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されど説明会~マラソンボランティア

東京2020大会以来、数々のボランティア活動をしてきたのだが、いかんせんコロナ禍であった為、ボランティア説明会はオンラインか、メールなどで送られた書面のみであった。

それが今回、初めて事前に対面でボランティア説明会に出席する事になった。まあ、お役所的な、地域イベント的な感じではあったのだが……。

久々の東陽町

たかが説明会、されど説明会である。まずはちゃんと会場にたどり着けるか、それが問題だ。

今回参加するのは、江東シーサイドマラソンである。江東区は東京湾に面しており、埋め立て地がたくさんある。あまり電車が通ってはいなくて、交通の不便な所もあるのだが、それがまた、遠足やマラソンにはもってこいな場所にもなっている。

そんなわけで、シーサイドマラソンなのである。

シーサイドマラソンは11月26日(日)である。説明会は11月15日(水)に行われた。午後7時から、江東文化センター内のホールである。

江東文化センターは、東陽町駅から徒歩5分という事であった。実は私、かつて会社員時代に東陽町に通っていた事がある。2年間程、毎日通っていたのだ。懐かしの東陽町!という高いテンションで臨む。

水曜日という事で、夕飯は作ってから行く事にした。私も帰ってきてから食べるし。こういうの久しぶりだ。コロナ前は時々あった。大抵はPTAの仕事とか飲み会とかで、まだ子供が高校生以下だったから、各自ね、という訳にも行かず、作って置いて行った。今回も久しぶりに作って置いて出かけた。

東陽町は東西線である。日本橋で乗り換えた。なんかこの乗り換え、この間したような気がする。どこへ行った時だったかな。忘れた。

しかし、平日の夕方とあって混んでいる。さっきまでは混んでいなかったのに、急に下り電車になったのか?

「前方は混み合いますので、ホーム中ほどへお進みください」

というアナウンスがあった。確かにここに居ては電車に乗れるか不安だ。だが、すぐそこに壁があって、その向こうに行くのが難しい。人が多すぎて。

と、思っているうちに電車が来た。多少混んでいるが乗れた。それにしても、昔はこのくらい混んでいたら本を読む人もおらず、音楽を聴く以外は何もすることがない状態で乗ったものだが、今は多くの人がスマホを見ている。そうすると、ちょっとパーソナルスペースが必要になり、余計に混んでいる感じになる。みんなが腕を下ろし、並んで立てばもっとすっきりするのに。で、近くが見えにくくなった中年には、混んでいるとスマホも見にくいという訳だ。

東陽町駅に電車が滑り込んだ。私は前の方の車両に乗っている。窓から「出口1~2」という表示が見えた。今日は出口1から出るのだ。しかし……電車はなかなか止まらない。しばらく進んでから、やっと電車が止まった。

すぐ近くに出口への階段があったが、そこは出口3以降への階段であった。つまり、出口1へ行くためには、さっき見た後ろの方の階段まで行かなければならない。ああ、やっぱり空いているという後ろへ歩いて行くべきだったのか。

毎度やってしまうやつ。もう、これはブログに書く事もないな、と思ってしまう程。駅から徒歩5分だと言われても、まず出口へ向かうまでに5分を費やしてしまうやつだ。狭いホームを延々と歩き、やっと階段にたどり着き、改札口へ。無事出口1に着いた。

うーん、あまり記憶にない。そりゃそうか。私がここに通っていたのは20年以上前なのだ。もう駅も変わってしまったのだろう。

しかし、出口を出ると、会社はこっちだったなと思い出す。だが、今はそちらへ行くのではない。確かまっすぐにこっちだったはず(地図を見た記憶)と、信号を渡って歩いて行く。

しかし、念のためGPSを作動させると、どうやら間違えている。あれ?あっちなの?信号を渡る必要がなかったらしい。向こうへ行ってから渡れるのかどうか分からないので、また今渡ってきた信号を渡る事にした。少し信号待ちをして。

文化センターへ

信号を渡ってまっすぐに歩いて行った。集合時間の20分前に駅に着いたのだが、もう10分くらい過ぎてしまった。急ぎ足で向かう。

文化センターの隣の江東区役所の辺りに来た。もうすぐそこなのは分かっているのだが、例によって入り口がどこかは分からない。通りから区役所までの間に、広場というか、庭のような所があって、でも、そこから直接区役所に入れるようには見えない。

真ん中辺りまで進んだら、地図の看板があった。それを見てみると、どうやら区役所の手前の道を曲がるべきだったようだ。しまったよ、戻りだよ。

曲がる所まで戻って、曲がって行った。しかし、道も暗いし区役所もその向こうの文化センターらしき建物も暗い。商業施設ではないから、ライトアップとかもないし、看板が光っているわけでもないのだ。

一人だったら入り口が分からなかっただろう。しかし、入って行く人がちらほらいたので、私も思い切って入ってみた。これが正解かどうかは怪しいが、とにかく入って、2階へ行くしかない。

エレベーターで2階へ行った。2階で降りると、すぐそこに椅子とテーブルが並んでいる休憩スペースのような所があり、数人が座っていた。ここか?そう思ったが、ホールではない。

そこへ、ボランティア仲間のAさんから着きましたというDMが入った。

そう、Aさんとはまだお会いしたことがない。Xの投稿で今回のボラ活でご一緒出来る事が分かり、説明会で会えるといいね、と言い合っていたのだ。

今自分がどこにいるのか分からない、というDMを返した。すると、近くで男性が、

「ホールはどこですか?」

と聞いている声が聞こえた。と同時に、私はこの階の見取り図を発見した。そしてAさんからまたDMが届き、かなり奥の方ですと教えてくれた。それらがいっぺんに来たわけだが、要するに一度扉を出て外廊下を歩き、一番奥へ行けばいいという事が分かった。

よかったー、間に合った。色々偶然もあったしお助けもあったが、とにかく徒歩5分の場所に20分でたどり着いたのだ。

入って行くとスタッフと思しき方が、私とほぼ一緒に来た(おそらく先ほどホールの場所を聞いていた人)男性二人に挨拶をし、

「さあ、どうぞ」

と、ホール内へ入るように促した。私もそこに入ろうとしたのだが、いやいや、受付があるでしょ、と思ったのでよく見ると、それらしきテーブルがある。そこに立っていたスタッフさんも私の方を見ていた。

「あ、受付するんですよね?」

と言ったら、テーブルのところのスタッフさんも安心したようで、

「先ほどの方は関係者だったので」

と言っていた。私も関係者なのか……?と見守っていたのだろう。受付で名前を言って、封筒を受け取った。私の班がだれだれ班だと教えられ、座る場所はこの辺だというホール内の図を一緒に渡された。先ほどAさんが別の班で、席は2-7だと教えてくれていた。班が別々になってしまったので、席も遠いのだろう。

お、7時1分前くらには着席できた。書類を見る前に、まずAさんに自分の席の番号を送る事にした。座席に貼ってある番号を見ると6-8。あれ、意外に遠くないぞ。私は通路のすぐ後ろなので、その通路を挟んではいるが、Aさんの席は隣の4列前だ。あそこだ!

AさんがDMを見て振り返った。私は目が悪くて、彼女の顔はぼやけていたが、とにかく手を小さく振った。Aさんも手を振り返してくれた。良かった。終わったら話をしよう。

説明会

7時になり、唐突に始まった説明会。まあ、当たり前ではあるが。既に檀上には司会者とリーダーたちが座っており、突然始まったように感じたのである。

資料があり、まあ読めば分かるわけだが、かいつまんで読まれるので、どこを読んでいるのかを掴むのに精いっぱい。しかも、場所の説明がローカル……

江東区民ではないボランティアは少ないの?いや、都民なら知っていて当然なの?

四ツ目通りがどうの、永代通りがどうの、明治通りがどうの。

そりゃあ、私もこの辺に通っていたからね、通りの名前くらいは知っているのだが、どれがどの通りだったかはすっかり忘れている。今、Googleマップを開きたいくらいだったが、それは不謹慎な気がしたので、手元の資料で分かるものがないか、大忙しで探す。

何枚か地図があった。でも、イマイチ分かりにくい。そして、説明を聞きつつ、地図を確認しつつ、自分の活動場所がどこなのか、探すのに大忙しだ。

封筒の中には自分の班員の名前と、番号が書いてあった。それにより、活動場所が分かるようになっていた。

説明によると、当日朝7:00~7:45に区役所の外広場(ピロティー)に集合し、受付をする。その後、持ち場へそれぞれ向かってもらい、8:40に点呼を取るという。

そうそう、前もってXで、かつてこのシーサイドマラソンでボランティアをした人からアドバイスをもらっていた。集合場所から活動場所へ移動するバスに乗り遅れると大変だから、気を付けてと。その人は乗り遅れてしまい、別のバスで行って近くで下ろしてもらったそうだ。ああ、私もやってしまいそう!と思った。自分の行先のバスを探せなくて、ウロウロしているうちに置いて行かれるという未来が見えた

しかーし!今回はその未来はなかった。私の活動場所はここから近い。「徒歩で移動」と記載してあった。よかった。安心した。まあ、ブログネタが一つ消えたとも言えるが。

更に説明によると、なるべく早く来て欲しいのだが、8:40の最集合までの間、何をしているかが問題だ。近所の人は一度家に帰って荷物を置いてきてもいいと。

近所ならねぇ。でも私は片道1時間くらいかかるから、その手はない。この話を聞いた時は、家に置きに行く荷物なんてある?と疑問に思ったが、後で分かった。最初の受付で記念Tシャツお弁当をもらえるのだ。しかし、記念Tシャツは当日着るわけではないし、活動は午前中に終わってしまうので、両方とも必要ないというわけだ。じゃあ私は、それらをずっと背負って活動するのか。

ちなみに、活動中はビブスを着て、両手が空くようにリュックを背負ってという話だった。添付資料の過去の写真を見ると、皆さん赤いキャップを被っているように見えるのだが、その説明はなかったな。それと私は、最近リュックは使わないようにしている。リュックはいちいち何かを取り出すのに下ろさなくてはならないからだ。でも、別に斜め掛けカバンやウエストポーチでもいいよね……って、お弁当が入らないとダメか。

7時半に全体説明が終わり、それから班ごとの説明になった。班長さんが近くに来て、説明してくれた。当日の連絡先とか。

そうだ、大事な事を書いてなかった。私たち、ここに今集められている人たちはみな「コース整理員」の役割をこなす人達だ。まだマラソン大会のコース整理員はやったことがない。私に務まるのか、不安ではある。それにしても、一体何をやるのか。まあ、文字では「~の整理」と書いてある。整理員だからそうだろうね。でも、整理するってどうやって?

今日、説明を受けてみても、やる事がイマイチつかめない。というのも、何もやらずに済むかもしれないくらいで、全てが偶発的突発的な仕事のようなのだ。こういう人がいたら手伝う、こういう人がいたら注意する、こういう物があったら連絡する、とか。ああ、何かあるのだろうか。あるのだろうなぁ。ちょっと怖い。

とにかくこれが分かれば

説明会が終わった。最後に当日欠席する事になったらここに連絡、という事を知らされた。もし事前に欠席する事が分かったら区役所へ連絡するように、とも。ええ、区役所に?自分がなぜ連絡してきたのか、それを説明するのがすごく大変そう。私、文字ではすらすら書いているけど、言葉で説明するのは頭パニックになってちょー苦手。そうだ、この説明会のお知らせのファイルに添付されていたメールアドレスがあったではないか。あそこに連絡すればいいんじゃないか。とにかく、欠席する事にはならない方がいい。

終わってからも資料を見て、何通りだって?集合場所はどこだって?と、頭の中を整理していると、Aさんが隣の席にやってきた。わあ、初めましてだ。会えて嬉しい。

Aさんは去年もこのシーサイドマラソンのボランティアをされたそうだ。私は今、とにかく朝の集合場所を確認するのと、その後もう一度集合する場所を確認して帰らなければならないと思っていた。しかしAさんは、少なくとも最初の集合場所は知っているのだ。心強い。

一緒に帰りながら、集合場所について教えてもらった。ああ、大丈夫だ。当日ここへ来ればいいと分かった。良かった。

次の集合場所はまだ把握していないが、後で資料を見て確認しよう。それと、Aさんが朝の集合の後、一緒に朝ごはんを食べましょうと言ってくれた。これで時間を持て余す事もないし、朝ごはんを食べて来たり持って来たりしないと決められる。良かった。

で、もしお天気が良くて暖かければ、お弁当を公園で食べるのもいいね、と話している。そうすれば荷物も減って一石二鳥だな。でも、朝早くからやっている店も調べてくれたので、それでもいいし。ああ、雨ではないといいな。

それにしても、Aさんは去年は若洲公園で給水をしたそうだ。若洲公園と言えばメトロックの場所だ!と思ったら、Aさん、去年はメトロックのボランティアもやったそうだ。私は今年やったと言った。私はクリーンボランティアだったが、Aさんはドリンクの方だったそうだ。ドリンクはオーダーが覚えられなくてしんどかったという。ああ、私もそれダメだわ。空で覚えられないのよ。記憶力が変な所に偏っているからかな?

今までお会いしたことがなかったけれど、かなりニアミスしていて面白い。そういう方、他にもたくさんいるのだろうな。今後、仲間がどんどん増えていくのかもしれない。私も体力や視力の問題があって、いつまで続けられるか分からないのだが。

帰宅後の珍事

Aさんとは駅で別れて、私は東陽町の駅に入って行った。電車を調べると2分後にある。急ぎ目に階段を下りて行くと、目の前に

「2↑」

という表示を見た。私は2番線を目指していた。よく地下鉄の駅ではあるではないか、改札を入る前に階段で向こう側に渡らなければならない事が。それで、2番線は向こうかと思って階段を上って行き、踊り場を越えると、空が見えた。あれ?

間違えたー!何これ、何してんの私。2番線じゃなくて、2番出口じゃないか。ああ、もうあの電車は無理か。と思ったが、急いで階段を降りると、電車が停車しており、走って行って電車に乗り込む事が出来た。ギリギリやないかい。全くもう。

日本橋の乗り換えをしながら考えた。今日はまた、ホームをたくさん歩いた、道を間違えた、入り口が分からなかったって、いつもと同じだなと。今の2番線と2番出口の話は珍しいかもしれないが、その他はいつも通り。これじゃ、ブログにする事もないなと。明日Xで呟くだけにしようかなと。

しかし、その決定を覆す珍事が起こった。いや、起こったというか、何と言うか(笑)

家には9時前に着いた。すると、いつも11時半ごろまで帰ってこない夫が、今日に限ってもう帰ってきていた。夕飯を食べている。一瞬、私の分まで食べられてしまったのでは!と焦ったが、大丈夫だった。冷蔵庫に入れてあるやつとか、二人で半分こしようと思っていた納豆とかね。

私もご飯を食べようとすると、長男が言った。

「ねえ、これ何の汚れだと思う?」

長男が言ったのは、冷蔵庫に着いた薄緑色の汚れ。

「知らない」

と一度は言ったものの長男が、

「ここにも、ここにも、天井にもあるんだよ。キモイんだけどー

と言って指さした。天井?見上げると、キッチンの天井に二つ、刷毛で書いたような薄緑色の物が二つ……

心当たり、ある!

夕飯に、チューブの柚子胡椒を使った。ちょうど無くなるところで、ブシュッと出してはキャップを閉めてパンパンと振り、またブシュッと出し、またキャップを閉めてパンパンと振り、を数回繰り返した。

その数回後、パンパンと振った時にキャップが外れてしまったのだ。よくある事だが。もうほとんど中身は残っていなかったし、ちょっと服について、あと床にちょっとこぼれたから、それをふき取った。キャップが少し離れたところに飛んで行ったので、それを拾って捨て、チューブも最後まで絞って捨てたのだ。

それが、まさかこんな遠い柱とか、ラックに乗ったトースターの上とか、天井にまで勢いよく飛んでいたとは。

「なんだ、良かったー。変な虫の糞かと思ってさ。でも、台所を中心に広がってるから、お母さんなら何か知ってるかなーと思ってさ」

と、長男が言った。そりゃあ驚かせてすまなかった。ああ、天井に飛んだやつ、写真に撮っておけば良かった。他のところは私がさっさと拭き取り、天井は届かないので長男に拭いてもらって、すぐになかったことにしてしまったのだが。

いやはや、なんか分からんがこれをブログに書きたかった。これが虫の糞だったら、どれほどでっかい虫が家に潜んでいる事やら。うわー、ぞわぞわ。長男よ、ほんとごめん。

という訳で、シーサイドマラソンのボランティア説明会は終了した。後は2度目の集合場所の確認だな。資料を読もう!