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若者文化について行け!アカウントの使い分け

若者文化について行こうと必死なチョコナッツ。もうアップアップよ。

なんて言いながら、先日ツイッターのアカウントを1つ増やした。増やすまでに長い事悩んだ。我々中年層にとって、アカウントを使い分けるという文化は未知の世界だったのである。

アカウントとは

アカウントというのは、いわばIDアイデンティティ会員番号のような?我々中年にとっては、それをいくつか持っているという発想は、こうだろう。

・よく行くデパートのメンバーズカードを持つ
・フィットネスクラブの会員になる
・近所のスーパーで会員登録した
・Amazonプライム会員になる
・スマホでメールをやる
・LINEに登録した

ほら、いくつもIDを持っているよと。

だが、ここで語るアカウントを複数持つというのは、これとは違うのである。同じ場所の会員番号を2つ以上持つ感じだ。つまり、

フィットネスクラブに会員登録する時、2つの会員カードを持つ

というような。だが、それは意味が無いし、ほぼ不可能だ。なぜなら、我々の顔が1つだから。たいてい、身分証明書を見せて会員になるし、1人1つが原則だろう。それに、2つ会員カードを持ったとしても、体は1つだから、今日はこっち、明日はこっちと分けたとしても、メリットがない。

だが、インターネットの中で、顔の見えない世界では、2つアカウントを持つ事にメリットがあるのである。

世代間ギャップ~LINEかツイッターか~

私がツイッターを始めたのは、4年前くらいである。なぜ始めたかと言うと、NHKの夜11時のニュースで、ツイッターで寄せられたコメントが紹介されているのを見て、私も紹介されたいと思ったからである。

実際ツイッターに登録し、NHKのニュースで何度も私のツイートが紹介された。最初の1週間は毎日紹介されたが、そのうちなかなか紹介されなくなった。それで投稿するのを辞めてしまったが、いつしかそのニュース番組も無くなってしまった。

私がツイッターを始めてまもなく、息子の中学校の保護者会の時に、ネットに関する講演を聞いた。その時、講師の方が言った。

「今、子供達が一番トラブルに巻き込まれているのは次のどれだと思いますか?1ツイッター2LINE・・・」

確か選択肢が3つか4つあったと思う。私はツイッターの時に手を挙げたが、圧倒的にLINEに手を挙げる保護者が多かった。その少し前までは、LINEによるいじめや仲間はずれなどが問題になっていたから、よく分かる。私がツイッターに手を挙げたのは、どこかでちらっと小耳に挟んでいたからだ。

正解は「ツイッター」だった。既に、中学生はツイッターをやっている子が多いという事だった。また、講師の方が、

「LINEをやっている方は?」

と問うと、多くの保護者が手を挙げたが、

「ツイッターをやっている方は?」

と聞いた時には、ほとんど手が上がらなかった。私は驚いた。私がやっているくらいだから、半数以上の保護者がやっていると思っていたのだが、実際には1割にも満たない数しか手が上がらなかったのだ。

子供達は、ツイッターで世界と繋がっている。LINEは身近な友達や親と繋がっているのだろうが、ツイッターは顔も知らない多くの人と繋がっている場合が多い。

アカウントを複数持つ理由

では、若者はどうしてアカウントを複数持つのか。

一つには、親世代で自分から発信したい人たちは、早くからFacebookをやっていたが、これと同じように、子供達はツイッターに本名で登録し、友達同士だけで閲覧できるようにして、自分の事を発信しているのだ。

これを「リアアカ」というらしい。これには、鍵をかけてお互いフォローし合っている人にしか見えないようにしているのだ。それでFacebookと同じような使い方になる。ちなみに、私がFacebookを始めたのはすっかり成人してからだったので分からなかったが、あれは未成年には登録できないようになっているらしい。未成年はFacebookと同系列のインスタグラムをやっているというわけだ。

ああ、だから「インスタ映え」なんていう言葉が流行ったのかー、と思ったかな?そう、大人がFacebookを始めた頃、若者達がインスタグラムを始めたので、流行ったのだ。

さて、そのリアアカだが、鍵を付けるので、広い世界の情報は得られないし、もっと自由に発信して、多くの人に見てもらいたい場合は、もう一つアカウントを作る必要があるのである。

高校生の次男にリサーチした。彼は7~8つのアカウントを持っているそうだ。しかし、実際稼働しているのは5つくらいだそうだ。けっこう多いので驚きだった。

しかし、内情を聞くと納得した。一つがリアアカ。一つが「本アカ」。

本アカというのがあって、ここで興味のある事についてつぶやくし、いろいろな情報を得る。だが、ちょっと不思議に思えるのが、本アカが3つあるという事だ。

なぜ3つあるか。少し前の私なら不思議だっただろうが、ここ数日悩んでいた結果、これは不思議ではないと分かった。なぜなら、好きなことが1つではないからだ。

本アカがいくつもある理由

たとえば、趣味にサッカー観戦があるとしよう。ツイッターでサッカーについてつぶやくと、サッカー好きな人同士でフォローし合い、いろいろとサッカーの情報がタイムラインに並ぶ。それを見ていくと欲しい情報が得られるわけだ。

だが、サッカー以外にも趣味があるとしよう。例えば、アイドルが好きだとする。乃木坂46が好きで、その情報を得ようとする。すると、タイムラインには乃木坂46の情報が流れる。

ここで問題がある。自分が乃木坂46の記事に「いいね」したり、リツイートしたり、それについてつぶやいたりすると、自分をフォローしてくれているサッカー趣味の人のタイムラインにもその内容が入ってくるのだ。これは、その人が乃木坂ファンでなかったら、ちょっと邪魔な情報になる。場合によっては、アイドルの情報でタイムラインが埋め尽くされ、サッカーの情報があまり出てこなくなってしまう。こうなると、迷惑である。

そういう訳で、趣味ごとにアカウントを作ると、お互いにすっきりする。このアカウントで入れば、これ関係の情報だけが流れているから、見やすいし、迷惑もかけないし。

次男はそういう理由で3つの本アカがあり、それに付随してサブアカが2つあるとか。これは聞いてもあまり理解出来なかったのだが、つぶやくのはサブアカでやるのだとか。例えば自分のブログの宣伝などは本アカでして、つぶやくのはサブアカだとか。ちょっと意味が分からない。

1つのアカウントしか使っていない大学生。その理由とは

長男にリサーチしてみた。すると、長男はアカウントは3つ持っているが、使っているのは1つだそうだ。それは、大学の友達をフォローしているものだそうだ。つまりは、リアアカである。ほぼリアアカと言うかな。リアルな友達(本名や顔を知っている友達)とフォローし合っているという点で、リアアカなのである。

長男は、自分からはつぶやかないから、1つで十分なのだそうだ。友達が流す情報を見ていればいいから。趣味に関しては、YouTubeの方で観ているからと。

そう、長男はYouTubeのアカウントをいくつも持っていて、使い分けているそうだ。YouTubeも閲覧者の興味のありそうな物を勧めてくるので、一度他の物を観るとそれに関連した動画が並んでしまう。だから、趣味のジャンルでアカウントを分けた方が、すっきりして使いやすいという訳だ。

なるほど。私はYouTubeは1つのアカウントで済ませている。確かに、いつも好きな歌手の動画を観ているが、たまに合唱曲を検索して聴いたりすると、その後歌手の方を探しているのに合唱曲が並んで来たりして、ちょっと邪魔だったりする。それでも、他人に迷惑を掛けていないので、私はそれでいいと思っている。すぐにまた「今興味のある事」が並ぶし。

もう一人の中年、夫の場合

ちなみに、夫に聞いたらツイッターをやっていなかった。夫は子供たち以上にずっと前からスマホを手放さない人である。よく、子供を連れて出かけても、ずっとスマホを見ているのがしゃくに障ったものである。そんな夫は、ゲームをやっているようだ。そのゲーム内で友達を作り、オフ会をやってリアルでも知り合って、飲みに行くようになったりしているのであった。とっかかりはネットでも、若者とは違って、やはり中年の、昭和平成の人間関係なのである。

ただ、中年はほとんどツイッターをやっていないかというと、今はそうでもないようだ。同じような年齢の人同士、ツイッターの方で近づけてくれているのかもしれないが、私の回り(ツイッター上での)には、多くの中年男性、女性がいる。それでも、夫が未だにやっていなかった事実を考えると、やはり少数派だと思わざるを得ない。

複数のアカウントを持つ事に抵抗があった理由

さて、私の話に入ろうか。

4年ほど前に1つのアカウントを作ったツイッターを、半年ほど前まではずっとその1つで続けてきた。

最初はNHKニュースだったけれど、何はともあれ私は自分の書いた小説の宣伝をしたかったので、それから「web小説家」アカみたいになっていた。同じように「カクヨム」や「小説家になろう」などの投稿サイトに小説を載せている仲間がフォローしてくれて、お互いに宣伝をしたりしていた。

だが、私がタイのBLドラマに出会い、めちゃくちゃハマり、それについてつぶやくようになると、同じようにタイBL好きな人がたくさんフォローしてくれた。話をする仲になった人もいる。私はBL小説も昔から書いているので、その宣伝もするようになった。

以来、ずっとBL小説アカになっていたのだ。だが、今年の初めにブログを始めるにあたり、もう1つアカウントを作る事にした。何となく、その方がいいと思ったのだ。ブログを書いて、それを宣伝するアカウントを持とうと。多分誰かの助言があったからだと思う。意外にツイッターをやっていない夫からの助言だったかもしれない。ちなみに、夫はシステムエンジニアである。

こうして、この半年ほどは2つのアカウントを使っていた。チョコナッツのアカウントは、パソコンでのみ使う事にして、スマホとパソコンとで分けている感じだった。すると、パソコンは日中しか電源を入れていないので、日中にしか見ない状態になっていた。

ちょっと不便なこともあった。私が夕方ツイートした事に、すぐにコメントを書いてくれた人がいても、翌日の昼過ぎまで見ないので、お返事が遅くなる。また、出かけている日は見る事が出来ない。

それで、少し前から、2つのアカウントを両方、スマホで見るようにしようか、どうしようかと迷っていた。だが、ツイッターを見る時間がこれ以上増えるのも心配だった。

一方、BL小説アカだったはずの最初のアカウントで、私は去年から推し始めた歌手というか、アイドルというか、あるグループの情報を見るようになっていた。けれども、ちょっとBL的に好きになった部分もあって、まあいいかなーと思っていたのだ。

だが、私がそのアイドルに関してつぶやいても、誰も「いいね」をしてくれない。日常生活の事をつぶやけば、いくつか「いいね」がつくのに、だ。つまり、フォロワーさんしか見ていないし、反応してくれないわけだが、フォロワーさんがアイドルに関するツイートを見ても、いいねしづらいという事なのだろう。

その辺から、もう1つ推し活専用アカを作ろうかどうしようか、迷い始めた。私の性格上3つとか、使い分ける事が出来るような気がしなかった。

だって、私は私だ。色んな面があったとしても、1人の人間だ。それなのに、何人もの人間になりきるなんて、出来ない。

私は始め、アカウントを分けるのは「別人に化ける」というイメージがあったように思う。例えば男性が女性になりすましていたり、本当は中年なのに若者であるかのように偽ったり。他人になりすます、と言ったらいいか。そんなイメージがあったのだ。

本名だったペンネームを変えた理由

この時は、次男がそんなにいくつもアカウントを持っているとは知らなかったが、前に子供達から、

「アカウントを分けるのは、割と一般的よ」

なんて、言われていたのだ。この台詞は長男だった。それで、若者は分けてるんだろうなーと思っていたのだ。

最初に「化ける」イメージがあって、アカウントを複数持つ事に抵抗感があった私だが、いざ2つのアカウントを使い分けてみたら、何だか急にたがが外れた。ここで、私は小説家としてのペンネームを変えたのである。それまでは、学生時代に本名で書いていたので、そのまま旧姓の名前をペンネームとして使っていたのだ。

なぜ本名で小説を書いていたかと言うと、子供時代に

「いつか、私を馬鹿にした奴らを見返してやる

と思っていたので、もし小説家として成功したら、昔の友達が分かってくれるように、本名で書いていたのだ。しかし、今になるとなぜ、誰に「見返してやろう」なんて思っていたのか、すっかり忘れてしまった。そんな事よりも、私が書いた小説で、多くの人に感動と喜びを与えたいという思いが強くなっている。

まあ、そんな訳で旧姓でずっと続けてきたのだが、ツイッターで2つのアカウント名であちこち知り合いを作っていくと、何だかこだわりが抜けて、かっこいいペンネームを付けようという気になったのだ。それと、逆に本名をさらすのが危険な気がしてきたというのもある。

誰に届けたい情報か

さて、3つめのアカウントを作ろうかどうしようか数日間、いや1ヶ月くらい迷ったが、色々考えて次のように考えがまとまった。

これをつぶやこう、と思った時、誰に伝えたいかなと考える。それは、例えばLINEグループなどで、高校時代の友達グループがいいか、PTA役員のグループがいいか、親戚のグループがいいか、それを考えるのと同じだ。

そう、だから別に化けるのではないのだ。やっぱり私は私だ。この情報を知らせてあげたら喜ぶ人たちに届けよう、そういう事だ。お酒好きな人が多いようなグループに、今日の美味しかったお酒の事をお知らせする。面白い映画を見たら、こんな映画が好きそうな人たちにお知らせする。そういうイメージだ。騙すとか、欺くのとは全然違うのだ。

情報が偏る懸念

だが、一つ懸念もある。それぞれの趣味に合った事しかつぶやかないようになると、自分の趣味以外の情報が入って来ない。本当は、サッカーの趣味の人が集まるタイムラインの中に、ちらっと政治の情報が出てきてもいいのかもしれない。知らなかった事を知ることが出来る。ちらっとかすめたアイドルを見て、興味を持つ事もあるかもしれないし。

それにしても、ブログの宣伝をするために作ったチョコナッツのアカウントは、いつしかオリパラ大会のボランティアアカになっていた。子育てもちょっと入ってくるけれど。私がボランティアに関するブログを書き続けた為で、必然的ではある。オリパラも終わって、徐々にオリパラに関するツイートも減ってきた。そうすると、ブログの宣伝をしても通りがかる人が少なくなってしまって、ブログの閲覧数も減ってしまった。なかなか難しいものである。ブログの運営も、ツイッターを使いこなすのも。

ネットの世界で嫌なことがあったら

それにしても、顔が見えない世界で、何か嫌なことがあったらアカウントを消してしまえばいいと言っても、やっぱり人間関係によるトラブルストレスは無くならない。いくつかある内の1つのアカウントだとしても、誰にも相手にされなかったり、話しかけたのに無視されたりしたら、寂しい思いをする。

3つめのアカウントを作って2~3日になるが、新しくお友達、つまりフォロワーを作る為に何となく必死になっていた。何かつぶやいても誰も反応してくれないと、すごく孤独を感じる。何とかフォロワーを増やしたいと考え、仲良くなれそうな人を探してはフォローして、メッセージも送って。そうやって1人、2人とフォロワーを増やしつつ、

「私、何やってんのかな」

と虚しくなる事もある。何がしたいのだか、分からなくなる。ただ、趣味の話を聞いてくれる人がいないので、大勢に向かって、興味ありそうな人に向かって話したかっただけなのだ。だが、ただ一方的に話しても虚しく、寂しかったのだ。もう、辞めてしまおうかと思ったりもする。いや、フォロワーが少なくてもいいじゃないか、今まで通りたまにつぶやきたい時につぶやけばいいじゃないか。そう思いつつも、ついつい手がスマホに伸びる。他にもっとやりたい事、やらなければならない事もあるのに。

高校生は大変だ。高校生というのは、部活や勉強が忙しい。とくに、全員勉強が忙しいはずだ。けれども、こうやっていくつものアカウントを抱え、その中でいちいち人間関係に悩み、あまり放っておくと友達がいなくなってしまうから、ちょくちょく情報をチェックする・・・。

高校の保護者会で、受験生になったらスマホを辞める、ツイッターを辞める、というような事を先生が話していた。そんなこと出来ないし、する必要もないと思った私は甘かった。ツイッターの世界は深い

ネットの世界で孤独を感じた時は、改めてリアルな生活を顧みるのが良さそうだ。私には家族がいるし、あまり連絡を取っていないけれど、友達もいる。だから、大丈夫。そして、私には小説があるから。そう考えると、少し落ち着く。あまりネットの世界にばかり頭を支配される事のないように、落ち着いて付き合いたいものだ。

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