今日も午後1時半から活動の日。さて、朝からユニフォームを着込む。あれ、今日はまたちょっとズボンがきついような。洗って伸びたわけではなかった。
目次
白いパーカー
前回よりも今日は蒸し暑い。息子の黒いパーカーでは暑いので、自分の白いパーカーを羽織る。
うん、やっぱり自分の服はサイズがちょうど良くて着心地が良い。
家を出ようとすると、次男に、
「背中の”TOKYO2020”が思いっきり透けてるよ」
と言われた。このパーカーは日焼け防止用で、白い上に薄い。だから透けるのは当然だった。背中は見えていなかったが、そもそもズボンの横にも”TOKYO2020″と入っていて、全然隠れていない。そして、パーカーの裾から水色のポロシャツが思いっきり出ている。
まあ良いじゃないの、スポーティーな格好だと思われるだけでしょう。
そのまま家を出た。一回目に普段着で来てしまった時よりも、むしろ浮いた感じがしないよなーと思っていたその時、ホームに入ってきた銀座線を見て愕然！
その電車、東京2020のラッピング電車だったのだ。黄色い車体にミライトワとかソメイティが描いてあった。その電車と並んだ自分が、急に目立っているような気がして恥ずかしくなったのだった。
東京タワーがチラリズム
今日はちゃんと時間を計ってみた。溜池山王駅に電車が着いて、地上に出るまでが５～６分。地上に出てからUACの入り口までが10分くらい。なるほど、けっこう遠い。
UACの横を通る時に、ちらっと東京タワーの頭が見えた。今まで気づかなかった。これは夜なら綺麗なんじゃないか？ああでも、今日も帰りは雨が降っているだろうから、もやがかかって見えないかも。
今日は受付してからすぐに控え室に行って座った。最初は荷物をごそごそやっていたが、落ち着いて座って、5分くらい何もする事がなかった。暇だ・・・。余裕を持って行く事があまり好きではないチョコナッツだった。
そうそう、今日はまた水筒を持っていった。またデカフェ生茶を入れていった。一回目に入れた時よりも水筒の匂いが少し減っていて、ただ生茶を飲んだ時よりも旨い！ちょっとウイスキーみたいな、変な匂いが癖になりそう。
助っ人に立候補
1時半になり、早速役割分担が始まった。
今日はだいぶ慣れてきた人もいて、即戦力ですぐにカウンターに入れる人が先に下りていった。そして、その次にユニフォームチームに助っ人に行ってくれる人が募集された。
今日のアクレディテーションチームは25人。ユニフォームチームに3人ほど行って欲しいという事だった。私は真っ先に手を上げた。すると、たまたま私の近くに座っていた男性二人も手を上げて、この三人に決まった。おぉ、すんなり。
毎度、喧嘩にならずに（当たり前？）よくすんなり決まるものだなあ、と感心しつつ、心を躍らせて？ユニフォームチームに自ら貸し出された。
ユニフォームチームの活動場所は、ホテル時代にはお店が連なっていたと思われる場所。区分けと照明がそれを物語っている。
我々三人で、シューズ、ハット、パンツに分かれる事になった。そして、私はパンツを担当する事になった。
パンツ配布
午前の担当だった方は、週５で入っているような既にベテランの方。やり方を教えてもらって、2時半までは一緒にいてくれて、2時半からは私独りになった。
アクレディテーションの活動場所は写真NGだが、こちらはOKと言うことで、写真を撮った。こんな場所。
ユニフォームをもらいに来たボランティアさんに、パンツ（ズボン）を2枚ずつお渡しする役目。アクレディテーションと違って、研修などをしていなくても大丈夫な仕事だった。
なんだ、簡単じゃん。
正直そう思ったチョコナッツ。
だが、そう楽なものではなかった。それは後ほど分かる。
お客さんが持ってきたサイズ表を見て、段ボールからそのサイズのパンツを持ってくる。そして、サイズを確認してもらって渡す。表にチェックを入れる。そして、次はソックスです、左に曲がってすぐのお部屋へ、と伝える。これだけ。
一つ、サイズを口に出して言うことなかれ。一番最初に言ってしまって、午前の方に注意された。確かにそうだ。言わない方が良い。
コロナ感染予防？
確認してもらう時に、頭がくっつきそうなほど近づく事が何度かあって、ちょっと感染対策上よろしくないかな、と思い始め、あまり近づかないように心がけた。
それから、時々テーブルを消毒してみたりした。だが、この辺は何をどうするべきなのか、イマイチよく分からない。私が手を時々消毒していれば、接触の観点からすると問題なさそうだが、果たしてどうなのか。
肉体労働
アクレディテーションでは、来場するお客さんの5分の1ほどの方のお相手をする感じだったが、このパンツは全員にお渡しするわけで、関わるお客さんの数がいつもの5倍。その度に立ち上がり、取りに行き、声を出す。思った以上に疲れる。
その上、段ボールの中身が少なくなってきたら、次の段ボールを開けて、空箱を畳む。お客さんが途切れた時にそれをやる。すると、座っていられる時間はそれほどない。
そんな中、職員さんがチョコレートを一粒、そっとテーブルに置いてくれた。おぉ、神！
ちょうどのどが痛くなって来たところだったのだ。甘い物が嬉しい。アクレディテーションでは差し入れなしだったのだが、やはりユニフォームは力仕事があるから、こうやって補給しているのかな。
世の中で簡単だと言われる物ほど難しい物はない
段ボールには青いテープがびっちり貼ってある。これをこんな道具で切る。
切ったり貼ったりが苦手なチョコナッツ。すんなり出来ず、力を入れるので、手を切らないか心配。
そのうち、職員さんがたまたま解体中に来て、
「これ、簡単なやり方があるんですよ。ほら、こうやって・・・」
と、教えてくれたのだが・・・世の中で簡単だと言われる物ほど難しい物はない（by チョコナッツ）。
でも確かに、何度かやって慣れてきたら、最初よりは簡単に切れるようになった。
だが、なんと！大事なアクレディテーションカードの表面に、青い粘着物質が！！わーん！
2時頃から活動して、5時頃にはかなり疲れてしまった。ふくらはぎがパンパン。でも、座っていられない。
いつも活動日は5時から夕飯休憩をしていたので、お腹が空いた。実は、先ほどの簡単なやりかたを教えてくれた職員さんが、チョコを2粒置いていってくれたのだった。夕飯前ではあるが、かなり疲れたので、また一つ、口に入れる。
今は1つだけ食べて、もう１つは食後に食べようと思ったのだが、うーん、自分を止められなかった。2個目、旨い！
ちょっと落ち着いたので座っていると、別の職員さんが、
「あ、そろそろこの時間ですよね！」
と言って、またチョコを1粒テーブルに。流石にこれは鞄にしまった。ダメダメ、そんなに食べてはダメ。
サイズに迷っている人との会話
それにしても、ここで面白かったのは、ユニフォームのサイズに迷っている人が、私にいろいろ聞いてくる事。
「お姉さん、その上着のサイズなんですか？そうなんですか、私もです。一つ下のサイズか迷ったんですけど」
とか、
「このサイズで大丈夫ですよね？試着してないんだけど。」
とか。
そこで、私はこう答える。
「迷ったら大きい方がいいですよ。」
「活動始まったら痩せますよ。」
つまり、迷ったけれど大きい方にした人には前者、迷ったけど小さい方にした人には、後者の発言を。もう選択してしまったのだから、安心させてあげようかなと。ダメなアドバイザーなのか？
それにしても、今日はアパレル業界の大変さを体験した気がした。立ち仕事な上に、時々在庫確認して、段ボールの処理なんかもして。そして、接客。
だが、楽しい。楽しかった。今日は、サイズを指し示すので、爪を綺麗にしてきた甲斐があった。
そして、もう思い残す事はない。もうユニフォームチームの助っ人に立候補する事はないだろう。お疲れ様。
ユニフォームチームの職員さんたちには、とてもありがたがられた。何度もお礼を言われた。元々、アクレディテーションを希望していたわけではなく、たまたまそう決められただけなので、それほどお礼を言われるような事ではないのだが。
今日の夕飯
さて、かなりお腹が空いた。6時頃職員さんが来て、交代要員がいないので、休憩を取ってもらえないと言われた。7時にはお渡しが終わる予定なので、その後でお弁当を食べていただけると言われた。もちろん、謝罪の体で。
いえいえ、うちの夕飯はいつも7時だから、遅くなって申し訳ないと言われるほどの事ではない。だが、やはり活動がハードだからか、かなり空腹で、フラフラだった。私は貧血になりやすいので、空腹時はフラフラしてしまう。家でパソコンに向かっている時には、空腹でも大丈夫なのだが。
だが、6時半過ぎに、交代要員が現れた。そして、私はお弁当を食べたらそのまま上がっていいと言われた。
いつもの景色が、時間が違うとこんな感じに。綺麗。
お弁当を選ぼうとして、今日はびっくり。5種類のお弁当のカロリーに違いがありすぎる。
一番高いのが988キロカロリーで、塩分量も5.3グラム。これがアジフライ弁当だった。次が鯖弁当で780キロカロリーくらい、他の３つはなんと500キロカロリー以下だった。
すごくお腹が空いていたので、アジフライ弁当に惹かれる。だが、カロリーも塩分も高すぎる。けれども、写真を見ると鯖の方はご飯が多くておかずがよく見えない。他は、足りない感が・・・。
えーい、今日はアジフライ行っちゃうよ！
それで、これ。
お腹が空いている時こそ、良く噛んで、ゆっくり食べるべきだが、勢いが抑えられない。落ち着け、落ち着け。
いやー、アジフライが一個だったら良かったのに。美味しいけれど、全部食べられたけれど、やっぱり多かったのでは？
お弁当を選んでいる間にすっかり暗くなり、窓には自分の姿が映る。そして、後ろも。気がつけば部屋に私一人きりだった。アクレディテーションの人は、もうみんな食べ終わったはずだが、ユニフォームチームの人はどうなんだろう。もしかしたら、元々ユニフォームの人は全員7時にお弁当なのだろうか。
迷走する感染対策
人が足りないのも大変だが、ユニフォームチームになっていながら、都外に住んでいるからと、シフトを入れてもらえない人たちも気の毒だ。そういう人たちがこのブログを読んだら、きっともどかしい思いをするだろう。都内に住んでいたって、家に閉じこもっていた人が電車に乗ってやってくるのだから、どうなのかな、と思うけれど。
私がよく分からないながら、テーブルを消毒液で拭いていたように、効果があるのかどうか分からないけど、一応やっておくというのが、今のコロナ対策のような気がする。念のため、やらないよりはやった方が、と。それで、したい事が出来なくなる人がいるのは、やっぱり良くないと思うのだが。
男女差はハッキリしていない
食べ終わって、帰ってきた。食事中から、やけに消防車のサイレンが聞こえていた。そうそう、振り返ったら東京タワー。小雨が降っていたが、近いのでちゃんと見えた。
桜坂にさしかかると、また消防車が2台やってきた。けたたましい。どちらに曲がるのか分からず、立ち止まっていると、なんだか焦げ臭い匂いが。おいおい、ここアメリカ大使館だけど、大丈夫か？
それにしても、アメリカ大使館って、どのくらいの大きさなのかな。そう思って家に帰ってから地図を見た。なるほど、大きいね。あ、なんだか、いつも私遠回りしているかも？あの、東京タワーが見える辺りを通らずに、建物の反対側を通った方が近いかもしれない。次回はそちらから回ってみよう。
それにしても、胃もたれ気味。やはり食べ過ぎだったか。あの5種類のお弁当で、2種類が高カロリーで、3種類が低カロリーなのは、おそらく男女比と関係がある。
つまり、男性が高カロリー2種を選び、女性が低カロリー3種を選ぶ、という想定がなされているのではないか。急にそう思った。それなのに、けっこう女性陣は高カロリーの方を選んでいる。
まあ、ズボンのサイズも男女入り乱れているわけだし、食べる量だって、いろいろかな。ちなみに、ユニフォームは男女共通サイズである。決して男性が大きいのを選び、女性が小さいのを選んでいるわけではないのだった。だから、お弁当も・・・。