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東京建築祭2024

アート仲間から「東京建築祭」の事を教えてもらった。みんなの予定が合わなかったので、個人活動でという事になっていた。

5月は色々あったので、直前まで行かれるかどうか分からなかった。いよいよ前日になって迷い、東京建築祭のサイトを見た=東京建築祭 (kenchikusai.jp)

そして、行こうと決めた。

サイトの混み具合

東京建築祭は主に5月25日・26日土日に行われる。一部その前からやっている場所もあった。

東京駅周辺の、どちらかと言うと古い建物が無料で開放されるというこの建築祭。普段は入れないところが多く、この機会に色々回ってみたい。だが、1日でどことどこを回れるか、それを考えるにはまとまった地図が必要だ。

PCで地図がないか調べたら、パンフレットのPDFファイルがあった。それをとりあえず印刷した。印刷してみたら、1枚は表紙だったので、思わず製本した。つい。昔楽譜をいつもこうしていたので、慣れているのだ。

地図がぼんやりとしているが、どの順番で回るかを考えるには構わない。

ということで、決めた。築地エリアの旧宮脇ビル井筒屋築地本願寺SHUTL→丸の内エリアの明治生命館。もっと行ってみたい場所はあったが、一度に回れるのはこのくらいかと。

明治生命館が本命だった。というのも、昔明治生命のビルで働いていた事があった。しかし、丸の内ではない。丸の内勤務の人が羨ましかったし、丸の内本社に出張で行く人も羨ましかった。だから、この機会に入ってみたいと思ったのだ。

それにしても、夕方遅くにサイトを見た時には、ページが開くのにどうも時間がかかった。朝はサクサク開いたのに、夕方にはいちいち10秒くらいかかるようになっていた。これは、皆さんが明日の事を調べ始めたという事だろうか。自宅のWi-Fi下だというのに、この重さは一体……。

出発早々の不手際

家を出る時にゴミを持って出た。マンションの集積所に出して、出発だ。日傘を差すと写真を撮る時に手がふさがるので、今日は日傘はなし。首に日焼け止めを塗り、長そでを着た。髪の毛には専用の日焼け止めスプレーを。本当に効果があるのか分からないのだが。

最寄り駅に着いた時に、ハタと気が付いた。しまった。行きがけに郵便局の前を通るから、ポストに入れようと思っていた郵便物を持っていたのだ。すっかり忘れて駅まで来てしまった。わざわざ、カバンのポケットからはみ出すように封筒を入れておいたのに。今、ちゃんとポストの前を通ったのに。仕方がない、帰り、いや、どこかでポストを見かけたら入れよう。ということで、とりあえず封筒が見えないようにポケットの中へしまった。

わざわざ調べて後ろの方に乗った方がいい、と思ったのに、前の方に乗ってしまった。しかも気づいたのはもうすぐ電車を降りるという時。自宅の最寄り駅でさえ前後を間違えるチョコナッツ。参照→3学年で歌う会~高校卒業以来30余年ぶり⁉ – たかんなお年頃 (takan.site)

さあ、まずは旧宮脇ビルを目指そう。この辺りにはたくさん地下鉄が通っていて、目的地に一番近い駅を目指すよりは、乗り換えがなるべく少なくて済む駅で降りる方がいいだろう。

しかし、印刷した地図はぼんやり。グーグル地図には目指す建築物が載っていない。果たして探せるだろうか。

思った以上の……

なるべく早く家を出てきた。2番目に行くつもりの井筒屋13時~15時という短い公開時間だったのだ。他は10時から17時が多い。SHUTLは19時までだ。

13時半頃に地下鉄を降り、歩いた。新富町駅の方へ行けばいいはず。ポストは意外な程ない。

おぉ?私が目指している建物ではないが、相当古そうな建物があった。

なぜかそば屋だと思ったのだが、後で写真を見返すと違った。舞踊関係のお店か。ピーポ君いるけど。今日は建物を気にして歩く日になるな。そこへ、

「あ、これも素敵ね」
「いいわよね~」

という会話が耳に入った。この人達も、恐らく東京建築祭目当ての方々だろう。そして、今古い建物を観てきたところなのだろう。目的地近し。

それにしても、案外この辺には古い建物が残っている。こんな、銀座のすぐ近くだと言うのに。

だが、なんかいい感じだ。もうこれはアートだ。昭和アート?

広い通りに出た。にわかに人がたくさん。飲食店に行列が出来ている。そして新富町駅。ということは、そろそろ……。

あ、この人だかりは!

どこに向かって並んでいるのか分からなかった。で、左を見たら東京建築祭のTシャツを着た人がいた。そして、そこはまさに……

え、井筒屋?しまった、旧宮脇ビルを通り越してしまった。

この井筒屋にもすごく来てみたかったのだ。とても古い感じ。いい感じ。ここは狭い為、一度に5人しか入れないそうだ。それなのに、ここの前と、そして向かい側の建物の奥の方まで並んでいた。これはちょっと並べない。まだ次もあるし。仕方ない。中に入るのは諦めて、外から写真を撮ろう。

ということで、向かい側に渡り、全体をパチリ。

いやー、すごいな。あ、そうだ。公式サイト音声ガイドを聴こう。外観と内観とそれぞれ1分前後の音声ガイドがサイトにあった。イヤホンも持参している。

ところが。公式サイトを開こうとしたら開けない。エラーになる。ははーん、ここにいる皆さんが同じものを開こうとしてパンクしたかな?マジかよー。

もうガイドも諦めよう。ちなみに家に帰ってから聴いてみた。この建物は木造だが、関東大震災後に作られるようになったカンバン建築だそう。その中でも銅板の建築だとか。甘味処だったが、その後使われなくなって荒れ果てていたところを建築家の板坂氏が1階をギャラリーとして生まれ変わらせたそうだ。

さて、そろそろ次へ。それにしても、通り越してしまった旧宮脇ビルはどこだろう。もう、どっちの方向だか分からなくなってしまった。そこで、交通整理をしている東京建築祭のTシャツを着ている女性に聞いてみた。

「すみません、旧宮脇ビルはどっちの方ですか」

と。すると女性は私が持っている地図よりもはっきりと印刷された地図を持っており、

「この道路がそこなので、あっちの方だと思いますよ。ここを渡って右に2ブロック行ったところだと思います。ふんわりでごめんなさい」

あまり詳しくないようだ。とにかく言われた方へ行ってみる事にした。そして、ふと振り返ってみたら……

井筒屋はリアル「ちいさいおうち」だな。絵本の「ちいさいおうち」はご存じか?↓

私が幼稚園でもらった絵本で、自分の子供にも読んであげた。今は家にないようだ。姪っ子にでもあげたか、実家に戻したか。この絵本に出てくる小さい家があるのは静かな田舎だった。ところが、だんだんと道路ができ、高い建物が建ち、賑やかな街になって行く。それで最後はどうなったのだったか。とにかく、その絵がシュールだった。小さい家は変わらないのに、周りがどんどん変わっていく様がね。その絵本を思い出した。しっかし、本当に狭い所にねえ。よく残ったねえ。

教えてもらった通り、旧宮脇ビルを目指した。この辺は高速道路が近いので、GPSが乱れる。だが、教えてもらった方向へ行ってもない。ありそうもない。そして、やっぱり私が地図を見た感覚だと全然こっちではない。後ろの方だと思うのだ。

もう辞めた。諦めよう。これ1つを探して時間も体力も消耗してはいかん。さあ、次だ。

築地本願寺

築地本願寺を目指そう。ちょっと方向があれ?となったものの、築地本願寺はグーグル地図にも載っているし、街頭にある地図にも載っているから大丈夫だ。

途中、ポストを見かけた。やっと郵便物を投函できた。

けっこう日差しが強い。それにしても、工事中のところが多い。なんだか、開発途中という感じがする。草の生えているような場所も散見する。

築地本願寺に到着。流石に人も多い。日傘を差している人がゆっくり歩いていたので、追い抜こうとしたらその瞬間、日傘の人は沿道のアジサイの写真をパチリと撮ったところだった。あらら、私写っちゃったかな。

本願寺の門から中に入った。後から思えば横から入った。なぜ正面の入り口が分からなかったのか。

うわー、お寺だよね、これ。でもなんか、外国の建物みたいじゃない?

でーん。ヨーロッパか、いや……東欧か、アラブ的?ロシア的?色々混ざっているが、お寺というよりも教会だと思ってしまう。築地本願寺ってこういうのだったのか。伊藤忠太という日本人が作ったそうなのだが。

色々出店もあった。お土産屋。そして、ここには外国人観光客が多い。とりあえず参拝しようかと思ったが、参拝者の行列が出来ていて、お賽銭さえ諦める。若い男性2人の会話が耳に入った。

「日本の要素ないな」

そうね。ところで、階段の右側を見たら何やらこちらにも行列が。

もしかして、これが東京建築祭の?中に入れるってやつ?さっきの井筒屋よりも長い列だ。これもパス!

だが、とにかく階段を上ってみた。カラフルな仏教柄のステンドグラスがあった。綺麗。だが、その真下には「許可のない写真撮影禁止」の札が。カメラに赤いバッテン付きのマークもある。中にも入れるが、中にも同じ札。まあ、私も他のお寺に桜目的で行ったりすると、桜や外観は撮っても、お寺の中の写真は撮らない。だからここでも撮らない。

だが、中でバシバシ写真を撮っている人がいる。西洋人風の方とか。でもまあ、すぐ近くにお寺の人がいるし、私が注意する事でもないだろう。

中をざっと見学し、外に出た。そして今度は正面の門から出よう。振り返ってパチリ。

おお、見事にみんな後ろ姿だ。

SHUTL(シャトル)

次はカプセルだ。以前NHKの解体キングダムという番組で観た事がある。そう、解体されたのだ。世界的に有名な黒川紀章(きしょう)の代表作「中銀カプセルタワービル」が。だが、そのパーツを保存してあるそうで、それをこれから見に行こうと思う。

歩いていると、また面白い建物を見つけた。こういうの、普段はあまり気にしないと思うけど。

木の板をぺたぺたと張り付けたような模様。古いのか新しいのかも分からない。築地KYビル、だと思う。

さて、今度はすんなりと見つけた。SHUTL(シャトル)。狭い所にあって、人がまばら。お、空いているのか?

と、思いきや。誰かが東京建築祭Tシャツの人に言われているのを耳にした。

「本日の整理券の配布は終了しました」

だそうだ。ここは19時までやっているのに、もうそこまでの入場者が決まっているのか。あらら。

それにしても!こんなに混んでいるとは思わなかった。流石東京!

それで、写真だけ撮って次だ。

なんか洗濯機みたい……

このカプセルを設計した黒川氏だが、メタボリズム建築といって、要するに新陳代謝という事だそうだが、建築は固定されるのではなく、生まれ変わっていくべきものだと提唱したらしい。だから、黒川氏としてはこのカプセルを新しい物と交換しながら使っていくイメージだったと思うのだが、実際には1970年代に建てられたまま、2022年に解体されるまでずっと交換される事はなかったそうだ。

カプセル内には電話やテレビが内蔵されていて、というのかな、一体となっていてというのか。まさに未来チックなものだったそう。

明治生命館へ歩く

しかし、並ぶ、サイトは開けない、想定外に人が殺到しているのだろう。もう脇道に反れている場合ではない。本命の明治生命館へ行くべし。

時刻は14時20分ごろ。明治生命館にだけは並ぼう。整理券で配布終了などではない事を祈ろう。

しばらくまっすぐ歩いて行けばいい。皇居にぶち当たるまで歩けばいいので迷う事もない。

途中いくつも駅を通り過ぎた。だからと言って電車で皇居辺りまで行かれるかというと、多分行かれない。乗り換えたりするなら地上を歩いた方が早い気がする。

雲が出てきて、ちょっと楽になった。高い建物が多いから、日陰も多いのだが。

あ、ベンツ?と思って見とれていたら、その隣のビルが可愛い。

壁に、入っている店の名前が書いてあって、マークもあって、可愛い。

うわー、これも面白いな。

ちょっと曲がっているというか。

正面玄関↑。高級そうなホテルだなぁ。

だいぶ疲れた。けっこう歩いたな。それでも25分くらいか。ただその前から歩いているから。やはり遠かったか。

皇居にぶち当たり、曲がった。まだ明治生命館ではないが、これもなかなか。あ、ライバル

シンプルだけど素敵だと思うのだよ。

そして帝劇を過ぎ、あそこに見えるのは明治生命館か?あ、やっぱり人がたくさん……

並ぶ

明治生命館に着いたが、人がずらっと並んでいた。しゃーない、並ぶか。

って、どこまで行く?うわー、こんなに長い列が。今までの列なんて可愛いもんだったか。

並んですぐに女性に話しかけられた。

「この列は、東京建築祭の列ですか?」

多分そうだと答えた。というのも、この行列に並んでいる人で、東京建築祭のパンフレットと思われる黄色い冊子を手にしている人達が何人もいたから。

その女性もパンフレットを持っていた。私が持っているものが小さいので、そのサイズのもあるんですか?と言う。これは印刷したものだと言って、彼女が持っている方を見せてもらったら、やっぱり地図がハッキリしている。この方、今しがた近くの建築を2つ観てきたそうだ。1つは普段入れるところで、そこは全然並んでいなかったそう。やはり東京の方々、よく分かっていらっしゃる。で、今見てきた建物でパンフレットをもらったそうだ。私もここでもらえるかな。

この女性はとても感じが良く、初めて会った気がしない。本当はママ友だったりして。彼女は、こんなに建築に興味のある人がたくさんいるとは思わなかったと言っていた。そうだよなあ。私は大学で建築美術なんかも学んでいたが、そういう人はレアでしょ?それに、あれが役に立っているわけでは全くないし。

また、この方は去年、京都の建築祭を観てきたそうだ。そこは有料だったと思うと話していた。だからか、全然混んでいなかったそう。私が横浜トリエンナーレに行った話をしたら、まだ行っていないから行きたいと言っていて、どこが良かったかなどと聞かれた。とりあえず話したが、詳しくはブログを見てもらえば……と思った。私はブログに書くと忘れるもんで。でも、まだこの時には言い出せない。

それにしても、行列は続く。だが、並んでいて良かった事が1つある。普通ならそんなにジロジロ見ないような外観の細部を、並んでいるからよく見た。そして、写真に撮った。

細かい所まで装飾されていて、これが古典主義か、と思ったり。

さて、行列は角を曲がっても続いた。一体どこまで続くのか。もう30分は並んでいるのに。しかし、しゃべっていると立っているのも待たされているのも苦にならない。ずっとしゃべっていたわけではないが、時々言葉を交わすだけでもいい。ありがたい。

その内、この女性が電話をし始めた。どなたか知り合いが同じ列に並んでいるような会話だ。そうか、お友達が来るのかな。だとしたらもう……

と思ったら、やってきたのは夫さん。なんだか、仲が良くて羨ましい。でも、私も何となくご挨拶して、結局3人で時々しゃべる事に。

「これってそんなに有名なんですか?」

と夫さん。いやー、有名じゃないでしょ?

女性曰く、この東京建築祭は初めての開催だそう。色々と想定外だったのだな。それと、私も彼女もこの後は東京駅のステーションホテルへ行くつもりだったのだが、女性が

「ステーションホテル、終了したそうです」

と教えてくれた。やっぱり。まあ、もうこれ以上並ぶ気力はない。この明治生命館も、途中まで並んで、あまり長いようなら諦めようと思っていたが、図らずもお友達が出来たものだから頑張れた。それで、私は自分が名刺を持っている事に気づいた。ブログのQRコードが付いているやつ。

早速名刺を渡した。そして、Xで繋がる事になった。女性はHさん。あまりXをやっていなくて、私がフォロワー第1号だそうだ。鍵アカだったので、お互いフォローするのもすんなりと行かなかったが、何とか繋がれた。これでまた、ブログの読者ゲットー!!

明治生命館

やっと入り口にやってきた。40分並んだな。

だが、まだ建物の中でも並ぶのであった。

並んでいるスペースからガラス扉の向こうを撮影。これ、普段営業している窓口よ。

すごい素敵!私も明治安田生命の保険に入っているのに、ここへ来る事はない。

並んでいる途中でソファが。やっと座れた~

一瞬だけど。

どうやらエレベーターに乗るらしい。というかさ、この明治生命館には東京建築祭のTシャツの人が1人もいないんだけど。何故?

エレベーターも古い!

中もこんな感じ。一瞬開くボタンが分からずアタフタした。

2階へ。え、2階って誰か言った?あてずっぽうよ。

しかし、2階に到着すると制服姿の女性たちがいて、手順に従ってお進みくださいと言い、パンフレットをくれた。しかし、あの東京建築祭の黄色いパンフレットはなかった。

到着するとまずこの窓にくぎ付け。綺麗ねえ。2階とは思えない。

そうだ、ここでは開くかなと、公式サイトを見たら開いた。だが、音声ガイドの再生ボタンのところに「エラー」と書いてある。マジか!こんなの初めて見たよ。

諦めたものの、どうもあちこちに音声ガイドの番号が書いてある。これは何だ?

さて、最初は資料から。

ほう、なるほど。名称が覚えられないので写真を。

建築家の岡田信一郎が設計したが、工事の途中で病に倒れ、弟に引き継がれたそうだ。それから、家具はすべて梶田恵がデザインしたとか。それから、戦時中に金属を軍へ提供したり、戦後はGHQに接収されて適当に改修されたりしたものを、返還されたのちに徐々に元に戻したとか。

それにしても、本当に外観だけでなく内観も、隅から隅まで装飾されていて美しい。

会議室。マッカーサーもここで演説したとか。

天井の模様もすてき。

廊下は吹き抜け。1階へ向けての写真撮影は禁止と書いてあった。確かに、窓口の内側が見えてしまう。

あ、これは昔風窓口。と思っていたら、後で知った。これは昇降機の扉。なんと食事が地下の厨房からエレベーターで運ばれたそうだ。

換気口か?可愛い。

そして、隣が食堂。役員食堂だそうだ。

食堂にある家具。そういえば、おばあちゃんちにあったサイドボードに似ている。いや、こんなに立派じゃないけれども。

廊下には看板が立っていた。これ↑は吸塵バルブだそう。すごいね。塵を吸い取っていたのか。吸い取られたゴミは、配管を通り地下2階のタンクへと運ばれたそう。それにしても、もいちいち綺麗。

これは執務室

そして応接室が続く。

天井が素敵だったので撮ってみた↑

よく観光地に行って、そこの○○邸などに入ったりするけれど、それと同じ、いや、それ以上に美しく、歴史的で、なおかつ建物自体は今も使われている。思った以上にすごいな。

さて、こちらは健康相談室だとか。健康診断が一般的ではなかった時代の。フムフム。

さて、これで一通り展示を見終わった。Hさんとは別々に回っていたが、最後に話した。

「これ、普段から展示されているような感じしません?」

って、そうだよ。東京建築祭では昨日から3日間、この建物は無料公開されるのだが、その為だけにこんな風になっているとは思えない。

それで、もらったパンフレットを見てみた。終わりに書いてあった。一般公開、入館無料。公開日時9:30~19:00ただし12月31日~1月3日は休館。

えー!いつでも見られるの?それなら、今日こんなに(結局55分並んだ)並ばなくてもよかったじゃないか。しかし、Hさんが他のところで普段入れるところは空いていたと言っていた。つまり、他の皆さんもここが普段から公開されている事を知らなかったのだろう。

ちなみに、かつてここへ出張で訪れた事のある私の夫も、この2階エリアには入った事がないそうだ。公開されている事も知らなかったよう。

そして、帰ろうとしてもう1つ大打撃。音声ガイド、気になっていたでしょ?そうしたら、実はここでパンフレットをもらった場所に看板があり、無料音声ガイドQRコードがあったのだ。なーんだ、それを知っていれば聴きながら回ったのに。というか、こんなに大きく書いてあるのに見逃す私が悪い。100%悪い。

東京駅

さあ、Hさんご夫妻とも分れ、外に出た。そして東京駅へ。

やっぱり面白いビルがいくつもあるな。なに、あれは雲が映っているの?それともそういう柄なの?

ちょっと怖いな。東京駅の前にあるこの↓ビルも面白い。

そして、ジャーン、東京駅。

最近綺麗にしたんじゃなかったっけ?もう汚れたね。

と、そこへ東京建築祭のTシャツを着た人たちが現れた。いや、立っていた。私の目に入って来たのだ。あれ、もう終わってしまったのではないのか。

すると、特別に入れるやつは終わったけれど、通常入れるエリアからはドームが見られると言っている。じゃあ、せっかくだから行って見よう。テレビでは見たけれど、実物は多分初めて見ると思うから。

うわー、綺麗。これは綺麗だわ。駅は新しくないし、ごちゃごちゃしているけれど、一歩改札を出たらこんなものが。あれ、昔はどんな天井だったかな。

さて、これで私の建築祭は終わりなのだが、東京駅に来ることがあったらやる事があった。

それは、白い恋人ブラック&ホワイトを買う事だ!

前にもどこかで書いたけれど、北海道展では買いそびれたし、札幌では多分見逃したのかホワイトしか買ってこなかった。食べてみたいブラック。調べたら、東京駅に白い恋人を売るISHIYAのお店があるらしい。乗り換えなどの機会があったら買おうと思っていたのだ。

だが、東京駅は広い。どこにあるのか全然分からないまま、相当歩き疲れ、立ち疲れているのに、私はISHIYAを探した。やみくもに歩き回った。スイーツの店舗はたくさんある。エキュートの中にも入ってみた。もうダメかと思ったその時、かすかに見えたのだ。ISHIYAの文字が。

あった!ISHIYAが。だが、白い恋人は……ない。

「白い恋人から生まれたラングドシャです」

と、店員のお姉さんが言っている。そう、色々な味のやつね。ちょっとお高いやつ。そうか。ここでは白い恋人は売っていないのか。そりゃあ、送料を払えばいつでも白い恋人は買える。だが、いつでもいいなら今じゃない。きっとまた、北海道物産展とかでお目にかかる事もあろう。今度は広告に載ったら即買いに行こうではないか。

でも、ここまで探したのに何も買わないで帰るのはあり得ない。18枚入りのアソートボックスを買った。

ま、一応写真を。

はぁ、マジで足腰やられたー。1万2千歩歩いたようだ。歩いた以外にも立っていたからな。ちなみに、やっと過去の万歩計を見る事が出来た。横浜トリエンナーレに行った日は、2万3千4百歩だった。蛇足、失礼。

以上、東京建築祭のレポであった。来年もあるかな?あるとしたら、違う建物でやるのだろうか。混み過ぎるから有料になったりして。もっと期間を長くしてもらえるとありがたいかな。平日もありにすれば、混み過ぎを解消できるのではないだろうか。

でも、あれだけサイトに繋がりにくくなるのだから、よほど多くの人が関心を寄せているのだろう。そういえば、東京には外国人観光客が多いのだが、東京建築祭に並んでいるのは日本人ばかりだった。流石に海外にまでは情報が行っていないということか。

けれども建築祭のみならず、建物に興味を持って東京の街を巡るのも、なかなか楽しい。珍しい、面白い建物はたくさんある。新しいもの、大きい物から古くて小さいものまで。何が好きか、素敵だと思うかは人それぞれ。いや、私はどっちも好きだが。

それではまた、次のブログで会おう。今のところ次の予定はないが(汗)