コーヒー、紅茶、日本茶、ウーロン茶、ほうじ茶。更にはレッドブルやモンスターエナジーなどのカフェイン飲料、リポビタンゴールドなどの栄養ドリンク、コカ・コーラ等。これらには、皆カフェインが入っている。
カフェインは、眠気を覚まし元気にさせてくれる。コーヒーを飲まない人よりも、毎日2杯程度飲む人の方が子宮がんになりにくいというデータがあり、カフェインが関係しているのではないかと言われている。つまり、けっこう体に良いらしい。
が、それはカフェインが体に合っている人に限るのだと思う。
みんながみんな、カフェインを摂った方が良いというわけではないと思うのだ。
カフェインには覚醒作用の他に、利尿作用がある。
私はこれに、子供の頃から敏感だった。子供でも、時々紅茶は飲むだろう。紅茶を飲むとすぐに尿意を催す。もともとトイレが近い方で、だから余計に「すぐ」効くのが分かった。
また、カフェインには成長を妨げるという厄介な面もある。子供がコーヒーを飲んではいけないという事は、広く知られている事だろう。子供は苦いから好まない、などと思っている人はおるまい？背が伸びないからと言われている。でも、コーヒー牛乳は給食にも出た事があった。つまり、薄ければいいという事なのだろう。日本茶は、子供も飲んだ方が良いとさえ言われているし。頭が良くなるとか、風邪予防だとか、なんだとか。
効き具合には個人差がある
子供の頃から利尿作用が効きすぎた私。しかし、全然効かない人もいる。家族や知り合いなどを見渡してみても、効いていないし、気にしていない人が多い。
渋滞する車の中で、つまりトイレにすぐに行かれない状況で、コーヒーを飲む運転手がいるのは世の中当たり前だし、トイレに行くのが大変な土手のグラウンドなどで、寒いからと熱いコーヒーを配るのも常識だ。
私は、かつては毎朝コーヒーを飲んでいたが、いつもと違う場所へ出かける時には控えたし、車に乗る前には絶対にカフェイン飲料は飲まないようにしていた。それでも、けっこうすぐトイレに行きたくなって困った事が多い。
また、夜にコーヒーを飲むと眠れなくなるという人は多いが、夕飯の後にコーヒーや日本茶を飲む人は多い。つまり、夜というのはもっと遅くという意味だ。本当に寝る直前だろう。
だが、私の父は夜中に紅茶を飲もうが何を飲もうが、眠れない事はないと言う。私は、飲み会などで最後にウーロン茶をジョッキで飲んだりすると、酔いが冷めた後に眠れなくなる。それに気づいたのは最近の事だ。酔っぱらって、酔いが冷めた後には眠れなくなるものだと思っていた。けれども、お酒の後にカフェインのない飲み物に変えたら、ちゃんと酔いが冷めても眠れる事が分かったのである。
また、逆にカフェインを摂ると眠くなるという人もいるというから不思議だ。そういう人はレアだとは思うが、実際にはいるらしい。
カフェインを辞めてみて気づいた事
カフェインを辞めたのは、緑内障がきっかけだが、実は元々カフェインは合わないものだったと最近気づいた。
いつも高速道路の渋滞などに巻き込まれると、トイレに行きたくなるのではないか、とそればかり心配していた。山梨の親戚の家に行くと、帰りの中央高速で必ず渋滞する。だから、帰る前の１～２時間はなるべく日本茶を飲まないようにしていた。食後に出されるけれども。当然トイレに行ってから車に乗り込むのに、2時間もしない内にトイレに行きたくなってくる。サービスエリアに入るのに渋滞していて、次のサービスエリアにしようと運転手が言っても、
「すみません、トイレに行きたいので・・・」
と、仕方なく渋滞の中に入って行ってもらったりしていた。ところがカフェインを辞めてからは、渋滞していても全然トイレの心配がなかった。車の中でちょこちょこ飲み物を飲んでいても。それなら、運転手の休憩の事を第一に考える事ができる。
それにしても、私以外の家族は、帰る前にトイレに行かないのだ。驚きだ。サービスエリアに止まっても、その時にトイレに行かない人もいる。凄すぎる・・・
以前は、コーヒーやお茶を飲むのはお昼の食後までにしていたのに、それでも夜の眠りが浅く、時々寝付けない日もあった。ところが、カフェインを一切摂らないようにしたら、ちゃんと眠れる。
私の母は、やはり眠りが浅く、眠いと思っていたのに布団に入ると眠れない事が多いらしい。母はお茶を朝も昼もおやつにも、夕飯の後もガブガブ飲んでいる。カフェインを摂るのをやめてみたらと言っても、お茶を飲む生活を辞める気が全くない。たぶん、日本茶を他のものに代えるか、カフェインレスの日本茶にすれば、もっと深い眠りにつけるのではないかと思うのだが。
カフェインの中毒性
それから、カフェインには中毒性がある。実体験としてあるだろう。いつも飲んでいるコーヒーを飲まないと、眠くて仕方がないという事が。逆に、普段夕飯の後には飲まないのに、たまに飲むと夜眠れないという事が。
それをよく考えてみると、常にカフェインを摂取していると、効いていないという事にはならないか。いつも摂っている状態では、いつもよりも寝不足な場合にはやっぱり眠くなる。もっとたくさんカフェインを摂らないと眠気は飛ばない。
麻薬と同じで、体からカフェインが切れると禁断症状が現れるのだ。それは眠いとかだるいとか、その程度なのだろうが、立派な症状ではないか。いつも摂らなければ、たまにどうしても眠気を飛ばしたい時に少しのカフェインで効く。ただし、トイレが近くなるという弊害もあるかもしれないが。
それでも、コーヒーにはコーヒーの、お茶にはお茶の良いところがある。カフェインとは別の、ポリフェノールとか、タンニンとか？抗酸化作用だったり、抗菌作用だったり。前述したように、がんになりにくくなったり。だから、弊害がないならばカフェインの適量接種は続けてもらってよい。
まとめ
カフェインの効き具合には個人差がある。もし、トイレが近い、眠れない、などの症状があるならば、思い切ってカフェイン断ちをしてみてはいかがだろうか。カフェインがすっかり体から抜けるには10～20時間かかるとか。だから一日で判断せず、２～３日はカフェインを断ってみて、それでも改善しなければ他の理由だと思ってカフェインを再開してもらって構わない。
私としては、もっとカフェインレスコーヒーやカフェインレス紅茶の需要が増え、生産や取り扱いが増えてくれるといいなあと思っている。そうすれば、もう少し安いカフェインレスコーヒーも手に入るのではないかと。そんな期待をしているのだが。つまり、お仲間を増やしたい。
広告を貼ろうと思ったら、また安いカフェインレスコーヒーが増えていた。なかなかスーパーでは売っていないけれど、ネットならば色々と品ぞろいも豊富である。ネスカフェは王道で美味しいけれど、新しい種類も試してみようと思う。ちなみに、少々カフェインレスになるとお茶でもコーヒーでも苦みが少なくなる。そこは慣れかなぁ。
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