文學界新人賞発表に際して〜市川沙央「ハンチバック」
敢えて、読書感想文というタイトルにはしなかった。新人賞を受賞した作品が掲載された「文學界5月号」を手に取り、受賞作品と、最終選考作品の選評を読んだ。そして、思…
-多感・多汗・達観-
敢えて、読書感想文というタイトルにはしなかった。新人賞を受賞した作品が掲載された「文學界5月号」を手に取り、受賞作品と、最終選考作品の選評を読んだ。そして、思…
あらすじ 元刑事で探偵の橋本は、ある女性から依頼を受け、会社の金3千万円を持ち逃げした男女を捕まえる事になる。九州へ飛んで彼らの後を追っていくが、殺人事件に遭…
かつて、村上春樹「ノルウェーの森」の感想文を書いた。私は好きになれないと書いた。その時、読者の方がやはりノルウェーの森は好きではないが、いくつか好きな作品があ…
文学賞受賞作品を読んでみよう!の第3弾。この小説は第155回芥川賞受賞作品である。 あらすじ 人とは「感覚」が違う女性が主人公だ。幼稚園の時から、周りから「お…
先日「推し、燃ゆ」(宇佐見りん著)の感想を書いた。あの時は、色々と描かれた現代の問題や、主人公への感情移入によりぼやけていたが、後になって考えるとこの小説の主…
勉強の為、文学賞受賞作品を読むぞ!の第2弾。もうそれほど抵抗なく手に取る。 この作品は第167回芥川賞受賞作である。今年の受賞である。 あらすじ まあまあ名の…
第164回芥川賞を受賞した「推し、燃ゆ」。 実は、文学賞を受賞した小説を読むのは、初めてなのである。 それは偶然ではない。有名な作品は読まないのよ、とかいう理…
まず、題名から目を引く。先生、と言っているから学生の発言らしい。皆の前でほめないでとは。いや、分かるけど。 概要 筆者の金間先生は、金沢大学の教授である。その…
まるで子供用に書かれたような、ですます調の動物がしゃべるお伽話。だが、そこには痛烈な批判が。 あらすじ メイナー農場には馬や豚、牛、めんどり、羊など、たくさん…
知能指数は「IQ]と言われる。それに対しての「EQ」とは、心の知能指数の事だそうだ。 この本を手に取った時、勉強ばっかりできても仕事ができない人がいるが、勉強…