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ばね指の手術②(手術当日)

2025年10月23日(木)

迷いが生じる?

大学病院の整形外科を受診して、2週間と2日後にばね指の手術をする事が決まった。

その約2週間の間は、もう頑張ってストレッチをしたり、薬を塗ったりしなくてもいいと思って放置していた。時々痛い事もあったが……

なんだろう、時々調子がいい。むしろ、この1年の中で一番痛くない。

調子がいい時があって、自力で曲げられるようになってきたということは、このまま手術せずとも時間が経てば治ってしまうのではないか。当然そんな思いが頭をもたげる。

いや、それでも調子がいいと思って動かしていると、痛くなる。親指の第2関節辺りにでっぱりがあり、それは治りそうもない。

どうして調子がよくなって来たのだろうか。手術しなければ治らないと思ったからする事にしたのだ。痛み止めの注射(すごく痛いやつ)を頑張って2度もしたのに、それでも1ヶ月で再発してしまったのだ。

手術すると思って安心したから、痛みが和らいでいるのだろうか。そんな事あるか?それじゃあ気のせいというか、精神的なものだったのか?それはないだろう。

やっぱり辞めますと言うべきか……という考えも浮かんだが、それでも先生が「すごいですね」と言ったでっぱりは相変わらずだし、深く曲がらないのも確かだし、もし放っておいてそのうち治るとしても何年先になるか分からない。ピアノの弾き方を忘れてしまいそうだ。

ということで、ちょっとモヤモヤしつつも手術を辞めるなんて事はせず、10月22日の水曜日、予約した時間に大学病院へと向かった。

手術前の質問

手術は11時の予約で、30分前に来るようにと言われていた。10時半の数分前に着き、再来受付の機械に診察券を通した。

東京は急に寒くなったこの日。弱い雨も降っていた。手術室に入る前にトイレを済ませるようにと書いてあったから、もう少し後に行くべきだとは思ったが、道中冷えてトイレに行きたくなり、到着してすぐに行った。

待合室で座って新聞を読み始めてすぐ、看護師さんから名前を呼ばれた。普通、受付番号で呼ばれるのだが、今日は名前で呼ばれた。返事をすると、

「診察券って、受付に出しました?」

と言う。出していないと言うと、

「受付に声を掛けてもらえますか?」

と言われた。それで診察券を取り出すと、看護師さんはそれを見て、

「あ、その前に、この診察券は古いので、会計横の総合受付に行って新しい診察券に換えてもらってください。その後で受付に声を掛けてもらえますか?その後、そこの血圧計で血圧を測ってください」

にこやかに言われた。診察券古いか。20年以上前に作ったからな。でも今更か。会計の方へ行くと、横には初診受付がある。その向こうには何があるのか目を凝らして見る。今日も会計には長蛇の列が出来ていた。

なんか、総合受付なんてないみたいだ。初診受付のところでは、女性がパシャパシャと端末に何やら忙しそうに打ち込んでいる。話し掛けてみようか、どうしようかと思っていたら、

「どうしましたか?」

と、声を掛けてくれた。診察券の事を言ったらすぐに新しい物に取り換えてくれた。

「お名前の漢字、生年月日は合ってますか?」

と聞かれた。名前の漢字ねえ…。私の苗字には簡単な漢字とちょっと難しい漢字と両方あって、以前は保険証が簡単な漢字だったから診察券も簡単な方だったのだが、マイナンバーカードには戸籍や住民票と同じ、難しい漢字が登録されているものだから、本当は難しい漢字の方が良かったのだ。でも、もう作ってくれちゃったし、今までのカルテも簡単な漢字なんだろうし。一瞬遅れて「あってます」と言って受け取った。

受付に声を掛けに言った。ねえ、声を掛けるってどういう事?何を言えばいいの?受付には整形外科だけでなく眼科の患者さんも用があって声を掛けに行く。ただ診察券を渡せばいいのか?

まあ、声を掛けるように言われたと言って診察券を渡した。あまり話は通じなかった。

「初めてですか?」

とか言われちゃって、手術の予約をしていると言った。再来受付の機械に通したと言ったら、番号で呼ばれるのでお待ちくださいと言われた。

そして、血圧を測った。最近はいつも低いのだが、けっこう高く出てびっくりした。緊張しているのだろうか。機械から出た紙を引っ張って取ったところで、もうさっきの看護師さんが目の前にいた。血圧を、ちょうどいいですね、と言った。そうか、これでちょうどいいのか。

近くのソファに座り、

「お水を最後に飲んだのはいつですか?」

と聞かれた。

「ここに来てすぐお茶を飲んだから……10時半ごろです」

と答えた。その他、今朝薬は飲んでないですかとか、トイレにはいつ行きましたか、これから行きますかなどと聞かれた。トイレにはもう一度行くと言った。

また少し待たされた。もう飲めないと思うと喉が渇いてくる。さっき、今飲んでもいいか聞けば良かった。新聞を出して読んでいると、また看護師さんが来て、内緒話のように手で口元を隠しながら、

「最後にお通じがあったのはいつですか?」

と聞いていた。今朝の……と言って時間を思い出そうとしたら、今朝ですか?と言って去って行った。

割とすぐに看護師さんが来て、トイレに行って来てくださいと言われ、戻ってきたら行きましょうと言われた。手術室に行くようなのだが、初めてなのでどこだか分からない。

「手術室は地下です」

と言われ、エレベーターのところへと行った。エレベーターを待つ間、看護師さんに、

「心臓バクバクですか?」

などと聞かれた。そうでもないと言ったら、初めてですか?と聞かれ、ばね指の手術の事なのか、手術全般の事なのか分からず、ものもらいを切った事はありますが……と濁した。だが、後で思い出す事になる。手術の経験がある事を。

手術の準備

地下に着き、ロッカールームに入った。ものすごく細長いロッカーがあり、その中に荷物を入れる。メガネも外して荷物の中へ。

「メガネなしでも歩けますか?」

と、エレベーターの中で聞かれたのだった。明るければ歩けると答え、段差に気を付ければと言ったら、段差は無いと言われた。ロッカーにはコートを掛ける事も出来た。OLさんが制服に着替える部屋にありそうな、よくあるロッカーだが、私はあまり使った事がない。実に細いロッカーだ。

更に、髪の毛を全て入れる帽子を渡された。不織布みたいな、給食帽みたいな帽子。そして手術室に入室。実に明るい。人がいっぱい。目が悪くても歩けるのだが、人の顔が分からないのが怖い。こっちを見ているのか見ていないのかが分からないから。

皆同じ帽子を被っているのだが、白衣ならば普通でも、私服でこの帽子はちょっと恥ずかしい。手術室前で看護師さんが交代するようで、申し送りをすると言われた。

担当の看護師さんは女性と男性1人ずつ。ご挨拶をして、先生もやってきてご挨拶。先生は声で分かったが、やはり小柄だ。私は挨拶をしたが、目を見て言えなかっただろう。だいたい目の辺りを見ればいいのに、やっぱり怖いので目を反らしてしまう。いや、目を見ると焦点が合っていないのが分ってしまうのが嫌なのかも。

名前や生年月日を確認し、何度も手術する箇所(左手の親指)を確認された。そして手術室の中へ。ベッドに座るように言われ、長袖を脱ぎましょうと言われる。もちろん前もって言われていた事だ。前開きの服を着てきたし、中にはタンクトップを着てきた。

長袖を脱ぐ時、女性の看護師さんが大きなタオルで体を隠してくれた。そんなにしなくてもいいのだが、もし下に着ている物が下着だけだったり、何も着ていなかったりした場合には必要だ。そして、ベッドに寝るようにと言われた。

あー、寝るんだ。てっきり座って受けるものと思っていた。だから、手術を見ようと思えば見えるのかと思って、怖いから見ない方がいいか、でもブログの為に見るか、なんて考えていたのだ。でも裸眼だから見えないか、なんて思ったり。

それで、靴を脱いで寝るのかを一応確認。私は今朝、靴下の親指の所に穴が開いてしまい、とりあえず左右を取り替えて、どうしたものか、手術室で靴を脱ぐなら新しいのに履き替えるけど、靴を履いたままだったらこれでいいか、なんて悩んで、結局そのままで来たのだ。やっぱり脱ぐのか。もう片方の親指も薄くなっている。私はタオルに隠れるようにして、足を見せないで寝る事に成功した。

寝ると、左右両側から一気に準備が始まった。左手には先生が、右手には看護師さんが2人がかりで布のようなものを巻いていく。

「両方からごめんなさいね」

と先生が言っていた。急いでやってくれるのは大歓迎。ベッドは細いがなかなか寝心地がいい。左手を置く台があり、そこに伸ばして置くのも気持ちがいい。女性の看護師さんが頭上から心電図の装置を胸に貼り着け、脇腹にも1つ貼り付けた。男性の看護師さんは点滴の針を刺すと言って、色々やっているがいつチクンとするのか分からず怖い。

「話し掛けていい?」

と聞いてから、誰か女性が男性看護師さんに、

「それが終わったら血圧計も取り付けてください」

と言っていた。なんかいいね。すごく優しい現場だ。さらに、頭上の女性の看護師さんは、点滴の針が痛くないかと聞いてくれる。最初、点滴の針が刺さってテープで貼られた時は痛みがあって、ずっとこの痛みがあるのかなと思って嫌だなと思ったら、すぐに痛みが消えたのだった。痛くないと答えた。

自分は寝かされ、視界には天井の電気が入っているが人の姿はない。自分とは関係ない話なども飛び交っている。そこで、昔の事を思い出した。中二の時に歯の手術をした事を。歯の卵のようなものを取り除き、永久歯を引っ張る為に金具を取り付けるという手術だった。やはり大学病院で、学生たちに授業しながらする手術という感じだった。あの時、最後に縫われる時にものすごく痛くて、体がのけぞり涙が出た。それでも痛いと言えなかった自分。でも、あんなにのけぞっていたのだから痛がっているのが分かっただろうに。

だが今日は、私がちょっと放置されている時に、女性の看護師さんが、

「気分は悪くないですか?もし痛みがあったらすぐに言ってくださいね。我慢するものではないので

と優しく言ってくれた。あの頃と今と、天国と地獄ほど違う。時代が違うのか(医師や看護師の教育が変わった)、それとも私が子供だったからなのか(子供はなめられる)、あるいは大学が違うのか。あ、歯科と整形外科の違い?それとも、あの時は先生たちみんな男性だったが、今ここは女性の方が多いくらい。性別の違い?

なんだか、昔の自分が可哀そうになってきた。痛いと言えば良かったと、今更後悔したりする。

血圧計は定期的に血圧を測っているらしい。そして心電図が心音をピッピッと鳴らしている。これ、心音がすごく速くなったら、ものすごく緊張しているみたいで恥ずかしいな。深呼吸をして落ち着こうと思ったが、あまり深く吸えない。

さて、今日執刀してくれるのは、先日診察してくれた若い女性の先生だが、今日はもう一人先生がついて一緒にやってくれるそうだ。その先生はベテランっぽい男性だった。

先生2人がかりで、私の左手の消毒を始めた。その男性の先生も、私の指のでっぱりを触ってみて、

「すごいね」

と言っていた。やっぱりすごいらしい。消毒は思いの外広範囲で、女性の先生が、

「ちょっと冷たいし気持ち悪いです、ごめんなさい」

と言っていた通り、手から二の腕までびしょびしょにされた。それに、手の他の指が、指同士くっつくくらいベタベタ。そうした後、手を何か布のようなもので全て覆った。完璧に覆って、それをハサミで切って患部を出す。親指だけ出すのかと思ったら、全ての指を出したようだ。

それと、目隠しと言って私の顔と腕の間にタオルが掛けられた。見えないようにするのか。それから、女性の看護師さんが、

「寒いので、もう1枚掛けますね」

と言って、体に布をもう1枚掛けてくれた。暖かいものだった。

そしていよいよ麻酔の注射だ。

一番痛い麻酔します

と、先生。え、一番痛いのじゃない麻酔がいいんですけど?

多分、今日一番痛い事をします、という意味だと思う。まあね、知っているよ。手術中は麻酔しているから痛くないけれど、麻酔の注射が痛いのだって。後は、麻酔が切れた後ね。

しかし、想像以上に注射は痛かった。刺されたのも痛かったのだが、なんか吸い取られるような感じでびっくり。もしかしたら、つままれているのかもしれない。見えないから分からない。しかし、痛いのが長い。すっごく痛い!

私は歯医者とかで麻酔をすると、なかなか効かなくて麻酔を足されたりする。麻酔が効いていないのに手術が始まったら怖い。そこはドキドキしてしまう。だが、流石に痛い注射だったので、打ったそばからビリビリしびれてきた。

少し麻酔が効くまで待たされた。あ、思い出した。あの麻酔が切れて縫われて痛かった歯の手術の時、麻酔を打った後かなり待たされたのだった。だから最後に切れたのだ。それも心配になってしまう。でも看護師さんが言っていたもんね。我慢するものではないから、痛かったら痛いと言って、麻酔を追加してもらえばいいんだよね。

最後に止血バンドだ。先生が、

「血を止める為に、血圧を測ってるみたいなのしますね」

と言った。

「あんまりつらかったら言ってください」

とも言った。血圧を測る時に一瞬すごくきつくなって、指先がちょっとしびれたりするが、あれがずーっと続くやつだ。

さあ、いよいよ手術開始だ。

手術開始

女性の先生が、看護師さんに促されて口上を述べた。

「チョコナッツさん、左手母指、腱鞘を切る手術をします。30分でやります」

多分ちょっと違うと思うが、何となくこんな感じの事を言った。可愛らしいというか、ちょっとべたっとした甘えたような話し方の先生。この口上も学生っぽい。

「これ痛いですか」

と、先生は私の手を2か所くらいつまんで言った。よかった、痛くない。痛くないですと言うと、先生は切開を始めた。

男性の先生と2人で色々話しながらやっている。ちょっとよく聞こえない。聞き取ってブログにするのだ、と思っているのに。でも、どうせ専門用語ばかりで覚えられなかったかもしれない。

「ここが引っ掛かってますよね」

「うん、そうだね。そっちだね」

みたいな会話もあり、私の親指をカクカクさせながらやっている。普通カクンとなると痛いのだが、麻酔のおかげで痛くない。そのうち、

「チョコナッツさん、親指もっと曲がりますか?」

などと聞かれる。そして、手を思い切り開いて、握ってと言われる。そして、見えるようにと私の手を目隠しの上へと持ち上げる。

「これ以上曲がらないですか?」

と聞かれ、曲がらないと答える。

「ああ、硬くなってるんだね」

と男性の先生。男性の先生が、

「曲がらなくなってどのくらいですか?1カ月くらいですか?」

と言った。

1年くらいです」

と答えた。びっくりしていた。そうか、こんなに放っておいてはダメだったのか。そしてあれこれやってくれたが、

「今はこれ以上曲がらないけど、痛みが取れてなるべく動かすようにすれば、だんだん曲がるようになりますから」

と、男性の先生が言ってくれた。頑張りましょうとも。うん、頑張る。

そして、まだカクカクするので、女性の先生から、もう少し切ると言われた。最初1.5cmくらいと言われていたが、もう少し切るらしい。

それにしても、脇の辺りがつらい。あの血止めバンドだ。かなりつらい。でも、血は止めておかなければならない。あんまりつらかったら言ってと先生は言ったが、つらいと言っても無理じゃないか?やっぱり我慢するしかない。さっき見せられた親指は、黄色かった。血が止まって青くはなっていない。

血が止まりそうで怖いから、圧迫が続くと嫌な気持ちになるのだ。今はこれが正解なのだから大丈夫、と思っても、やっぱりつらい。早く終わてくれ……。

引っ掛かりが無くなり、よし、これで終わりにしようと女性の先生が言い、後は縫うだけだと言った。やっと終わる。そして先生、

正座したみたいにビリビリしちゃうけど」

と、私の手を抱えるようにして可愛く言う。あ、もちろん女性の先生ね。もうビリビリしているけど、と思った。麻酔のせいでビリビリしているし、圧迫のせいでもビリビリ。しかし……。

まず洗ってという話で、患部を水のようなもので洗われた。その時、急にピリピリし始めた。親指ではなく他の指だ。すごい。電流が流れているように、そう、花火が次々とパチパチ燃えているように、ピリピリとすごい。痛いとも言える。ああ、先生が言っていた正座がどうとかってこれの事か。

気づけば血止めの圧迫が緩められていた。縫合は続く。麻酔がまだ効いているからなのか、このピリピリに紛れているからなのか、とにかく縫われる痛みはない。すごいピリピリだ。これってつまり、血流が一気に戻ったからなのだろうか。きっとそうだ。知らなかったな、こんな風になるなんて。

手術終了

手術が終了した。女性の看護師さんが点滴を取ると言って、テープを剥がす。痛い。それから腕を擦るのだが、針の所が痛い。何度か痛い。でも痛いって言えないよね、やっぱり(笑)

無事に点滴の針も抜けた。そうだ、一度左腕に何かされてすっごく痛い事が一瞬あったな。つねられたみたいに。何かをクリップで留めたみたいな感じだったけど。一瞬だったから忘れてた。とにかく麻酔の注射と、血止めの圧迫が痛かった。

長袖を着る時、ボタンを留めようとして、左手の親指が板のようで使えず、なかなか留められなかった。右手だけで留めれば良かったのだが、看護師さんが留めてくれた。

左手は、女性の先生が巻いてくれた包帯…というか、先生曰く「グローブみたい」になっていた。グルグル巻きだし、クッションが親指の腹の所に入っている。おや、だけど縫合部が見えるんだけど?

先生に何か質問はあるかと聞かれ、見えると言ったら、

「あら、ほんとだ」

と言って、テープで包帯と指の間を留めてくれた。え、これでいいの?

「今日は入浴はせず、覆った上でシャワーならいいです」

とも言われた。あれ、シャワーならいいのか。この間、手術当日は入浴できないと言われて、今日は髪の毛にも何もつけずに来たのだが。

そうそう、最初は月曜日に傷を見せに来られますか?と聞かれた。まだ手術の前に。それで月曜日に予約を入れたのだが、手術が終わってこのグローブのような手を見た男性の先生が、

「月曜日までこのまま?」

と言ったので、女性の先生が私に、金曜日の午前中に消毒に来られますか?と聞いた。そうすればテープになると言う。もちろん来ると言った。この日、本当は映画を観に行く予定だったのだが。

手術室を看護師さんと2人で出て、ロッカーから荷物を出した。今更ながらすごく寒くなり、コートも着てしまった。手術中は緊張しているからか、寒いと思わなかったのだが、終わって気づけば冷え切っていた。あれだよね、結婚式で主役の時はノースリーブでも全然寒くないけれど、参列する時には寒いってやつ。

看護師さんから術後の注意事項を聞いた。紙を渡され、抜糸するまでは入浴、飲酒は禁止と書いてある。それを看護師さんが読み上げたので、

「抜糸っていつですかね。月曜日かな」

と私が言ったら、聞いて来てくれた。そしてなんと、

2週間後だそうです」

と言われた。え、2週間も酒飲めないの?ワインあるのに!

一瞬ショックだったがしょうがない。それより、そんなに長い間左手を濡らさないようにするというのが大変だ。左手だからまだいいが、それでも不便に違いない。しかし長いな。よく動かす部位だからかな。

それにしても、グローブみたいな手になって、ビニールの手袋も入りそうにない。これは、今日はシャワーも辞めておいて、明日にしよう。明日なら、もしちょっと濡れちゃっても翌朝病院だし。

会計は次の時と言われ、そのまま帰って来た。痛み止め抗生剤を処方され、薬局に寄ってから帰宅した。手術室を出て腕時計を見たのが12時20分だったと思う。手術室に入ったのが11時頃だったから、けっこう時間がかかった。手術も30分で済んだのか、もう少し長かったのか。まあ、準備と後片付けも時間がかかっていたしね。

麻酔が切れたら痛いだろうと思って、家に帰ってお昼を食べたらすぐに痛み止めも飲んだ。看護師さんから、先生が痛み止めは痛くなければ飲まなくていいと言っていたと伝えられたが、痛くなるのが怖くてね。

けれど、それほど痛みは来なかった。縫ったところが見えたが、その辺は痛まない。触ればちょっと痛いが。痛いのはもっと親指の付け根辺りで、なんか不思議だ。

水、木曜日は夕飯を作らないし、食器洗いもしない事にした。もっと患部がスリムになれば手袋をしてもう少し何か出来るようになるだろう。夕飯の支度をしないから、こうやってブログも存分に書けたというもの。しかし、当日はキーボードも打てなかったので、一日でだいぶ痛みも引いたようだ。

さあ、今夜はどうやってシャワーしようかねえ。ビニール袋をかぶせるしかないか。

買ったもの

手術当日、このばね指がまた再発したら困るな、と本気で思った。ばね指の原因はスマホだ。スマホの持ち方は人それぞれだ。私はどうも、親指の付け根でがしっと掴もうとするらしい。

前からリングを付けるべきだと妹に言われていた。そうだろうが、リングってどういう感じなのかな、と躊躇していた。だがこの日、速攻ポチッた。翌日来た。使い勝手はこれから検証するが、多分「落とさないように」というプレッシャーが減って、親指に入る力も弱まるだろう。

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それから、最初は2週間も酒が飲めないのがきついと思ったが、よく考えたらノンアルでいいじゃんと。具合が悪くて飲めない時は、楽しい酒宴が一切なくなるが、この場合体が熱くなるというか、血流が良くなるのが悪いわけで、ノンアルコールなら問題ない。というわけで、色々買って来た。

今は色々あるのね。これを今週末に飲み切るのか、残るのかよく分からないが、またその次の週も別のノンアルコールビールなどを買って来よう。つまみを食べれば満足なのだから、私は。

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