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政治家の話

胃腸炎を患っている次男は小康状態なので、今日は政治家の話をしよう。

「政治の話」ではなく、政治家の話。もっと言えば「政治家の話」の話だ。

聞かれた事に答える

政治家は、話が得意だ。

だが、国会議員や知事、市長や区長、都議県議市議区議の皆さん、申し訳ないけれど「聞かれた事にちゃんと答えていない」方が多い。

テレビ討論や、記者からの質問、国会質疑など、質問された事に対して答える場面はよく目にする。いや、耳にする。

そうすると、論点がずれていたり、はぐらかしたり、脱線したまま戻ってこない事がある。そういう人がいる。

そんな中、何人かの方が「ちゃんと聞かれた事に答えている」と感じる事がある。

例えば「岸田文雄衆議院議員」や「河野太郎行政改革担当大臣」や「吉村洋文大阪府知事」など。他にもいると思うが、実はさほど多くない

有名な、要職に就いている方でも、ちゃんと答えていないなと感じる事が多いのだ。

この「ちゃんと聞かれた事に答えている」という事実は、とても重要だと思う。少なくとも、聞いていて心地よい。

できれば、そういう方に総理大臣になってもらいたい。話を聞いてストレスが溜まらないから。

化学の先生の話

高校時代、化学が苦手になった。内容に興味が持てなかった、というのも事実だろうが、それ以上に問題があったのだ。つまり、地学生物との違いだ。

それは、化学を教えてくれた先生の話し方だ。

おじいちゃん先生だった。一番最初の授業の時、今日は導入だと前置きし、いろいろ語り始めた。その中で、

この話はちょっと横に置いておいて

という台詞があって、私はずっとその横に置いておいた話を頭の片隅に置いていた。

けれども、いつまでも脱線した話が元に戻らない。3回目くらいの授業で、やっと気づいた。

もう、置いておいた話に戻っているらしい、と。

脱線した話は、メモもせずになんとなく聞いていた。導入の全体的な話から、いつ本筋に入ったのか、全く分からなかった。

先生は楽しそうに「モジュール」だとか「モル」だとかを口にしていたが、もう、さっぱり分からない

えー、あの時置いておいた話はどこー?

私の頭はいつでも「国語モード」だ。話をちゃんと聞いているのに、化学の内容は頭に入ってこない。

もちろんこの初回の「置いておいて」だけではない。先生は何度も「ちょっと置いておいて」と言っては横道に逸れるのだが、いつ元の道に戻ってきたのか、毎度分からないのだった。

そのうち「こりゃ分からないわ。」と、捨てた。捨ててしまった。教科書に頼らずに授業に頼ろうとした私がいけないので、決して化学が出来なかった事が先生だけのせいではないが、私と先生の相性は最悪だった。

というわけで、言葉の道筋がちゃんとしていないと気持ちが悪い。その私が、先に述べたお三方の話は、聞いていて心地よいと思うのだから、本物だと思うのだが・・・?

頭がいい!

今日、「ひるおび」に河野大臣が出演されていた。この時も、きちんと答えていらした。

話は決して短くないし、横道に逸れたりする事もあるのだが、ちゃんと戻ってくる

また、少し前の自民党総裁選の時、岸田氏は毎回きちんと答えていて、上手く話がまとまっていて、非常に感心した。

独りで演説するならば、目次のような物を見ながら話す事も出来るし、文章を書くならば、読み返しておかしかったら直す事が出来る。

だが、聞かれて答えるのは、その場で話の道筋を考えて話さなければならない。質問されたこと最初に話したことを頭の中で覚えておいて、常にそれを意識しながら話さなくてはならないのだ。

それは簡単ではなかろう。ちゃんと聞かれた事に答えられる人は、かなり頭がいいと思われる。語学力はもちろんだが、問題を解決する能力も非常に高いのではないだろうか。

なので、話を聞いていて心地よい人は、能力が高いので、国の要職には、ぜひそういった方々に就いていただきたいと思う。テレビで見て心地よいから、だけでなく。