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次々に生みされる詐欺の手口

今日、また新しい手口の詐欺電話が掛かって来た。

自動音声で応答した我が家の家電。被せるようにして自動音声と思われる女性の声が。

「こちら、インターネットホットラインセンターです。お客様がご利用されているクレジットカードに未払い料金がございます。ご不明な点がございましたら、担当部署にお繋ぎいたしますので、1を押してください」

訛っている。まあ、よくある機械の音声だ。

詐欺だと決めつけるのには理由がある。うちのクレジットカードに未払い料金はない。それから、こちらが誰なのかを全く確かめることなく、この音声を繰り返し流している。絶対におかしい。

大体インターネットホットラインセンターって何だ。今調べたらそういう物は存在するが、こちらがインターネット上の詐欺とか児童ポルノとかを通報するものであって、クレジットカードの未払いなんて関係ない。

でも、こういうので心当たりがあったりすると、不安になって1を押してしまう人もいるのだろう。この手口が新しいのは、犯人の声を録音させないという事だ。

最近詐欺電話やキャッチセールスが多いから、自動音声でまず応答する事にしている。きっと他にもそういう人は多いだろう。そうすると、やましい事がなく、ちゃんと用のある人は名乗ってくれる。しかし、やましい事のある人は電話を切る。何せ、自分の声が録音されたら足が付く。証拠を握られてしまう。

だが、今回の方法だと、犯人の声は録音されない。住人が電話を取って1を押したら誰か詐欺師とつながるのだろうが、住人が電話を取った時点で録音は終了するからだ。それからは言葉巧みに騙し、金を取るなどするのだろう。

つまり、私のように電話に出ない人を対象にした詐欺電話なのだ。

少し前に何度かあった、ちょっと新しい手口をご紹介しよう。それは、自動音声のうちの電話が、ピーっと鳴ったらお名前とご用件をどうぞ、と言った後に、

「グッドライフの高橋ですぅ。○○さーん、いらっしゃいましたらお電話口までお願いしまーす。いらっしゃいませんかー?……また電話しまーす」

という感じのもの。男性の時も女性の時もあった。いつも高橋さんではなく、毎回違う名前だった。

これは怖い。そんな人知らん、と思って私は出なかったが、まるで親しい人のように話してきて、なんだか家の中を覗かれているような気分だった。

これは声を録音しているから、詐欺ではないのかもしれない。だが、押し売りとかそんな感じではないだろうか。親しい人のように見せかけて、

「あれ、私が忘れているだけかしら。前にお話しした人かしら」

と、私はまだ大丈夫だが、もう少し高齢の方で、自分の記憶力に自信がなくなっていたとしたら、無視したら悪いと思って出てしまうのではないか。せっかく用心して知らない人の電話には出ないような工夫をしているのに、相手の良心に付け込んで引きずり込もうとする悪党だ。

だいたい、グットライフって何だ。これも怪しい。グッドライフ生命という保険会社のCMを思い浮かべるが、それなら「生命」まで言うはずだし、そもそもこの人達のしゃべり方は、おおよそちゃんとした会社の営業職の人とは思えない。親しみを出すにしても、こんな下品な言葉遣いは絶対にしないはずだ。仕事として電話をするのだったら。

今一応調べたが、グッドライフという会社は存在していて、フロアコーティングの会社だった。そんなところからうちに電話が掛かって来るわけがない。グッドライフさんもいい迷惑だろう。なんだか、あたかもどっかにありそうな単語を使って会社名をでっち上げ、電話に出させたら買取業者だったりするのではないか。

買取業者については先日ブログに書いたが、買い取ると言って家に上がり、他にこういう物はないか、などと聞いてきて、アクセサリーのありかを知ると居直り強盗のように無理矢理奪っていく輩がいるらしい。もしくは、複数人でやってきて、対応している間に家の中を物色され、後で空き巣に入られたりするらしい。

色々と物騒な世の中になったが、この間新聞に書いてあった。強盗のニュースが連日流れ、戦々恐々としている高齢者は多いかもしれない。しかし、日本は相変わらず世界の中で突出して治安のよい国で、決して強盗や殺人が増えているわけではないそうだ。用心するに越したことはないが、あまり怯えて生きるのも損。詐欺や強盗の犯人に人生を犯される事はない。

知らない人からの電話には出ないキャッチセールスは相手にしない、これに尽きる。