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作文の書き方

2021年3月30日(火)

 たまには役に立つ事を書こうと思う。チョコナッツの得意なことは、作文である。なので、作文が苦手な人の役に立つような、ちょっとしたアドバイスを送ろうと思う。
 ただし、賞が取れるかどうかは別だよ。チョコナッツも、小説賞はまだ取れていないからね。

作文を大きく分けると

 今は春休みだから、宿題はないかもしれないね。季節外れだったかな?
 また、夏休みや受験シーズンにも改めてアドバイスするよ。
 作文と言ってもいろいろあるけれど、大きく分けて、自由作文、読書感想文、研究レポート、と言った感じだろうか。よく小中学生が、修学旅行に行った後などに書かされる「新聞」なんかも、言ってみれば自由作文だね。
 今日はまず、自由作文について、あまり時間をかけずに指定された分量書く、という事に焦点を当てて書いていこうと思う。

自由作文とは

 自由作文とは、つまりお題は自由ということ。チョコナッツのブログも、全て自由作文だ。文字数も1000字~3000字くらいで、自由にしている。いつも1時間くらいでアップしているよ。書く、見直して手直しする、写真の貼り付けなどをする、公開、という全てで1時間。宿題もこのくらいで終わるならいいよね?お仕事のレポートもね。

何について書くか

 自由作文は、「何について書くか」を決めるのに一番時間がかかる。
 旅行などに行った事を書くのなら、
・その中でも特に面白かったこと印象に残ったことを一つか二つ選ぶ。
 どこかに行ったわけでもないのなら、
・最近疑問に思った事
・友達に言われて嬉しかった事
・テレビを見ていて驚いた事
・道端で見かけた何か
 などなど。選ぶコツは、
ねえ、聞いて聞いて!こんなことがあったの-!
と、友達に言いたくなるような出来事だ。
 大人なら、お酒飲みながら、友達や家族に気軽に語るような内容。それが一番書きやすい。

ざっとメモを

 何について書くかが決まったら、ざっとメモ用紙などに目次を書こう。下手な字でいいよ。
いつ、どこで
旅行なら
「冬休みに、家族と○○へスキーに行った」
修学旅行なら
「二日目に、清水寺に行った」
その他
「先日テレビで○○という番組を見た」
「この前、学校からの帰り道に意外な事が起こった」
など
何(誰)が、どうした
「ターンが苦手で何度も転んだ」
「お参りをして、○○の水を飲んだ」
「○○族の生活を紹介していた」
「犬にたくさん吠えられた」
など
その後どうしたか
「もうスキーを辞めてホテルに帰ろうかと迷ったが、頑張った」
「参道でお土産を見て歩いたら、変な人に絡まれた」
「巨大な芋虫を生のまま食べていた」
「走って逃げた」
など
最後にどうしたか、どう思ったか
「最後には、転ばずに滑り降りる事ができた。辞めなくて良かったと思った」
「変な人だったが、店員さんだった。ホッとした」
「日本の芸能人が食べていた。自分には絶対に無理だと思った」
「家に着いてから、ズボンの後ろがベタついていて、甘い匂いがしていた。これに吠えていたのかと思った」
など

書いてみよう!

 さあ、メモに4つの項目が書かれていたら、それが世に言う「起承転結(きしょうてんけつ)」だ。この目次に沿って書いていけば、詰まってしまう事なく、最後まで書けるだろう。
 ただし、メモのまま書いたのでは、分量が足りない。肉付けが必要である。
 必ず、時系列に沿って、自分の体験を思い浮かべながら書こう。長く書きたいならば、細かいことまで書くと良い。ちょっと例を出すと、
「年末のある日、僕は家族と一緒にスーツケースを引き、駅に向かった。朝の6時である。東京でも朝は寒い。休日なので電車は空いていた。東京駅の新幹線フォームに行くと、お弁当屋さんがある。そこで家族分のお弁当とお茶を買った。僕が選んだのは焼き肉弁当だ。新幹線が到着し、指定席を探して乗り込んだ。早速お弁当を広げる。・・・」
と、こんな風に細かく時系列を追って行くと、膨大な量になる。逆に、もっと簡潔に短めにしたければ、
「冬休みに、家族とスキー旅行に出かけた。行き先は湯沢温泉である。駅から送迎車で宿に行き、荷物を置いてから、また送迎車で○○スキー場へ行った。」
と、こんな感じだろうか。

文字数

 もし、字数制限がある場合、例えば原稿用紙3枚で(1200字で)という指定があった場合、「起」に200字、「承」に400字、「転」に400字、「結」に200字、などと決めておく。
 先のスキーの例の場合、簡潔にした文章は60字ちょっとなので、その後スキー道具を借りて滑り始めたところまでで200字、家族はどうで、自分はどうで、とスキーの体験を200字で述べ、葛藤の心境などを200字で述べ、最後に滑れた事、また来年もスキーがしたい、などというまとめの感想とで200字くらいにするとちょうど良い。

具体例

 ざっと、こんな風に解説してみたけれど、どうだろうか?
 もっと、具体例を示した方がいいのだろうか。
 じゃあ、犬に吠えられた話で、ちょっと例を出そうか。
(先日、学校からの帰り道の事だ。犬の散歩をしているおじさんとはよくすれ違うのだが、その日もそのおじさんと飼い犬が前から歩いてきた。僕は慣れっこなので、あまり犬の方を見ずに歩いていた。犬はいつもすれ違う時にこちらへ鼻を寄せる。すると、いつも飼い主が綱を引っ張る。だが、その日は異変が起きた。)
 これで、150字くらいである。ここで、必ず段落を変える
( 犬は、突然吠えた。
「ワオー、ワンワン!」
と吠える。僕はびっくりして飛び上がってしまった。飼い主は綱を引っ張るのだが、どうしたことか、犬は力一杯綱を引っ張って、僕の方へ来ようとする。いつもは引っ張られてすぐに諦めるのに、その日は諦めないのだ。
「こら、やめなさい!僕、ごめんね。」
と、飼い主のおじさんが言うのだが、その声にかぶせるように、
「ワン!ワンワン!ウー!」
と、犬は吠え続ける。僕はあまりにびっくりして立ち止まってしまっていたが、我に返って逃げるように歩き出した。後ろから犬が吠える。おじさんが犬を叱る声も聞こえる。犬が走って噛みついてくるのではないかと思うと、胸がどきどきした。僕はとうとう走り出した。)

例題にトライ!

 ちょっと調子に乗って書きすぎたか?(笑)一気に「」と「」を書いてしまった。ああ、これはフィクションだよ。チョコナッツが吠えられたわけではないよ。
 それはさておき、原稿用紙の場合、段落を変えたり、会話を入れるために行替えすると文字数が一気に稼げる、というか行ってしまう。今の例だと400字弱くらいなのだが、行を変えてある分、原稿用紙1枚半、つまり600字分くらい書いた事になるかもしれない。1200字、つまり原稿用紙3枚ぴったり書くのなら、もう少し長い方が良さそうだが、だいたい原稿用紙を3枚渡されたら、2枚半書けばOKだろうから、1000字。あと350字書けば良い。
 どうかな?残りの400字程度、続きを書いてみては?「問い合わせ」フォームのメッセージ欄に書いてくれたら、添削させていただくよ!ああ、それだと「作文」じゃなくて、「小説」になってしまうな(笑)。

かっこいい文章は

 最後に、スキーの「起」の例を使って、もし「かっこよく」書きたかったらどうするか、を示そう。

 「うう、寒い。」
僕は手をこすり合わせて、そこにはぁっと息を吹きかけた。
 今日は12月30日。暖かいはずの東京でも、朝6時ともなればやはり寒い。僕は今、両親、兄と共にスーツケースを引っ張りながら、最寄り駅に向かっていた。信号の手前で止まり、体をちぢこませて手に息をかけたのである。

 ・・・なーんてね。これもフィクションだよ。ああ、今日のブログは2時間くらいかかっちゃった。いつも1時間で終わるわけではない。今日は長く書いたからなぁ。
 
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