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バイトの残処理

バイトを辞めた長男

大学2年生になった長男が、一年間続けていたバイトを辞めた。かなりハードなバイトで、元々一年間だけやると決めていたそうだ。まあ、それはどちらでも良い。自分で考えて決めた事なら、バイトをしようとしまいと自由でよろしい。

バイト先ではスーツ着用だった。日曜日に最後の勤めを果たし、スーツや革靴など、ロッカーに入れておいた物を持って帰ってきた。スーツはちゃんと入れ物に入れて。この入れ物、高校の卒業記念品にいただいたばかり。

永遠にそのまま

丸一日放っておいた。スーツは入れ物に入ったまま、置き去りにされていた。革靴はすぐに靴箱にしまおうとしたので、しばらく使用しないならば磨いた方がいいからと、玄関に置いておけと私が言った。

このままだと、永遠にそのままだな・・・
そう悟ってしまった母である私は、火曜日、つまり昨日手を出した。本人は大学に行っていて、朝から夕方までいない。

スーツ入れからスーツを取り出す。しばらく着ないのだから、クリーニングに出さなくてはならない。ポケットを探ると、いろいろ出てくる。写真があった。バイト仲間の集合写真。ふむふむ。こういうのは、自ら見せてくれる事はないので、自分でポケットから出さない事を責めるのではなく、見られてラッキーだったと思う事にしている。

お前は子供か

そういえば、昨日ネクタイがもうボロくなったと言っていた長男。大学の入学式(幻の)用におばあちゃんに買ってもらったばかりのネクタイ。まさか、と思ったが、だいぶ使ったから、と。

しかし、中学校の制服のネクタイは、兄弟で6年間、夏服の時はしないにしても、それだけ使えたのだ。6年間使ってからは、さすがに捨てたのだけれど。それが、ほぼ毎日使ったとはいえ、1年でボロくなるとは・・・。

と、思っていたネクタイ。取り出してみて合点がいった。ネクタイの先端辺り(太い部分)に、3本くらいのボールペンで書いた跡があった。黒と赤、縦に2センチくらいの長さで。

何これ。子供か。

感想が漏れる。ボロいというよりも、恐ろしく汚れていた。

ネクタイを洗う

洗おう。まずは、洗ってみよう。

シルク100%だけれど、このまま捨てるよりはマシ。クリーニング用の洗剤で浸け置き洗いをした。浸けておいてから、手でよく洗うと、ちゃんとボールペン汚れも落ちたではないか。軽く絞って室内に吊す。

下に水がしたたる。バケツを置けば大丈夫。

そして、靴を磨いてしまい、スーツはクリーニング屋に出しに行き、スーツの入れ物は長男の部屋に適当に置き、そして今日。

ネクタイは乾いたが、しわしわ。なんとなくケバケバ

ネクタイにアイロン

とにかく、アイロンをかけよう。当て布使用と書いてあるので、ハンカチを上に乗せてアイロンをかける。

伸びたところは伸びた。だが、一番重要な太い部分がどうもイマイチ。裏にわっかがあるからか。そして、先端はどうも折り目がよれていて、裏からみると綺麗ではない。

まあ、だいたいOKかな?これから毎日ネクタイをしようっていう人ならば、そろそろ新しいの買えばというところだが、しばらくネクタイは必要ないし、けれどもたまには必要かもしれないし、そういう時に使うには、これくらいでいいだろう。家にはたくさんあるけれどね。これは、長男が自分で選んでおばあちゃんに買ってもらった物だし。

甘やかし?

まだクリーニング屋からスーツは戻ってきていないけれど、とりあえずやるべき事はやった。バイトの残処理は終わったのだった。私が全部やったのだけれど。本人は、きっとバイト先で引き継ぎやら何やら、残処理もやってきただろう。

外で働くのは、気を遣う事も多くて大変だろう、とつい自宅にいる私は思ってしまう。一度は外で働いた経験があるからこそ、である。だから、家に帰ってきた時くらいは気楽に、そしてのんびりしてもらおうと思って、ついつい夫や息子を甘やかしがちである。

とはいえ、元々が気がつかない性質らしく、「お父さんはお母さんに気を遣っている」と息子たちは言う。お母さんがお父さんに気を遣っているとは、全く思っていないのだった。そんな事はないのだが・・・?