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フォロー、ブックマークが嬉しい

ブログを始めてまだ1ヶ月半だが、小説をwebに公開し始めてからは3年半ちょっと経つ。

昔は誰にも読まれずに

学生時代は、小説を書いたら、原稿を出版社に送った。小説大賞に応募したのだ。それは、確かに審査員には読んでもらえたと思うが、大賞を取って出版されなければ、一般の読者に読まれることはなかった。

妹に読んでもらったくらいで、他には誰にも読ませていなかった。作品に自信はあったし、読んだ妹も「売ってる本と同じだね!」と言っていたのだけれど、他の人に手広く読ませようとは思わなかった。小説家になるのが夢だったので、無料で配布という事は頭の片隅にもなかったから。

20年のブランク

会社員になり、結婚して子育てをしながら、なんと20年もの間ブランクが開いた。ブランクというか、スランプというか。結婚してからは何度か書こうと試みたのだが、プロットを考えただけだったり、途中まで書いてそのままになっていたり。今では考えられない事だが。

小説を書くというのは、夢を見ているのと同じ。自分の生活が忙しくて、余裕がないと空想している場合ではないのだ。特に、実際に恋愛していると、恋愛物は書けない。実生活にどんどん変化があると、私の場合は小説を書けないのだ。

男子校きっかけ!?

それで、子供がそれぞれ高校生、中学生になった時、急に書けるようになった。特に、長男が男子校に通う事になって、それまでは男子校に行って欲しいとは思っていなかったのに、行く事が決まった途端、

え、男子校?男子校に通ってくれるんだ・・・禁断の(?)自分史上未踏の地である「男子校」に足を踏み入れる事が出来るってわけね、私・・・。

と、急にテンションが上がり、イメージが、いや、妄想が膨らみ、自分でも覚えていなかった、冒頭だけ書いてしまい込んでいたBL小説を偶然見つけた時に、パチンとスイッチが入った。そうして書き上げたのが「クピドー~太陽のように笑う君~(夏目碧央) – カクヨム (kakuyomu.jp)」だった。

web上に公開

それからは、ほとんど間を空けずにどんどん書いた。そして、「カクヨム」や「小説家になろう」と言った小説投稿サイトで公開しようと考えた。20年もあれば時代はすっかり変わっている。とにかく、誰かに読んでもらいたかった。一人でもいいから、私の小説を読んで感動したり、楽しくなったり、元気になったりしてくれたら。そう思って投稿した。

一人でもいいから、という思いで投稿すると、けっこうたくさんの人が読んでくれて、小説家になろうでは、すぐに数百人単位の人のアクセスがあって、嬉しかった。開いただけで、読まずに辞めた人もいるだろうが、そういう人ばかりでもあるまい。

連載方式andコロナ

一年前に書いた小説「モテる兄貴を持つと・・・Yamato&Kaito(夏目碧央) – カクヨム (kakuyomu.jp)」は、連載方式にした事もあってか、コロナ禍でもあったからなのか、かなりプレビュー数が上がった。カクヨムと小説家になろうの両方のサイトで上がった。

毎週金曜日に公開していく連載にしたので、これが成功した理由だと思った。毎回感想をよせてくれる読者もいて、ブックマーク(作品をフォロー)してくれる読者も何人もいた。そして、その連載が終わって、小さい作品をちょこちょこ出した後、また大きい作品を書き、今年の1月から連載を始めたのが「地球を守れ-Save The Earth-(夏目碧央) – カクヨム (kakuyomu.jp)」だ。

読んでもらえない・・・

だが、これがさっぱり読まれない。最初は読まれていたのが、途中からさっぱり。落ち込んだ。既に最後まで書いてあり、今更大きな変更は出来ないし、もう最後まで連載を続けていくしかなかった。自分の中でも、この話は途中から面白くなると分かっていて、早く先を読んでもらいたくてうずうずした。

買った本と無料コンテンツの違い

そう。お金を出して買った小説ならば、最初が多少退屈でも、頑張って読む人が多いだろう。そして、読んでいったら途中からすごく面白くなったという事はよくある。島崎藤村の「破戒」とか、有島武郎の「或る女」などがそうだった。それでも、最後が良ければ「良い小説」と言われた。

だが、無料でいくらでも読めるサイトで、最初をちらっと読んでみて、面白くなければその先を我慢して読む人はまずいないだろう。そして、途中からBL要素が始まる場合、本当はそうなってから驚かせたい気持ちがあるのだが、最初にBLだとか恋愛物だとかを表示しないといけない。最初にBLと書いてあるから読んだのに、なかなかラブ要素が出てこなければ、読むのを辞めてしまうのも無理は無い。

慣れと没落感

今回、シナリオ形式で書いてみた。特殊だから、気に入らない人もいるだろうとは思っていた。けれども、かえって読みやすいのでは、という思いもあったのだ。

アクセス数が少ない。web小説を始めた頃の事を考えたら、そんなに少なくもないのに、一度多くのアクセスをもらってしまったものだから、高望みになってしまった。そして、今回の作品は何がいけないのだろうかと、たくさん考えた

試行錯誤

あらすじ」を何回も書き換えてみたり、キャッチコピーも替えてみたりもした。そして、週一回、3話ずつくらい公開していたのを、毎日1話ずつの公開に替えた。Twitterで毎日宣伝。そうやっても、すぐにはアクセス数は増えなかった。

だが、毎日に替えてから2週間くらい経った頃、少しずつ、アクセス数が増えてきた。なろうでは日増しに増えてきた。そして、とうとうブックマークしてくれる人が1人出た。なろうの方は宣伝していないので、SNSを通じて知ったのではないはずだ。ブックマークしてくれたということは、この先も読もうと思って気に入ってくれたということ。これは、たった1人でもすごく嬉しい。

そして、その後カクヨムの方でも、作品をフォローしてくれる人が1人現れた。嬉しい。ただちらっと開いただけかもしれないプレビュー数と違って、フォローしてくれるのは1人でもありがたい。その人は、少なくともシナリオ形式だからダメだとは思わなかったわけで、ああ、報われる思いがする。

諦めなくて良かった

つまり、早々に絶望して諦めて、公開するのを辞めてしまったりしなくて良かったという事だ。1人でもいいから、私の作品を面白いと思って喜んでもらいたい。その初心を忘れずに続けていきたい。大前提として、自分が読んで面白いと思う物だけを公開する。そこは譲らずに、やっていこう。

今は、次の作品の輪郭が見え隠れしていて、産みの苦しみの最中である。こういう感じっていうのだけが分かっていて、決めなければならないことがたくさんあって、考える時間がなくて・・・。頑張れ、自分、頑張れチョコナッツ!頑張れ、夏目碧央!(←今のペンネーム)