいた若い女性が、

「あれは富山大学行きなので」

と、教えてくれた。私は手にしていた路線図で、富山大学を探した。だが、見つけられなかった。とにかく、あれには乗らないでいい。次の電車がちゃんと来て、乗れると。女性はお婆さんに教えてあげている感じだったが、とにかく私も助かった。お婆さん、地元民なのだろうが、分かっていないらしい。

こんな感じで電車が入ってくる。これに乗ったのではないのだが。

それにしても、よそ様のバスや路面電車は、そのルールが難しい。だが、しばらく観察していると分かってくる。いきなり先頭に並んだらアウトだが、前の人に習っていれば何とかなる。

富山の路面電車は、ほぼバスと同じルールのようだ。バスも前乗りと後ろ乗りとあるが、後ろ(というか車体の真ん中)のドアから入り、運転席横の前出口から降りる。降りる時に料金を支払う。フリー切符は日付をスクラッチで削ってあり、今日の日付が削ってあるのを見せる。案内所のおじさんが削ってくれたので、キチンと削れていないけれど、まあいいのだろう。

富山城の近くで路面電車を降り、日傘を差して入場する。同じく日傘を差したお兄さんも、私の前を行く。

やっぱりお城は好きだなあ。よその土地に行くと、そこの城跡には必ず行っている。

そして、お城によって違う石組みが面白い。それほど石に興味があるわけではないが。

入館料を払って城の中へ。城は郷土博物館になっている。富山城主は前田家。金沢城主の分家だそうだ。近いからね、そうなのね。

展望台もあった。また、階段を懸命に上ってしまうチョコナッツ。

下から城を見上げた時、ネットが掛かっていて変だなあと思ったのだ。工事中かな?と。でも違った。人や物が落ちないように、展望台を囲っていたのだ。大阪城なんかもこんな感じだよなあ。

それほど高いわけでもないが、なかなか良い景色だった。

更に、このお城と向かい合わせになっている佐藤記念美術館にも行ってみた。屏風絵があるというので。けっこう好きなのだ。でも、茶室などの展示の方が面白かった。お抹茶もいただけると書いてあったが、抹茶もカフェインなので断念。本当は好きなんだけどねえ。

次の場所へ向かうべく、お城の外に出てからぐるっと回ったら、門と、その横に何と地下駐車場を発見。城跡の地下を有効活用しているのか。なるほど。

ギャルリ・ミレー~ガラス美術館

また路面電車に乗って、ギャルリ・ミレーを目指す。3年前のガイドブックには載っていなかった美術館。調べたら、それほど新しい訳でもないらしいが。

もっと困った事に、私が使っているスマホの地図アプリにも載っていない。だから、場所検索が出来ない

ガイドブックの地図とスマホの地図とを交互に見ながら、場所を探した。なかなか難しい。やっと看板を見つけて、安心してアーケード街を進む。後から考えれば、立派なアーケード街なのに閉まっているお店ばかりだった。つまり、この辺一帯がお盆休みだったのだろうか。

到着した~と思ったら、

うっそ~、まさかの休館日。いや、休館日は月曜だってガイドブックに書いてあったし、案内所のおじさんも、ここに行くといいと言っていたのに。

ああ、入り口に貼ってあったよ。8月はずいぶん休むじゃないか。かき入れ時じゃないのか?

ショックだ。楽しみにしていたのに。なんなら、このために富山観光しようと決めたのに。それに、ここまで来るのに苦労したというのに。だが、ここで嘆いていても仕方がない。周りには何もないみたいだし、次行ってみよう。

と言う事で、近くにある富山ガラス美術館。外観がすごい。なんか、別次元みたい。

期待して近づいて行くと、入り口は銀行?!

1階は銀行で、上の方も半分くらい図書館だった。特別展も見たけれど、素敵だったけれど、思ったよりも少ない。

というか、そろそろ体が悲鳴を上げ始める。体が疲れている。ちょうどフルート四重奏の演奏会がやっていて、しばらく聴いていくのもありだなと思ったものの、何だか・・・疲れているからか先を急ぐ気持ちになって、フルート演奏が流れる中、この建物を出てきたのだった。出口でちょっと後ろ髪引かれたけれど。だって、なかなか無料でフルート演奏聴けないからね。

岩瀬

路面電車で富山駅へ戻る。終点まで乗っていればいいのかと思ったら、その手前で「富山駅」と言われたから降りたら・・・歩いて始発の乗り場(先ほどの踏切のところ)へ行ったら、ちょうど今乗ってきた電車が到着したところだった。無駄に歩いた。

そして、岩瀬行きの電車に乗る。高校生がたくさんいる。今日も学校があったのかな?

また別のお婆さんが、ずいぶん混んでるわねーと言ってきた。そうですね、と返した。

終点の岩瀬駅ではなく、二つ手前の東岩瀬駅で降りた。切符を買った時におじさんが教えてくれた通りに。

誰もいない道を歩き、古い町並みを目指す。すると、昭和レトロな銀行があった。写真を撮ろうかと思ったが、ちょうど向かいの家から出てきたおばさんに変に思われると思って辞めた。

もう少し歩いて行くと、今度は写真を撮ってくださいと言わんばかりの銀行が出てきた。景観を損ねないように、という事かもしれないが、これは張り切りすぎでは。

ちゃんと入り口は自動ドアになっていて、中は普通の銀行のようだった。

さて、ようやくたどり着いた森家北前船廻船問屋だ。中に入ると説明をしてくれるのだが、面白い説明だった。畳が川のようになっていたり、験担ぎがあちこちにあったりして。

そして、隣の馬場家へも入る。こっちには説明の人はいないが、より広い。馬場家がこの辺で一番の億万長者だったそうだ。写真もOKだった。ここにも川のようになっている畳が。

見終わって、歩いていると食事処が目に入る。午後2時。白エビのかき揚げが目に留まる。

元々、どこかで食べようと思っていた。岩瀬駅近くの店にしようかと思っていたが、今食べたいと思ったのだから、今だ。

レトロなお店だった。この辺りの家は、昔の家を普通に使っている感じがする。さっきの森家も築140年だとか。すごいなあ。昭和の家の方がよっぽどもろくないか?

かき揚げ丼ではなく、氷見うどんのセットにした。なんて読むのか分からずにうどん、と言ったら、

「ひみうどんのセットですね?」

とお店の人に言われた。氷見(ひみ)うどんか。

白エビのかき揚げが旨い!サクサクで香ばしい。ちょっと、真ん中が冷たい気もしたが、その頃には外側も冷めている。どうも扇風機が寒いくらい近くで回っていて。まあ、おいしいから大丈夫だろう。

うどんの汁は薄味。おでんと言い、うどんと言い、北陸の人は塩っ辛いのは好まないのだな、と思った。

さて、店を出てすぐ近くにあるはずの展望台を目指す。

うーん、思ったよりもでかい。そして、まさかの階段オンリー

らせん階段には、落下防止の為のネットが。これがなければカッコイイ写真が撮れるのだが。

頑張って上った。また右足の親指の爪が痛くなってきたが。

男性が後から上ってきたので、踊り場で先を譲った。ゆっくり行かせてもらうから。

そして、登り切った!なかなかの眺め。でも、直に海が見たいな。ガラス越しじゃなくて。

海の先は能登半島。その横は水平線。この先には何があるのか、と地図検索したら、ロシアだった。うわー、なんかすごいなぁ。

反対側は山。これも綺麗。

満喫したので降りる。

そして、時間が早すぎるので海水浴場を目指す。岩瀬駅に向かうには遠回りだが、とにかく海を直に見て、それから帰ろう。富山湾をちゃんと見るのだ。

流石に誰もいない。気づけば暑い。マスクをしている必要がない。旅行中で初めて外して歩く。また海風で髪の毛がバリバリ。

駐車場があって、あ、これってもしかして海水浴客の為の?と思ったら、まさにそう!ここが海だー!

そして、駅へ向かう。どうも、お腹の調子がちょっとおかしい。何というか、体が疲れすぎて力が入らないのと、腸が活発に働き過ぎるのと。

でも、まだ一つ仕事が残っている。義母に頼まれた「とろろ昆布」を買う事が。

予定よりも1時間くらい早いが、また富山駅に戻る事にした。駅へ向かう道、海水浴場からすぐだったのに、うっかり反対方面へ歩いて行ってしまい、相当ロスした。だから、疲れているって言ってるのに。ダメだこりゃ。

富山駅~東京

路面電車で富山駅に戻ってきた。そして、お土産を見る。探したら、とろろ昆布はあった。そして、ほたるいかの沖漬け干しもついでに買う。後で食べたら、このホタルイカがめっちゃ美味しかった。噛み切りやすいし。もっと買ってくればよかった。

さて、やることは全てやった。後は帰るだけだ。東京行きは午後6時13分。ただいま4時過ぎ。2時間もある。

踏切の向こうにあった、サンマルクカフェで時間をつぶすことにした。一応カフェインレスコーヒーがあるかと聞いてみたら、

「当店では扱っておりません」

と言われた。たまーに扱っているお店があるので、一応聞いてみるのだが、ない場合はぴしゃりと言われる。帰れと言われたように感じる。感じすぎ?それで、

「じゃあ、ゆず茶で」

と言って注文した。温かいのを。

すると、出てきたのがこれ。美味しそう。そして、甘い。疲れが取れる。ビタミンCも摂れるし。ただ、なみなみ注いでくれたから、運ぶ時にソーサーの上にこぼしてしまった。飲む度にポタッと垂れる。

すぐにほとんど飲んでしまって、下に残った柚子ジャムを、時々スプーンですくって食べながら、またSNSに投稿をする。こういう空き時間にするのがベスト。

Twitterなどをやっていると、あっという間に時間が過ぎる。1時間はあっという間に過ぎた。

それにしても、甘い汁がこぼれているので、虫ちゃんが寄ってくる。最初は払いのけていたのだが、ほぼ食べ終わった頃には、ソーサーにこぼれている甘い汁のところにハマってしまった虫ちゃん。もう放って置いた。そして、5時半ちょっと前に店を出た。

隣にマックがあった。迷ったけれどフライポテトSを買った。何だかそれだけは今食べられる気がしたのだ。他には要らない。そして、コンビニでハイボール缶を買った。

5時50分頃、スーツケースを回収し、新幹線のホームへ行った。そこで本を読んでいた。始発では無いので、短い停車時間にちゃんと乗らなければならない。ちょっとプレッシャーだ。

無事に東京行きの新幹線に乗り、指定席に座った。ちょっと新しい感じ。なんかテーブルが長くて、缶を置く場所が遠いな。

残念な事に、ポテトは冷めて固くなっている。おととい買ったおつまみは大丈夫だ。

新幹線は空いていた。静かなところでプシュッとやって、静かに飲んでいたら、斜め前の人もプシュッとやっていた。だんだん酒が入ったせいで、足がだるくなった。どうしても我慢出来ず、靴を脱いだ。スーツケースの上に足を乗せる。

お行儀が悪い。本当はすごく靴下も脱ぎたいけれども我慢した。気づけば、周りの人達はみんなパソコンでカタカタとお仕事(多分)をしている。申し訳ない、私は酔っています。

フリーWi-Fiは、山の中では遅くて途切れて大変だが、埼玉に入った頃にはスイスイだった。YouTubeで音楽を聴いたりしながら幸せなひとときを過ごす。新幹線は、飛行機や普通の電車よりも音が静かだなと思った。

東京駅に着いた頃には酔いも覚めた。足がだるかった時には、もう家に帰っても今日は片付けなんて出来ない、と思っていたのに、酔いが覚めたからなのか、家に帰ったらさっさとスーツケースの中身を片付けた。

家に帰ってホッとしたのも束の間、腸が働きすぎるのが止まらない。次の日までずっとおかしかった。下っているという程でもないのに、頻繁に催すというか。やはり疲れすぎたか。

一人旅は

一人旅が楽しかったか、と聞かれたら。うん、けっこう楽しかった。一人で飲食店に入る事さえ苦手だった私が、よく頑張ったと思う。

家のことは心配している場合ではなかった。自分が次に何をしなければならないか、それが心配で。

しかし、疲れすぎる。この3年で歳を取って体力が衰えたのか、それとも一人だから余計に疲れるのか。それは分からない。

だが、これからはもっと、余裕のある旅をした方がいいだろう。観光する場所を減らすか、移動をタクシーなどにするか、そもそも1泊にするか。でもなあ、せっかく初めての土地に行くなら、すぐ帰ってきたら勿体ないし、あちこち見て回りたいし。自分の体力と気力の折り合いを付けるのが難しい。

一人だから、ゆっくりマイペースで、疲れたら休むようにしようと決めていたのに、実際は出来なかった。今お店に入りたいと思っても、そこにお店がなかった

今でも右足の親指の爪が痛い。押すとすごく痛い。爪に色を塗っていて分からなかったが、今日色を落してみたら少し青くなっている。あざになったようだ。どうしてそうなるかなぁ。

以上、一人旅の記録であった。お付き合いくださり、感謝申し上げる。またすぐにお会いしよう。

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