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無菌の食べ物はない

昨日、点滴をしてもらった次男。抗生剤を投与され、多少症状が落ち着いたものの、熱は高い。

血液検査の結果

昨日、病院で血液検査の結果を見せられ、

「白血球の値や、CRPの値が、やはり細菌性急性胃腸炎を示していますね。ほら、CRPなんて通常0.3以下なのに17.2もありますから。」

と、先生に説明された。

CRPがCPRかと思って、新型コロナ??と一瞬頭をよぎったが、違うものだった。

その後は、熱が39度くらいあるにも関わらず、しゃべり方がはっきりしてきたので、抗生剤のおかげかなと思った。

白血球が!

改めて検査結果を見た時に、白血球の値に驚いた。

通常3300~9000であるところが、164と書いてある。え!?・・・少なくね?

はたらく細胞」というマンガをご存じだろうか。人の体の細胞を擬人化してあり、白血球さんとか赤血球ちゃんとかが出てきて、体の中でどのような働きをしているかが分かるマンガである。アニメ化もされている。

細菌ウイルスが違うのは、マンガの中では「怪獣」と「帽子」で描き分けられている。

怪獣として描かれているものが細菌で、白血球がレーダーで感知して撃退している。

ウイルスは、帽子として描かれていて、普通の細胞がその帽子をかぶってしまうと、まるでゾンビのように悪いやつになってしまうのだ。そう、ゾンビみたいに、他の細胞にも帽子をかぶせ、仲間を増やしてしまうのだ。元々仲間だった細胞を殺さなくてはならないという、ドラマになっている。

つまり、白血球は細菌と戦ってくれるのだが、細菌が強いと、白血球は負けてどんどん死んでしまうというわけだ。今、次男の体の中では細菌が猛威を振るっていて、戦える戦士(白血球)が少なく、細胞のダメージ(これがCRP)が大きくなっているのだ。

胃腸炎の原因

今回次男が胃腸炎を起こした原因は、外から侵入してきた細菌、つまり「怪獣」のようなものだ。ささっとネットで調べたが、サルモネラ菌とかカンピロバクターとか、卵や肉、魚についている菌が、十分に加熱されていない肉などを食べると体内に入ってくる。また、生肉を触った手によって食器やらまな板やらが汚染され、そこに接触した食べ物を食べると、細菌も摂取してしまうというわけだ。

ショックだった。私は人一倍生肉などには気をつけている。触った手や包丁はすぐに洗剤で洗うし、まな板ではなく牛乳パックを広げてまな板代わりにして使い捨てている。台所も清潔に保つように心がけている。

それなのに、食中毒を起こしたという事・・・?

夫や、時々魚料理をする長男や、その他知っている人で、私なんかよりも無頓着な人は多い。夫にはいつも、

「そこまで気にする必要ある?」

と言われているのだ。それでも、万が一の事があると嫌だからと、いつも消毒に努めているのだ。それなのに・・・。

私のせい?

はじめ、人のせいにしようとした。

私のせいじゃない。夫が生肉触った手を洗剤で洗わずに調理し続けたりしているから、きっとそのせいだ、と。

しかし、次男が発病したのが土曜日の夜。夫が料理してくれるのは土日のお昼だけ。潜伏期間3日前後だとすると、土曜日のお昼のせいではなさそうだ。つまり、私のせいなのだ。

次男は、お弁当なんじゃない?とさらっと言う。

そんな、お弁当だって十分な加熱を心がけているし、お弁当箱お箸などには特に気をつけている。洗ってある箸入れを夫がしまってくれた時、水滴が付いていたりするので、もう一度拭き直したりするくらい、気をつけているのに。

それなのに、私のせいなの・・・?

救いの言葉

だが、調べていたサイトの中で、ちらっと目に入った文言に救われた。

無菌の食べ物はない

それは、以前から聞いて知っていた事であった。いくら加熱しても菌はゼロにはならない。それでも、大抵は体の中で白血球が頑張ってくれるから、大丈夫なのだ。

けれども、菌の量が多かったり、体の調子が悪くて抵抗力が弱まっていると、胃腸炎などを発症してしまうのだ。

今回、集団食中毒だったわけではない。菌は必ずある。その量はきっと普段以上に多かったわけではないのだ。次男の抵抗力が弱まっていただけなのだ。

けれども、特に疲れていたり、普段と違う事をした後だったっけ?次男に聞いてみたら、

「疲れてたんだよ。最初はストレスのせいかと思ったもん。ずっと休みがなかったから。」

と。そういえば、2週連続日曜日に部活の公式戦があり、前日の土曜日にも練習があって、ゆっくり寝ている日がしばらくなかったのだ。

その上、その前の12月下旬から3月下旬まではずっと部活禁止だったので、突然忙しくなったのだ。

ああ、そういうのって体に負担がかかるよなあ。合点がいった。

よく「一年生」になったばかりの春に、体調を崩しがちだ。子供たちも小学一年生、中学一年生など、一年生になったばかりの頃に熱を出したりしたものだ。去年、2人とも一年生だったのだが、一斉休校からのリモート授業でずっと家にいたので、去年は体調を崩さなかった。

それが、今年来たのだろう。私のせいじゃなかった

これからも気をつけよう

そう言い切れるわけでもないが、とにかく、これからも今まで通り気をつけよう。ウイルス性じゃないので、感染もさほど恐れなくて良さそうだ。いや、ダメなのか?これも、一応気をつけよう。

次男は、頻繁な下痢はあるものの、今朝はヨーグルトを食べることが出来た。おととい、ティースプーン2さじしか食べられなかったカップのヨーグルトを、全部食べる事が出来たのだ。進歩だ。

お昼は何も食べられなかったけれど・・・。まだまだ戦いは続くようだ。

母力?おまけ

そういえば、発病する少し前、次男の顔を見て私が言ったことを思い出した。

「あれ?目の二重が大きくない?ものもらい?」

と。目は痛くないと言っていたが、結局その後すぐにお腹が痛くなったということは、既に体が不調だったのだ。

というのも、1歳のお誕生日の日、熱があったのだが、何とか一枚だけ写真を撮った。その時の顔と、同じ顔をしていたのだ。今回の発病前に。

元気にしているようでも、目が熱のある時と同じようだった。そんな変化が分かるなんて、さすが母親だと思わない?

誰かに自慢したくなった。だから、ここでさせていただく。