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緑内障だと保険に入れない

2022年5月24日(火)

条件が付いちゃった

10年前に入った保険の更新時期が近づいている。私の担当の保険外交員は、この機に新しい商品に乗り換えさせようと、1年以上前からあれやこれやと計画書を持って来ていた。

コロナに感染して自宅療養をすると、入院扱いとして保険金が下りる。その保険金が出たら、新しい保険に入るというような話になっていた。なんか、流れでそうなっていたのだ。

給付金が出て、外交員Wさんは、6月から始めるなら明日が締め切りだとか何とか言って、契約を急かしてきた。夫に相談してからと思ったが、急いでいるようだったので、夫にLINEで相談して、手続きをした。

そうして、いろいろ書類の束ももらって、もう手続きした日から、新しい保険が適用されるという話になっていた。

ところが。翌日Wさんが現れた。そして、意外な事を言った。

「実は、目のことで条件が付いちゃったんですよ。しかも、緑内障だと生活サポートが付けられないので、それだと新しい保険に入ってもらうメリットがなくて・・・今までの商品を更新していただいた方がいいかも。」

つまり、目に関する病気で手術や入院があったとしても、保険金は一切受け取れない。また、障害を負った場合に毎年受け取れる、生活サポートの特約が付けられない。何の病気で障害を負ったとしても、何も出ないという事だ。

新しい商品は、健康診断の結果次第で支払う金額が減免されたりするし、交通事故の場合の保障も良かった。健康診断は、10年前にはあまり受けていなかったが、最近は毎年受けているし、その結果はすこぶる良いので、これだとだいぶお得なのだ。だから、新しい商品の方にしようと思っていたのに。

10年前は病院へ連れて行かれた

Wさんは、私が緑内障だという事は前々から知っていた。だから、本当はこの辺も知っておかなくてはならなかったのだ。しかし、Wさんはいぶかしがる。

「緑内障が発症したのは、10年以上前ですよね・・・」

新しい保険に入る為に病気を申告したので、その時に緑内障と診断された日を12年前だと伝えた。だから、10年前に保険に入った時にも、本当ならば色々条件が付いたり、生活サポートを付けられなかったはずだと。その時は担当者がWさんではなかったのだ。

10年前、恐らく私があまり健康診断を受けていなかったからなのか、保険に入るに当たって、担当者さんに病院へ連れて行かれ、健康診断を受けさせられたのだ。内科へ行って受けたので、目の検査はしなかったし、特に聞かれなかったから緑内障だとも言わなかったのではないか。

あまり覚えていないのだ。その10年前の契約時の事を。病気の申告をしなければならなかったのか、どうなのか。

ただ、私の緑内障は「この時から緑内障になった」と言える時期がない。ずっと視野検査などを定期的に受けていて、先生が

「40歳になったら治療始めようか」

と言っていたのに、35歳くらいの時に

「せかっく検査しているのに、40歳まで待っていて手遅れになったら困るし、そろそろ目薬始めようか」

と言う事で、緑内障の目薬を始めたのだ。だから、その時から緑内障になったというわけでもないし、ずっと緑内障だったという程でもない。

ただ、2年前には「手術した方がいい」と言われたくらいだから、今ははっきりと緑内障だ。そして、コロナのせいで手術を先延ばしにし、何となく眼圧も下がってきたし、まだいいか・・・という状態だ。

だから、10年前には緑内障ではなかったとして保険に入っていても、それほど罪深くないと思う(笑)。だが、これから入る保険で、目に条件が付けられてしまうのは、しょうがないと思う。

緑内障は失明の危険が

緑内障も、大きく分けて二つあるそうだ。私のように強度近視によるものは、じわじわ視野が欠けるタイプで、一気に失明という事はまずないらしい。一方、目が悪くなかったのに、急激に眼圧が高くなってしまう緑内障は、自覚症状がないまま一気に症状が進み、気づいたら失明という事もある。

失明したら、障害を負った事になる。そうなれば、生活サポート一生涯受けられる事になる。だから、緑内障だとか目の病気だと、保険会社としてはリスクが大きいわけだ。よって、新たに保険に入る事が出来ないのは分かる。もう、持病があって入れないというやつだ。

私だって、一生涯視野を確保出来るかどうか分からない。何とか医療の発展によって、失明しても何とかなる世の中になるまで、失明だけは防ぎたいものだが。

減額するか否か

というわけで、今後どうするか考えた。今までの保険をそのまま更新すると、年齢が上がった分支払う保険料が上がる。どこか削って減額更新するか、もしくは目の事は考えず、新しい商品に乗り換えるか。それなら、生活サポートを付けない分、支払う保険料は安くなるのだ。

今、私はけっこう体の方は健康で、一番手術をする可能性が高いのは、目だ。それなのに、目に関しては何も出ない保険に入るのはナンセンスではないか。そう、誰もが考えるわな。

夫に相談してみた。すると夫は、もちろん前から入っている商品を更新した方がいいと言った。

前から入っているものを更新する場合、今は緑内障になっていても、今後緑内障の手術をしたりすれば保険金が下りる。もし失明して障害を負った状態になったとしても、生活サポートを一生涯受けられるのだ。

夫は言った。

若い時から保険に入っておいて一番ありがたいのは、更新しても保険の範囲を削られないこと。このメリットを享受しよう」

なるほど。若い時は保険に入っていても、多くの人が保険金を受け取る事もなく、入った意味もないように思える。だが、健康な時に入っておけば、後で持病が出来てもそのまま継続して入れて、入院などの度に保険金を受け取れるというわけか。

また、ここで一度減額したり、特約を削ったりすると、後で復活させようとしても出来ない場合がある。というか、私の場合はそういう事になる。色々リスクが大きいから。保険会社のリスクが増す時、つまり新たに特約を付けたり、保険料を増額したりする時には、審査が厳しく行われるそうだ。歳を取り、持病も増えればそれが出来なくなる可能性は高い。

というわけで、今回減額せず、同額更新する事にした。因みに、夫は個人保険のシステム開発を長くやっていた事があり、保険に関しては保険外交員よりも詳しい事がある。少なくとも、Wさんよりも詳しい。私はWさんに、後で増額出来るとか、そんな言葉を聞いていたのだが・・・