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TOKYOパラスポーツFORWARD ボランティア

2023年8月24日は、東京パラリンピック開催の2周年である。この日、都庁前広場ではイベントが開かれ、我々シティキャストもお手伝い。私が仰せつかった役割は……。

もう迷わないぜ

イベントは午前中から始まっているのだが、私は後半の14時集合だった。真昼間に家を出て、シティキャストの恰好で電車に乗った。何人かでまとまっていると目立つが、今は一人なので別に誰も何とも思っていない様子。

都庁の第二庁舎内に集合だった。都庁……都内に住んで23年になるが、実は行った事がない。新宿の西の方にあるらしい事は昔から知っているが、遠くから眺めるだけで実際に訪れた事はないのだ。

新宿駅から10分と書いてあった。全然歩ける距離だが、迷うといけない。電車賃も所要時間も余計にかかるが、都庁前駅まで電車で行くことにした。それに、外を歩くと暑いし。

以前、待ち合わせ場所へ行けずに助けを求めた事件の折、私と違って知らない場所へ行くのが得意だというお友達が、前日にストリートビューで道順を確認したと言っていた。それだ!得意な人さえ、見ている。いや、ちゃんと見ておくからこそ得意なのかもしれない。私は詰めが甘い。地図は見ても高低差がどうのこうのと言っているのは、ちゃんとストリートビューを見ておかないからだ。

ということで、今回はちゃんと見ておくことにした。すると、都庁前駅から地上へ出たら、階段を上って、空中通路のような所をずっと行けば第一庁舎、第二庁舎へと行ける事が分かった。簡単だが、意外と歩く事が判明。集合の5分前に着く電車ではなく、もう1本前の電車で行く事にした。

しかし、前日にストリートビューを見ておくようになったら、チョコナッツはもう道に迷わないぜ。これって、ブログ的に面白くなくなっちゃうかもだぜ?

ちょっとだけ不安だった新宿駅での地下鉄乗り換えもスムーズにいき(とはいえ京王線と同じ改札口だったのには驚きだったが。工事中だったから、なのか?)都庁前駅に到着した。

初めての都庁

さて、A4出口へ向かおう。あったあった。

と、地上への階段を上がるために曲がろうかと思った。目の前は行き止まりで……と思ったら、その行き止まりは自動ドア。もうそこは都庁の第一庁舎だった。

「第一庁舎・第二庁舎はこちら」と書いてある。何?地下から行ける?

ストリートビューを見ておいた意味は?

まあ、地上へ出ると日が差して暑いし、地下から行こう。

ドアをくぐり、エスカレーターで地上階へ上がり、第一庁舎内を歩く。なるほど、運転免許センターとか、パスポートセンターなどが入っているのか。

キョロキョロしながら歩き、第二庁舎はあちら→という表示を見て、またぐんぐん進む。そして建物を出たら……。

道路だ。道路だが、渡れない。向こうに第二庁舎がある。でも、渡れない。渡り廊下が上にある。

ちょっと笑ってしまう。そうそう、2階へ行かなければあの渡り廊下は渡れない。少し戻って、エスカレーターで2階へ上がり、ちゃんと渡り廊下を渡れた。

第二庁舎に入った。確か集合場所は左側の奥だ。ずんずん進んだ。が、ない。そうだ、1階だった気がする。また戻り、エスカレーターで降りる。そして見つけた。ボランティアの受付を。

「暑くなりますので、こちらをお使いください」

と言って渡されたのが、冷感タオルと傘。傘?あー、傘の帽子だ!欲しかったやつ!

控室に入り、空いている席を探していたら、

「ここ空いてますよ」

と言ってくれたマダムが。男性とマダムの間に座らせてもらった。早速、傘帽子を出して開いてみた。どうやって被るのか確かめておかないと。両隣の方達とああだこうだ言いながら、やっと被り方が分かった。でも、今日はここまでの物は要らない気がする。普通のボランティア帽子で良さそう。マダムが言っていたが、背が低いと傘が回りの人の邪魔になってしまいそうだ。目を刺したら危ない。尖ってはいないけれど。

役割の発表

今日のイベントがどんなものなのか、実は今朝初めてサイトを見て知った。パラスポーツの体験やミライトワ・ソメイティのショー、パラスポーツのデモンストレーション、補助犬などの紹介、トークショー、キッチンカー等。

トークショーには稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾のお三方が登場するらしい。だが、トークショーはチケット制で、既に完売との事。ああ、これは私には関係ないなと思った。

どの役割になるのか、当日まで分からなかった。集合して、全体の説明を受け、いよいよ役割の発表になった。名前を呼ばれた人は前に出て、そしてまとまって移動していく。2つ目の役割の発表で私は呼ばれた。その役割とは「ホールの誘導

ホールとは?

日焼け防止の為にあれこれ用意していたが、活動場所は都庁ホールだった。という事は、帽子もいらないだろう。傘帽子もね。けれども暑い所でないのはラッキーだ。

まずはオリエンテーションという事で、都庁ホールに連れていかれた。

「ちょっと離れていて、信号を渡るので迷わないように」

と言われて驚き。信号を渡る?

外に出ると熱い。屋根の下だがもわっとする。道路を信号で渡り、少し歩くと都庁前広場に出た。何やら既に行われている。都庁と広場を挟んで向かい側に都庁ホールはあった。室内に入るととても涼しい。そこで、進行表を渡されて説明を受けた。

涼しいを通り越し、風が強く吹き付けて寒い。寒いというか、色々冷えて凝り固まった。頭が痛くなった。控室に上着(シティキャストユニのジャケット)を置いて来てしまったが、後であれを持ってきて着ようと思った。帽子と腕カバーは逆に置いてこよう。

ホールの中側と外側とで2つに分け、更に前半と後半に分けた。我々は4人ずつのグループに分かれて活動する事になった。で、実際やる事は、トークショーに来たお客さんの誘導で、2人はチケットもぎり、2人はリストバンド付け。だが、まだまだお客さんの入場までには時間がたっぷりあった。

待ち時間

1時間半くらいの休憩になった。全体のスケジュールとしては、1時間ごとに休憩という事になっていたが、我々の役割は特殊で、18時から19時までがお客さんの入場時間なので、そこが一番忙しい。逆にそこしか仕事がない。その前後にも多少はあるが。ということで、我々は30分毎に休憩する事になった。

AチームとBチームに分かれ、30分交代で仕事をする事になった。説明などを聞き終わったのが15時半で、Aチームは16時45分まで休憩、Bチームは17時15分まで休憩になった。

私はBチームである。Aチームの人で私よりもだいぶ若い女性が、元スマップの方々が好きで、何とか会えないかなーと話していた。私もだいぶ昔に大ファンだったものだから、ちょっとこの役割は嬉しかった。涼しい所で仕事ができるのもラッキーだが、私にとってはあの3人に近づける事がすごくラッキーだった。しかも、リハーサルが17時頃から始まるらしく、ドアの近くにいる我々の傍を通る可能性もあるのだ。

そんな話をしていて、とにかく控室にいた。しかし、私は肩こりがひどくなって頭が痛い。肩を回したり首を回したりして、何とか頭痛を治したいと必死だ。気分が悪くなる程ではないのだが、やっぱり頭が痛いのは良くない。

休憩が長いだろうと思って、本とかモバイルバッテリーなどを持ってきていた。けれども、早々にお友達ができたので、必要がなかった。というより、話がなくなってもあまり本を開いたりなどはできなくなった。本を読み始めたら、相手を遮断してしまう。いつでも話しかけていいよという体でいなければならない。いや、せっかくだからね。実際、オリンピックの時にはどんなボランティアをしたとか、最近はどんなボランティアをしたかとか、定番の話題ではあるが、たくさん話をした。

だが、割とあっという間に17時になった。そろそろ行きましょうという事で、長そでのジャケットを着て控室を出た。

手を振って?!

ホールに入って行くと、我々を見たAチームの方達が、

「さっき、ここをあの3人が通ったんだよ!」

「手を振ってくれたんだよー」

と。

「マジ!?良かったじゃん!」

と私は言った。その時は羨ましいというよりも、次は私たちが!という気持ちで嬉しくなった。つまり、リハーサルに入る時にここを通ったのなら、リハーサルが終わって出る時にも通るという事だから。

そこへ、スタッフさんが来て、

「今、中に入れるので、中見ますか?」

と言った。みんなで見ます!と言ってソワソワしながら中に入った。

だが……誰もいない。しかし、意外と狭いホール内。これは、ファンにとっては嬉しい空間だろう。そして、とてもカラフルに飾り付けられたステージ。綺麗だった。

「車いす席はこの辺です」

とか、説明を受けた。実際には私たちに関係のない事なのだが。だって、ここに入れるのは今だけなのだから。

で、ようするに稲垣・草彅・香取3氏はもういないのだった。ステージから直接控室の方へ行ってしまったのだ。

でも、これから歌のリハがあるはずだ。進行表によれば今まさに歌のリハ中のはずだったのだが、きっと後で……。

実際、リハがあったのかなかったのかは分からないが、ホールの外を彼らが通る事はなかったのである。

お弁当タイム(かっこみ)

細かい事を決めておいて、また休憩になった。Aチームの人達が、控室でお弁当を食べてきたと言っていた。鶏弁当が美味しいという話を聞いた。私たちBチームも、お弁当を食べようという事になった。お弁当は3種類あるらしいが、次の休憩になったら人気のお弁当がなくなってしまうかもしれない。

控室に戻る時に、ウォーターサーバーで空になった水筒に水を入れてきた。お弁当にはお茶が付くが、私があまり飲めないカフェインありの緑茶だったから。元々、飲み物が出るという事は知っていたが、多分緑茶だろうと思って、水筒に麦茶を入れてきたのだった。けれども、お弁当の時間になる前に無くなってしまった。やはり暑いと水分がたくさん必要だ。

控室に行くと、一番前にお弁当が積み上げてあった。確かに3種類あったが、既に1種類は1つしか残っていなかった。それは、豚・鶏・魚弁当だ。鶏三種と野菜というのがたくさん残っていた。私はあまり迷わず、美味しいという鶏三種のお弁当にした。

お弁当を開ける時には18時になっていた。あと15分で戻らなければならない。けっこうタイトだ。私なら10分で食べ終わるはずなのだが、それでも何となく気が急く。

それにしても、美味しいお弁当だった。ご飯が少なめでおかずが多いのが嬉しいし、野菜がたくさん入っているのも嬉しい。しかも、おかずは2段になっている。味は濃い目だが、だしの味が利いている感じで美味しい。鶏肉は、みそ漬けとつくねとから揚げだった。豚と魚が入っている方にもから揚げは入っているようで、から揚げが一番おい美味しかったから、それなら鮭もから揚げも入っているあっちのお弁当にした方がよかったかもしれない。いやいや、私が取ってしまったら一緒に食べた人がそれを食べられない所だったのだから、これでいいのだ。

急いで食べた。ちゃんと食べ終わった。そして移動した。私は一番に食べ終わったが、ちゃんと同じグループの皆さんも時間内に食べ終わった。さて、いよいよ仕事だ。歯に何か挟まってないかな……やはりこういう時には鏡を持ってきた方がいいな。トイレに行っている暇もなかったから。

チケットもぎり

チケットの半券をもぎるやつ、やってもらった事はたくさんあるが、自分がもぎる事は今までなかった。切ったり貼ったりが苦手なチョコナッツ。チケットもぎりは「切る」のだが、リストバンドの方は「貼る」のだ。リストバンドは、貼る前に「剥がす」という作業があり、それがまず大変そうだった。しかも、リストバンドはきつすぎず、緩すぎないように付けなければならない。一度貼ったらやり直せない。あー無理無理。

持ち場へ行くと、既にお客さんがポツポツ入り始めていた。全席指定なので、殺到するわけではない。

Aチームと交代した。チケットを確認し、ミシン目で折って切る。が……

ミシン目の1ミリくらい横でちぎってしまった!このままではまずい、と思った私はチケットを逆さにし、逆から切った。そちらは上手く行ったが、最後にやっぱり1ミリくらい破れてしまった。

「いいですよ」

と、笑って許してくれたお客さん。ああ、申し訳ない。あんな誰にでも出来るような事でも、初めてやる時には失敗もする。練習できなかったから。もし、半券を大事に取っておく人だったら非常に申し訳ない。まあ、チケットはコンビニで印刷したやつで、真ん中で折って持ってくる人もいれば、くしゃっとなっているのを持ってくる人もいるのだが。

それでも、考えてみたら麦茶パックだとか、だしパックだとか、色々と日常的にミシン目を切り離す事はあるものだ。そういえば、かつてはあまり考えずに切っていたミシン目だが、10年くらい前だろうか、立て続けに切り間違う事があった。麦茶パックやだしパックをね。それで、これからはもっと慎重に切ろうと誓ったのだ。だから、チケットも慎重に切った。ちょっと時間がかかるけれども。殺到する現場でなくてよかった。

それにしても、あらかじめミシン目で折ってくる人、更にミシン目をほとんど切り離し、あと3ミリくらい残った状態でハイ、と渡す人もいて、世の中いろんな人がいるな、と改めて実感した。

それから、チケットをもぎる時に

「リストバンドを付けてもらってくださいね」

と言うように言われて、言っていたのだが、どうも心が籠っていないように思えてきた。というのも、私の隣でリストバンドを付けている人が、お客さんに向かって、

「再入場の際にね、これが必要になりますから、付けておいてくださいね」

と、優しく語り掛けるように言っていて、それが自分とは全然違うと思い知ったのだ。その人は中村珠緒さんにちょっと似ていた。そうか、歳を重ねてもああいう風になれば、重宝されるなぁ、なんて思った。今回のボランティアさん、女性も年齢層が高めだった。体力が衰えてくるとしても、若い人にはない物を持っている。おばちゃんも悪い事ばかりではない。私もあんな人になりたいなぁ。遠い道のりだが。

中継を見る

またAチームと交代の時間になった。30分の休憩だ。広場に出た。もう控室に戻る必要もないので、そのまま大型モニターでトークショーの中継を観る事にした。どうにも頭が痛いので、持っていた頭痛薬を立ったまま飲んだ。これで少しは良くなるだろう。一度頭が痛くなると、ボラバックが重くて仕方がない。肩にのしかかる。

広場にはパイプ椅子が並んでいた。一番端っこの最後列になら座ってもいいかと思った。が、私が座ったのを見た他のボランティアさんが、このユニで座っていると目立つと言いに来た。よって、もっと後ろの方で観ようという事になった。だが、椅子は無く、立って観ていた。

トークショーは、あの3人とアナウンサーの他に、車いすテニス世界ランキング1位の小田凱人選手と、車いす陸上金メダリストの佐藤友祈選手がいて、パラリンピックの話などがなされていた。面白かったのだが、だいぶ足が疲れてきた。そのうち、花壇の端に腰かけようという事になり、ちょっと背中を丸めると草に付いてしまうのを気にしながら、そしてお尻が痛くなるのを我慢しながら座っていた。

そろそろ行こうという頃、一緒に座っていた1人の肘のところに何かが付いているらしい。それを目撃した人がはらってあげていた。何?まさかの、あれ?黒いやつ?と思って怯えていたら、黄緑色の物が地面に落ちた。

「カマキリ?」

きれいな色だ。黒とか茶色でなくてよかった。1人が、

「こんな所にいたら踏まれちゃう」

と言って、足でちょんと触った。すると、カマキリはダーッと物凄い速さで走った。こりゃ踏まれないわ、と思った。が、花壇に着く前にまた止まってしまった。先程の方、今度は手で掴もうとした。しかし、やっぱりダーッとカマキリが走って逃げた。カマキリってあんなに速く走れるものなのか。しかし、こんな都会の真ん中にも、あんなに大きなカマキリがいるのだな。草木があれば虫もいるか。

最後の仕事

最後はAチームもBチームも一緒に仕事をする事になった。お客さんの退場時の誘導だ。我々が集まっていると、スタッフさんがきて、

「どなたか2人、こちらへきて私のお手伝いしてください。はい、挙手!」

と言ったので、スマップ好きの人と私が勢いよく手を挙げた。とにかく、なるべくホールの近くに行きたかったから。

で、私が仰せつかった仕事は、お客さんがスタッフ専用出入口の方から出て行かないように見張る事だった。なので、そのスタッフ専用出入口の前に立った。

ところが、そこは関係者の人たちが頻繁に出入りしていた。それを塞ぐように立つわけにはいかず、とにかくお客さんが出てくるまでは端っこによけていた。スタッフさんがきて、

「もっとこっちに立ってください」

と言われたけれど。

イベントは押していて、終わる予定の19時45分を過ぎても終わらない。やっと歌が始まった。うーん、もちろんステージの様子は見えないし、さっき見ていたモニターも見えない。残念だ。音も、結局外のモニターのスピーカーから聞こえている。本当はホール内の音も聞こえるはずなのだが、外の音の方が大きいから。

そろそろトークショーが終わりそうだ。しかし、プレスの人たちがどんどん増えて、私は埋もれて行った。プレスの人たちの後ろにいたのでは意味がない気がして、前へ歩み出たらスタッフさんが来て、

「後ろの扉から出てくるお客さんもいるかもしれないので、後ろに立ってください」

と言われた。なので、プレスの人達の後ろに立った。出入口の前に。お客さんが出てきた。前の扉からどんどん出てくる。結局、後ろの扉から出てくるお客さんはおらず、こちらの出入口から出ようとするお客さんもいなかった。

お客さんが出た後、プレスの人たちがホールの中に入って行った。これから写真撮影をするらしい。我々は、トイレなどにお客さんが残っていないかを確認し、20時までには必ず全員外に出てもらうという作業にとりかかった。

無事、お客さんを外に出し、仕事が終わった。並んで控室に戻る時、スマップ好きな人が私に、

「今日のイベント、めざましテレビでやるそうですよ」

と言った。そして、扉の前を通る時、扉がちょっと開いた

「あ、今見えましたよね、慎吾ちゃん!」

と、2~3人のボランティアさんが言った。私の周りの。え、見えたの?そういえば、そんな感じの色が見えたような……。

「都知事の方がインパクト強かったけど」

って言われたけど。目が悪いのだよ。像を結ぶ前に扉が閉まったよ。

終了

20時を過ぎていたので、他のボランティアさん達はもう帰っていた。交通費のクオカードとスタッフ用のストラップを交換して帰って来た。

さて、他の人と新宿へ向かうか、また都庁前駅に向かうか。後で調べたら新宿まで行った方が早く帰れたけれども、この時にはすぐに電車に乗れる都庁前駅を選んだ。

もう都庁は閉まっていて、一応立っていたガードマンに聞いてみたが、2階には上がれなかった。じゃあ、どうやって第一庁舎を越えるか。

ちょっと待てよ。さっきまで、さんざん渡った信号だよ。そう、最初に来た時に道路を渡れないと思い、引き返して2階へ上がって渡り廊下を渡ったけれど、本当は少し横へ歩けば信号があり、信号を渡れば1階から第二庁舎に入れたのだ。絶対にその方が早かった。

つまり、今はこの信号を渡り、都庁広場前を通り抜ければ都庁前駅に行かれるというわけだ。

都庁を越えたところに、地下鉄のマークがあった。それは階段ではなくエレベーター乗り場だった。数名待っている。ま、これでいいか。そこから地下鉄へ行った。ここはA4出口ではなくA7だった。なーんか、行き過ぎたような。

最寄り駅に着く頃、やっと頭痛が治って来た。やれやれだ。やっぱりカバンが重たいな。ボラバックが何とかウエストポーチにならないかな。と考えていたら、これ、ちゃんとウエストポーチになるのね。知っていたような気もするが、最近は忘れていた。今日は途中からでもウエストポーチにすればよかった。ただ紐を縮めるだけで出来たのに。今後はウエストポーチとして使ってみようかな。いつも肩が凝るから。

家に帰って、息子たちに話をした。慎吾ちゃんたちと会えそうで会えなかった話は盛り上がった。また、傘帽子(いや、アンブレラハットか?)をもらったと言ったら、次男が被ってみたいと言って、広げたりして。私も初めてちゃんと被ってみた。すると……。

「なんか……既視感が」

と次男。

「修行僧みたい?尼さん?」

私が言うと、そうかも、と。托鉢の尼僧かな?で、結果わりと似合っていると。いつかボラ活で被ろうかな。

それにしても、足が疲れてしまい、夜すぐに眠れなくて困った。アンメルツをふくらはぎと太ももと、腰と肩に塗ったら眠れた。こんなんじゃ、来週2日続けてのボラがあるのに、無理じゃんと思った。

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しかし、翌日起きたら平気だった。これなら2日連続もできそう。それに、整体に通ったから変に腰が痛くなることもなかったぞ。つまり、片側にばかり負担がかかってしまう事がなく、疲れは左右均等だった。良かったな、整体に行って。ちなみに、足が疲れたからと言って片方の足に体重を乗せて立ったりすると、骨盤が歪むそうだ。疲れたら両足を開いて真ん中に重心を置いて休んだ方がいいようだ。

ちょっと疲れたけれど、やっぱり楽しかった。チケットもぎりという初体験もしたし。目指すべき方向性も見えたし。中村珠緒だな、うん。

そして翌朝、めざましテレビをずっと流していたけれど、TOKYO FORWARDの事は何もやらなかった。大谷翔平選手の右肘のニュースに食われたかな?