細菌性胃腸炎で闘病中の次男、16歳。ストレスが限界に。
一進一退
三日前からおとといの朝にかけては、少し良くなってきたようだった。熱も37度台に下がり、下痢の回数も減ってきた。
だが、おとといの朝から昨日の朝にかけては、あまり変わらなかった。そして、昨日の朝から夜にかけても、膠着状態。お医者さんに行ったが、同じ薬が出され、飲んでも変わらない。
次男は昨日、ストレスが爆発した。すごくお腹が痛い時があり、そうなると叫ぶ、もう嫌だと嘆く、人の行動にもケチを付ける。
八つ当たり
看病もそれなりに大変だけれど、苦痛を伴う本人が、一番大変なのだ。それはよく分かる。
だが、常にそばにいる私が、ちょっと時間を見つけて動画を見たりしていると、あーだのうーだの唸って邪魔をし、何を取ってだとか、お腹をさすってだとか言い出す。
可愛そうだから、お腹をさすってやるが、
「もういいや。変わらなかった。」
と言ってそっぽを向いたりするので、こちらもメンタルやられる。
発病後一週間経って、未だに何も食べられないし、お腹が痛いというのは不安にもなるだろうし、絶望感にも苛まれるだろう。
だから、仕方ないと言えば仕方ない。こんな時にしつけようとしても、ダメだろうし。
本当は、こういう時こそ人間の真価がが問われるのだろうが。
痛み止めを飲ませてみた
夕べは熱が38度以上の時に飲むようにと出された解熱剤を、痛み止めとして飲ませる事にした。
それは、夜遅くに帰ってきた夫からの提案だった。
痛み止めを飲んだら、しばらくおとなしく眠っていた。
けれども、私も眠りについた後、おそらく夜中の4時とかそのくらいだと思うが、痛み止めが切れたのであろう次男は、また痛がって、叫んだ。
夜中に何度も
しかし、少し離れたところでは、夫はいびきをかいて寝ている。もしかしたら、父親を起こしてやろうという気持ちがあったのか、無かったのか、いつもよりも大きな声を出して唸っていた次男。だが、結局夫は起きなかった。いびき、恐るべし。
私は起こされた。しかも、その後も何度か「お母さん」と呼ばれて、夢の中からいきなり引っ張り出されて、めまいを起こしたりする始末。
飲み物を取ってきてやったり、後何をしたっけか。覚えていないくらい、朦朧としていたようだ。まるで赤ちゃんの夜泣きだな、と思った。
すりりんご
今朝の6時半頃、また夢の中から引っ張り出された。
「お母さん、りんごのすり下ろしたの、食べたい。」
次男は、発病後初めて食べたいものを言った。めまいがしていた私も、食欲が出て良かった!と喜んだ。だが、うちにりんごはない。店が開くまで待たなければならないと言うと、
「じゃあ、昼でいいや。」
ということに。朝はゼリードリンクを飲ませた。
そして、昼にはりんごをすり下ろしてやった。胃は良くなったようだ。
今度はカイロ
そして、カイロでお腹を温めたいと言い出した。
この季節だし、小さいカイロでいいかなと思って渡したが、あまり温かくないと言って、大きいのを持ってこさせられた。貼るタイプと貼れないタイプと両方持ってきたら、貼る方を選んで貼った。
また少し、下痢の回数は減ったようだ。だが熱は38度くらいあり、腹痛の方も時々ひどいようだ。
まだまだ快復は遠いけれど、一応快方には向かっているようだ。早く元気になっておくれ。こちらのストレスも爆発してしまうよ。
呪文のように唱える。病人の方が辛いんだ、病人の方が・・・