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「ぼたもち」と「おはぎ」の違い

2021年3月20日(土)

 今日は春分の日ですね。ご存じ、昼と夜の時間が同じ日です。そして、お彼岸の中日でもあります。
 お彼岸に食べるのが牡丹餅(ぼたもち)orお萩(おはぎ)。「ぼたもち」と「おはぎ」の違い、ご存じですか?

我が家では「ぼたもち」

 子供の頃から、我が家では「ぼたもち」でした。父も母もそう呼んでいたし、「おはぎ」なんて言い方はだいぶ大きくなってから知りました。
 でも、「おはぎ」を知ると、家では「ぼたもち」と呼んでいても、外では「おはぎ」と呼ぶようになりました。

田舎くさいのとスマートなのと

 なぜかって?なんか、「ぼたもち」って言い方が、田舎くさく感じてしまって。また、うちの親、地方訛りはないはずなのに、「ぼたもち」のイントネーションが、どうもこう、訛っているというか。
 普通、「ぼ」よりも「た」を高く発音して、「もち」はまた低く発音しませんか?それを、うちの親が「ぼた」が低く、「も」が高く、「ち」がまた下がるという発音をしていたのです。そんな感じで「ぼたもちだぁ」なんて言うから、すごく、田舎くさく感じて(笑)。
 東京の人が「おはぎ」って言ってるイメージもありました。テレビでも「おはぎ」だって。なんかスマートじゃないですか?だから、友達との会話などでは「おはぎ」と言っていたのです。

牡丹餅とお萩の真相

 さて、結婚して東京に来ると、やはり義母などは「おはぎ」と呼んでいます。ただ、義母は東京育ちではありません。夫の祖母もそう。いったい、この食べ物は「おはぎ」なの?「ぼたもち」なの?と思っていたら、ある時どこかで知りました。

 のお彼岸は、牡丹(ぼたん)の花が咲く頃なので、その時季に食べるものを「牡丹餅(ぼたもち)」と言い、のお彼岸は、萩(はぎ)の花が咲く頃なので、その時季に食べるものを「お萩(おはぎ)」と言う、のだそうです。
 なーるほど。非常に説得力があるではありませんか。これじゃあ、春に「おはぎ」なんて言うのはナンセンス。秋に「ぼたもち」なんて言うのもナンセンス!
 それ以来、3月のお彼岸の時には「ぼたもち」と呼び、9月のお彼岸の時には「おはぎ」と呼ぶようにしています。けっこう間違えそうになりますが。
 でも、季節の花にちなんだ名前だったなんて、たとえ田舎くさく聞こえようと、ぼたもちだって素敵じゃないですか。
 牡丹の花って華やかだし。
参照:今年も建長寺の牡丹がきれいです。: Enjoy Photo 戯れ人めいぷるの感写 (cocolog-nifty.com)

 萩の花は可憐です。
参照:萩の花: ナベショーのシニアーライフP70 (cocolog-wbs.com)

 以上、牡丹餅とお萩のお話でした。美味しく召し上がれ。