5月11日から始まったオリンピックボランティアも、昨日で7回目になった。週二日くらいで入っていたシフトだが、土日は今までなかったので、これが初めての休日ボランティア。それは壮絶な活動だった・・・。
今日の役割はサポート
徐々に暑くなってきたが、幸いアクレディテーションセンターは空調の効いた屋内。中は暑くはない。
今日も写真撮影をやってみたいと手を上げたものの、定員オーバーだったので譲った。
役割に関してはいろいろあって、結局チェックインカウンターの後ろに立って、サポートする役割になった。
チェックインカウンターのパソコン業務は、前に一日やった事がある。今日初めての人もいたので、教えてあげてください、と言われていた。
たった一日やっただけなのに、教える立場になるとどうも偉そうになってしまうチョコナッツ。反省。ただ、6月に入って、今日がボランティア1日目という人もけっこういて、その中で7日目だとベテラン感が漂ってしまうようだ。入り口でも、
「ここでカード出すんですか？」
とか、
「エレベーターはどっちでしたっけ？」
などと他のボランティアさんに聞かれて、一緒に受け付けまで連れて行ってあげたのだった。
7回目は、金バッチをもらえるのかと思ったら、違った。いい物をもらった。これは、今は内緒にしておこう。いずれオリンピックが終わった時に、写真付きで公表しようと思う。
立ちっぱなし
さてさて、午後からのシフトで、午前の人と代わったのが1時50分くらいだったか。それからチェックインカウンターの後ろに立って、サポート作業にあたった。
6月最初の土曜日なので、今までで一番混んでいた模様。ずっとお客さんが絶えず、休憩なし。一度詰まってしまってチェックインをストップしたので、その時にみんなでトイレ休憩しただけ。
約3時間、立ちっぱなしだった。オリパラのボランティアで、立ちっぱなしの活動はきっと多いと思われる。炎天下でないだけ全然楽なのだろうが、体力の無い老体の身には、ちょっとだけ辛い。それでも、靴がいいのでそれほど疲れを感じていなかったのだが、流石に4時頃にはふくらはぎに疲労を感じた。
今日は混んでいるからなのか、別の理由なのか、いつも近くにいる職員さんたちがいない事が多くて、それでいて、呼びに行かなくてはならない案件も多く、あちこち探し回って小走りしたりもしていた。
教えるのが好きらしい
サポート作業は楽しいし、接客をしているよりも楽だった。そして、私は「教える」という行為がけっこう好きだという事も分かった。
かつて家庭教師もやっていたし、妹や弟にもよく勉強を教えていた。大人になっても、自分の経験を元に「教えてあげる」事が多く、つい偉そうにしてしまうが、案外喜ばれるのでついつい「教える人」になりがちだった。それは、教える事が好きだったからなのだな、と改めて思ったのだった。
今日のお弁当は
5時になり、数人が夕飯休憩に入った。私もその中に入った。立っていた事で、足以外の体全体に実は疲労が溜まっていたようだ。これだけ動いていたのに食欲がない。
食欲があろうとなかろうと、今日はカロリー少なめのお弁当をいただくつもりだった。というのも、土曜日は夜お酒を飲むつもりなので、またつまみなども食べるし、5時にがっつり食べてはいけないのだ。かといって、いただけるものを拒否するという選択肢はない。
それで、パンにしようかと思っていたのだが、運悪く1日目にパンにした時と同じメニューだった。それなら、一番エネルギーの少ないお弁当にしようと思い、表を見た。すると、それは「ヘルシー 鶏照り焼きの彩弁当」だった。422キロカロリーで、塩分量は2.5グラム。
弁当箱を開けてみると、おお！これぞ私の食べるべき量と質！肉が少なく、野菜が多い。けっこう味が濃いと感じるが、塩分量はさほど多くない。量が多くないからだろう。なるほど、いつもヘルシー弁当を食べるべきなのか。いやいや、それだと夜お腹が空くどころじゃないだろう。実際活動した日は体重が減るし、お酒を飲まない日なら、ガッツリ食べた方がいいのでは・・・。迷いどころである。
食事に向かうエレベーターでご一緒した男性が、今日が活動初日だそうで、お弁当を前にして、
「どれがお勧めですか？」
と聞かれた。
「この辺り、いいですよ」
と、カロリー高めの二種類を示した。魚がお勧めだったが、人それぞれだと思ったので言わずにおいた。
ちなみに、豆の煮物を食べたら食欲が復活した。大豆が美味しかった。
手作りのブックカバー
今日も静かに一人で食べ、本を読んだ。
ボランティアとは関係ないが、今度は久々に「三四郎（夏目漱石）」を読もうと思った。実家にあった本を借りてきたのだが、恐ろしく古いので、カバーを作った。5月のカレンダーと、広告が入っていたビニール袋で作った。
切ったり貼ったりが苦手なチョコナッツだが、案外作りたがるのだった。そして、ちょっと上手く行くと喜んで使うのだった。自慢したいので、見て欲しい。
それにしても、古いので、旧仮名遣いもあるが、それよりも漢字が多い。今なら普通ひらがなで表記するようなものまで漢字なので、慣れるまでは読むのに時間がかかる。旧漢字もネックだ。だが、この流れるような文章が流石だなあと思ったりする。けれども、今のところ物語として面白い要素はあまりない・・・。三四郎って有名なんだけどなあ。一度読んでいると思うのだが、ほとんど覚えていなかったし。
パソコン作業に交代。グロッキー
休憩が終わり、再び戻る。相変わらず来場者の長蛇の列。本当に今日は混んでいる。ほとんどの人が1人で来ているので、おしゃべりもせず、間隔を開けて静かに並んでいた。
チェックインカウンターに戻ると、そこでは私たちの休憩前と全く同じ光景が。これをずっと続けていたのか・・・と考えたらぞっとした。お疲れ様、と頭の下がる思いだ。
「チョコナッツさん立ちっぱなしだったから、前と交代しましょう。大御所なところ、バッチリ見せてください！」
みたいな事を職員さんに言われ（ちゃんとした言葉は忘れてしまったが、大体そういう事を言われた）、パソコンの前に座った。
パソコン作業は、自分のIDでログインして使うので、交代するにも時間がかかるのだ。だから、混んでいると途中で交代出来ないのだった。この休憩後のタイミングで代わったのはいいが・・・。
立ちっぱなしも疲れたけれど、今度はしゃべりっぱなしで、もうグロッキー。のどが渇いても飲む暇もない。そして、ちょっとネガティブな事を言われてしまい、どっと疲れが出て、
「はあ、もう疲れたよ」
と思って顔を上げたら、もう誰も並んでいなかった。今の人が最後だったのだ。時計を見るともう終了時間を15分ほど過ぎていた。
受け取りに来た人たちも、ずっと並んでいてイライラもしただろう。最後の人など、どれだけ立ちっぱなしで並んでいた事か。それが、写真撮り直しと言われたのだから、ネガティブな発言も致し方ない。
思えば、今日一日たくさんの来場者と接して、みなさん並んでイライラしていただろうに、そういったネガティブな発言を「言われちゃったよ」と思ったのが、たったの二人しかいなかった。これは、逆にすごくないか？ボランティアをやる人たちだから、基本的にはいい人集団なのだろうが。
とにもかくにも、皆さんお疲れ様でした。
この先一ヶ月はシフトがない
実はチョコナッツ、これから一ヶ月の間、ボランティアのシフトが入っていない。次は7月4日。そこからは一日おきに入っている。6月が一番来場者が多いのではないか、という話もあるが、7月はどうだろうか。
しばらく行かないのは楽だけれど、ちょっと寂しい。本当に今日が最後となる日は、どれだけ寂しいだろうか。そして、その日は既にオリンピック競技が始まっているはず。今、一ヶ月以上先の事は読めない。
この先一ヶ月、ボランティア活動がないから暇になるだろうと思っていたら、活動のない時に、とたくさん予定が入ってしまって、逆に忙しいかもしれない。それでも、頑張って小説とブログを書いて行きたいと思う。これからもお付き合い願いたい。