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コロナに感染した!Part6~PCR検査

2022年3月23日(水)

高校からの電話

2022年3月22日の夕方4時半頃、次男の高校の担任の先生から電話が来た。待っていた電話である。

「この度は大変でしたね~!」

先生、いつにもまして感情表現あり。しかし、実際校内では多くの生徒がコロナに感染しているようである。つまり、それほど珍しくもないケースである。

この日は教科書販売の日であった。なので、先生からはまずその話がある。

「25日が1年生の教科書販売の日なので、本人は来られないでしょうが、もしお母さんが来られるのであれば、その日でも大丈夫なんですが」

もし、私が発症しておらず、次男の濃厚接触者であるだけならば、25日からはめでたく外出可能なのであるが・・・

「私は発症してしまいましたので、25日には出られないのですが、兄がもし今日の検査で陰性ならば、行かれますが」

長男には何の了解も得ていないのに、そんな事を言ってみた。自分とは何の関わりもない学校へ、教科書を買いに一人で行ってくれるとは、あまり考えられないのではあるが。

「いや、それは不確かですからダメですよね」

しかし、先生はその「可能性の話」は一掃し、その後、教科書販売店へ予め連絡をし、必要な教科書を伝え、次男本人が隔離後に買いに行くように、という話があった。次男に渡してある教科書一覧表に、そのお店の場所や連絡先が書いてあるからと。その表は見たのだが、すごく字が小さくて、教科書はたくさんあり、選択科目がどれとどれなのか、私にはさっぱり。後で次男に、

「もし、もっと小さい時にこんなのもらったら、大変だったよ」

と言ったら、

「小さい時には教科書販売はないから」

と言われた。そうだった、小学生の教科書は無料配布だからな。それに、こんなに多岐にわたる選択科目などはないし。そういえば、小学校では家庭で買っておく物があると、それはそれは丁寧に、しつこいくらいに保護者会で説明をされたっけ。

電話の話に戻る。教科書販売の話の後、先生は次男と話せるかどうかと聞いた。それで、次男に代わった。そうしたら、ちょっとだけムキになって、

「マスクはずっとしてました。部活では外した時もありましたが、その時は別の方を向いてました」

みたいな事を話していた次男。部活の数人には、既に自分で連絡済みだと言っていた。いやだね、感染症はこうやって後から悪者みたいに色々聞かれて。事情聴取受けてるみたいな。

電話が終わって、

「写真撮影の話は?」

と聞いたら、無かったらしい。今日は教科書販売と写真撮影という話だったから、どこかで学生証の写真を撮る事になるのだとは思うが。そうか、自分で撮ってこいと言われるのかも。スピード写真だと上手く撮れないし、写真屋さんで撮るとお金かかるし・・・あれ、今度のは受験にも使うのかな。いやいや、長男は受験写真を写真屋さんに撮りに行ったよな。あれ、足りなくなったから撮りに行ったんだったかな?2年前の事なのに忘れた。

PCR検査を受けに

夕飯の支度をある程度して、後は時間まで本を読んでいようと思った。時間というのはPCR検査の時間である。

夫が18:10に家を出た。かかりつけ医までは1分くらいなのに、予約時間の10分も前に出るのは早すぎではないか?と思ったが、家でその10分くらいを待つのって辛いから、とくに止めはしなかった。

私は18時に最後に水を飲み、後は飲まずに待機。そして、夫が出かけた時に長男に後30分だよと声を掛けた。何も飲まないようになどの注意はしてあったと思うが、この時も一応伝える。

もう少しだ、と思ったら、思った以上に緊張してしまった。出かけるという行為も伴うし、何しろ唾液を出すのは苦手。落ち着かなくて読書も手に付かない。けれども、あまり早く行くと外の寒いところで待たなくてはならない。

18:22に夫からLINEが入った。

「まだ前の人が出てこない、寒い!」

あらら。10分待ったのにまだか。可愛そうに。そして、私は18:25頃に家を出た。

外に出ると路面が濡れていたが、どうやら雨は止んでいるようだ。良かった。傘を持たず、ポケットにスマホと保険証だけ入れてかかりつけ医に向かった。途中でスマホを見たら18:27で、ちょっと焦る。すぐ着くとは分かっていても、やっぱり基本は5分前行動をしたいところ。

かかりつけ医に着くと、流石に夫の姿はない。良かった。それほど遅れてはいないようだ。例の待機所には誰もいない。この間のブログで、手書きで「待機所」と書いてあるというような事を書いた。しかし、なんと今日見たら手書きではなかった。なんかこう、外に貼ってあるのには不釣り合いな、紙に大きく印刷した物が貼ってあったので、違和感があったのだろう。片方に「待機所」そしてもう片方には「Wate」何とかと書いてあったが、真ん中辺りがよじれていた。風雨のいたずらを感じる。

寒い!雨は降っていなくても風が吹いている。そして、やはり足下には深そうな水たまりが。少しすると、夫が出てきた。

「けっこう唾液がたくさん必要だよ」

と言う。

「そうなんだ」

「ここをマッサージするといいって」

と、耳の付け根辺りを揉む。私も自分のそこを揉んだ。まあ、私は一度経験してるわけで、どれくらい必要かとか、知らないわけでもない。夫は私が一度やった事を知らないのか?あと、その唾液腺の辺りを揉むといいというのは、知っていたような、知らなかったような。

放送で呼ばれた。夫は私が行くまで帰らない。よほど心配と見える。だから、私は経験してるんだってば。PCR検査もしているが、この場所も先日次男を連れて来ているからね。

さて、今日は雨でなくてよかった。手の消毒をして、診察室に入る。

うわっ、メガネが曇る。とにかく保険証を渡した。防護服姿の先生が透明なカーテンの向こうにいるのだが、もう、霞の中である。

「じゃあ、そこに腰かけてください」

椅子だけは分かる。

「まず、唾液を出やすくするために、ここを揉んでください」

と、例の耳の下辺りを示される。揉む。そして、手を出す穴が二つ開いているアクリル板の、その穴から検査キットを渡される。

「左の壁に書いてある通りに、袋を破いてロートを取り付けてください」

と言われた。壁には梅干しの写真と、その上にキットの取り扱い方の図解が貼ってあった。

さあ、まず袋を破くって?ギザギザしている所から切れるのかと思って、そこから縦に切り裂くように破ろうとした。破れない。反対側で再度トライ。破けない。ん?あれ?図解を見ても、既にロートを取り付けるところからしか書いてないような?

袋をもう一度よく観察したら、破くのではなく開くタイプのものだった。あれだ、よくハムのパッケージを開けるような、もうちょっと分かりやすく言うと豆腐の容器の蓋を開くような。四隅の一つが一部開いてあって、そこからがーっと開ける。

もっと大きく開ければ良かったのかもしれないが、中身が落ちるといけないので、ほんの一部だけ開けて、筒とロートを出す。そして図解の通りにロートを押し込む。すると先生が、

「入れ物に1と2の目盛りが見えますか?その1と2の間に唾液を溜めてください。実際は泡が立ってしまう事もあるので」

と言う。その前に、あと一つ部品が残っていて、それを下に取り付けるのでは?と思った私。しかし、それは蓋だという事が分かった。後でロートを外して閉めるのだ。つまり、筒だと思っていたものは、それ自体が容器だった。やれやれ。現状把握が難しい。それに、その1と2の目盛りも見えにくい。何しろメガネが曇りがち。湿度が高いから。

さあ、唾液を出すぞ。今回は何度か練習してきたから少しはマシ。練習というか、シミュレーションかな。それでもやっぱり、普段よりも出ない。先生が梅干しの写真を見ながら、と言っていたが、こういう時には梅干しだろうがレモンだろうが、全く効果が感じられないのだ。以前なら、梅干しを想像しただけで唾液がたくさん出たものだが、まったく、何も感じない。でも、焦ってはいけない。

ロートの方がストローよりいいかと思ったら、そうでもない。なんか、汚い話だが、口から離すためにロートの端を使うので、糸は引くし指に着くしで嫌な感じ。それでも、どのくらい溜まったかな、と何度も見てしまう。先生は見ていないようで、このくらいですか?と見せたら、その時に初めてこちらを見て、

「もう少し」

と言われた。やはり最初はそれなりに出ても、どんどん出にくくなる。唾液も枯れるのか

何とか適量を取り終えた。

「ロートを外してください」

と言われ、力を込めてロートを引っ張って取る。取ったら右にあるゴミ箱へ捨てるようにと言われる。そして、蓋を閉めるのだが、袋の中から蓋を取り出すのが大変。左手で唾液の入った容器を持ちながら、袋も持って、中から蓋を取り出すのだ。そもそも、唾液を採取する間ずっと、袋は持っていた。だって、置くところがないのだから。おぼつかない手で何とか蓋を摘まみ出し、容器に取り付けた。

先生は穴からウエットティッシュを乗せた手のひらを出す。私は、手に唾液が付いているし、容器にも多少付いたから、それをまず拭くのかと思ってウエットティッシュを受け取ろうとしたら、そうではなかった。そのウエットティッシュの上に容器を乗せろという意味だった。なぜ分かったかと言うと、引っ張ってもそのウエットティッシュが取れなかったから。

唾液付いたままでいいのかな、と心配になったが、先生はこれでもか、というくらい必死に容器を拭き、納めていたようだ。私はキットの袋を捨てていいのかどうか迷い、ゴミ箱に既にいくつも袋が入っていたので、捨てた。しかし、手に唾液が付いた。ずらしていたマスクを戻すと、嫌な匂いがする。

「じゃあ、後ろで手を洗ってからお帰りください。保険証と説明の紙は息子さんにお渡ししますから」

と言われた。

「ありがとうございました」

と言って後ろを振り向くと、とりあえず目に付いたのは消毒液。洗うというのは、これで消毒するという意味でいいんだよな?実は水道があるとかじゃ、ないよな?流石に狭い空間だから大丈夫だと思うが、咄嗟の空間把握が苦手なチョコナッツ。不安である。

ドアを開けると、目の前に長男が立っていた。保険証などを持って帰って来るようにと注意して、家に帰った。ああ、マスクが臭い、もう夜だけど替えたい、嫌だー!

と、必死に家路を急ぐ。そして家に入り、まず手洗いうがいをした。そして鼻をかんだ。で、マスクの様子を一応確認すると、マスクが匂っているわけではなかった。ただ、唇に付いた唾液の匂いがマスク内に充満していただけだったようだ。うがいした時に洗われて、もう匂わなかった。

長男のPCR検査は

ほどなくして、長男が帰ってきた。

あ、そういえば。長男に「待機場所で待っているように」という話を伝えていなかった。本当は、私が出た時に診察室の前にいてはいけなかったし、前の人が出てきた後、番号を呼ばれてからでないと中に入ってはいけなかったのに。その話をすると、

「そうなの?ちょっと待っててくださいとは言われたけど」

と言っていた。前の人が家族だからいいけれど、他人だったらまずかった。

「どうだった?スムーズにできた?」

と聞くと、

「唾液全然出ない!

だそうだ。次男はスムーズだったと言っていたから、若ければ大丈夫なのかと思ったら。あ、次男は枕をいっつもよだれで汚す常習犯だから・・・長男も私に似て唾液少なめなのか。

「あの梅干し、甘そうなんだもん」

梅干し好きな長男。辛党な長男。甘い梅干しなんかじゃ、唾液は出ないってか。

「次の検査の人、いた?」

と聞いたら、

「終わった時、なんか変なところに立ってる人がいるなと思ったけど、あそこで待ってないといけなかったのか」

笑える。

「他に何か言われた?」

と聞いたら、

「あなたが先に罹ってるかもしれないから、あまりお父さんには近づかないようにって」

だそうだ。ちゃんと、話が伝わっていたようだ。そうだ、私には、

「今辛くないですか?」

と、最後に聞いてくれたんだった。辛くはないと答えたら、それだけだった。私も、検査をする事で頭がいっぱいで、何か先生に相談したい事など、思いつかなかった。

謎の腹痛

寒かったのもあるし、ちょっといきなり食べ過ぎたとかもあるかもしれないが、夜になってすごくお腹が痛くなった。これは下るなと思ったが、少しすると痛みが治まる。それで、運動すら出来てしまう。

軟便が出たものの、下痢とは言えず。冷えだなと思った程度だった。しかし・・・

夜中の3時頃に目が覚めた。お腹が痛い。下腹が痛いのだ。これも寒いからなのかなと思い、ジャージ生地のベストがその辺に転がっていたので着た。暖かさは丁度良かった。お腹の痛みはしばらく続いたが、そのうち治まった。

そして朝。3月23日である。

今日こそは掃除機を掛けなければと思う。しかし、夫がテレワークで時々オンライン会議もするので、仕事が始まる前に済ませる必要がある。と言うわけで、いつもとは順番が違うが、家事の一番最初に掃除機がけを持って来た。

元気な時にも、テレワークの日はそうしていた。もう1年以上前の話になるが。その時も、何だか朝一で疲れてしまうなと思った。で、今は病み上がりというか、まだコロナの真っ最中な私は、掃除が終わって洗濯物も干し終わると、かなりぐったりしてしまった。倦怠感。腕がだるい。新聞を読みながら、あまりにだるいので、熱があるんじゃないかと思って測ったくらい。だが平熱だった。

時々お腹が痛くなるのは、もしかしてズボンがキツいのかな?と思った。いや、今病気のせいで体重がだいぶ少ない。太ったわけでもないのに、この間まで履いていたズボンがキツいなんて。いや、もしかしたら体重は減ったけれども、肉がお腹に溜まってしまって、お腹だけ太くなっているとか?あれか、筋肉がなくなって、押し返す力がなく、キツく感じるとか。

お昼も、何だかあまり食欲もないが、食べた。そして、午後、また非常にお腹が痛くなった。お腹が痛いのは、コロナの一番最初に現れた症状だから、無関係ではないのだろう。

ほどなくして、トイレに行き、その後はだいぶマシになった。あれかな、普通すごく痛くなったら下痢になるのに、その勢いがないから、悪い物がゆっくりお腹を通るので、ずっと痛かったとか。どんだけ便秘体質なんじゃ。

次男がPCR検査を受けた時は、翌日の午前中に結果の連絡があったが、今回は夕方になってもまだ来ない。結果次第で、この先のあれこれが決まるのだから、早く知りたいものだ。