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やった事が悉く無駄になる日ーオンラインで印鑑証明書を請求

次男の腹痛

前日からひどい腹痛を起こしていた次男が、昨日は朝から内科へ行った。学校には遅刻の連絡をし、11時登校の予定にしていたが、診察が終わったのが10時半過ぎ。そして、紹介状をもらったから、午後から検査の出来る病院へ行くという事で、結局欠席になった。

次男は4月末から細菌性急性胃腸炎にかかり、それがだいぶ重症で、大変だった事があった(このブログの4月25日から5月4日までの投稿参照)。一応快復したつもりだったが、ことあるごとに腹痛を訴え、学校を休みがちなのだった。

1時からやっているという、検査の出来る病院へ行った次男だが、1時からなのはオンライン診療のみで、一般の診察は3時からだったと言って帰って来た。徒歩圏内とはいえ徒労である。腹痛なのに。それからまた3時過ぎに行って、ずいぶん待たされて診察が終わったのは6時過ぎだった。

一週間後に検査の予約をしたが、やはり胃腸炎の延長というか、治りきっていないようで、飲み薬を色々出してもらってきた。一つ食前に飲む薬があるが、毎回忘れて食べ始めてしまうのだった。やれやれ。

印鑑証明をオンラインで

と、次男にも色々あった一日だったのだが、それに関しては話を聞くだけの私。私は私で徒労な事があったのだ。

午前中、義母から依頼があった。

「印鑑証明をオンラインで取れるようなので、検討してみてください」

パンフレットの写真が添付されていた。

義母は私の上司でもある。最近は、義母の助手のように付きそう事が多い。義母が年を取ってきておぼつかないから、と他人は思うかもしれないが、それは違うと思う。義母はまだまだしっかりしている。ただ、年齢的には定年を過ぎている。もうすぐ仕事を私に引き継ごうという事なのだろう。仕事を見ておけ、と。そういう事なのだと思う。そうなると、物書きばかりやってもいられなくなるのかなぁ・・・若干不安だったりする。

と言っても、アナログ世代の義母は、パソコンとかインターネットの事になると、大抵私に仕事を任せてきた。年齢から考えたら、義母だってスマホやらネットやらを十分使えている方だと思うが。

さて、今回会社の印鑑証明書が必要になった。個人の印鑑証明書は、最寄りの自治体の出張所で取れるが、会社のはどうやら法務局まで行かなければならないようだ。少し遠いので、オンラインで請求できたらいいねという訳だ。同感である。

その場ではとにかく了解ですと答え、昼前にスマホでちらっと法務局のホームページを調べた。

うわ、何だこりゃ。字が多すぎる。しかも、青字下線が多すぎる。何というか、

「詳しくはこちら→」

のような文言が多い。いちいちそっちに飛んで、戻ってをするのは混乱する。とにかく、一つ一つやってみながらじゃないと分かりにくいな、と考え、後でパソコンでやろうと思った。すぐに出来ると思った私は甘かった。

申請書の作成

家事と買い物を終え、連載中の小説の更新を終え、やっとパソコンで法務局のホームページを開いたのは4時半頃になっていただろうか。まずはソフトのインストールをしろと書いてあったので、インストールをした。

「事前準備」から、一つ一つやっていった。「詳しくはこちら」の先のリンクは、別ウインドウで開くようにして欲しい。ついそれをクリックして、その先でもまた「~はこちら」をクリックしてってやってしまい、いくつも戻るを繰り返す。ああ、何を調べていたのか分からなくなってきた。

やっと申請書の作成が始まって、分からないところをLINEで義母に聞いたりしながら進めて行った。よし、これなら夕飯の支度を始める6時までには終わりそうだ、と思った。

何通必要か、管轄登記所はどこか、郵送でいいか、などなどを義母に聞き、すぐに返事をもらって作成していった。そして、いよいよ完成したと思ったら、次はICカードをカードリーダーに挿して云々とある。

電子署名

すぐ近くに住む義母の家へ、カードを取りに行った。印鑑カードの番号を記入したりしたので、その時はてっきり印鑑カードが必要なのだと思った。義母も当然そうだと思ったようで、印鑑カードを渡してくれた。

家に帰り、カードリーダーに挿し・・・ではなく上に置き、電子署名をするというボタンを押すと、パスワードの入力を求められた。そう、最後にこの電子署名をして、申請書を送信すれば完了なのだ。だが、パスワードが分からない。

また、義母にLINEで尋ねた。ところがしばらく経っても返事が来ない。もう一度言葉を替えて送ったが、既読にもならない。そこで、電話をかけた。ついさっき家にいる所を見てきたわけだし、出かけるとも言っていなかったし、まだ夕方の6時だからお風呂でもなさそうだが・・・出ない。

もう夕飯を作らねばならない。パソコンはそのままにし、夕飯の準備を始めた。先に書いたように、ここで次男が帰ってきたりしてバタバタする。

義母からは返事もないまま時間が経ち、午後9時を過ぎると申請できないらしいので、9時少し前にパソコンを落した。また明日でいいやという思いで。

しばらくして、義母から電話があった。こんなに大変なら取りに行った方がよかったねと言って、ごめんねと言われた。で、やはりパスワードなど知らないと。

それで、ふっと頭をよぎったのがどこかで読んだ事前準備電子署名の申請とか何とか、見たような気がする。

「あまりに色々字が書いてあって、読むのが煩わしくてつい印鑑証明のところへ飛んでしまったけれど、前もって電子署名の申請・登録をする必要があるのかもしれません」

と言うと、もう明日法務局へ取りに行くから、オンラインはいいと言われた。

「簡単にできるような事が書いてあったのに、簡単じゃないね。ごめんね」

と言われて、それで肩の荷は下りた。

割れたボタン

この章は、「法務局」とか「印鑑証明」で検索してこのブログにたどり着いた方には蛇足だが、チョコナッツのおっちょこちょいを読みたい人にとってはメインである。

朝、夫のワイシャツを洗濯した際、袖のボタンが一つ割れている事に気づいた。いつも裁縫をしている訳では無いが、気づいた時にやるべきだよな、と思い、夜付け直すことにした。

一つだし、すぐ終わるはずだった。ボタンのストック(実は大量にある)から似ているボタンを探そうと思ったら、袋に入ったままの予備ボタンの中に、まさにそのワイシャツのボタンが二つ入っていた。これだこれだ。下がうっすら白い、透明なボタン。

大小のボタンが一つずつ袋に入っていた。袖のボタンは小さい方だなと思って、小さい方を縫い付けた。

袖には二つのボタンが並んでいるので、曲がったりしていないか、二つを見比べてみたら・・・大きさが違う!

間違えた。小さい方は袖口のカフスではなく、割れている所に一つ留めるボタンがあって・・・説明が難しいが、とにかくすぐそこに見えていたボタンなのでうっかりしたが、私が付けるべきボタンは大きい方だったのである。

仕方がない。二本取りで縫った糸を切り、ボタンを取り外した。やれやれ。今ボタンをしまっちゃったのに。もう一度ボタンを出し、付けようとして・・・危ない危ない。これ、下が白いやつじゃない。同じように透明な袋に一つだけ入っているボタンが他にもあって、うっかり間違える所だった。縫い付ける前でよかった。

正しいボタンを今度こそ出し、縫い始めた。やれやれだ。縫い終わって、ちゃんと留められるか確認したら・・・がっかり。糸をバッテンになるように縫い付けていた(他のボタンがそうだからね)のに、それが一度バッテンになっていない方向に縫ってしまっていた。小さいから分からないか?いやー、私、不器用なくせにそういう所をいい加減に出来ないタイプなので。

もう一度糸を切った。何をやっているのだ。時間がかかりすぎる。もう一度付け直し、今度こそちゃんとバッテンに縫い付けた。

一つ縫うだけだったのに、三回縫ってしまった。危うくもう一度縫うところだったよ。全く自分が嫌になるね。

電子署名には手数料が!

夫が帰って来て、今日の報告をした。あれやこれや。それで、オンライン申請の話をした際、最後にパスワードが分からなくて、オンライン申請を諦めたと言ったら、

「えー、これからはオンラインの準備をしておいた方がいいよ。法務局ってけっこう法人は関わるからね」

と。自分の仕事でも法務局へ行くことは多いそうだ。いちいち行くよりもオンラインで出来たらいいのに、と思っているが、自分のではなく社長の申請となるとなかなか難しいという事だった。

それで、考え直した。確かに、あらかじめ電子署名の手続きをして、それからさっきの申請書の作成をすればいいのだ。簡単ではないか。もう夜中だったが、スマホで電子署名について調べてみた。

電子署名なのか、電子証明書なのか、その辺が紛らわしいのだが、電子署名する為には、電子証明書を取得する必要があるらしい。ある人によれば、電子署名が印鑑で、電子証明書は印鑑カードのようなものだとか。

それで、とにかく印鑑証明書を取得する方法を調べた。すると、手数料改定の欄に目が留まった。この4月からだいぶ安く(半額近くに)なってはいるが、まさかお金がかかるとは。

証明期間に応じて手数料がかかるらしい。何々?3ヶ月1300円?それが最低料金で、6ヶ月2300円、9ヶ月3300円・・・24ヶ月だと8300円。多少長い期間だと割引があるが、それにしても高くないか?

おかしいと思ったのだ。申請書に職業を選択するところがあったが、選択肢は税理士とか不動産業者とか、一般のうちの会社のような選択肢はなかったので「その他」を選んでいたのだ。つまり、こういうオンライン申請は、そういった仕事の人がやるものなのだ。

電子署名に継続的にお金がかかるとは知らなかった。ただ、印鑑証明のみならず、e-taxだとか色々な場面で使える。そうか、ICカードというのは、印鑑カードではなくマイナンバーカードだったのだな?

仕事でちょくちょく使う人はいいだろうが、納税にしても年一回。今回のような印鑑証明など、次にいつ必要になるか分からないくらいなのに、手数料を払うのはナンセンスだ。一回のために1300円払うのなら、バスで法務局へ行った方が全然安い。一日で済むし。

夫も、手数料がかかるらしいと伝えたら、

「何それ?!」

と言ったきり、もう何も言わなかった。準備しておいた方がいいよという話はなかった事になったのだった。

これも勉強

1時間半以上かけて申請しようとした作業は無駄になった。だが、何も分からなかった私が、少し分かった事もあるので、無駄な時間ではなかったと思う。義母は今日も、

「面倒な事頼んじゃって、ごめんね」

と謝っていたが、むしろ頼んでくれてありがたいくらいだ。つまり、電子署名には手数料がかかる、と。

お?分かったのはそれだけか?それだけじゃ、ないはず。だが、説明出来るほどには分かっていないのであった・・・恐るべし、法務局。