前回までのあらすじ(1回目と2回目の通院)
下の歯のかぶせ物が取れてしまい、ネット予約の出来る近所の歯医者に行ったのが11月8日だった。
予約して行ったのに、30分待たされたし、待合室には患者さんが何人も。そして、先生はやり方が乱暴で、痛い。おまけに歯磨きが出来ていない事を指摘され、すごーく暗い気分で帰って来たのだった。(11月8日のブログ参照)
今回の歯の治療が終わったら、次は歯医者を変えようと思っていた。ところが、2週間後にもう一度行ったら、何だか印象がだいぶ違った。
そもそも空いていた。待っている人が1人しかいない待合室。先生の乱暴な感じもなかったし、どちらかと言うと話す時に目を合わせない、いや、目を閉じてしまうくらいシャイな先生?偏屈なおじさんというイメージが、ちょっと変わったのだった。いやでも、もしかして忙しいとイライラしちゃう人なのか?それはそれでちょっと・・・
そうだ、一回目の時に言われた恐怖の言葉があった。それは、
「なるべく神経を残した方がいいんですけど、削っていってどうしても痛かったら麻酔して、神経取りますから」
と言う物。あれ?神経取らなくても、麻酔するものじゃないの?以前、何度か麻酔した事あるけど、神経取ったのは一度だけ。この先生、麻酔をなるべくしない派なのー?恐怖。
それで、2回目はちょっと緊張していた。神経を取ると歯がもろくなるそうで、出来れば取りたくない。痛みは我慢するぞ、と身構えつつ、あまり恐がっていると余計に痛みを感じるから、平常心で行こうとも思っていた。
そういう感じで2回目。痛い事は痛かったが、我慢出来ないほどでもなかった。なので、とてもホッとしたのだった。それに、歯磨きをちゃんと「歯と歯茎の間」を意識してするようにしたら、何も言われなかったので、それもホッとしたのだった。
そういう事もあって、私にとっての先生の評価も上がり、痛い治療は終わったから、今日は型を取るだけだしと、完全に油断していた。
嫌な予感
さて、3回目の今日。また12時に予約を入れて出かけた。
今日は治療中の患者さんが一人いるだけで、待合室には0人。そして、座るや否や呼ばれる。今日はまた、ずいぶん空いている。
心に余裕があり、心なしか看護師さん?の女性も愛想が良いように感じる。3回目だから覚えてくれたって事かしら、なんて。
先生が来て、ご挨拶。診察台が倒され、口を開けてくださいと言われる。いつものように、痛みは出ましたか?などと聞かれ、いいえと答える。そして、
「顔にかかるので、タオル掛けますね」
と、タオルを顔全体に掛けられた。
嫌な予感。
今まで、目まで覆うほどタオルを掛けられた事はなかったぞ。つまり、これからガッツリ削るぞという事なのか?どうして?今日はもう型を取るだけでは?
甘かった。すごーく痛かった。仮にかぶせてある白い物を削るだけなのかと思ったが、今日も虫歯を削っていたのだ。毎回毎回、削るところが深いところへ行くわけだから、前回よりも今日の方が痛いのは当たり前だった。
でもでも、この間言っていたはずだ。
「これで、悪いところは大体削ったので、後は型を取るだけです」
って。だから油断していたのに。でも、最近鏡で歯を見たら、なんか黒い部分が仮の白いやつから出てきていて、まだ黒いけどなーと思ったり、していたのだ。
つまり、まだ虫歯は削り切れていなかったのか、それともこの2週間の間に虫歯が進行してしまったのか。
とにかく、痛いけれども我慢した。自慢じゃないが、指をぴくりとも動かさなかったぞ。それにしても、神経の痛みもあるが、唇を引っ張られる痛みも耐えがたい。そんなに引っ張ったってこれ以上開かないってば。
タオルをまだ取らないで
そして、型を取る為にクリップの付いたぐにゃぐにゃした物を上と下と両方に押しつけられ、
「軽く噛んでください。はい、このまま動かないで」
と先生に言われた。
うう、動かないでは苦手だー。
先生は私の顔に掛けてあったタオルを取った。そして、他に患者さんがいなかったので、そのまま横の椅子に座っている。
すぐ取るのかと思ったら、数分そのまま。まず、この変な物を噛ませられている顔が、きっと変だという恥ずかしさ。まだタオルを掛けておいて欲しかった。そして、動いてはいけないと言われると、体のあちこちがむずむずする辛さ。今一番辛いのは、つばを飲み込む時に少し動いてしまうのでは、という焦燥感だ。でも、すぐならともかく、何分もこのままじゃ、絶対につばを飲み込まざるを得ない。そして、何度かかくかくと動いた気がする。
型を取る作業を終え、歯を洗浄され、シュッシュッと空気を当てられる。
これがまた痛いのよ。いつも歯の治療の時に思うやつ。神経に空気が当たると痛い。
懐かしい匂い
それから、強烈な匂いがした。
あ、懐かしい。この匂いは知っている。
私は中2の時に大きい病院で歯の手術をしたことがある。あの事を書いた作文が、地元自治体の文集に載ったものだ。それくらい、レアな経験をした。
考えてみたら、あの時から私の文章スタイルが変わっていないのが笑える。多少上達したとは思うが。
その手術をした時に、同時に一部だけ矯正器具を付けたのだが、先端にピンク色の粘土のような物を付けられた。毎回治療の度に付けたので、その時の匂いだったのではないだろうか。はっきりとは覚えていないが。
今日の強烈な匂いは、仮のかぶせ物。今までのは固いものだったが、それだと剥がすために削らなければならず、そうすると歯も少し削ってしまって型が合わなくなるそうだ。なので、削らなくても取れる柔らかいものを付けてもらった。これは、ガムやキャラメルを食べたりすると取れてしまうので、気をつけるようにと注意をいただいた。この歯に当たらないようにと言われたが、ちゃんとかぶせ物をつけてもらうまでは、両方とも食べるのを辞めよう。
引きずる痛み
来週末に、かぶせ物をつけてもらえるようだ。よかった、年内にはちゃんと終わりそうだ。
それにしても、治療が終わったのにまだ歯が痛い。神経を一度いじられると、しばらく忘れられないのだ。そして、当たっていると言ってその仮のかぶせ物を少し削ってもらったのだが、それでもどうもおかしい。何かを食べているような違和感。もうちょっと削ってもらえばよかったのか。
歯医者に行く前からお腹が空いていたというのに、治療が終わった時には全然食欲が沸かなかった。いつも30分は物を食べないようにと言われたのに、今日は言われなかった。家には10分以内に着く。食べるしか無いか。やっぱり歯医者に行く前に昼食を済ませるべきだったか。
それで、食欲が無くなって痩せればいいのだが、そうは行かないだろうと思われる。
今回も歯の汚れなどは指摘されなかった。やっぱり、磨き方が良くなったに違いない。良かった良かった。
皆さんも、歯ブラシを当てる角度に気をつけよう。歯周ポケットから物をかき出すようなイメージで、斜めにブラシを当てよう。
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