9月5日。何もない日曜日のはずが、いや、パラリンピックの閉会式の日だったはずの日が、自宅に居ながらして激動の一日になったというお話。
突然の出演依頼
前日の土曜日、友達のオンラインライブを視聴した。昨日の午後、その友達から
「今日、打ち上げと称してライブ配信するんだけど、そこに出演してもらえないかな?」
という打診が来た。それが、夜8時からだと言う。
「パラリンピックの閉会式を観ようと思ってたんだけど・・・まあ、少しの時間なら・・・」
しゃべるの下手だし、どうしようかとも思ったが、ちょっと面白そうだなと思い、出演する事にした。
顔出しがダメなら、マスクするとか、音声だけでもいいと言われたが、それほど多くの人が観るものでもないだろうし、声だけだと余計に緊張する気がして、顔出しOKにした。
ライブの感想や、今後彼女たちに期待する事などを聞かれるという事だった。
さあ、早速配信場所の確保だ。息子達がウロウロする場所ではなく、背景に何もないような場所。
寝室のタンスを背に、椅子にスマホスタンドをセットして、映り方をチェック。そして、スマホとイヤホンの充電をする。乾杯ドリンクを用意してと言われたので、どのグラスを使うかを決める。それから、何を話すかをざっと書き出す。
まあ、このくらいは準備した。そして、書き終えた小説の見直しやら、動画視聴やら、普段通りの事をして、7時。今日の息子らの夕飯は、実はもうある。あるお弁当が2個家にあって、それを各自温めて食べればいいのだ。自分は入浴後に、酒と一緒にあれやこれやをおつまみに。そういう目論みがあった。
YouTubeに出演
さて、7時50分。今日のお酒は日本酒。それを、切子ガラスのグラスに入れ、スマホスタンドの横に準備し、指定されたアドレスをクリック。ちょっとよく分からなくて1分遅れたが、何とか入れた。そして、女性グループ三人と打ち合わせをし、8時から配信が始まった。
まあまあ、楽しく出演した。用意したコメントと違う事も言ったが、大体予定通りの事が言えた。で、ライブやる人は「告知」と言うのだが、私の仕事の宣伝をしていいと言われて、何も用意していない事を後悔した。後から思えば名刺を用意しておけば良かったし、もっと言えば自分の小説一覧を印刷しておくと良かったのだが、何も用意していなくて、言葉でちょっと宣伝。ペンネームは漢字が大事だと思い、途中で紙とペンを取りに行き、手書きで「夏目碧央」と書いてカメラの前に出した。それで、すっかりブログの事を話すのを忘れた。それだけテンパっていたのだろう。
お腹が・・・
無事に自分の出演が終わり、退出した。そして、YouTubeでそのライブを出し、それをスマホで流しつつ、テレビでパラリンピックの閉会式も観た。閉会式の方は録画していたが、後で全部見るのは大変なので、ここでYouTubeを何となく聞きつつ、日記を書きつつ、何となく観ていればいいかと。
しかし、「ながら」も2つまでなら何とかなっても、3つというのは難しい。結局YouTubeの方ばかり聞いていて、閉会式の方は観てはいても実況の話は聞けなかった。そして、日記も進みが遅い。
そこで、気がついたらお腹が痛い。これは、お腹が空きすぎの状態だ。日本酒をグラス半分くらい飲んで、何も食べていなかった。いつもは7時に夕飯なのに、何も食べずに9時なのだからお腹が空くのは当然だ。しかし、緊張したり、麦茶飲んだりいろいろしていて、あまり空腹に気づいていなかった。だが、明らかにこれは過度の空腹による腹痛だった。ズボンのウエストが食い込んでくるつらさ。
本当なら、飲んだついでにもう少し飲んだり食べたりすればいいのだが、私はいつも入浴前に運動をしている。酒を飲んで運動するのは無理だし、それに、そもそも酔ってしまったら入浴が面倒になってしまう。かといって、これからせっかく飲みながら食べるのを楽しみにしているのに、先に食べ物だけバクバク食べたくはない。
が、あまりに危険な感じがしたので、とりあえず少しだけ食べた。で、9時頃終わると思っていた友達のライブだが、9時を過ぎてもなかなか終わらない。私の予定では9時にライブが終わって、運動して、入浴して、だったのだ。9時10分頃だろうか、夫が帰って来て、先にお風呂に入ってしまった。ああ、お腹が・・・お腹が痛い。
9時半を過ぎてもライブが終わらないので、夫が出たらすぐにお風呂に入る事にした。運動は、どうしてもする気になれず、ちょっとスクワットだけやった。何しろ、今日は一日中家の中にいて足を使っていないので、少しは足の運動をしないと筋肉の衰えが恐ろしい。たまに家にいるだけならまだいいが、私は基本的に毎日家にずっといるから、ちゃんと毎日運動しないと危ないのだ。
というわけで、急いでお風呂に入った。何を急いでいるかって、これ以上空腹でお腹が痛いのは耐えがたいからだ。早く呑んで、食べたい。
それにしても、会社員時代はお昼も少ししか食べずに、午後11時まで何も食べずにいたのだから、そりゃ痩せていたよなあ、と感慨深い。だから大丈夫だぞ、死なないぞ、と自分に言い聞かせつつ、入浴を急ぐ。
空腹からの~ひー
急いで出て、いつもならドライヤーで髪を乾かしてから呑むのだが、今日は先に呑む。呑んで、食べる。しかし、あまり食べ物を用意していなかった。用意していたのは「イカそうめん」と「子持ちキクラゲ」だけ。そうしたら、夫がスナック菓子とカップ焼きそばを買ってきていた。とにかくスナック菓子を食べる。そして、
「これ、どうする?食べてみる?」
と言って差し出したのは「ペヤング獄激辛カレーやきそば」。
「ダメかな?辞めた方がいいかな」
夫は弱気である。買ってきたくせに。
「一人だとダメだけど、二人で食べるなら大丈夫でしょ」
と、私が言ったので、夫はお湯を沸かして作ってくれた。私はとにかくお腹が空いているので、早くちゃんとしたものを食べたい。焼きそば、食べたい。
「あまりに辛かったら、長男に取っておけばいいよ」
激辛好きの長男に押しつければいいと。そして出てきた獄激辛焼きそば。わかめとソーセージも入れてあった。
「カレー味にわかめって、合うか?」
私が言うと、
「合わない。けど、海鮮だと思えば」
まあ、野菜が少ないからいいか。ということで、取り皿にちょっと取って、ずずっとすする。
「うっ、辛!」
もう、口の中に入れた瞬間に辛いのが分かった。それでも、取った分は全て口に入れ、食べた。が、
「痛い!唇が痛いよ。ひー」
それでも、なんだか空腹でバカになっているのか、もう一すくい、取り皿に取る。ウインナーとわかめも。わかめは辛くないようなつもりで食べたら、わかめも辛い!
「ソーセージが甘く感じるんじゃない?」
と夫が言ったが、後で聞いたらチョリソーだったそうで。ソーセージも辛いわ!
で、夫はと言えば、
「お、お前強いな。俺、ダメだ」
いやいや、ダメならそんなに食べなきゃいいのに。けっこう食べてたぞ。そして、口をすすぎに行って、口の周りも洗って、氷を口に入れている。私にも氷を一つ持ってきた。確かに唇も舌もひりひりする。
少しずつ麺を食べてみたが、やっぱりこれは危険すぎると判断。酒が進みすぎる。いや、それよりも体の内部が心配だ。
「これは、長男にとっても危険だよね。取っておかなくていいよね?」
私はそう確認し、ざるに空け、水でざーっと洗い、最後にお湯を回しかけ、カップに戻し、ソースをかけた。まだ少し辛いけれど、食べられるくらいにはなった。
夫の取り皿に食べかけのチョリソーが置いてある。
「これ、食べてあげるね」
「ありがと」
もう、夫に辛いのは無理だと判断。焼きそばも少しは食べたみたいだが、ほとんど私が食べた。お風呂から出てきた次男が、
「ちょっと食べてみたかったなー」
と言ったが、もし食べていたら絶対に後悔していただろう。次男は辛いのが好きではないのだから。
子持ちきくらげ(ししゃもきくらげ)佃煮【元祖ししゃもきくらげ丸虎食品】大容量1kg
罰ゲーム用?
さて、翌朝の事。つまり今朝である。
ちょっとお腹にダメージが。腹筋が筋肉痛な感じ。これは空腹による腹痛の後遺症だろうか。そして、のどにもダメージを感じる。辛さのせいか。
長男が起きてきたので、焼きそばの話をした。
「すっごい辛い焼きそば、何って言ったかな?」
「ペヤング獄激辛?」
「そうそう、そのカレー味。あれ、食べられる人どれくらい居るのかね」
「あー、あれを食事として食べる人はいないんじゃないかな」
「食事じゃないとすると?」
「パーティーグッズとして。罰ゲームだよ」
「あー」
そうなのか。食べるモンじゃなかったのか。知らなかった。そういう有名な感じの激辛食だったのか。もうね、私も昔は辛いの好きだと思っていたけれど、最近は無理に辛いのは食べないようにしている。美味しく食べるには、辛口で十分。激辛というのは辞めた方がいいと思っているのだった。それなのに・・・空腹で頭が働かなかったのかもしれない。それか、思った以上に酔っていたか。
そして、それだけでは済まなかった。今度は腸にもダメージが。正露丸飲んでいるのに、夕方になってもまだ・・・つらい。
辛い物はほどほどに。罰ゲームも、その場でひーひー言うだけならいいけれど、翌日ずっと下っているのでは割に合わない。気をつけよう。
まるか食品 ペヤング 獄激辛シリーズ 人気4種(獄激辛にんにく、獄激辛坦々、獄激辛カレー、極激辛) オリジナルパッケージ