アフィリエイト広告、アドセンス広告を利用しています。あなたの広告への反応が、チョコナッツの収益に影響します。

匿名の難しさと危機管理

TwitterやInstagram、Facebook、LINEなど、SNSを使うにはアカウント名が必要である。

それを、本名にするか仮名にするか、悩むところではないだろうか。

危機管理としては、本名を隠して置いた方がいいが、自分だと分かってもらいたい時には本名の方がいい。

本名を出すべきか否か、その話をしようと思う。

危機管理とは

小学生から高校生まで、学生には学校で「SNSの使い方」や「インターネットに潜む危険」などを教えられる。その保護者にも、保護者対象の講演会などがある。

しかし、それ以外の大人達には、なかなか学ぶチャンスがないのではないだろうか。

SNSのマナーもそうだが、特に何が危険かという危機管理について、知らずにSNSを利用している人もいるのではないだろうか。

私はけっこう保護者として話を聞いてきた。子供に注意するという視点ではあったが、それは同時に自分に対しても当てはまる。

危機管理とは、つまり個人情報を晒さないという事だ。

一番最近受けた講義では、

ネット上に書き込むのは、家の玄関の前に張り出しても良い事だけにすべし!

という事を言われた。そのくらい、注意しないとダメなのだそうだ。

たとえ名前や住所を隠したとしても、家から見える物や、家から近い建物の情報、自分を写した写真に写り込んだ電柱やマンホールなど、意外なところから家の場所が割り出せるという話だった。

では、なぜ家の場所を知られてはまずいのか。

別に、有名人でもない自分の家が分かったところで、誰も尋ねて来ないだろうと思うだろうか?

いやいや、今の世の中、誰がいつ有名人になるか分からない。例えば犯罪被害者になってしまったり、ちょっと呟いた自分の言葉に誰かが反発して拡散し、炎上するという事もあり得る。

そう、急に自分が「悪目立ち」してしまった場合に、名前や住所、電話番号などを知らない人に割り出されると大変なのだ。

世の中には、鬱憤が溜まっていて、攻撃対象が出来たらとことん嫌がらせをする輩がいる。

家を知られると、ピンポンダッシュや落書き、いたずら電話、ピザなどの宅配が大量に届く、などという事が実際に起こりうるのだ。

そう、いつ自分が有名人になってしまうか分からない。なってしまってから気を付けても遅いのだ。過去の投稿から、家を割り出されてしまうから。そういう意味で、いつでも誰でも、気を付けなければならないのだ。

LINEグループで

先日、Twitterでボランティアグループを作ろうという動きがあり、私も是非仲間に入れてもらいたいと思った。発起人の方から、ありがたくもLINEグループにお誘いがあった。Twitterでは一度にたくさんの人にメッセージを送れないので、LINEグループに入って欲しいという事だった。

早速入った・・・いや、加入しようとしてハタと指が止まった。

待てよ。LINEはバッチリ本名のアカウント名だ。しかも、旧姓まで併記してある。これで入ったら、どうなるのか?本名が表示される。それは・・・まずいのでは?

LINEは、リアルな知り合いとのやり取りを主にしている。親戚や友達、家族など。かつてはPTA関係の連絡もしていて、言ってみれば真面目な使い方をしていた。

私が繋がっている人も、ほとんどが本名でやっている。ローマ字か漢字かの違いはあるが。

表示名を、受け取るこちら側で変えられるという事は聞いていたが、実際にはその必要がなかった。それに、やろうとしたら分からなくて、実は昨日次男に聞いてやっと分かった次第。親など高齢者とも繋がっているので、変えてもらうという選択肢はあまりない。

LINEのアカウントをもう一つ作れないだろうか?

そう思って調べたら、電話番号がもう一つ必要だった。それは私には無理だ。

迷ったが、やはり今は名前の表示を変えるしか無い。本名だと分からないように変えて、その代わりにアイコンで私だと分かるようにしようとしたが・・・次男には「全然分からない。これ、何だかよくわかんないし」とこき下ろされた。金沢に行った時に買ってきた紫色の麩が入った、お味噌汁の写真なのに。

そして、LINEグループに入った。

オープンチャット

更に、ノートに表があって、LINE名とTwitterアカウントを入れて欲しいという事だった。そこにも書き込んだ。書き込むためにはアプリが必要で、それもダウンロードして。すぐには出来なかったけれど、何度かやってみて出来た。

更に、オープンチャットという物があって、そこに入って欲しいという記載が。そして、Twitter名で入った方が分かりやすいという話も。

調べた。オープンチャットでは、自分でアカウント名を変えられるというか、自由に付けられるのだそうだ。そこに、チョコナッツという名前で、アイコンもTwitterと同じ写真で作って、入った。

次男曰く、

「そういう時はオープンチャットでやるものだよ」

だそうだ。そういう時とは、Twitterでグループを作って話そう、みたいな時だそうだ。私は初めて入った。そもそも、そういう物の存在を今初めて知ったのだ。

そして、実際オープンチャットにだけ誘っている人もいるという話だった。

あ、それなら・・・

私もオープンチャットだけにして、またLINEの名前は本名に戻そうかな・・・

迷ったが、そうすることにした。ごめんなさい、ちょっと失礼だったかもしれないが、最初に入ったLINEグループは抜けさせてもらって、表に書き込んだLINE名も消して、そしてLINE名は元の本名に戻した。

やれやれ。

私が特に気を付けている理由

Twitterで知り合った人たちも、実際に会った事があるならば、本名を知られても問題ない。ネット上に書き込むような事をしないでもらえれば。

よく、子供がSNSで知り合った人と実際に会うのは、事件に巻き込まれるかもしれないから危険だと言われる。子供同士だと思って会ってみたら、実際は悪い大人のなりすましだったという事もあるし、女子同士だと思って会ってみたら、相手は年上の男性だったという事もある。

けれども、大人自身は、あまり危機意識がない。ネット上で知り合った相手の事も、ほぼ信じ切って会おうと思ってしまう。

あまり、事件に巻き込まれるような気がしない。こちらがおじさんおばさんだと、騙す需要も少ないし。詐欺などには遭いやすいものの、それは会ってすぐ危険なのではなく、お金の話になってから疑っても遅くないから。

なので、皆さん私と同年代だと、名前を知られる事にほとんど躊躇されない。私も、自分の事だけだったらそんなに気にしない。

だが、私はブログを書いていて、そこには家族が頻繁に登場する。勝手に登場させて、色々暴露している。だから、私の名前が特定されると、家族も特定されてしまうのが困るのだ。

もしかしたら、私とは知り合いでなくとも、子供の知り合いがそこに混じっているかもしれない。その時、私の名前や何かがバレて、その名前はもしかして・・・となって、子供の母親だとバレると、書いてあったあれやこれが、うちの子供の事だと分かってしまうのだ。

だから、極力気を付けているのだが・・・ボランティア活動をする時には困るのだ。

ボランティア活動は、基本的に本名だ。それは当たり前。だが、ブログを書いているチョコナッツと私の本名とが結びつくのが困るのだ。あー困った。

この先、Twitterでの知り合いと、一緒にボランティア活動をする事があるだろう。その時、活動中は本名で呼ばれてしまう。知り合い同士、本名も知り合うのは良い。だが、それを拡散されると困る。相手にその気がなくても、何かの拍子に拡散する羽目になるという事はないだろうか。

まとめ

つまり、危機意識を持とう!という事、ではない。

私が、結局バレるのに、名前を隠そうとするのを変に思わないで欲しい。そして、私の本名を知っても、どうか忘れて欲しい。いや、覚えてもらえたら本当は嬉しいが、ネット上には書き込まないでもらいたい。

そういう事を伝えたかったのだ。

本当は、ボランティア活動の事と、家族が登場する内容と、別々のブログに分けて書けばいいのだが、それもなかなか難しい。

次男とこの話をしていて、

「でもね、この人達はみんな良い人なんだよ~」

と言うと、

「分かるよ、ボランティアする人達だからね。でもね、危機意識は常に持ってないとね」

と、諭されてしまった。悪い人が1人混じっていたとしても、その人は良い人に見えるに違いない。

というわけで、引き続き「たかんなお年頃~多感・多汗・達観~」をよろしくご贔屓願いたい。