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落語を観に

突然のお誘い

1月12日の昼頃。義母から電話があり、

「14日に落語行く?春風亭昇太林家たい平の二人会なんだけど」

と、言われた。落語家の名前を聞いても、すぐに顔が思い浮かばない。落語家とか、歌舞伎役者とかって、苗字が同じ人が多いではないか。それでどの門下だとかどの家柄だとかが分かるのだろうが、ちょっと聞いただけでは同じような名前に聞こえてしまう。歌舞伎役者なんて、どんどん名前を襲名していくから、今のその名前が誰なのか、あの人は今なんて名前なのか、確信が持てない。

「あ、はい。行きます」

しかし私は、すぐに行くと返事をした。明後日という微妙なライン。直前という程でもないが、前もってという感じでもない。とにかく明後日に出かける用事はなかったので、行く事にしたのだ。

私は割と計画的に動く方だった。急に入った用事は、大抵断っていた。別に急だろうが何だろうが、それほど変らないはずなのに、急に今、とか明日、と言われるとすごく嫌な気分になる。いや、嫌ではなくて、不安に襲われる。ドキドキしてしまうのだ。

けれども、最近は何でも、可能ならば行く事にしている。それは、ブログネタになるからだ!行こうかどうしようか迷ったら、絶対に行く事にしている。ブログを始めた事で、これほど自分の行動が変わるとは思わなかった。何でもいいから、いつもと違う事は大歓迎なのだ。とはいえ、行くと返事をした直後、やっぱり胸がドキドキしていた。本当に、行っても大丈夫だよな?と頭の中フル回転な感じ。

いつも、何となく一週間スパンで計画を立てるチョコナッツ。先週末、

「あ、来週はなーんにも予定がないや」

と、カレンダーを見て夫と話した今週だが、いつもと違う事満載の週になっている。追々書くが、却って何も予定がない方が、いつもと違う事をしようと思い立つのだな、と実感した今週だった。

きゅりあんへ

義母と約束をし、早めのお昼を済ませ、大井町へ。駅前の旧丸井デパート、現在のヤマダ電機の建物に向かう。端にあるエレベーターホールへ向かうと、そこに

「きゅりあん入り口」

と書いてある。その入り口からエレベーターホールに入って驚いた。エレベーターに長蛇の列が。

「しまった。ここで並ぶとは思ってなかった」

と、義母。確かに、13時からの公演を観るのに12時40分頃にここに着いたのではちょっと遅い。それでも、指定席だし、あまり早いとお昼が早すぎてしまうしで、この時間に来たのだ。

それが、こんなに大勢の人がこんなに遅いとは思わなかった。やはり皆さん、あまり早くお昼を済ませるのは嫌で、こうなったのだろうか。

義母情報によると、昨日の時点でも空席があったそうだ。そう、今日改めてパンフレットとチケットを見せてもらって、有名な二人の落語だという事が分かってホクホクしていた。そんな有名人の公演なら、前日に空きがあるなんて事は普通はないらしい。やはりコロナが流行って来ちゃったから・・・と思っていたが。

実際蓋を開けてみれば、満員だった。空きが全く無く、知らない人同士でもぴったり隣同士。大ホールは平均年齢高めの観客で埋め尽くされていた。実際、舞台で「満員御礼」だと昇太さんが言っていたし。

なぜ急に誘われたかと言うと、お友達を誘おうと思っていたら、お仕事が入ってしまってダメだったからのようだった。時々こういった公演に誘われる事があるのだが、いつもそんな感じだ。一緒に行くお友達がいなかった場合に誘ってくれる。

桂南太郎「狸札」

最初に出てきたのは、若そうな人。坊主頭で着物姿。まるで小坊主のよう。甘えたようなしゃべり方で、狸の恩返しの落語をした。

前座とは言え、なかなか面白い。大笑いとは言わずとも、くすくすと笑えた。

春風亭昇太「看板の一」

春風亭昇太が出てきた。うん、知ってる人だ。笑点の司会をやっている人だ。その、笑点の話など、雑談が長い。20分くらい雑談が続いて、そうして何の前振りもなくいきなり落語が始まった。

流石だ。上手い。演技力というのだろうか。落語というのは二人の登場人物の台詞を一人で言って物語を進めて行くものだが、その登場人物になりきってしゃべらないといけない。その演技力が流石だった。

落語というのは、有名な話もあるくらいだし、知っている話でも面白いはずだ。つまり、オチが分かっていても楽しめるもののはずだ。だが、やっぱり思った通りのオチだと、ちょっとつまらない。私は中盤からオチの予想が付いていた。もちろん知らない。だが、そうじゃないかな、と思っていた。そうしたら・・・やっぱりそうだった。

最近、話のオチを予想してしまって、当たってしまう事が多くなった。これは、私がいつもどんな物語を書こうかと考えているから、つい制作者目線になってしまうのだろうか。なので、最後はちょっと小さい笑いにしかならなかった。途中ではすごく笑ったけどね。

のだゆき「音楽パフォーマンス」

15分の休憩が入った。まだ始まって45分しか経っていないが、狭っ苦しい所に15分も座っている気になれず、一応トイレに行く事にした。行列が出来ていたが、出てきても尚時間が余っていたので、ロビーへ行ってみた。そこではグッズ販売が。

「この休憩時間のみ、グッズの販売を行っております」

と、何度も言っている。だが、あまり買っている人はいなかった。

それにしても、何となく物々しい雰囲気が漂う。それは、スーツ姿の男性が多いからだろうか。警備というか、警戒中というか、特に何をしているというわけでもないのだが、威圧感がある人達。有名人がいるからなのだろう。

休憩が終わる5分前にブザーが鳴り、席に戻った。因みに席は前から8列目ど真ん中だった。

また前座の人が出てきた。「のだゆき」という女性で、ど派手な格好におかっぱ頭。年齢不詳。鍵盤ハーモニカを首から提げていた。

私は、この人の名前を思わずチケットの裏にメモをしたのを白状しよう。

面白かった。いや、びっくりした。何だかね、驚いた。

「音楽をやっていきたいと思います」

と言って、

「組曲、第1楽章」

などと言って、そして題名をおもむろに口にしたのだが。それが「は?」という内容で。

あー、しかし。すっごく1発目が笑えたというのに、何だったか後になって思い出せないのだ。義母も当然(?)覚えていなかった。それこそメモすれば良かったくらい。まさかその後あんなに色々続くとは思っていなかったので。

1発目は忘れたが、その後には「救急車のサイレン」とか、「コンビニ」とかが続いた。どれもそっくりで、くだらない内容なれど、クオリティーが高いのだった。

それから、他の楽器を真似るというネタに移り、雅楽とか、パイプオルガンとか、アコーディオンとかになって、だんだんすごい演奏になった。縦になっている鍵盤で、両手でものすごく速い曲1音も間違えずに弾く。すごい。

「そこそこ上手いでしょ?」

と言う彼女は可愛かった。

更に、リコーダー演奏になった。だが、普通の演奏ではない。一度に二本吹くのだ。ソプラノリコーダーとアルトリコーダーを両方口にくわえ、それぞれ片手ずつで「ふるさと」をハモる。いや、これはすごい。

他のサイズのリコーダーでもやって、所々お笑いも出て。ちょっと玉に瑕なのが、ピンマイクを付けているので、息継ぎの音がマイクに入ってすごく大きく聞こえてしまう事だ。まあ、演奏会だったらダメだろうが、全体的にお笑いだからいいのだろうが。

彼女は「たい平師匠」と言っていたし、たい平さんの弟子なのだろうか。落語家に師事しているとは思えない芸風だったが。それにしても、彼女にはまた出会いたいものだ。テレビにも出て欲しいな。

林家たい平「禁酒番屋」

そして最後は林家たい平さん。やはり雑談が長く、30分くらい雑談だったと思う。笑点の話が多かった。PCR検査をする話で、「干からびた爺さんたちだから、唾液が出なくて・・・」という話には、思わず何度も頷いてしまった。私は一度しかやった事がないが、あれは二度とやりたくない。PCR検査をするくらいなら、注射してもらった方がずっといい。

それにしても、日本テレビの「笑点」は、観たことはあるが滅多に観ないので、最近の出演者の話をされてもイマイチピンとこない事が多い。義母は毎週観ているそうで、だからたまーに笑点がやっている時に義母宅へお邪魔した際に観る事がある。それで、今の司会者が笑福亭昇太さんだという事は、多分何となく知っていた。座布団を運ぶ人の髪の毛がどうの、という話題にも、なんとなーくついて行けた。

もちろん、よく知らなくても面白かったが、やはり知っている人ほど笑えなかっただろう。年寄りをいじる話題は笑点の定番のようだが、確かに面白いものの、よく知らないと笑っていいのかどうか、ちょっと躊躇するような。

さて、今度はいきなりではなく、上手い具合に落語に入ってくれた。江戸時代の話だが、やはりたい平さんも演技力があるなあと感心した。演技力よりも、説明力、なんて言葉はないが、なんか、演劇をやる役者よりも落語家さんの言葉はすごく聞き取りやすいと感じた。説明がすっと入ってくる。分かりやすい。雑談の時もそうだが、漫才師よりも落語家の方が聞き取り安いかなあ。ピンマイクのお陰もあるかもしれないが。

こちらは、オチが途中で読める事はなかったが、まさかの下ネタ。なんかな、下ネタはやっぱり好きではない。とくに、汚い系の下ネタは笑うよりもちょっと気分が悪くなる。それこそ、こちらが酒にでも酔っていないと笑えないような。

そういえば、たい平さんはとても酔っ払いの演技が上手かったな。どんどん酔っ払っていくのが上手いし、それだけで面白い。落語家って、演技力なんだなーと初めて思った。

夢空間 (yume-kukan.net)参照

手土産

15時に終わって、順番に会場を出るように言われて、やっと出てもエレベーターで並んで、やっと地上に降りてきた。きゅりあんの大ホールは8階にあるので。

阪急デパートの食品館が駅前にあり、そこでギフト品半額セールをやっているから見ていこうと言われて、行ってみた。商品券があるから何か買ってあげると義母に言われたが、どれも高いような気がして選べず。そのうち、金目鯛せんべいというのが一袋500円もするのが、半額になっていて、それを義母が買ってみようと行って二つレジに持って行ったのだった。

交通機関の時間が中途半端だったので、別のお店にも入ってぶらぶら見ていたら、きなこ玉というのがあった。きなこ飴と言われる事の多い、きなこを水飴で固めた感じのもの。それがコロコロ丸いのできなこ玉という名前が付いているらしい。私がつい、

「これ大好きだったんですよー」

と言ったら、義母が食べたことがないと言うので、

「すごく美味しいですよ」

と言ったら、それをまた義母が二袋手にしてレジへ

金目鯛せんべいときなこ玉を手土産にもらって、帰って来たのだった。

家に帰ったら、まだもらった話をしない内から長男がきなこ玉を開けて食べていたのでびっくりした。お菓子好きな次男はもちろんだが、お菓子をほとんど食べない長男までもが喜ぶとは、買ってもらって良かったな。

金目鯛せんべいは、ほとんどえびせんだが、私の大好きなタイプのせんべいだった。いやー、結局私の好きな物買ってもらっちゃって。

ちょっと肩が凝って疲れたが、良い一日だった。

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