アフィリエイト広告、アドセンス広告を利用しています。あなたの広告への反応が、チョコナッツの収益に影響します。

ばね指の手術①(手術前検査)

2025年10月17日(金)

左手の親指が痛くなってからそろそろ1年である。

2度注射をして、だいぶ傷み自体は弱くなったのだが、関節が曲がらないのは治らず。自力で関節を曲げられないだけでなく、もう片方の手で押したところでほとんど曲がってくれない。

なんとか今はテーピングなしで生活しているのだが、ピアノが弾けない。あと、指の付け根に出っ張りがあり、食器洗いの時などに当たって痛い。

ということで、手術をする事にした。

紹介状

2度目の注射をしたのが6月下旬だった。確かに注射をしたら痛みが無くなったのだが、やはり1カ月くらい経つと痛みが出てきた。先生オススメのストレッチをしていたので1度目よりは持ち堪えたのだが、2カ月経ったらもうダメ。9月になってかなり痛くなってきたのに、痛み止めの塗り薬が無くなってしまった。

早く整形外科に行きたかったのだが、百日咳に罹っていてなかなか行かれず。やっと10月に入った頃に受診した。

というわけで、かなり痛い状態で受診したので、手術しましょうという事になった。

かかりつけの整形外科の先生が以前、うちではもうやっていないけれど、どこででもやってくれますよと言っていた。どこででもと言うから、その辺の町医者の事かと思っていた。それでも紹介状を書いてくれるのかなーと思っていた。その辺の町医者で評判の良いところがなく、一体どこで手術する事になるのだろうと不安だった。

だが、いざ手術をする事に決めると、先生は、

「どこでも紹介状書きますよ。近い所だと……」

と言って、大きい病院を2つくらい挙げた。なーんだ、やっぱり大きい病院なのか。良かった。ただ、もっと近くに大学病院がある。そこは、私が眼科に通っている病院だ。

「○○医大でもいいですか?」

と私が言うと、先生は、

大学かあ

と言って、ちょっと頭を抱えた。え、何?どういう反応?と思ったら、

「これは医者が一番最初にやる手術なんですよ。簡単なので」

と言う。ああ、そうか。学生のような新米の先生が手術をするという事か。

「いや、いいですよ。○○医大でも。きっと、待ってました!って感じでやってくれますよ」

と先生。不安な気もする。いや、他の病院だって新米の先生がやるかもしれない。他の大病院にはかかった事がなく、診察券を新しく作らなければならないし、バスに乗らなければならない。

一方、いつも眼科で通っている大学病院ならば、診察券はあるしシステムも分かっている。ということで、大学病院に紹介状を書いてもらう事にした。

でも、大学病院は混んでるよなーと、紹介状を待っている間に心配になってきた。次男がこの間入院した病院だったら、次男が退院後に診察に行ったら空いてたという話だったし。そっちの方が良かったかなーなどと考えたり。

だが、既に遅し。大学病院に紹介状を書いてもらい、受け取って来たのだった。

大学病院で検査

翌月曜日、大学病院へ行った。初診だと予約ができないシステムで、8時半から11時までの間に行かなければならないようだ。

10時頃病院に着いた。初診受付をした。何度か経験しているのに、久しぶりなので戸惑う。色々書く物があり、待たされたりして割と時間がかかった。

やっと整形外科の受付に行き、待つように言われた。新聞を読んだりして待った。眼科ではないから目を使っても大丈夫なのが良い。Xも見たりして。しかしやはり待たされる。予約していないから仕方がない。

何だか呼ばれたと思ったら、予定していた先生が代わると言われた。誰だったのかも見ていなかったが、もらっていた予約票みたいな用紙を交換させられた。

また待った。11時半頃、次男に電話を掛けた。次男は今日、午後から大学に行くらしい。最近はお昼に起こしに行っても既に起きているので、心配はしていなかった。だが、電話に出ない。文字で「起きたか?」などと送っても、既読にならない。あれ、やっぱり寝ているのか。

12時に起きればいいようなので、12時頃にまた何度か電話した。出ない。

12時過ぎに診察に呼ばれた。若い女の先生だった。女優の趣里さんにそっくり。手なんか小さくて、私の親指がでっかく見える。

それにしても、今日に限って親指の調子が良い。いつもは無理に曲げるとコキンとなってすごく痛いのに、今日は曲がるだけ自力で曲げてもコキンとならないし、痛くない。あれ?どうしてだ?

でも、でっぱったところを触って先生が、

すごいですね

と言ったので、手術した方がいいのは間違いないようだ。その先生から質問された。

「何か、指を使うお仕事をされてますか?」

例を言われて、えーと何だっけな。とにかく私とは無縁のものだった。普段はパソコンをやっていると伝えた。あと家事と。でも、先生はあまり納得していないようで、趣味で何か指を使っていますかと言う。

「ピアノを少し弾きます。今ピアノが弾けないから困っていて……」

と言ったら、先生は満足げに、カルテ(パソコン上の)に

趣味:ピアノ

と打ち込んでいた。ちょっと待てよ。後で思ったのだが、ピアノが原因という事で納得したのかな、先生。でも違う。断じてピアノのせいではない。ピアノなんてたまーにしか弾いていないのだから。まあ、痛くなり始めた時にピアノを弾いてしまったのが悪化させた原因かもしれないが。

そして、血液検査レントゲンをやってきてくださいと言われた。一度診察室を出て、看護師さんに検査の受け方を説明してもらい、階段を上がって検査の場所へと一人で移動した。

レントゲンの番号札を取り、椅子に座って待つ間にまた次男に電話をしたが出なかった。そして血液検査に呼ばれた。同時にレントゲンの番号も呼ばれてアタフタ。看護師さんがレントゲンの方に言ってきてくれて、先に血液検査という事になった。

こういう事はたまにあるので、先に番号札を取るのは間違いではなかったそうだ。血を取ってもらい、次にレントゲン室の前で待った。その際、尿検査の紙コップと容器を受け取っていて、それと検査の時に出す用紙も持っている。そして、少し待たされたのでまた次男に電話。ここで電波を発していいのか分からないが。でも出ない。

レントゲンを撮ってもらい、採尿をして、また整形外科の受付に用紙を出した。また待たされて、次男に電話をした。そろそろ1時になろうとしていた。もう3限には間に合わないな。いや、もしかしたらスマホを置いて出かけたとか。あまり考えられないが、その可能性もある。

考えてみたら、病院内にあるコンビニで何か買って食べるなら、検査の直後だっただろう。しかしうっかり機を逸してしまい、もう今になったらいつ呼ばれるか分からないのでコンビニに入る事もできない。お腹が空いて、本を読んでいてもだんだん上の空に。お茶は持っていたのでお茶で誤魔化した。

やっと診察室に呼ばれた。1時45分だった。手術の日を決め、承諾書にサインをした。この後看護師さんからお話を聞いてくださいと言われた。そして、看護師さんのお話も、割と長かった。さっき先生に言った事をまた答える場面もあり、非効率的だ。そもそも、初診手続きの際に書いた事も先生にまた聞かれたりした。夫の連絡先とか。何の為に最初に書いたのだか。

やっとすべてが終わったのは2時半。家に帰ってからご飯にすると遅すぎると思ったので、病院内のコンビニに入り、軽くサンドイッチを買って食べてから帰宅した。そして、その帰宅する途中で次男からLINEが入った。

「ごめんなさい」

だと。

「自分でもびっくり」

だそうだ。私からたくさん着信が入っていて驚いただろう。方々連絡して何とかなったらしい。4限はオンラインで受けると言う。色々と便利な世の中になったものだ。

しかし、4時間もかかるとはな。これならやっぱりバスで別の病院に行った方が早かったかもしれない。だがまあ、慣れている所だからいいか。さて、後は手術がどうなるか。

先生や看護師さんからのお話で、甘く見ていた事を知った。先生からは、術後2週間くらいは汚れる事はできないので、食器洗いとかもできないと言われた。まあ、それはきっちり覆ってゴム手袋すれば大丈夫だと思うが、料理はどうなのだ?

看護師さんとの話では、手術日はお風呂に入れないとか、化粧もコンタクトも出来ないとか、ボタンのある服が良いが金属のボタンはダメだとか、色々言われた。当日は痛いから手が使えないと言われて、そうか麻酔が切れたら痛いよなーと思ってちょっとぞっとした。

右手の中指もコキンとなると言ったら先生が、左が良かったら右も手術してもいいですねと言った。だが、多分大変だからやらないと思う。右は出っ張りがないし、その内治る系だと思う。そう願う。ストレッチを頑張ろう。(母も義母も、私が手術をすると言うと「私も痛かったけど治っちゃったよ」と言った)

あ、そういえばずっとかかりつけの先生に「腱鞘炎(けんしょうえん)」だと言われていたのに、かかりつけ医の看護師さんも、大学病院の看護師さんも、

ばね指ですね」

と言う。大学病院で受け取った説明の紙にも「ばね指」と書いてある。なーんだ、ばね指だったのか。

という訳で、手術は22日。果たしてどんな事が待ち受けているのか。続編「ばね指の手術②」をご期待あれ!