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SusHi Tech Tokyo2024 ショーケースプログラム~ボランティア2回目

ファッションショー

5月1日に初回を迎えたSusHi Teck Tokyoショーケースプログラムのボランティア活動。1週間後の5月8日、2回目を迎えた。

初回と同じ日本科学未来館でのボランティアである。同じ場所へ行くとあって前日の緊張感があまりない。とはいえ、朝早く起きて出かける為、洗濯物が乾かずに部屋に干してあるにも関わらず、夜に洗濯をして準備万端。いつもよりも30分ほど早起きをした。

初回に受け取ったスタッフTシャツを着て行こうと思っていた。少し暑くなってきているので、下に着るのは七分袖の黒いTシャツにした。前回と同様、ボランティアズボンを履いて……あれ、きつい。前回、痩せたからちょうど良くなった、とブログに書いたのに。どうやらGWを経て太ったようだ。

着替えてバタバタしていると、暑くなってきた。外は涼しいだろうと、新聞を取ったついでに玄関を開けてみたが、あまり涼しくない。この上にツルツルのジャンバーを着て行こうと思っていたのに、これでは全然だめだ。

そこで、俄かにファッションショーを始めた。まだ夫が寝ているので暗い中から服を何着か取り出してきて、玄関前の鏡に映してあれやこれや。結局前回と同じように、半そでのブラウスを着る事に。どうやらスタッフTシャツは暖かい素材のようで、クーラーの効いている科学未来館の中はいいだろうが、外での重ね着は無理なよう。だが、天気予報によれば夕方から雨で涼しくなりそうなので、ツルツルのジャンバーも持って行く事にした。はじめはほとんど何も入っていなかったエコバッグに、スタッフTシャツとツルツルのジャンバーを入れた。それに、傘も。

朝のラッシュ

集合時間は初回の人が8:30、2回目以降の人は8:40なので、前回よりも1本遅い電車に乗って行った。そうしたら、めっちゃ混んでた!いや、1本遅いからだけではないだろう。先週はカレンダーの黒字の日とは言えGW中だったから、休みの人も多かったのだ。本来の平日はこれだったのか。

電車内はギュウギュウで、降りるのに一苦労ではあったが、無事新橋駅で降りられたのでホッとした。だが、エスカレーターが並ぶのは無理もないとして、階段までも列を為していて驚いた。予定通りのゆりかもめに乗れるだろうか、と不安がよぎったが、何とか乗れた。で、乗り換えの時、やっぱり一度外に出なくても乗り換えられた。先週の帰り、雨が降っているのにわざわざ外に一度出て乗り換えたのだが、今は出ずに乗り換えられたような気がしたのに、と思っていたのだ。やっぱりそうだ。帰りも是非この方法で乗り換えよう。

ゆりかもめは混んでいなかった。座れないが、立つスペースには余裕がある。一番前の車両に乗ってみた。というか、方向音痴なチョコナッツ。一番後ろの車両だと思って乗ったら、それが一番前だったのだ。情けない。だが、一番前で良かった。まるで自分が運転しているかのような景色。その、前の窓ガラスの真ん中に立ってへばりついているおじさんがいて、ずーっと脇目もふらずに前を見ていた。彼は間違いなく、運転している気分を味わっていたのだろう。やはり自動運転の車両の醍醐味は、一番前の景色だ。多分。

まあ、私は前の線路を見つつも、たまに船とかフジテレビとかに気を取られていたが、両脇に立つ男子もスマホを見つつ、時々前を見ていたので、彼らも運転気分か、と思っていた。左の男性などはスーツを着ているけれどもとても若い。きっとうちの息子くらいの年齢なのだろうな。新入社員かな。その両隣の男性たちも、スマホから完全に顔を上げてじっと前を見ていたのが、レインボーブリッジを渡る時だった。白い棒ばっかりの景色なのに、そんなに面白いかなと思ったのだが。

さて、先週のブログを読んでくださった方、私が次回はどっちの駅で降りるか悩んでいた事を覚えておいでか。東京国際クルーズターミナル駅か、テレコムセンター駅か。私は決断した。東京国際クルーズターミナル駅で降りる事を。

日本科学未来館に到着

新橋から行くと先に来るのが東京国際クルーズターミナルだ。あー、名前が長すぎるよ。で、ゆりかもめを降りて地上に下り、大通りをまっすぐ歩き、2つ目の交差点を左折すればもう日本科学未来館だ。予定通り迷わず到着したが、目の前が駐車場入り口で、ここからボランティアの入り口を探そうとぐるりと回ろうとしたら、後ろから来た人が目の前の入り口から入って行くのが見えて、ああ、ここがボランティア入り口だったかと。え、絶対テレコムセンターよりも東京国際クルーズターミナルの方が近いじゃないか。テレコムセンター駅から来たら、日本科学未来館に着いてからぐるっと回ってここまで来なくてはならないのだから。

私よりも先にここへ歩いてきた人は、入るために見せなければならないQRコードが出て来ないようで、申し訳ないが私が先に入らせてもらった。そして、矢印に従って建物内を歩いていくと、行き止まりに。戻ってみたら、ああ、どうして「←ボランティア受付」の立て札を見逃して、壁に貼ってある「受付→」だけ見て右に行ったかな。我ながらアホだ。

今日はタブレットの調子が悪いとかで、QRコードを読み込ませる事はせず、名前の確認だけして受付を済ませた。後で、と言われた気がするのだが、結局この日はQRコードを提示する事はもうなかった。

ある程度まとまったら、初めてではない人がいれば控室も分かるよね、という事で初めての人を連れてエレベーターで7階へ行った。ボランティア仲間とすれ違い、手を振ってくれたのにすぐには分からなかった。目が悪いもので。申し訳ない。今回は勝手知ったる控え室。壁際の空いている席に座り、ボランティア仲間2人が入って来た時に手を振って呼び寄せた。慣れている場所って、本当に楽だな。いつも単発のボランティアが多いから、こういう余裕はない。

今日の役割

今日の役割が発表された。受付だった。受付係がまとまって、ディレクターさんに点呼を取られた。すると、その中に先週一緒に「みらいの食」をやった男性がいた。と、私にある女性が、

「この間、東京体育館でご一緒したよね!」

と言ってきた。ああ、その声には聞き覚えがある。

「ほら、柔道の」

と言われて思い出した。視覚障害者柔道の体験ゾーンでご一緒した人だった。しかし、よく私を見て分かったなと思って驚いた。でも、それには訳があったのだ。それは後ほど分かる。

その女性は1人の男性と知り合いのようで、親しく話していた。しかも、男性がふざけて?ぐっと近づいたら、

「ちょっと辞めてよ」

なんて言っていて、これはもしかして夫婦かな?と思った。だが、姓が違った。夫婦ですか?と聞かなくてよかった。

ディレクターさんと皆で1階へ降りた。例によってトイレを通り抜けて現場へ。スシテックのイベントスペースへは入らず、2つの衝立を通り抜けて入り口へ。これもスパイ映画のようだ。一見行き止まりのようで、実はジグザグと動けば通り抜けられる仕組みになっている。

そうそう、今日はTBSの情報番組「ひるおび」の生中継が入るそうだ。私が毎日何となく観ているやつだ。うそ、自分が映るなら録画を!と思ったが、まあ今更無理だし、そもそも中を撮影するようで、入り口の外は関係ない。つまり、私は映らない。いいような、残念なような。

10人くらいの受付ボランティアがいただろうか。スシテックの入り口に着いてから、ディレクターさんが言った。

英語しゃべれる人ー!

すると、半分くらいの人の手が挙がった。いや、半分以上かな。すると、その英語がしゃべれる人はディレクターさんがどこかへ連れて行ってしまった。私を含めた、手を挙げなかった4人が残り、女性のスタッフさんから仕事の説明を受けた。なんだ、今日は英語しゃべらなくていいのか、楽だな。と思ったのだが、それは大間違いだった。

我々の仕事は、お客さんを映像エリアに誘導し、映像を観終わったら会場へと誘導する事。それは、暗幕を開け閉めする事でもある。

4人が2つの仕事に分かれた。映像エリアの外と中。片や映像エリアにお客さんを入れる仕事。片や映像エリアと会場の間の幕を開ける仕事。

映像は、先週の休憩時に撮った写真のコレやコレ。

通常マンガの映像(上の写真)が流れていて、その時にはお客さんをエリアに入れる。アトムがしゃべり始めたら暗幕を閉めてお客さんを入れない。それが入り口の仕事。アトムの説明が終わったら紐を引いて(重いらしい)暗幕を開け、お客さんに会場へ入ってもらう。それが中の仕事。

映像は、マンガが2分半。アトムの説明が1分半。トータル4分という話を聞いた。私は慌ててメモをした。誰でもここで映像を観てもらってから入場してもらうのだが、再入場は出口から入ってもらうという事。その他、自販機の場所やインフォメーションの場所など、お客さんから聞かれるかもしれない事も言われたのでメモした。

ところが、私は映像の時間を勘違いしていた。前半は、お客さんに映像は何分、あと何分で入れるなどと間違った事を言ってしまった。何のためにメモをしたのだ。ちゃんと仕事に入る時に確認すべきだったのに。

私は入り口の係になった。先ほど声を掛けてくれた、柔道でご一緒した女性は中の紐を引く人になった。そして、その女性と親しい男性が私と同じ入り口の係で、先週みらいの食でご一緒した男性が紐を引く人になった。なんだか、既に登場した人ばかり。ちょっと待った、先週ご一緒した人は英語しゃべれる人だったじゃないか。そう言ったら、しゃべれる時としゃべれない時がある、とおっしゃっていた。

休憩の取り方

スタッフさんから、休憩の取り方は自分たちで決めていいと言われた。要するに、それぞれの場所で1人ずつ、交代で仕事をするのだった。休憩は1時間交代でも30分交代でもいいのだが、2人で1時間交代にしようと決めた。そこへ紐を引く人たちもやってきて、女性が、

「休憩を合わせようよ。そうすれば一緒に休憩できるし」

と言った。なるほど、そうすれば女性同士で休憩できる、と思ったら、そうではなかった。その女性は、仲の良い男性と一緒に休憩が取りたいという事だった。危うく私たちで一緒に、と言いそうになった。危なかった。で、10時からその2人が休憩を取る、という事に一度は決まった。

ところが、その後「最初はみんなでやった方がいい」という話になった。その方が基準を合わせられるという事に。それで、10時から10時半までは全員で働いて、それから1時間ずつ休憩を取る事にした。

しかし、私はふと不安になった。それは最初の人は10時から11時半まで、1時間半立ちっぱなしで働く事になる。疲れてしまうのでは。それを言ったら、

「1時間半くらい大丈夫だよ。全然」

と、私とペアの男性が言ったので、それなら私が10時半から休憩を取る事にしてくれるかなと思ったら、

「じゃ、我々が10時半からの休憩でいいですか?」

と聞かれてしまった。マジか。でもまあ、最初にその2人が先に休憩という話になっていたし、いいかと思って了解した。最初は元気だから1時間半くらい平気かなとも思ったし。

飴ちゃん

さて、10時になった。すぐにはお客さんも来ないが。まあ、やる事は実際1人で充分な内容なので、ほぼ私が暗幕の開け閉めをした。お客さんが来ないので、男性と色々と話をした。その男性はほぼ連日スポーツボランティアなどをやっているそうだ。この間女子中学生たちと一緒にゴルフのボランティアをしたと言っていて、

「話せましたか?」

と聞いたら、向こうは集団で固まっていて、ほとんど話せなかった、と言った。が、写真を見せてくれた。それは、可愛い女子たち4~5人が並んで座っていて、Vサインをして笑っている写真。

「え、やるじゃないですか!」

本気で笑ってしまった。これはお宝じゃないのか。話もできなかったというのに、写真をゲットするとは。すると男性は、

「飴ちゃんをあげてね、懐かせるのよ」

などと言っていた。急に話しかけるとあれだから、飴でも配りつつ近づくそうだ。それで、

あの辺の若い女の子たちにも飴あげて、話そうと思ってる」

と言っていた。スタッフの女の子たち。すごく美人な子がいた。まったく、見た目は寡黙そうに見えるおじさんなのに、実は積極的に行くタイプか。それで、私にも飴どう?と勧めてきたので、やんわりと断った。手名付けられてたまるか。と、思ったわけでもないのだが。

まあ、確かに1人でここに立っていて、お客さんもいなかったらつまらない、と話していたところで、だからスタッフさんに話し掛けようという事で、変な事ではない。ちょっと言い方が悪いけれども。ディレクターさんは若い男性で、私も彼に「ずいぶん背が高いですね、何センチあるんですか?」と何度も話し掛けようと思ったのだが、結局できなかったのである。飴でもあげればきっかけがつかめたか?

お仕事

さてさて、お客もボチボチ入り始め、あっという間に10時半になった。2人は休憩に行った。何やらアトラクションを楽しむらしい。本当に仲がいいな。一体どういう関係なのだろう。ま、別に知らなくていいけど。

私が先に話しかけよう、と思ったわけでもないのだが、誰もいないのでブラブラと前の方へ歩いて行ったら、例のスタッフの美人さんが気さくに話しかけてくれて、仲良く話してしまった。私なら小細工なんかしなくても仲良くなれるもんねー、とは言わないが。

受付の入り口があって、その奥に暗幕がある。私は奥の方にいて、女性スタッフさんたちは前の方にいた。その前の方に、私と同世代の女性が1人いて、よく英語を話している人がいた。私はこの人がてっきり英語がしゃべれるボランティアさんの1人なのだと思っていた。だが、後からストラップの色がスタッフさんだと気づいた。最初は、なんか私の役割に侵食してくるな、と思ったのだ。外国の方がこちらに来ると、説明しに来たりするから。まあ、英語をしゃべってくれてありがたいけど、と思いながら。その人は通る人に呼びかけもよくしていたが、他のスタッフさんとは明らかに違う声音だった。非常に職業的な話し方。バスガイドさんとかデパートの売り子さんとか。あ、もしかして元CAさんとか。英語もしゃべれるし、それありうる。

しかし、その人がいつも助けてくれるわけではなかった。休憩なのかいない時もあって。そう、英語がしゃべれない人がここにいるはずなのに、英語、全然使うじゃないか

アトムがしゃべっている時、暗幕を閉めている。そこへお客さんがやってくると

「少々お待ちください」

などと言って待ってもらう。それにしても、そこが暗くて、特にお客さんが逆光顔が真っ暗。日本人か否かも判別しにくい。お待ちくださいと言っても止まらずに暗幕の方へ行こうとする人がいると、英語で言う事にした。その時、どう言ったらいいかは立て看板に答えがあった。日本語で「スタッフがご案内するまで、こちらでお待ちください」と書いてある看板が立ててあったのだが、一番下に、

Please wait here.

そう書いてあったのだ。そうか、そう言えばいいんだな、と思った私。日本語が通じないと思ったら即座にこの言葉を言った。通じた。イエイ。

日本語が分からないようでも、何となくジェスチャーで分かってくれる人はいる。外国人でも片言の「アリガト」などと言いながら入って行く人もいる。で、にこやかに送り出しているつもりだが、何しろ相手の顔が真っ黒。いやー、本当に逆光が怖い。私は何に向かって笑いかけているのだろうかと。

英語が必要?!

大抵はジェスチャーかWait Hereで済んだが、長い間には色々とある。

どんな内容か」「この中で何ができるのか」「何分なのか」

などと質問が来る。それから、1人の韓国人男性なんて、自分と同じくらいこちらも英語がしゃべれるものだと確信しているかのように、たくさん話して来た。最初、ちょろっと英語が聞こえたので英語で対応したら、ディレクターさんが

「途中から入られますか?」

と日本語で聞いた。すると彼は自分は日本語がしゃべれない、見た目はしゃべれそうに見えるだろうけど、などとディレクターさんに英語で言って笑っている。多分。勝手な想像ではないと思う。その後私に、ムービーはどんな内容かと聞くので、ちょっと考えたが日本語でも分からないので、

鉄腕アトムを知ってますか?」

と英語で聞いてみたら、知っている、大好きだと言う。韓国ではアトミック何とかと言うと言っていた。それで、なんだかんだ、色々とおしゃべりをした。私も半分くらいは分かるので、話を合わせて談笑したけれど、ごめん、これこそ話半分ってやつだ。後でディレクターさんが、

アトミックボーイって言ってましたね」

と私に言った。でも、韓国語では「宇宙少年アトム(ウジュソニョンアトン)」だと今調べた。つまり、その宇宙少年アトムを、更に英語に翻訳してアトミックボーイ?いやー、難しい。でもいいね。韓国人と英語で話すの、大昔にヨーロッパでも経験したけれど、なんかいいね

それから、外国の方は映像だけで終わりかと思って出てきてしまうのだと、英語をしゃべれるスタッフさんが言っていた。その人がいない時、やはり出てきてしまったファミリーがいて、ムービーが終わったら次はあっちに出られる、みたいな事を必死に伝えた。でも、英語はほとんど言ってなかったかも。ほぼジェスチャー。それでも、通じた。分ってもらえた。すごい。一念岩をも通す

それから、先に家族が入っているからと言う外国人の方もいた。分っていたのだが、それで暗幕を開けていいのかどうか一瞬迷ったら、また少し大きな声でファミリーが中に、と言うので、どうぞと通した。その時、横に男子中学生たちがいて、後から来た人を先に入れちゃったから「すみません、ちょっと」と言ったら、

ファミリーって言っていたね」

と話し合っていた。そうか、彼らも分かったよな。私にも分ったくらいだからな。

というわけで、全然英語が要らない仕事ではなかった。むしろ先週よりも必要だった。だが、英語関係以外にも、色々な質問があった。

日本人対応も…

受付の前に、宙に浮いたでっかい地球儀があるのだが、

「あれ、どうやって映像を映してるんですか?」

と聞かれた。

「あれはスシテックとは別のものですので、私には分かりかねます」

と言っておきつつ、お客さんと話し合ってしまった。外から映像を映しているのか、中からか。後でスタッフの女の子に聞いたら、中にLEDが入っているのだと言う事だった。外から当てているのではないという事だけは分かった。あの地球儀、1時間に1度映像が変わって、真っ赤になったり真っ黒になったりするのだ。すごい。でも、普通の地球儀だった時、入って来た学生さんが

「うぉー、すげー!」

と言っていて、ほほえましかった。若い子はそうでなくちゃ。

それから、「通りすがりに入ってみたが、一体何が出来るのか」と聞かれたり。先週一通り見て回ったから説明できた。休憩中に体験するのは大事だな。おばけレストランがオススメだと言っておいた。

そして、平日なので学生の団体さんが多かった。中学生とか高校生とか、小学生もいた。何度も入って来る小学生とか、映像に酔うと言って出てくる高校生とか、時間がないと言って映像の途中で集団で出て行ってしまう中高生とか。何度経験しても、どうも映像の途中で出て行ってしまう人を見ると悲しくなる。映像は長くて4分。中に入ればすぐ出る事も出来る。中に入るとわーってびっくりするような物が見られるから、是非中に一歩でもいいから入って欲しいのだ。でも、それを伝えるすべも時間もない。別に、入場者数が多ければ私が得する事があるわけでもないのに。

一度、紐を引っ張る人がうっかりして、アトムが終わったのにそのまま幕を開けない時があった。一度だけ。そういう事もあるよね。でも、私は自分にも自信がなくなって、中のお客さんに「アトム終わりましたか?」と確認しちゃったよね。

休憩中のお楽しみ

さて、自分の業務の話をまとめてしたが、今度は休憩の話をしよう。

最初の休憩は11時半から。今回はお弁当を渡す部屋へ取りに行き名前を言って受け取る事になっていた。先週まではまとめて控室に置いてあったのに。つまり、数が足りなくなったりするからって事?誰かが2つ食べたかもしれないという事?あの、柔道の女性はこの事に関して、

「前日にシフトの変更をする人がいるからでしょ」

と言っていた。つまり、数が合わないのは本当に来ている人とお弁当の数が合っていないという事か。でも、出欠を取っているのだから、今日何人だというのは分かっているはずで、必要数を控室に置けばいいわけで……。

お弁当をもらいに行ったら、先週とは全然違うお弁当だった。ハンバーグステーキアジフライかを選べた。今回はアジフライにした。ハンバーグステーキは、夕飯と被るかもしれないという思いがあって辞めたというのもあるし、違うお弁当とはいえ先週ハンバーグ弁当にしたからというのもある。

いただきます。お茶も先週は缶だったが、今日は紙パック。もらうか迷ったが、やっぱりもらった。

1回目の休憩は、お弁当休憩だけにした。お菓子が今日も置かれていたので、おせんべいとルマンドをいただいた。

2回目の休憩は1時半から。7階へ行かなくてもいいように、ブラウスをボラバッグに入れて持っていたので、それを着てまずは売店へ。

スシテックのではなく、日本科学未来館の売店。ふと目に着いたのがミドリムシのクッキー。550円。珍しいし、未来の食だと書いてあるし、買おうかと真剣に悩んだ。だが、エコバッグを忘れたのでとりあえず辞めた。他に昆虫食宇宙グミなどもあった。昆虫も、コオロギくらいならいいのだが、カブトムシの幼虫もあって、思わず眉をひそめてしまう。いや、粉になっているならいいのだが、姿そのままだとどうも。買えば話題にはなるが、ブログネタにもなるが、誰も食べなかったら勿体ないから辞めた。そして、無人レジにも興味深々で、それこそ体験してみようかと思ったのだが、結局買うのは辞めた。

少し座ってみたものの、せっかくだからまた体験してみる事にした。アトムの映像はもういいので、再入場口から入った。つまり出口から。

思ったよりも空いている。学生さんが集団で入るから、さぞかしたくさん人がいるのかと思ったら、どうやらさーっと出て行ってしまうようで先週よりもお客さんが少ない。ドローンには少し並んでいたけれど。

先週故障していた3Dカメラを体験してみた。待ち時間が長く、1人10分くらいかかると言う。先週みらいの食でご一緒した人が活動していた。

ここでは2枚写真を撮られる。直立不動の1枚と、何かポーズを取った1枚。前の人は両手を上に上げて撮っていた。私はどんなポーズにしようか。考える時間はけっこうあった。何しろ待ち時間が長いので。それで、ファイティングポーズにした。なんか、カッコいいかなと思って。

写真を撮り、ローディングして、出てきたQRコードを読み込んだらこんなのが出てきた。

アバターだ。このVR空間で、私のアバターは上から下から後ろからと、どの角度からも見られる。更に、直立不動の写真は、何と動く。どう動くのかと言うと、スカートの裾を持ってクルリと回る。でも、実際にはスカートを履いておらず、ウエストポーチの紐があるから、すごく変。

他の人は、片足が細くなっていたり、体が太くなっていたり、あまり上手く行ってなかった。なかなか難しいようだ。その技術は発展途上という事か。

そういえば、3Dカメラに並んでいる時に横を見たら、ツナグルマの上にある提灯に東京都内の地名が書いてあった。区の名前だ。

反対側には市の名前もあった。この間は気づかなかった。

さて、誰もいないロボットのところへ行ってみた。これは子供しか座ってはいけないのか?と思ったら、そこのボランティアさんが座っていいと言うので座った。これは、ロボットを自分の腕で操縦するものらしいが、実際には動かない。でも、操縦用のロボットアームを動かしてみた。少し重みがあってリアルだ。へえ、こうやって動かすのか。そして、写真を撮ってもらった。アハハ。

これ、右手だけでなく左手もあったそうだが、左は壊れたらしい

うん、後は先週やったものだし、もういいや。ということで、会場の外へ。椅子に座って足の疲れを癒した。仕事の時間が来たらブラウスを脱ぎ、ストラップを首から下げてさて交代だ。

3回目の、つまり最後の休憩は午後3時半から4時半。この時にはすぐ7階の控室へ行き、椅子に座っていた。お仲間にアバターを見せたりして、あっという間に時間は過ぎた。

活動終了

さて、休憩も終わり最後の30分は全員で活動を、という話だったのだが、1階に下りて行った途端にディレクターさんが終わりです、と言った。そうだった、受付は早く終わるという話だったではないか。それは先週の全体の説明の時に言われた事だったのだが。スシテックは5時までだが、受付は4時半に終了してしまうらしい。それなら、我々がシフトの相談をしている時に、スタッフさんが言ってくれても良かったのではないか。これ、最初と最後の30分を全員でやる事にしていたからいいけれど、もしそうでなかったなら、活動時間に偏りが出来てしまったはずだ。

まあ、とにかく下りてきたばかりだけれども、また7階へ上がった。今までの1時間活動していた柔道の女性は、色々と文句がおありのようだった。その前に交代する時にも、客が分からなくて中に入ろうとするから、入り口でアトムが説明しますと言ってもらった方がいいと言っていた。でも、それは中の人の仕事なのでは……確かに紐を引くのが大変だから、それ以外の仕事をこっちに求めるなという事かもしれないが。そして今、色々な人がいて、奥へ来る人や、こうやって開けようとする人(よく理解できなかった)がいてびっくりしちゃった、などと言っていた。

さて、同時に英語がしゃべれる人も活動を終了して、一緒にエレベーターに乗っていたので、

「英語がしゃべれる人は、どこで活動していたのですか?」

と聞いてみた。男性は外の扉のところで、女性は……また理解できなかった。だが、

特に英語力が必要という感じはしなかったわ

と言っていて、やっぱりこっちの方が英語力が必要だったじゃん!と思った。が、あの程度ではこの人たちは英語力が必要には思えないのかもしれない。何しろジェスチャーでほとんど何とかなってしまったのだから。多分ね。

他の役割の人たちが戻って来るのを待っている間に、柔道の女性が私のところに来て、写真を送ると言った。それは、一緒に活動した視覚障害者柔道の時に2人で撮ってもらった写真だった。その女性のお友達が撮ってくれたものだ。AirDropで受信した。連絡先も知らないし、どうしたら渡せるかなーと思っていたと言う。なるほど、この写真を見返したおかげで私の顔を覚えていてくれたのか。独りで参加したボラ活だと、自分の写真がなかったりする。もらえて嬉しい。

少し待っていると、皆さんが控室に戻ってきた。終礼があり、解散だった。まだ雨は降っていないということで、雨が降る前に帰ろうと急いだ。外は寒そうなのでツルツルのジャンバーを着た。そういえば、今日は少し手首が寒い感じだった。やはり冷房の中では、七分袖ではなく長袖の方が良かったか。

空は怪しい雲で覆われ、恐ろしく暗かった。お仲間はそれぞれ違う駅やバス停へ向かうということで別れ、私は独りで東京国際クルーズターミナル駅へ向かった。ちょっとポツポツと来ていた。後少しで駅というところでかなり大粒の雨になってしまったので、数メートル走った。やっとエスカレーターにたどり着いて一息ついたものの、エスカレーターの横は開いていて、横殴りの雨が吹き込み、濡れた。一人乗りのエスカレーターに乗ってしまって、もうどうする事も出来ず、諦めて濡れた

雨と夕飯

ゆりかもめに乗りながら、夕飯の事を考えた。先週ほどのダメージはないにしても、やっぱり足が疲れた。家に帰ってから簡単に済ますにしても洗い物が出る。マックで買って帰ればそれがないぞ。ということで、買って帰る事に。駅から家までの間に、お惣菜を買えるような店はないのだが、マクドナルドはあるのだ。背徳感があるものの、そうだ、マック商品を食べつつ、家にあるキュウリも食べようと思ってハイ決定。まあ、その可能性があったからお昼はハンバーグのお弁当にしなかったのだが。

新橋では辺りを慎重に見回し、外に出ないで乗り換える事が出来た。一度地下に下りるのだが、地下にも改札口があったので、遠回りという程でもないと思う。今もかなり雨が降っているので、折り畳みの傘を出さずに乗り換えられたのは大きい。

電車の中でマックのオーダーを決めた。家族にも連絡をしたのだが、息子たちは反応が速く、欲しい物を即レスしてきた。なので希望者全員分のオーダーを決め、最寄り駅に着いたらすぐに注文を確定して支払いをした。これで作り始めてくれるので、後は受け取りに行くだけだ。

幸い雨が降っていなかった。この、雨の中持って帰るのが嫌だからというのもあってマックで買うかどうか迷ったというのもあった。賭けに勝ったようだ。今の内に帰ろう。

しかし、マクドナルドを出たところ、ポツポツと少し降り始めていた。夕飯が濡れると嫌なので、折り畳みの傘を出した。主に夕飯に傘を差す感じで帰って来た。ところが、半分ほど家に近づいたところで本降りに。いや、すぐに土砂降りになった。しかも強風が吹く。家に帰り着く直前、傘がひっくり返った!

もうびしょびしょ。靴下もズボンも、ついでに全身濡れたし。だが、夕飯は紙袋をビニール袋に入れてあり、そのビニールの口のところを握るようにして持っていたので濡れなかったはずだ。まあ、逆に湯気で中はびしょびしょだったが。

スシテックのロゴ

私が夕飯の後に朝ごはんの食器洗いをしていたら、その背中を見た次男が、Tシャツのデザインを見て、

「それ、寿司なんだ。シャリを白で塗りつぶさないところがいいね。勉強になる

と、言っていた。背中はこれ。

次男はデザインを勉強しているので、このスシテックのロゴにも興味を示した。私はこのデザインが好き。ハンカチもトートバッグも持って出かけたのだ、今日は。しかし、雨でびしょぬれになってしまったエコバッグ。洗濯したらシワッシワに……。しかも持ち手の付け根がちょっとほつれた。今ちょっと縫う暇がないが、後ほど縫って補強しようか。シワッシワだけれども。荷物を入れればまた伸びるよね。それともアイロンするかなぁ。

ちなみに、黒いTシャツにはシャリを塗りつぶしていないという事になるが、元々は白地に黒い輪郭線のロゴ(寿司)で、黒地にプリントする時には単純に白と黒を反転させただけなのではないかと思われる。だから、そのシャリを塗らない感じが良いのは、偶然なのではないか。まあ、いいか。このロゴが素晴らしいという事で。

以上、スシテックショーケースプログラムのボランティア2回目のレポであった。次回のスシテックボランティアは、活動場所を海の森公園に移しての最終回。レポをお楽しみに!