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御茶ノ水ラプソディ

ボランティア仲間のライブがあり、御茶ノ水にある「KAKADO」というライブハウスへ行った。とても楽しい一日であったが、失敗も・・・。

駅で彷徨う

丸ノ内線御茶ノ水駅に着いた。ライブハウスのサイトによると、駅から5分ほどの所にあるらしい。

駅の出口は一つだった。駅前に地図があり、一応見た。駅を出て右に行くも、左に行くも、あまり距離的には変わらない雰囲気だった。だが、ライブハウスのサイトには道順も書いてあって、それが右へ行って橋の所を曲がるようだったから、その通りに行こうと思った。

右へ進み、橋が出て来た。思ったよりも大きい橋だ。これを渡る・・・ん?橋に上がれないじゃん!

歩道橋のように階段でもあるのかと思ったら、ない。少し先まで行っても信号も歩道橋もないみたいだ。こりゃ困った。スマホを出してGoogleマップを出す。

よく分からないので、ルート検索をした。実は、前は別の地図アプリを使っていたのだが、最近Googleマップを入れたので、そっちを使ってみる。

で、矢印が出たのだが、どっちを差しているのか分からない。私が右を向いても左を向いても矢印の方向は変わらない。前の地図アプリなら、向いている方向が分かったのに。で、行ったり来たりを繰り返し、スマホの操作もあれやこれや。すると、どうやら駅の所へ一度戻り、ぐるっと回って来いと書いてあるらしい。

駅まで戻る。でも、駅の中に階段がある感じでもない。おかしい。何だかエレベーターが存在する。下りるだけのエレベータボックスが存在する。何だろう。どこへ行くのだろう。

もう一度橋の所へ歩いて行くと、Googleマップがここで曲がれと言って来る。ああ、道路の向こう側、橋の麓に階段があるので、それを上って行けと言っているらしい。でも、この道路をどうやって渡れって言うんだよ。

もう、こうなったら駅の向こう側、順天堂病院の向こうからライブハウスへ行こうか。

と思って、駅へまた戻る時に分かった。駅前の、あの地図の看板があった所だが、そこには信号があった。あそこで道を渡って向こう側へ行き、それから橋の所まで行って階段を上ればいいんじゃん。

なーんで今まで気づかないのだ。ほとほと自分に呆れる。もうここで10分彷徨ったぞ。時間ぎりぎりじゃなくて良かった。そりゃ、多少迷うかもしれないと思って余裕を見て来たけれど、初っぱなこんなに迷うとは思わなかった。

ドリンク&フード

丸の内線御茶ノ水駅は、反対方面の電車に乗るには道路を渡って向こう側の改札口から入る必要がある。もし、私が反対方面から来て改札を出たならば、道路を渡る必要はなかったわけだ。そして、帰りはこの道路を渡らずに改札を入って電車に乗るわけだな。

橋を渡ってしまえば、あとは簡単だった。思ったよりも近い。医科歯科大をぐるっと回って少し行ったところの信号を渡れば、じきにライブハウスの入り口が見えた。

入り口でチケット代とドリンク代を払い、中に入ると仲間がいた。ボランティア仲間だ。何人かが、フィールドキャストのユニフォームを着ていてくれて、すぐに分かった。

ボランティア仲間は、Twitterで繋がっている。だが、あまりリアルで会った事がなく、マスクなしの顔もほとんど知らない。何度か会ったとしても、なかなか顔と名前が一致しない。毎回名乗る必要がある。でも、何回かご一緒した人の事は、顔も覚えてきたと思っている。

席を確保し、ドリンクをもらいに行った。予めドリンクとフードのメニューを教えてもらっていたので、私は色々考えていた。時間もちょうど夕飯時だし、ロコモコ丼とかホットサンドなんかもいいし、とりあえずおつまみとしてナチョスもいいよなーと。

でも、数日前に口の中を火傷して、まだ熱い物や硬い物は要注意だし、慎重に食べるのにこの状況は適さないし、やっぱり食べ物は辞めて、ドリンクだけにしよう。そう、前日に決めた。

で、飲み物だけなら甘いカクテルにしようと思い、飲んだ事のないラム酒ベースの「ソルクバーノ」というカクテルにしてみようと考えていた。これはグレープフルーツとラム酒のお酒だそうだ。私はグレープフルーツ味のカクテルが好きなので。

ドリンクの注文は多少列をなしていた。私の前に並んでいた人が、

「フードのメニューはありますか?」

とお店の人に聞いた。するとお店の人が

「今冷蔵庫が壊れちゃって、フードの方はこの、ミックスナッツのみなんです」

と言った。手で示した先には、プラスティックカップに入ったミックスナッツが。300円だと言うが、緑色の豆とバナナチップスが目立っていて、私が思うミックスナッツとはちょっと違うものに見える。

私は元々ドリンクだけにしようと決めて来たからいいが、あれだけ豊富なメニューがありながら、急遽今日はないよとは、ちょっとびっくり。いや、あり得ないにも程があるのでは?せめてもう少し、食事になるようなもので、要冷蔵ではないものを何とか用意出来なかったのか?

で、ソルクバーノが来た。飲んだ。最初はまあ、グレープフルーツ味だな、と思ったが・・・ラム酒、本当に入っている?最後は氷も溶けてファンタグレープフルーツジュースでも飲んでいるようだった。ファンタにグレープフルーツ味があるかどうか知らないが、安い微炭酸のジュースの味というか。ラムにこだわらないか、ラムトニックにすればよかったか。

隣に座った人が赤いドリンクを持って来て、赤ワインの香りが一瞬した。ああ、こっちは間違いなさそう。赤ワインにすればよかった。でも、後で聞いたら赤ワインとカシスのカクテルだったそうだ。まあ、赤ワインは週末に飲んだばっかりだしな。よかったのよ、ソルクバーノがどんな物か知り得て。知るは喜びなり。いや、本当に知ったのか?あれは本物のソルクバーノの味なのか?

ライブ

ライブにはたくさん行ったし、自分もたくさん出たし、もう慣れっこのライブハウスだ。

しかし、所によって椅子は様々。今日の椅子は、学校の理科室図工室にあるような、固くて四角い、木の椅子だった。

いやー、これね。最初はいいけどだんだんお尻が痛くなるのよ。腰を守るために、最初は背筋を伸ばして座っているように心がけたが、もうお尻が限界。で、途中からは背中を丸め、足を組んで手で抱えるようにして座っていた。背筋を伸ばすよりはマシだった。

さて、最初の出演がお友達。ボランティア仲間の女性だ。ピアノの弾き語り。英語やイタリア語の歌、そして中島みゆきの日本語の歌も。声も素敵でとても良かった。

で、歌もピアノももちろん良かったのだが、それ以上に驚いちゃったのがMC。普段のわちゃわちゃした雰囲気(ごめんなさい!)とはまた違って、すごく落ち着いていて、それでいて可愛くて、ちょっと面白いMC。これは絶対に真似出来ないわ。羨ましい。

で、思った。一人で歌って、MCやって、またすぐ歌って・・・これは大変だ。カラオケだって、30分とか歌い続けると喉が枯れてくるもの。しゃべったりしたら尚更だ。私はけっこうグループでやってきたから、MCを何回もやったりしなかったし、それでもバンドのボーカルの時には、最後の曲は低い方が出なくなってきてしまって大変だった。それを、けっこうすんなりやっていて、すごいと思った。

お友達の演奏が終わって、次は初見のユニットの演奏が。こちらも演奏が上手だった。ルナシー好きでしょ?って思ったけど、どうだろう。ギターとキーボードだったけど、自分達で歌を作っていて、歌も上手。こちらもMCやって歌って・・・私が特に喉が弱いという事もあるかもしれない?

終演~一杯

ユニットさんの演奏が終わり、外に出た。出演したお友達が、次のライブの話で、

「チョコナッツさんも出ない?」

と言ったので、

「出る!」

と、思わず言ったが、それは私も一人で弾き語りをするという意味だったので、無理無理。まあ、一緒に歌うと言われても、やっぱり無理があるな。一緒に練習というのも難しいしね。ただ、何か機会があったらまた、ステージで歌いたいという願望はある。けど、カラオケ大会じゃないんだから、ライブに出るならば自分で作詞作曲するとか、せめて自分で演奏しないとね。めちゃめちゃ簡単な伴奏を自作して、キーボードでも弾きながら歌うという手もあるが、それを頑張るくらいなら小説を書いた方がいいな。うん。

皆で写真を撮り、行ける人だけご飯に行く事にした。今日は暖かい日だったが、風が強く、外に立っているとかなり寒いと感じた。ボラユニを着たままの人もいた。でもね、ちょっとスポーティーだなと思われるだけで、誰もオリンピックのだなんて思わないでしょ。

この話、この後皆さんにもしたのだが、多分ブログに書いていないから書いておこう。

私が5月と7月にオリンピックのボランティアをした時、写真を撮って両親に見せた。確かに見て、

「かっこいいね」

と言ってくれたと思うのだが、その後オリンピックが開催され、8月に両親に会ったら、

「あんたがいるかと思って探しちゃったよ」

と、競技の脇に映るボランティアの中から私を探したと言うのだ。私、ちゃんとどこで何のボランティアをしたのか話したはず。ボランティアの身分証明書を作っていると。その上、

「あんたもあのユニフォーム着たの?」

と言う。写真見せたよねえ?と思ったが、また同じ写真を見せたら、

「おー!すごい」

って、父も母もすごく感激していたのだ。つまり、最初に見せた時には、見た事のないユニフォームだったから記憶に残っていなかったのだろう。テレビでオリンピックをたくさん観戦した後、ユニフォームを覚えて、それから私がそれを着ているのを見て感激したと。

あれだけ、オリンピックに反対の人もいるから、ユニフォームを着て歩くのが怖い、などと警戒していたというのに、恐らく一般の人には何も分からなかったのだろう。そして、今も一般の人はボランティアのユニフォームなんて忘れてしまっただろう。家にあって、何度か着ている私達とは違うのだ。

さて、御茶ノ水駅前まで来た。ここまで、飲食店は全然なかったので。そして、居酒屋に入った。遠くから来た人もいて、あまり時間がないという事で、あまり考えずにさっさと入ってさっさと注文した。

ボランティアの話題

私は、ボランティア仲間と飲み会をしたのは初めてだった。それにしても、広い店内には大勢の客がいてびっくりした。火曜日なのに。いや、人のことは言えないけれど。

それにしても、世の中は多少矛盾している。電車の中は、たとえ空いていても全員マスクを着用している。道を歩いている人もほとんどの人が着用している。なのに、ここにいる大勢の大人達は、みなマスクを外して飲んで、しゃべっている。けっこう賑やかだった。矛盾している。因みに、私はマスクはしていない。道でもスーパーでも。医療機関と電車の中はしている。この間、電車の中でマスクなしで座っていたのだが、前の席に座った若い人がすっごい咳き込んでいて、しゃべっては咳をしていたのだ。それで、向こうはマスクをしているし、2メートルは離れていると思うのだが、やっぱりちょっと心配になった。この人コロナかも、と思った。でも、今からマスクを出してする事に抵抗があった。気が引けた。咳をしたから、と思われるのがちょっと。それで、途中からでは出来ないと感じた私は、電車など狭い空間に他人がいる場合にはマスクをしようと思ったのだ。でも、こうやって飲み屋に来てしまってはもう。私も矛盾している

今日集まったボランティア仲間は、それぞれ色々なオリパラボランティアを経験していた。その時の話を聞いたり、最近のボランティア活動の話を聞いたり、この先のボランティアの話をしたり。とても楽しかった。他のグループの飲み会とは全然違う話題で盛り上がれる。なんて嬉しい事だろう。

今日は少人数だったけれど、また機会があればたくさんのボランティア仲間と集いたい。ボランティア活動がどうだったとか、あの時は無観客で大変だったよねーとか、お弁当がどうだったとか、活動でこんな困った事があったとか、たくさん聞きたいし、しゃべりたい。

因みに、すっかり口の中の火傷は治っていた。もう、普通に何を食べても痛くなかった。良かった。ただ、唐揚げをかじろうとした時、熱いと思ってすんでのところで止めた。これを一気にかじったら、また火傷するところだった。何せ、今はまだ弱っているだろうから。

帰りの電車

お開きになり、外へ出た。御茶ノ水駅にはJR線と丸ノ内線、千代田線もあったかな。それぞれ自分が利用する駅へ向かった。私は東京駅で乗り換えだから、JRでもいいけど、

「丸ノ内線から来たから、丸の内線の方がいいんだと思う。調べて安い方を選んだと思うから」

と言って、丸ノ内線の駅へ。今度は橋の階段を下りたら、そのまま道路を渡らずに駅へ。皆さんとさよならをして、一人でホームへ降りて行った。

で、降りながらちょっと疑問が。でも、ちょうど電車が来て、良かったと思って乗って、そして気になるので電車を調べた。そしたら・・・

やっぱり。JRの方が安いじゃん。半額に近いじゃん。何やってるんだよ、私は。

埼玉から来た人に、埼玉はJRだよねーとか言っちゃって(私が埼玉出身なので、バカにする意図はない)、自分は地下鉄だとか都民のフリしちゃって(一応都民だが)、本当にバカだ。

私の住んでいる場所を勘ぐるのは辞めて欲しい。リアルにお会いした人には隠さず家の場所を話すけれど、ネット上に晒すわけにはいかないので。

で、私もJRの方がよかったのに、わざわざ丸の内線に乗ってしまった。もう乗ってしまったから仕方がない。そもそも、行きにJRを使っていれば、駅前であんなに迷う事はなかったのだ。JRの駅から来たら、橋を渡れたのだから。

だいたい、順天堂病院に来た時だって、JRを使ったのだ。御茶ノ水には何度も来ているのに、丸ノ内線の御茶ノ水駅を全然知らなかったのには、訳があったのだ。丸ノ内線を利用する理由がないから。

ああ。情けない。何故こうなったかと言うと、「最寄り駅」と「御茶ノ水駅」で検索すると、東京乗り換えでいくつか選択肢があったのだ。金額が全然違ったが、到着先乗り換えの駅が同じだったから、違うと思わずに、ちょうどいい時間を選んでしまっただけなのだ。いつも料金を気にするのに、今回はなあ。新宿駅乗り換えだってあるのに、行きの検索では出て来なかったのだろうか。

余りの後悔とか自己嫌悪で辛くなった。駅前でウロウロ迷った事に対する自己嫌悪は、さっきしゃべったから解消しかけていたけれど、これでとどめを刺された。もうダメだ。いや、でもこういう時はブログだ。ブログに書こう。ブログネタになったと思えば、まあいい。

今日、私には文才があると言ってくれた人がいたが、私には、失敗を章にする事によってストレスを緩和させる能があるようだ。うん、これも才能だ。

夜寝ようとしても、今日あったあれやこれや、話した内容が頭の中に一杯になって、なかなか寝付けなかった。日記にはおおざっぱにしか書いていないし、もう整理がつかなくてオーバーフロー状態。今朝目が覚めたらだいぶ落ち着いてはいたが、逆に忘れたくなかったのでここに記す。結局、失敗は嫌な事だったのか、美味しい事だったのか、分からなくなっているが。

椅子のせいかよく分からないが、腰とか股関節とかが痛い。が、とても楽しかった。ライブに呼んでもらって感謝だ。また、必ず次回も応援に駆けつけたい。今度はライブをしたお友達も、一緒に乾杯出来たらいいな。