アフィリエイト広告、アドセンス広告を利用しています。あなたの広告への反応が、チョコナッツの収益に影響します。

大学病院の眼科へ5

6月17日(火)の午後、再び大学病院の眼科へと赴いた。

梅雨明けか?という天気の東京。日傘を差して14時頃に外を歩いていると、街には人がほとんどいない。炎天下には全くと言っていいほど通行人がいない。こんな時に外を30分も歩いている自分は間違えているのかもしれない。

日傘を差しているが、足元には日差しが当たり続ける。最後の方は日陰もなく、病院に着いた頃には相当体が温まっていた。

予約の10分前に着いた。汗を拭いたりして、予約時間には落ち着いていられるはずだったが、暑さというか汗がなかなか収まらない。汗をかいているという自覚はないのだが、背中とかお尻とか、待合室のソファに接している所がびしょびしょで気持ち悪い。

しかし、せっかく10分前に来たにも関わらず、なかなか呼ばれない。隣の診療科の方が混んでいる様子だが、眼科の方が流れが悪い。

14時半の予約だったが、15時頃にやっと視力検査に呼ばれた。

椅子に座って検査用の眼鏡をかけ、片目ずつ検査をしている最中、担当の人が紙で私を扇いでいた。そんなに暑そうに見えたかな。

右目の視力がこの間よりも下がったと言われてびっくり。だが、少しだけだと言われた。逆に左目の方は乱視が弱まった感じ?けっこう変動があるものだ。

再び待合室へ。私は思った。約1か月前から目薬を1種類増やしてきたわけだが、この間の視力検査の時よりも見え方がクリアだった。前回は瞬きする度に見え方が変わる感じだったが、今日は安定していたように思う。

ということは、もしかしたら眼圧が下がっているかも

そう、前回は緑内障の手術をした方がいいと言われたのだが、手術をするとコンタクトレンズを使えなくなると言われ、それは困るという事でとりあえず目薬を1種類増やす事にしたのだった。

この目薬が効いて、眼圧が下がってくれれば手術する必要はない。だが、もし下がっていなかったら……。

私は昨日の夜、急に決心した。もし眼圧が下がってなかったら、緑内障の手術をしようと。緑内障の専門の先生は、手術をしたら日常的にコンタクトをする事はできないと言ったが、結婚式の時に3時間くらいならできると言った。ハードレンズの場合だが。

結婚式と言われた時、一生に一度のイメージが沸いてしまったが、友達の結婚式や姪っ子甥っ子の結婚式など、1年に3回とか4回とか、結婚式に参列する事は有り得る。つまり、美術館に行くとか、友達と会うとか、コンタクトをしたい日にはなるべく短時間にすれば出来るのではないか。

だって、かかりつけの眼科の先生は、私が緑内障の手術をするかもしれないと分かっていながら、コンタクトレンズを勧めてきたのだ。知らなかったというよりも、全くコンタクトが出来ないというものではないのではないか。きっとそうだ。

ということで、もし眼圧が下がっていなかったら手術をお願いしようと決めていた。そして、もし下がっていて、レーザーをやれば目が充血する目薬をしなくてよくなるなら、レーザーをしようとも思った。

さて、眼科の待合室である。なかなか呼ばれない。汗が乾いたら急に寒くなってきた。持ってきた長袖を羽織った。

眼圧が上がる事はしたくないので、スマホで読書などはしない。時々SNSのチェックなどはしたものの、やる事がない。

なかなか呼ばれない

居眠りしたり、夕飯の献立を詳しく決めたり、次に書く小説のネタを考えたりしたが、時間が余る。時間がもったいない。謎解きの本くらい持ってくれば良かったよ。最近買ってみたのだ。謎解きがもっとできるようになりたくて、鍛えようと。

16時45分頃だろうか、私の受付番号が電光掲示板に現れた。診察室の前へ来いという合図だ。もう待合室には誰もいなかった。私は最後なのか?

2時間半くらいは覚悟していたが、その2時間半が経過した17時になった。なんか、終わりっぽい音楽が流れる。おいおい、まだ廊下に患者がけっこう待っているぞ。

先生が一度診察室から出て行った。その時廊下で待っている患者さん達に、

「お待たせして申し訳ありません!」

と頭を下げてから小走りに出て行った。いやいや、先生だってたまには休まなきゃ。私は待ち疲れたし、迷った挙句洗濯物を干しっぱなしにしてきたし、夕飯の支度があるけれど、先生のせいじゃない

でも先生は、休憩してきたわけではなく、検査室か何かに資料を取りに行ったみたいだった。

今までは放送で番号を呼ばれる感じだったのに、いきなり先生の肉声で診察室の中から、

「チョコナッツさん」

と呼ばれた。はい、と返事をして中に入っていった。やはりお待たせしてすみません、と言われた。

「いえいえ、大丈夫です」

と思わず言った。

今日の眼圧は、14くらいだそうだ。前回は16とか18とか言われてびっくりしたが、少しは下がっている。だが、前々回と同じになっただけだった。先生も、

「前回よりは下がってますが、目標眼圧には届いてませんね」

と言う。目標眼圧は10なのだ。手術した方がいいが、コンタクトが無いと嫌ですか?と言う。私は、眼圧が下がっていなければ手術するしかないと思うと言った。しかし、下がっていなければ手術、と思っていたが、下がったが少し、という中途半端な結果だったので、ちょっと迷いが生じる。

専門家の先生が、充血する目薬が効いたらレーザーも効果があると言っていた。少し下がっていたからレーザーは効果があるのか。それとも、少ししか下がらなかったから、レーザーもあまり効果がないのか。どうなのだ。

結局、レーザーをやってみましょう、という事になった。とにかく悩むくらいならやってみて、効果がなかったら次の段階に進めばいい。レーザーをやらずに手術をしたら後になって、レーザーはどうだったのだろう、レーザーにしておけばコンタクトも出来たのに、なんて思うかもしれないし。

まあ、あまりゆっくりもしていられない。私の視野はどんどん欠けて行くのだ。最近は老眼の進みが激しくて、視野が欠けるよりも近くが見えなくなって困るのだが。

そう、今朝は今のメガネや古いメガネ、老眼鏡などを色々組み合わせても新聞の字がよく見えなくて困った。コンタクトをすれば、老眼鏡でよく見えるのに。もしコンタクトを日常的に使えなくなったら、近くを見る用のメガネをちゃんと作らなければならないだろう。

ということで、レーザーをやる為に、今度はこの間とは別の緑内障の専門医に診てもらう事になった。2週間後だという。なかなか進まないのう。だが先生、

「レーザーもあまり効果がないと思いますね。下がっても2くらいかな」

と言う。私のように何種類もの目薬を常用している患者には、あまり効果がないのだと言う。と言われても、それなら手術で、とスパッと割り切れない私。でも、今度診てもらう専門医が、レーザーは意味ないから手術にしなさい、と言ったら手術になるだろうし。ま、とにかく2週間後という事で。

終わったのが17時半頃で、会計窓口へ向かったらなんと、会計窓口は閉まっていた。自動支払機も使えないようになっている。

何だ?どうしたら?眼科の窓口へ戻ってきて聞いてみたら、従業員出口のところで支払いができると教えられた。

そっちへ行くと……並んでいる。しょぼん。そして警備員さんが番号札を配り、代わりに書類を回収していた。

この人……マスクをしているが、あばれる君にそっくり。ちょっと年が上かもしれないが。

どうしてこんなに進まないのかと思ったら、思ったよりも列が長かった。私は番号札4番を渡されたのだが、今呼ばれているのは12番。1周してしまったのか。あと何人なんだかよく分からん。

トイレに行って来たら人に抜かされていて、警備員さんが、

「どうして?」

と言う。私がトイレに行ってきたからと言ったら、私の前に並んでいた男性が前を譲ってくれたが、その男性は警備員さんに、家が近いから明日払いに来たいと言った。それで、警備員さんは書類を作って確認して、コピーを取ってきてと、忙しく働いていた。

また列に並ぶ人がいて、番号札を渡す。警備員の仕事の範疇を越えているな。

あばれる君は警備員の服を着て、一生懸命に働いていた。

支払いを済ませるともうすぐ18時。外に出るともう日傘が必要ない状態になっている。私は急いだ。今日は目薬の処方箋が出ているが、もう今から薬局に寄っている暇はない。

20分で帰れた。まずご飯を炊く。そして洗濯物を取り込む。先週は毎日ブログとか小説とか、最後までやってしまいたいが為に夕飯の支度が遅くなって、次男に謝ってばかりだったが、今日は私のせいじゃないからー。

ということで、眼圧を下げる目薬は、充血する目薬も含めてまだ続く。この後レーザーで効果が出るのか、そもそもレーザーをやってもらえるのか。2週間後を待たれよ。