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チャレスポTOKYOボランティア

2024年初のボランティア活動はこれ、チャレスポTOKYOだ。東京体育館にて行われる、パラスポーツの体験イベント。

1月20日土曜日。天気は曇り時々雨で、寒い日。しかし、夏に着る想定で作られたTOKYO2020のシティキャストのユニフォームで活動するとの事。さて、どうなる事やら……。

久々のボランティア

12月は一つも抽選に当たらず、また、年末年始にはあまりイベントもなく、ボランティア活動は11月末以来。ちょっとドキドキ、いや、割とバクバク。

前日は金曜日でも、飲酒せず早めに寝た。11時半頃に寝ただろうか。しかし。夜中の2時にパチッと目が覚めたのには驚いた。まだ夜中か、と思ってまた寝たが、3時17分にも目が覚めた。今度はトイレに行った。すると、布団に戻っても眠れない。前の日に書いた文章とか、まだ書いていないボランティアの後に書くはずの文章とかが頭の中を続々と流れ、全然眠れない。しかも、前の日に公開したブログのミスに気付いてしまって気になる。

というのも、寝る前にスマホで確認した際、写真に写り込んだ見ず知らずの方の顔を消すのを忘れていた事に気づいたのだ。だが、それを直すにはパソコンでないと面倒だ。かなりびよーんと写真を拡大しない限り見えないし、翌日の夜にでも直せばいいと思って寝たのだ。が、それがやっぱり気になってしまう。

4時半ごろになって、これはもう眠れないと思った。起きるのは6時の予定だったが、早く起きて、パソコンでブログの修正もしてしまおうと思った。それで、5時には起きて着替えた。

ブログの修正をし、予定にはなかったが朝ごはんも普通に食べ、身支度を整えた後は時間になるまで新聞を読んだ。ああ、時間があるって素晴らしい。そして、家を出るべき時間の5分前に出て、駅前のコンビニへ。そろそろ手持ちの飴がなくなるから買おうと思っていて、ボランティア活動の時の交通費としてもらえるQUOカードも使わなきゃと思っていたから、ちょうどいい。飴を買って、ちょうどいい時間に駅に着いた。

シティキャストのユニフォームの下には、上下ともに暖かい物を着て、上にはダウンコート。靴はレインブーツとしても履ける暖かいショートブーツ。こうやって、暖かいアンダーウエアなどを買いそろえ、夏物のユニフォームでも冬に活動できるようになっているのである。もう東京オリパラが終わって2年になるからね。

東京体育館に到着

近頃多い、東京体育館での活動。それでもまだ、完全には中の様子を把握していない。それくらい、この建物は複雑だ。迷宮だ。言い過ぎか。

7時半頃に東京体育館に着くと、入り口の前に数人のボランティアが集まっていた。じきに中へ入れるようになり、受付が始まった。8時までに受付をしなければならなかった。事前に受け取ったメール画面を見せる、という話だったので、PCメールからスマホへ転送しておいたのだが、実際にはそのメール画面を見せる事はなかった。

まあ、名前で出欠を取っていたから、わざわざメール画面を確認するまでもないのだろう。だが、万が一名簿に載っていない人が来て、それが名簿の作成ミスなのか、ボランティアに選ばれていない人が来てしまったのか、それを見極める手段にメールを使うのだろう。

首から下げるパスと、マニュアルの冊子を受け取った。パスにはCと書いてあった。そして、更衣室へと誘導された。

更衣室には初めて入った。そこにはたくさんロッカーがあった。100円玉を入れて施錠するが、後でその100円は返却されるタイプのロッカーだった。そこにコートと手提げバッグを入れた。手提げバッグには折り畳みの傘や買った飴が入っている。今までコートを着ていたので、脱ぐと少々寒い。手が冷たいので手袋は嵌めたままにした。今日は競技補助などを行うと聞いているが、もし前回のここでのボラのように、外での誘導などに回されたとしたら、手袋は必須だと思った。

更衣室を出て、受付の辺りに戻ってみると、次はいつもボランティア待機場所となる、客席の方へ移動するように言われた。Cの人は左側の前の方と言われ、その辺りに座った。

マニュアルを見てみると、とても気になる事が書いてあった。まず、運営しか知りえない情報をインターネットやSNSで拡散する事はしないように、という事。それから、このマニュアルは終了後に返却してもらうという事。おお、徹底している。というか、まるで私のブログにけん制をかけているみたいではないか。ちょっと委縮しちゃうぞ。

ああ、それからもう一つ。この待機場所である客席には、上着や荷物を置いて構わない、と書いてあった。なーんだ、ロッカーに入れる必要はなかった。というか、そもそも更衣室に行く必要がなかったのだ。

そこへ、コートやバッグを手に持っている女性がやってきて近くに座った。思わず話しかけた。そうしたら、その人は下にユニフォームを着ているから、着替える必要はないんですと言ったらしい。それで、更衣室には行かずに直接こちらに来たとか。もし、着替える人は更衣室へ、既に着ている人は客席へ、と言ってくれたら良かったのに。まだ受付が始まったばかりで、運営の方も手際が悪かったのだろう。ほとんどの人がコートの下にユニフォームを着てきているという事実を把握していなかったのではないか。

上履きは必要か

話しかけたついでに、あれこれおしゃべりしたのだが、その近くに座った女性は去年もチャレスポのボランティアをされたそうだ。その時は、ボッチャを担当したとか。そのボッチャの会場が土足禁止で、靴を脱いで靴下でいたら、とても足が冷たかったとか。だから、上履きを持ってきたというのだ。

で、マニュアルには担当場所が書いてあったのだが、我々のCはサブアリーナとある。ボッチャはサブアリーナ。今座っているところの目の前にあるのがメインアリーナで、ここは床にシートを張ってあって土足でいいらしい。だが、メインアリーナは違うようだと。

マニュアルには地図もあって、その地図のサブアリーナの所には「土足エリア」と書いてある場所があった。つまり、土足エリア以外は裸足という事になる。ああ、上履きあるのに。あんまり上履き使わないから、使いたいくらいなのに。持ってくればよかったー

それにしても、お友達はどこかな、と探した。見つからない。だが、彼女からメッセージが来ていた。Cの最前列に座っていると。おぉ!一緒だ。私は三列目に座っていたのだが、早速最前列の席に移動した。

さて、8時を過ぎ、東京都の職員の方の挨拶、そして運営会社の人のお話があって、移動になった。

Cの人たちはサブアリーナへ移動。そこで、いつものボランティア仲間に会った。彼もCだという。

それにしても、このサブアリーナへの行き方が難しい。というか、どうしてこんなに複雑にしたのかな。正面入り口から体育館の中に入った場合、真っすぐサブアリーナには行かれないのだ。違う入り口から入ればいいが、正面から入ったら、メインアリーナを突っ切って行かないといけない。しかも、そこから一階分階段を降りるのだ。駐車場からは近いようだが。

Cの人たちがサブアリーナに集まった。ここでは、デフサッカー、ボッチャ、カヌー、視覚障害者柔道、ゴールボールの体験ブースがあり、更にアーカイブ資産の展示、フォボスポット等があった。アーカイブ資産というのは、何かの大会の映像である。フォトスポットはオリパラの表彰台や、ミライトワとソメイティのぬいぐるみが座るベンチのようだ。いや、パイプ椅子か。そこには聖火リレーのトーチなども置いてある。

運営さんから説明を受け、それぞれの競技に4人ずつ別れる事になった。マニュアルには23名と書いてあったが、実際には20名しかボランティアがおらず、6人で回すはずだった所も4人という事になっているらしい。

どの競技を担当するのかは決まっていなかったようで、その場で適当に「この4人はデフサッカーで、この4人はボッチャ」というように、運営さんが決めて行った。私は視覚障害者柔道の担当になった。運営さんが競技の説明をしていったところ、この柔道だけが靴を脱いで体験する場所だという事だった。えー、それに当たったー!?

と思ったが、靴を脱ぐのは体験者だけだった。去年の反省を踏まえたか(アンケートで足が冷たかった、という意見が多かったのか)、サブアリーナも床一面にシートが張られ、ボッチャの場所にもシートが敷いてある感じだった。ただ、柔道をする畳の上だけは土足禁止だという訳なのだ。その畳のすぐ近くで作業をする私たちではあるが、畳の外は全てシートが敷いてあるので、靴のままで大丈夫だった。良かった。

仕事内容

4人がこの柔道のブース担当になった。女性3人に男性1人。シフト表があって、それは3人用になっているのだが、休憩をそれぞれ順番に取れるように組んであった。この中のどこを2人にするのかが問題だった。

11時から休憩の人は、まだお弁当が届いてなくて、次の休憩が14時だからお昼が遅くなるし、ここを11時半からの休憩にずらしてあげようという事になった。それで、休憩が重なる時間帯にも2人はいるように、2人を入れるのはここしかない、という結論が出た。けっこう考えたが、3人寄れば文殊の知恵ってやつで、4人で考えた結果、導き出された答えだった。

さて、視覚障害者柔道連盟の人が1人と、柔道の先生が3人いた。先生方とはあまり接点がなかったが、柔道連盟の人とはよく話した。よく話してくれる人だった。面白くて優しい人だった。

だが、仕事内容は漠然としていた。お客さんがこちらから入って、向こうへ出る、と言われたものの、靴と荷物を置いた方へ出るに決まっている。それでも、靴と荷物を持ってこっちへ行く、という事で準備を始めた。

仕事は、お客さんの体格を見て、合う道着を渡す→アイマスクも渡す→実際に体験をした人の数をカウンターでカウントする→シールラリーのシールを貼る→返却された道着を畳む

「最後尾」の札があったが、並ぶほどお客がいないので使わなかった。最初は、その札を持つ人、シールを貼る人、道着とマスクを渡す人で3人かなと思ったのだが、それにカウンターもしなくてはいけないし、次々とお客が来たら、道着を渡すのも1人では心もとないと思った。

でもまあ、やってみない事には何ともね、という事で、気づけばイベント開始の10時を過ぎていた。

閑古鳥からの~

なかなかお客が来ない。まあそうだろう。まずはメインアリーナに行って、そこでいくつか体験をしてからこっちへ来るだろうから。

シールラリーはメインアリーナの体験2つ、サブアリーナの体験1つなどとなっていた。シールは全部で6つで、6つ集めるとマグボトルをもらえるらしい。これは皆さん頑張るんじゃない?あ、もしかして景品は分からないようになっていたのか?おっと、これはブログ発信OK?もう終わっているから大丈夫だよね。

最初、視覚障害者が何人かやってきた。でも、カヌーやゴールボールが人気。そう、真ん中にあるカヌーは、体験時間も短めだし、目立つところにあるので人気があるようだった。カヌーと言っても実際に水の上を進むわけではなく、オールを漕ぐ事で、目の前にある模型のカヌーが進むようになっているようだった。VRの画面を見ながら漕ぐのもあったような。

そうそう、私たちボランティアも体験していいか、という質問が出て、運営さんに確認したところ、私たちはダメという事だった。むしろホッとしてしまった。柔道をやれと言われても、自信がなさすぎる。

なかなか体験者は来なかったが、そうこうするうちに私の休憩の時間になってしまった。10時半だ。30分だけ休憩だった。

そうそう、一度説明を受けた後、9時半集合と言われた時に、更衣室のロッカーからコートと荷物を取り出し、客席の待機場所へ移動させておいた。その時も、どこからどう行ったのか分からないくらい迷路だった。

10時半、待機場所へ向かうと、外とつながる辺りがすごく寒かった。入り口の受付の作業だったら、ダウンコートを着ないではやれないと思った。あの辺はコートの上にゼッケンをつけた運営さんがやっていたかな。

客席からメインアリーナを見下ろすと、けっこうたくさんお客さんが来ている事が分かった。いるじゃないか。そのうちサブアリーナにも流れてくるのではないか。しかし、一番人がたくさんいたのはステージの前だった。その時はステージ上では何もやっていなかったのだが、11時からはお笑い芸人とパラアスリートのスポーツ対決があるようだった。なんだか女性ばっかり集まっているようだが、もしや芸人のファンか?パンサー尾形さんの?いやいや、そこに出てくるらしいミライトワソメイティのファンかも。

あと5分くらいで戻らなければ、と思ったところで、

お弁当が届きましたので、どうぞ」

との声掛けがあった。さすがに5分では食べられない。私の次の休憩は13時。お昼はそっちだな。

サブアリーナへ戻ると、けっこう人が来ていた。連盟さんが言っていた。先ほど耳が聞こえない人が体験に来たのだが、柔道の先生の1人が聾学校の先生をやっていて、手話ができたから、体験してもらえたと。

そうかぁ、耳の不自由な人とは、手話が出来なくても筆談すればいいと思っていたが、柔道の体験をしながら筆記用具を持つ事は難しい。やっぱり手話が出来ると便利なんだなぁ。しみじみ納得。

忙しいは楽しい

声掛けをしていると、連盟さんが

「目隠しして投げられてみませんか?怖いですよー。宇宙体験ですよー」

と言っている。目隠しして投げられると、いつ畳に体が付くのか分からなくて、とても怖いそうだ。でも、見えない中でふわりと体が浮くのが、無重力体験のようで面白いらしい。

しかし、割と体験してみたい、という人が出てきた。道着を選んで渡すが、自分で帯を結べない人が大半。唯一男性のボランティアさんは、帯の結び方を心得ていて、結んであげていた。

私も小さい子供が来た時には結んだ。その後、先生が結んであげたのを目の前で見て、正しい結び方を心得た。大人の女性の体験者もけっこう来るようになり、帯を結んであげる事多数。まさか、ここで道着の着方を知るとは。人生何があるか分からない。

12時頃、一度に体験できるというマックス10人が押し寄せ、なかなか忙しかった。そのうち帯が一本ない、女性のサイズが足りない、などとなって来る。返却された道着を畳むのも忙しく、なんて楽しいのだろう、と思った。最初は畳む時の帯のやり方が全然分からなかったが、徐々に出来るようになった。

それにしても、やっぱり出口はこっち、という導線は無視された。無理だった。やっぱり荷物の方へ戻ってしまう。でも、わんさか並ぶ事もなかったので、大丈夫だった。

そう、体験した後に道着を回収した際、ノーブラで薄いTシャツ一枚の人がいてちょっとびっくりした。その人にシールを渡しに行ったら、

「シールラリーねー。どうせボールペンとかでしょ?」

と言う。あれ、男性みたいな声で、男性みたいなしゃべり方だなと思った。

「マグボトルらしいですよ」

と言うと、

「マジで?どんなやつ?ステンレスの?」

と食いつく。実物は見ていないけど、マグボトルだと聞いたと話したら、シールを集める事にしたらしい。更に、

「ここ、普段ただでは入れないでしょ」

なんて言う。それで、私も何か言ったら詳しいの?と聞かれたので、何度かこういうボランティアをやった事があるだけですと言った。すると、

「ボランティアなの?うそ、神じゃん

って。私が、

「イベントを楽しんでるだけなんで。遊んでるようなもんですよ」

と言ったら、けっこう納得してくれた。あのインカム着けてる人たちはもらってるんでしょ、なんて言っていたけれど、あの人たちは我々ボラよりも責任の重い仕事をしているからね。というか、後から考えたらあの人、男性だったな。ちょっとふくよかなだけだった。

広瀬選手・お弁当

ステージでの、芸人との対決が終わった広瀬順子選手がやってきた。もうパラリンピック出場が決まっていて、あとはメダルの色次第だとか。連盟さんが言っていた。私、広瀬さんが視覚障害者だとは全然思っていなくて、この競技の選手だとは思っていなかった。もちろん柔道の選手だという事は分かっているのだが。道着を着ているしね。

ちょうど女子の体験者が続々と集まって来たところだった。もしかしたら、ステージで広瀬選手を見た人が、自分もやってみたいと思って来たのかも?

そして、いよいよ広瀬選手が先生をやってくれるという事に。しかし、そこで私の休憩時間になってしまった。広瀬選手の教えるとこ、見たい。でも、お昼休憩は1時間。あまりゆっくりしていたら慌ただしい食事になってしまう。仕方なく、見ずに休憩に入った。

お弁当は、ハンバーグ魚のフライと聞いていた。あ、そうそう。11時の少し前にお弁当が届いたわけだから、次の休憩の人の時間をずらす必要がなくなった。つまり、元々のシフト表通りになったのである。その、先にお昼を食べた人からお弁当の事を聞いていた。早くしないとハンバーグが無くなっちゃうかもよ、と。魚と言っても鮭なのか、鯖なのか、などと思っていた。私は魚にしようかなと思っていた。

ところが、実際にお弁当のところへ行くと、ハンバーグ弁当揚げ物弁当、と言われた。更に、ハンバーグにエビフライも入っている、揚げ物は魚のフライや野菜コロッケ、鶏のから揚げも入っている、と言われる。あらあら、どっちの方がボリュームがあるのか分からなくなってきたぞ。でも、魚のフライがいいと思って、揚げ物弁当にした。

座席のところへ行くと、既にハンバーグ弁当を開けていたお友達。え、ハンバーグが小さい。で、自分のを開けてみたら、から揚げが一番でかい。

なんだか、やっぱり冬だからか。揚げ物が喉をスムーズに通って行かない。しかし、魚のフライは白身魚なのか、アジなのかよく分からないくらい薄い中身。衣ばかりとも言う。野菜コロッケと聞いたと思うのだが、キーマカレーコロッケのように感じる。だが、ご飯が美味しい。ほんのり梅がいい。白米はしっとりとしていて、冷たくても喉を通りやすい。で、よくお弁当に付いているスパゲティを見て、こういうの喜ぶ人いるのかなぁ、なんて思ったのだが、食べてみたら案外美味しい。意外だった。

実は、朝鼻炎の薬を飲んできた。最近鼻の調子が悪い。そうしたら、すごく喉が渇いてしまい、水筒のお茶をちょこちょこ飲んでいた。よって、お昼で水筒は空っぽになった。

東京体育館には自販機がある。幸い近くの自販機には温かい飲み物も売っていた。サブアリーナの入り口近くの自販機には冷たい飲み物しかなかったのだが。

しかし、温かい飲み物の中でカフェインレスの物は、これしかなかった。

初めて、かな。自販機でペイペイを使った。今日は現金も持ってきたのだが、出来ればキャッシュレスにしたい。最初はどこのコードを読めばいいのか分からなかったが、やっと分って無事買えた。

しかし、はちみつゆず、甘くて美味しいのだが、後で舌がビリビリしてきてなぁ。さっぱりしたかったのも事実。

お問い合わせ

1時間の休憩が終わり、また持ち場へ。一緒に活動していた女性が、すごく顔が広いというか、お友達の多い人で、お友達に会いにメインアリーナに行ったり、お友達がこちらに会いに来たりしていた。

私は2人知り合いがいたけれど、2人ともサブアリーナの活動だった、と話したのだが、実は後から、少なくとも2人の知り合いがメインアリーナで活動していた事を知った。私もメインアリーナを巡ってみればよかったな。

さて、持ち場に付く。色々と問い合わせがあった。

男性で、自分は段も持っているという人が、J1とJ2の違いがどうとか、普通の柔道と視覚障害者柔道のルールは違うのかなどの質問をしてきた。もちろん我々に答えられるはずもなく、連盟の人に繋いだ。その男性はメガネをしていたが、裸眼だと0.02とかで、その場合出場資格はあるそうだ。私も裸眼で出場できるな、と思ったが、私が今更柔道を始めるわけはない。そう、その全盲か弱視かなどの障害の程度でJ1とかJ2とか、クラス分けがされているようだ。なんか、そういう話を長々としていた。

それから、先ほど子供の体験を見学していた親御さんが、メインアリーナではシールを貼ってもらえたとかで、ボランティアさん1人と一緒に来て、こちらでも見学したからもらえるのでは、と。でも、身体的理由で体験できない人には、見学したらシールを貼るが、体験できるのにしないで、見学したとしてもシールは貼らないというルールになっていた。それを話していたら、運営さんが来て説明してくれた。残念だが、そのお母さんにはシールは渡せなかった。

そうそう、重要な事を書こう。

視覚障害者柔道は、組んだところから始める。普通の柔道だと、「はじめ」と審判が言ってから、相手の道着を掴みにかかる。掴まれないようにしつつ、自分の好きな組手で組めるように手を出す。オリンピックなんかを見ていると、そこがまず熾烈な戦いのように見える。だが、視覚障害者柔道では、相手の道着を掴み、組んだ状態から始めて、もし手が道着から離れてしまったら「まて」が掛かるのだ。ちょっと知っていたが、先ほどの質問の時に連盟さんが話しているのを聞いて改めて体得。

ここの体験者は、まずはアイマスクをせずに受け身などの練習をし、それからアイマスクをして組んでみて、移動してみる。移動するのにも色々あるらしい。足をそろえてしまうとすぐはたかれてしまうから、足を開いた状態を保ちつつ移動するのだとか。

そして、小さい子の体験を見ていると、先生を投げてみる。親子で練習しつつ、最後は先生を投げてみるのだ。巴投げの時には、先生は飛び込み前転のようになっていたが。あと、内股?足を引っかけて倒すやつもやっていたが、先生が倒れて、道着を持ったままの小さい子は巻き込まれそうで怖かった。でも、きっと楽しかったよね。

視覚障害者の体験者はいなかった。ちょっと残念だが。それから、ある男性が体験したそうにしていて、声を掛けたら自分は耳が聞こえないからというジェスチャーをした。私はオーケーマークを出した。もう1人のボランティアさんが、先生が手話出来るから、と手で何やらやっているから、その人も手話ができるのかと思ったら、できないよって。適当な「手話」だったのか。それだと通じないだろうな……。筆談しようにも書くものがない。その人はチラチラ見ながら行ってしまった。あー、残念。絶対に大丈夫だったのに。私も手話ができたら……。お、もしや私、手話を覚えようなんて考えてないか?そんな余裕あるのか?でも、出来るようになりたいなぁ。

パンサー尾形さんがやってきた。デフサッカーの体験をするらしい。打ち合わせの時には、12時台に来るような話だったのだが、だいぶ遅れたようだ。

連盟さんが言っていた。パンサー尾形さんはサッカーがとても上手くて、サッカーで中央大に行ったのだとか。デフサッカーは耳の聞こえない人の為の競技なので、審判はホイッスルと旗とで合図をするらしい。ゲームの様子も少し見たが、やはり静かな様子。でも、パンサーさんは手を叩いたりして元気に盛り上げようとしていた。ただ……現地には見学人も少なく、ちょっと盛り上がりに欠けていたような。

片づけ

15時から30分だけ休憩になった。今回、立ちっぱなしで腰が疲れる、という事もない。道着を畳むとか、体勢を変えるからだろうか。休憩も割とちょくちょくあるように感じる。寒くも暑くもないのがいい。

実は15時にやる事があった。連載していた小説が、今日の15時に完結するのだ。そうなるように予約投稿してきたのだ。3つのサイトで今日完結するのだが、2つは手動で「連載中」から「完結済み」にしないとならない。なので、15時の休憩に入った時、スマホで早速作業した。無事に完結した。めでたし。

30分しかない休憩なので、サブアリーナの外の椅子に座っていた。すると、FC東京のマスコットが現れた。今日、プロ野球のマスコットもここへ来たとか。

泣いていた子供がいたが、彼を見て泣き止んだ。さすがだ。

休憩が終わり、競技も大詰め。1回の体験が30分くらいかかるので、16時過ぎからの体験が最後となった。ここは17時までなので。

そうそう、先生たち、順番にお昼休憩を取るはずだったのに、お客が割と引きも切らさず来たものだから、抜けられなかったようで、14時20分くらいから一斉に休憩をする事になった。つまり、ブースを閉めたのだ。だが、私は休憩が終わったばかりだし、また14:40に再開するという事だったので、その場にいた。そう、その時にパンサー尾形さんが来たのだ。

しかし先生たちのお弁当がなくて、というトラブルがあったらしく、先生たちが戻って来たのは15時過ぎくらいだったか。そうだ、私が15時から休憩だったのに、7分くらい過ぎてしまったのは、やっと再開できたのがそのくらいだったからだ。

で、休憩終わって戻って、その時の回が終わって、次がラストだった。閉めている間に、やりたいという人が来て、後で戻ってくると言っていた人もいて、早く再開できないかとヤキモキしたりもしたが、なかなか盛況で良かった。先生たちも疲れただろうな。

最後の回の人が体験中に、道着を片付けた。もうね、道着と帯のサイズがバラバラになって、どう考えても帯が一本足りないし、まさか帯だけ持って帰った人なんていないよね、なんて思っていたのだが、一つ一つサイズを見て整えて行き、最終的に全部が集まってみたら、帯はちゃんと道着分あった。良かった。

箱に詰め、片づけも終了。楽しいお仕事だった。最後に撮影してもらった。あははは。

けっこう終了ギリギリまで、ステージプログラムが行われていた。待機場所へ移動する際に、ステージ横を通ったのでパチリ、パチリ。

待機場所でアンケートを書き、17時に最後の挨拶があって終了だった。アンケートや首から下げていたパス、最初に配られたマニュアルを返却し、QUOカードをもらって帰って来た。雨が降った時もあったようだが、幸い止んでいた。すっかり暗くなっていたが、相変わらずここを出ると綺麗にライトアップされた建物が見える。東京体育館を振りかえれば、ライトアップもなくて寂しい。

うーん、ここまで書いてきて、何か運営しか知りえないような事を書いてこなかったか。おそらく大丈夫だと思うのだが。あと、人物を特定できるような記述は……連盟さんはできてしまうな。それに対して何かまずい事はあるか?ないよね?

何か問題があると思われた方、速やかにご一報を。では、また来週のマラソンボラのレポにて会おう!