息子たちはそれぞれ大学2年生、高校2年生になった。
今日は大学2年生の長男の話。
長男は昨日、大変な目に遭ったのだ。
突然大学に通うように
大学は、去年一年間、ほとんどオンライン授業だった。
実習の授業だけ、何度か出かけたが、それも5回行ったかどうか。
アルバイトはしていて、夕方から出かける事が多かったが、朝は9時に起きればよかったし、お昼も家にいた。
それが、2年生になったら、突然大学に通うようになった。(大学に行く事を「登校」とは言わないのかもしれないが、便宜上「登校」と言わせていただく)
登校は各週だそうだ。受講する学生の半分をオンライン組、半分を登校組とするそうだ。
それで、うちの子は第一週目は登校組だそうで、4月6日から通い始めた。
寒さと疲れ
この一年間、お昼を大学で食べる事もなかったわけだが、6日から突然一限目から四限目まであって、お昼も食べる事になった。
持参したお弁当ではなく、学食や、大学で売っているお弁当などを利用する事になった。とりあえず、それが本人の希望なので。
6日の火曜日、帰ってきたらだいぶ疲れた様子で、「寒かった」と言っていた。
この春は、暖かい日が続いた後、最近は朝晩冷えるので、服装が難しい。
ましてや、いつも家に閉じこもっていたものだから、服装選びを間違えたのかもしれない。
寒さ=体の冷えは、免疫力を弱める。
10年ぶりの嘔吐
そして、大学が始まって二日目の昨日。
今度は2限目からだという事で、10時頃出かけていった。
さらに、私が出かけている間に帰ってきていた。昨日は2限目しかなかったそうだ。
お昼を食べてから帰ってきたそうで、2時半ごろに帰ってきたのだが、3時半頃にはバイトに出かけた。
バイトに出かけたと思ったら、あっという間に帰ってきた。いつもなら夜遅くに帰ってくるのに。
どうしたの?と聞くと、
「気持ち悪くて帰ってきた。駅で吐いた。」
と。
びっくり。長男は、この10年間は一度も嘔吐していない。10年以上前でも、吐きたくなくて我慢して我慢して、とうとうしきれなくて・・・という失敗を犯したことがある子だった。
その子が、駅で吐いたとはびっくり。
そして、お腹が痛いと言ってソファに倒れ込んだ。
聞けば、バイト先に着いたものの、急にお腹が痛くなって、気持ち悪くなったそうだ。
気持ち悪いから帰ると言って、引き返してきたものの、駅のトイレで吐いたと。
ブランケットを掛けてやると、そのうち寝息を立てていた。
実は、その横で私はブログを書いていた。
そのうち、起きたようなので熱を測ったが、発熱は無かった。
少し腹痛は良くなったそうだが、太田胃散を飲ませ、着替えた方がいいと言って、お風呂に入らせた。
さすがの快復力
夕飯は食べずに、自分の部屋へ行った長男。
少しは食べるかと思っていたのだが、今は食べないと言って引っ込んだきり、夜になっても出てこない。
様子を見に行くと、割と元気だよと言った。
それでも、太田胃散を飲んだのに、夜になってもお腹が空かないというのは、普通ではない。
心配していたのだが、翌朝、つまり今朝様子を見に行って、熱を測ったが、やはり平熱。
それに、食欲も普通だからと言って、昨日の夕飯のメニューを朝ご飯として食べていた。
そして、大学へ出かけた。今日は一限からあり、さらにバイトもあると。
そのままバイトに行くからと。
その快復の早さには感服。
さすがに若くて丈夫な男の子だ。
感染には注意しているのに
そんな、若くて丈夫な子でさえ、昨日はあんな事になったのだ。
あれは、急性胃炎だろう。
食事をしてから3時間くらいで発症し、その後けろっとしている事からして、ウイルスか細菌の仕業だろう。
今は、当然コロナウイルスに感染しないよう、みんなが注意している。
うちの長男も、花粉症がひどいくせにマスクが嫌いで付けていなかったのに、今ではいつでもマスクで出かけるようになった。
それでも、ウイルスが口から入ったのだ。
ラーメンの食材か、それとも食器か何かに付いていたのか。
前述したように、久しぶりの登校で疲れていた事、寒かった事などが重なって、免疫力が落ちていたところへ、その菌に接してしまった。だから、発症したのだ。
人生の節目はいつも苦しむ・・・
改めて、外には菌がうようよいて、常に我々の体は戦っているのだなと実感した。
だが、どうしても慣れない環境というのは、免疫力を下げるようだ。
これもまた、人間社会で生きていくには避けて通れない事実。
人生の節目には、どうしても菌との戦いに負け、苦しまなければならないようだ。