【読書感想文】ごとうしのぶ「花盗人」~ブラス・セッション・ラヴァーズ
花盗人 タクミくんシリーズから続く物語。主人公が涼代律になってからは「いばらの冠」「三番目のプリンス」に続く三作目である。 律は音楽大学に通う2年生。母校祠堂…
-多感・多汗・達観-
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私の好きな作家ベスト5に入る、もしかしたら今現在1位かもしれない池井戸潤先生。映画化もされ、店頭に派手に並んでいた彼の作品「シャイロックの子供たち」を、手に取…
好きな作家として宮部みゆきを挙げていた人を何人か見た。気になる。というわけで、宮部みゆきの「誰か Somebody」を買ってみた。 あらすじ 大企業の会長の娘…
敢えて、読書感想文というタイトルにはしなかった。新人賞を受賞した作品が掲載された「文學界5月号」を手に取り、受賞作品と、最終選考作品の選評を読んだ。そして、思…
あらすじ 元刑事で探偵の橋本は、ある女性から依頼を受け、会社の金3千万円を持ち逃げした男女を捕まえる事になる。九州へ飛んで彼らの後を追っていくが、殺人事件に遭…
かつて、村上春樹「ノルウェーの森」の感想文を書いた。私は好きになれないと書いた。その時、読者の方がやはりノルウェーの森は好きではないが、いくつか好きな作品があ…
文学賞受賞作品を読んでみよう!の第3弾。この小説は第155回芥川賞受賞作品である。 あらすじ 人とは「感覚」が違う女性が主人公だ。幼稚園の時から、周りから「お…
先日「推し、燃ゆ」(宇佐見りん著)の感想を書いた。あの時は、色々と描かれた現代の問題や、主人公への感情移入によりぼやけていたが、後になって考えるとこの小説の主…
勉強の為、文学賞受賞作品を読むぞ!の第2弾。もうそれほど抵抗なく手に取る。 この作品は第167回芥川賞受賞作である。今年の受賞である。 あらすじ まあまあ名の…
第164回芥川賞を受賞した「推し、燃ゆ」。 実は、文学賞を受賞した小説を読むのは、初めてなのである。 それは偶然ではない。有名な作品は読まないのよ、とかいう理…