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「蔵べる」で日本酒度の違いを比べてみた

2021年3月29日(月)

好きな日本酒の基準

 日本酒が好きである。なぜ好きかと言うと、日本酒に合うおつまみが好きだから。多分そうなのだ。
 しかし、日本酒ならなんでも好きかと言うと、そうではない。飲むと胸焼けがする酒もある。あまり辛すぎて甘さを感じないものは好まず、逆にあまり甘くても、おつまみに合わないのでイマイチ。
 そんな風に、好き嫌いがあるにも関わらず、何を基準に「好きな日本酒」を選べばいいのかよく分からずに20年以上も酒を飲んできた。ここらで、ちゃんと基準を知る必要があると考えたババアである。

飲み比べセット「蔵べる」

 宅配生協で注文した「蔵べる」という、日本各地の地酒を飲み比べられる、日本酒セットを買った。冒頭の写真である。
 180㎖、つまり1合の瓶が5本。産地は、左から新潟県、秋田県、京都府、兵庫県、山形県である。
 そして、このセットには、こんな解説書が入っていた。

 一番謎だったのが、日本酒度。何度か解説を読んだものの、実際に日本酒度の違う物をあれこれ飲み比べてみない事には、覚えられなかったのだ。
 そこで、今回は全てを一度に開け、日本酒度の低い順に飲んでみた。
 低い順とはつまり、
1,秋田県「爛漫」純米酒 -0.5
2,山形県「銀嶺月山」本醸造酒 ±0
3,兵庫県「桜正宗」大吟醸 +2
4,京都府「京の香梅」純米酒 +3
5,新潟県「長者盛」本醸造酒 +7

 日本酒には、原材料の違いや、製法の違いなどで分類されている。上に書いた純米酒とか、大吟醸とか、そういった類いだ。これを説明していると長くなるので、割愛させていただく。
 今回は、とにかく日本酒度を比べてみようという企画である。

利き酒スタート

 早速「爛漫」から、お猪口に注いで、少しずつ順番に飲んでみた。
 なるほど。私の率直な意見は、日本酒度が低いものは薄く、高いものは濃い。実際、日本酒度の違いは、糖分量の違いなのだそうだ。日本酒度の低い物ほど当分が高い、という覚えにくい事実なのだが、確かに、日本酒度の高い「長者盛」などは、だいぶ辛く感じた。
 だが、何回もあれこれ飲んでいるうちに、よく分からなくなってきた。どれもそれなりに美味しい

冷や酒にしてリトライ

 残ったので、冷蔵庫に入れて保存し、後日また全てを比べて飲んでみた。
 すると、大吟醸である「桜正宗」が一番美味しい。この酒は、冷やした方が美味しいという事なのだろう。
 私が今まで飲んできた中で、純米酒は常温で、大吟醸は冷酒で飲む方がいい、という経験則がある。今回は全てを同じ条件にしたが、やはり酒によって、冷やした方がいいもの、冷やさない方がいいものとがあるようだ。
 だが、冷やすと美味しくない、というほどのものは今回の中にはなかったと思う。どれも冷やした方が美味しかったような気がする。

実験は・・・

 私は、純米酒が一番好きで、大吟醸はそれほどでもない、という認識があったが、やはり大吟醸は美味しいかもしれない。
 この分け方とは別に、生貯蔵酒というのもあって、それはさらに飲みやすくて美味しいと思っている。
 今回、それなりにどれも美味しかったけれど、本醸造酒よりは、純米酒の方が好きかもなあ、と思った。日本酒度は、私の好みにおいては、それほど重要ではないようだ。
 やはり、純米酒なら純米酒で、本醸造酒なら本醸造酒の中で、日本酒度の違いを比べないと、結局よく分からないかなあ・・・というのが率直な感想である。
 つまり、実験は失敗である。