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練馬こぶしハーフマラソン給水ボランティア

練馬こぶしハーフマラソン

珍しく「先着順」だったマラソンボランティア。どこかからお知らせメールが来て、速攻申し込んだら出来る事になった。まだ、東京マラソンのボランティアが抽選に当たるかどうか分からない時期だった。結局、東京マラソンのボランティアも出来たので、3月2回のマラソンボランティアをさせていただく事になった。

練馬こぶし~は練馬区の光が丘公園を中心に、23区内では珍しい、公道を走るハーフマラソンである。参加ランナー5000人。コロナ禍を経て3年ぶりの開催、かな?4回目だか5回目だか。どこかで見たのに、今探せなくて・・・曖昧で申し訳ない。

今年は3月26日の日曜日に開催。雨天決行である。

早起きが苦手な理由

チョコナッツ、いつも早起きが苦手だと言っているが、実は起きられないというよりも、早く寝るのが苦手なのである。

当日、5時起き。いつもよりも2時間くらい早起きなので、前の晩は10時半には寝ようと思っていた。ちょっとボラ活の予習などをしていて遅くなったものの、11時前には布団に入った。

ところが、眠れない。けっこう眠いという自覚はあったのに。

運悪く、前日は親戚が集まってバーベキューをして、昼に酒を飲んだ。たくさんしゃべって、食べて、そのままお腹が空かなかったので、何も食べずに寝た。もちろん酔いは覚めていたが、かといって、また酒をかっくらって寝るという気にはなれなかった。

しかもチョコナッツの脳内には、その日に交わした会話が洪水のように断片的に溢れてきて、静かな眠りを妨げる。明日の心配と、今日の記憶とでぐちゃぐちゃ。

とはいえ、一応眠れた。12時半、2時、3時、4時に時計を見てしまったが。そして、朝5時、ちゃんと起きられたし、頭痛にもなっていない。よし、頑張るぞ。

集合

ちゃんと起きられると、あれほど昨日まで不安だったのが、ウソのように消える。もう、楽しみでしかない。

あいにくの雨。小雨だが、傘が必要なくらいは降っている。

今日は寒い日だった。けれど、それは望んだ通りだった。スキーウエア上下を着れば、給水作業で濡れてしまっても大丈夫だから。もし暖かい日だったら、スキーウエアでは暑いからどうしようか・・・と悩むところだった。

マスクをするとメガネが曇るので、空いている電車だったらマスクはしない。行きの電車は椅子の半分が空いている状態だった。そして、スマホの新聞アプリで朝刊を読む。

乗り換えた時、ちょっと予定よりも2~3分早い到着だな、とは思ったが、乗ってしまった。だって、たとえば3番線と4番線があったとして、次は各駅停車の4番線が出て、その次が急行の3番線だと思っていて、3番線に乗れば急行に乗れると思うではないか。

しかし乗っていて、各駅停車しか停まらない駅に停まったので、おや?と思う。そして、次の駅が表示される画面を見たら、Localと書いてある。つまり、これは各駅停車だった。

急いで次に停まる駅から目的地までの電車を検索する。そして、次の駅で降りてそのまま急行が来るのを待てばいいと知る。下りる。危ない所だった。うっかり遅くなったら大変だ。うっかりの多いチョコナッツ。

そして、集合場所の最寄り駅に着いた。「平和台駅」である。

予め地図を見ておいたので、地図を出さずに歩く。ライフの位置を確認して、方向もOK。方向音痴な私でも、立体交差とかがなければ、ちゃんと迷わずに行けるんよ。

ちらほら、同じ方向に歩く人達がいる。前を歩く女性が、自信満々に歩いて行くので安心していた。で、集合場所の小学校に突き当たった時、その女性は左へ曲がった。そうそう、私もちゃんとそこは左だと押さえてきたよ。と、思ったら、その女性が引き返してきて右の方へ行く。あらら?

でも、私が自信を持って左へ曲がって、小学校に沿ってまた右へ曲がったら、その女性もこっちへ向かって来ていたので安心した。他人の心配をしている場合ではないけれど。

そして、小学校に到着。靴を脱いで持参した袋に入れ、中に入った。

おっと、マスクをしなくちゃね。この間東京マラソンの時にもらったマスクを出した。そうしたら、緩い。あれ?この間試しにしてみたらぴったりだったのに。もしかして、一回洗っただけで耳の所が伸びた?

で、あまりにメガネが曇るので、やっぱり不織布マスクにしようと思った。個包装の不織布を取り出し、装着。だが、やっぱりこれも緩い。耳にかけるゴムを交差した。それでもやっぱり緩いけれど。この間まで、小さめマスクをしていたのだが、それが無くなった。無くなったと同時に、社会的にもマスク着用が緩和されたので、もう小さめの不織布マスクは買わない事にしたのだ。けれども、布マスクも何となく伸びてしまったのか緩いし、普通サイズの不織布もちょっと緩くてメガネが曇る。

点呼を取られ、ジャンパー軍手レインポンチョが配られた。それをスキーウエアの上から着た。バッグは斜めがけのスポーツバッグを持って来ていた。ボラバッグではなく、もっと大きい物。今回、終わってから使用済みのジャンパーをしまわなければならないので、少し大きめの物にしたのだ。そのバッグをスタッフジャンパーの上から掛け、その上にポンチョを着た。

グループ分け~作業開始

区の職員さんからスケジュールの説明があり、給水のスタッフさんの紹介があった。スタッフさんが我々ボランティアを5人ずつに分け、それぞれスポーツドリンク1~3水1~3の6つのグループに割り当てた。

私はスポーツドリンク3になった。そして、早速出発だと言う。先ほど区の職員さんから、

「トイレはここが一番近いので、なるべくここで済ませてから出発してください」

と説明があったのに、トイレの時間など取らずにどんどん行く。それもそのはず。もう7時40分くらいになっているが、7時50分交通規制が始まるのだ。この小学校から持ち場の給水所まで10分ほどかかるというではないか。機材を持って行くらしいし、非常にタイトだ。

私はさーっと一人トイレに行って来て、さーっと戻ってきた。靴を履いたらすぐに皆さんに合流出来た。どうせ、順番に靴を出して履いたりしていると時間が掛かるから、さほど遅れを取らなかったのだ。先にトイレに行ってしまって良かった。

台車にスポーツドリンクなどが乗っている、重たい物を運んだ。もう、メガネが曇って曇って。せっかくの満開の桜も、かすんで見えない。

学校の門の所には大きな段差があって、それを越えるのが大変だった。そして、信号を渡る時にも段差があって大変。でも、何とか給水所に到着した。

交通規制がかかり、道路へテーブルを出す。ペットボトル飲料の箱を運ぶ。テーブルを拭きたいのに、拭く物がない。段ボール箱を乗せてしまったのでちょっと汚れた。誰かが軍手で拭いた。手にはめた状態でね。

まあ、テーブルにこぼれたものは提供しないから、大丈夫か。

もう8時を過ぎている。トップランナーは8時35分頃に通過するらしい。それまでにある程度紙コップに飲料を入れなくては。

給水準備

小雨が降っている。最初、フードを二重にしてかぶっていたが、視界が悪いし暑いしで、ポンチョのフードはやめた。スキーウエアのフードだけをかぶった。軍手を取って紙コップにスポーツドリンクを入れ始めた。だって、軍手は汚れたから。使い捨ての手袋はないのか?

そのうち、スタッフさんが

「使い捨ての手袋をしてください」

と言って来た。ないと言ったら、持って来ます!と。持って来てくれたので、皆ではめた。

今回、しっかりしたマニュアルがあった。集合場所などの情報はとても分かりやすかった。ただ、やはり給水の仕方に関しては、東京マラソンであれ、練馬こぶしであれ、やっぱり分かりにくい。

ボードの上に飲料入りの紙コップをいくつも乗せて、それをお盆(トレイ)の様に運ぶみたいな事が書いてあったが、ボードは大きい。たわむ。たくさんの紙コップを乗せた状態で運ぶなど、私には無理だ。

スタッフさんに聞いてみたが、やはり2段にするという話で、ちょっと色々錯綜した。

長テーブルはランナー側とこちら側と二つくっつけて置いて、ランナー側には間を開けて紙コップを置き、こちら側にはたくさん紙コップを並べて置いて、前が無くなったら後ろから送る。それは今までやった事がある大会と同じ。

なのだが、ランナー側は2段や3段にせず、手前側を2段にしたから大変。それじゃあ、前が空いたからと言って手を伸ばす事が出来ないのだ。

これじゃだめだ、という事で、作ってしまった2段は一応そのままで、他は1段だけにした。ただ、雨が入ってしまうので、ボードは蓋として活用した。

孤独な戦い

トップランナーが来た。大学生かな。やはり、トップ集団はドリンクを取らない。

テーブルに大体並べたところで、皆で手を叩いてランナーを応援した。しばらくは、誰もドリンクを取らない。そろそろ9時か。

私達スポーツドリンク3は、ランナーから見るとスポーツドリンクの最後のテーブルだった。その中でも、私は一番最後のテーブル2つを受け持った。隣の人は1人で1つのテーブルのように思える。そういえば、テーブルを数えなかったけれど、今思えば6つだったような。5人だから私だけ2つだったのか。そのうちの一つは2段になっていて、ここは誰も立てないね、という感じになっていたから。

でも、最初によく売れたのは、最後の端っこだ。最後のテーブルの一番最後の一つ。その角を取る人が多い。予め、そこが一番取られるよ、とスタッフさんも言っていたが、本当だった。

端はいい。テーブルの外側を回れば、手前を倒したりする事なく補充出来る。だが、そこばかりどんどん取られて、私のテーブルの紙コップはどんどん無くなっていった。

2段の上を早く無くそうと、そこから角へどんどん回した。ボリュームゾーンになってきて、どんどん取ってくれるようになった。いつしか手前のテーブルにはほとんどない状態。私は少しずつ紙コップに飲料を入れていったが、他の人は全然作業をしていない。

取ってもらったら、そこを補充。飲料を注いでいると、またすぐ取ってくれるので、途中でそちらを補充。

い、忙しい!楽しい!モグラ叩きみたい!

でも、マジで忙しい。これから来るランナーを見るとまだまだいっぱいいる。もっと作らないと!

実は、過去2回給水をやったが、いつも紙コップに入れた飲料が余ってしまい、後で捨てる。それを出来るだけ無くしたいし、そんなに焦ってたくさんの紙コップを用意しておくことないんだよなーと思ったりもした。足りなくなったら困る!という感じで焦ってどんどん作るが、結局はかなり余るという事が多いのだ。

それで、今日はスタッフさんも全然来ないし、リーダー不在な感じ。自分なりに余らせずにやろうと思っていた。ところが、周りが逆に悠長に構えていて、全然作らないから、私の方が焦ってしまった。作らなければ、と思う頃には補充に忙しくて作れない。もっと前にやっておけば!と思うのがオチだ。

で、焦っていたところへスタッフさんが来て、

「もう補充はしないで」

と言った。え?驚いてランナーさんの方を見ると、さっきまではわんさか来ていたのに、急に少なくなっている。あーあ、今開けてしまったペットボトルは・・・。

開けてしまったし、もしかしたらまだ必要かもしれない。紙コップも雨に濡れてしまっていて、これも全部廃棄だろう。それならと、開けてしまったペットボトルの飲料を、どんどん紙コップに注いでいった。

が、注ぎ終わるや否や、

「半分に減らして。半分は捨てちゃって

と、スタッフさん。今入れたばかりの紙コップを前の列にして、ずっと前に置いてあった方を捨てた。泣く泣く捨てた。そして、あっという間にランナー通過は終了。全て捨てる事に。まあ、そうは言っても、一つのテーブルに一並べもないくらいだったが。

撤収作業

雨がフードからしたたる。ポンチョもびっしょり。それほど強い雨ではなかったから良かったが、それでも2時間くらい立っていたから濡れそぼっている。それにしても、2時間あっという間だった。

だいぶ余った飲料の箱も、びしょびしょ。それを台車に乗せる。テーブルを拭いて片付ける。ゴミをまとめる。皆でやると早い。私はメガネが曇るのと水滴が付くのとで、ハンカチを出して拭いたりしていたので、ちょっと作業をさぼっていたかも。すみませぬ。

それにしても、スポーツドリンクをこぼして、本当ならば道路を水で洗い流さなければならない所なのだが、今回は雨だからやらなかったのかな?見ていなかっただけか?でも、その後雨足が強くなったし、綺麗になってしまっただろう。私の長靴も

そしてまた、台車を小学校まで運んだ。行きは下り坂が多かったので、帰りは上り坂だ。行きに、

「帰りは空っぽだからいいけど」

と言っていた人がいたが、残念。半分にもなっていない。今日は寒かったから、余計に余ったのだろう。

あ、と言う事は、もし暑かったら、給水作業はもっともっと忙しかったという事か。

東京マラソンに比べて、ボランティアも手薄だ。だからこそ、やりがいもあるが。

小学校に戻ってきて、ポンチョをまず脱いだ。靴を脱いでまた体育館に入り、ジャンパーを脱いで鞄にしまい、お弁当をもらって帰ってきた。10時半だった。

外に出て、マスクを外した。不織布だろうが東京マラソンのマスクだろうが、メガネが曇るのは同じだったかもしれない。

傘を差して帰り始めると、さっきのスタッフさんが、

「これ、良かったらスポーツドリンクでも水でも、持って帰ってください」

と言って来た。そうだった。マニュアルにも書いてあった。未開封のドリンクは、ボランティアに配布しても良いとか。もらいたいけれど、持って帰る袋がないからなぁ・・・あ、私エコバッグ持ってた!

で、スポーツドリンクをもらって帰る事にした。せっかくだから。で、私が一本入れていると、スタッフさんが

「もう一本入りますね」

と言った。で、ついうっかり、

「じゃあ、もう一本」

と言って、2リットルのポカリスエットを2本、エコバッグに入れてしまった。肩に掛ければそれほど重くなかった。

だが、私は途中で後悔した。最初は良かったのだが、帰りの電車は混雑していて座れず、つり革に捕まりながら頭に思い浮かべたのは、昔話の「舌切り雀」だった。ご存じか?お婆さんが欲張って大きいつづらをもらって帰ったら、中から魑魅魍魎が出て来たと。

たとえ中が宝物でも、欲張って重たい方を持って帰ろうとすると、腰が抜けて帰れなくなるもんだ。あの昔話を子供の頃に読んで、学ばなかったのかなあ、私は。欲張って重くて辛い思いをしたら、却って損をするのに。

しかも、うちには今、スポーツする人いないじゃないか。病気になった時に、なんて思っていたらいつになるやら。お酒の後に飲むのって、良い事なの?私が飲むしかないか・・・。本当に、欲張って良い事はない。

それと、またもや帰りの電車でやってしまった。わざわざ乗る前に電車を調べたというのに、来た電車に乗ったら、それは急行ではなく各駅。またすぐに検索して、次の大きい駅で急行を待って乗った。やれやれ。