東京のお盆は7月である。しかし、8月9日が義父の命日であるため、この連休にお墓参りに行く事になった。
欠席理由
義理の弟家族は、今年は東京に来るのを見合わせた。よって、義母と義理の妹と、そのすぐ隣に住んでいる私たち家族4人が一緒にお墓参りに出かけた。いや、失礼。一名欠席だった。それはうちの次男。
次男は朝が弱い。車にも弱い。最近は、午前部活だと遅刻している。キャプテンなのに情けない。寝坊して遅刻ではないのだ。私が何度も何度も起こすので、起きて朝ご飯を食べるところまでは行くのだが、その後お腹が痛くなって、活動不可能になり、1～2時間寝てから出かける。
そんな次男なので、昨日午前部活から帰ってきた時に、
「明日、お墓参り10時ね」
と言ったら、
「無理」
と、即答。まあ、私も無理だろうと思った。それで、
「おじいちゃんの命日なんだから、後でちゃんと仏壇にお参りしなよ」
と言ったら、
「あ、じゃあ、今この格好で行ってくる」
と、制服のまま行って来て、戻ってきてからお昼ご飯を食べたのだった。遅れてお参りするよりも、先駆けておいた方が心象が良いというもの。ナイスだ。・・・そうなのか？
買い出し
寝ている次男は放っておいて、みんなで車で出かけた。雨傘を持って行こうと思ったら、急に日が出てきたので日傘に変更。しかし、お墓に着いて車を降りる頃には曇っていて、日傘は必要なかった。
お墓をせっせと磨き、お花を供え、お線香を上げる。お彼岸やお盆ではないので、他に人はいなかった。
バーベキューは、夫や義母が好きで、時々やる。元々、8日にやる予定だったが、台風が来るというのと、長男が教習所の予約をしているということで、7日にするか9日にするか迷った末、9日には次男の部活があるという事が分かり、7日つまり今日に急遽決まったのだった。昨日の昼過ぎに。
本当は、義理の弟家族が来る事を想定して、バーベキューはお墓参りの後に、という事になっていた。だから、お墓参りと別日でも良かったのだが、来週は夫が土曜日に用事があるし、もう、今日やってしまおうという事になった。
急に決まって困るのが買い出し。本当は、車で「肉のハナマサ」に行って、あれやこれや買い込むつもりだったのだが、金曜日は車を運転する人がいない。お恥ずかしながら、当方ペーパードライバーである。
とにかく、近くのスーパーへ行ってみた。昨日の午後である。金曜日は野菜の日だったので、野菜は安かった。それで、野菜をたくさん買い込んできたが、肉は高いので買わなかった。
ちなみに、いつもバーベキューの時には夫が前日や当日の午前中などにあれやこれやと下準備をしてくれるのだが、それが今回は出来ない。よって、私が夕飯の支度をしながら野菜をひたすら切って、チャックシール付き袋に入れておいたのである。当然、夕飯は手抜きメニューであった。どんなものかって？肉も野菜も一緒に煮込んだスープである。それを、出来たてでは熱かろうと、作ってから10分くらい蓋を開けて冷ましておいたもの。だが、子供達には意外に好評であった。
肉のハナマサ南麻布店
さて、今日の話に戻る。お墓参りを済ませた後、いつもの「肉のハナマサ」へ行って肉類を買ってくるつもりであったが、全員でそこまで行くのはどうか、という事になった。義母や義理の妹まで車に乗せたまま遠回りするのも・・・と。そうしたら、
「この近くにハナマサあるよ」
という義母の情報により、そこに寄ることにした。車ならすぐ近くだった。入り口は小さくて、しかもここは麻布であった。肉のハナマサというのは、業務用スーパーで、大量売りしていて安いのだ。しかし、チェーン店だとしても、果たして同じように安いのか？麻布だぞ？そして、こんな小さな店だと、品揃えが良くないのでは？
しかし、近くで済ませたいので、ここで買う事に決めた。近くの駐車場を探すと、だいぶ坂を上った所にあった。車を止めると、雨が降ってきた。ああ、日傘にしたのは失敗だった。けれども、一応晴雨兼用傘だから、この際使うしかない。しかし、夫と長男は傘を持ってきていなかった。
義理の妹には車で留守番してもらい、傘を借りて4人で傘3本という状況で車から店へ。最初は夫と長男には傘はいらないだろうと思っていたが、そのうちけっこう降ってきた。夫は私が差していた傘に入って来て、長男は私の日傘を差す事に。ああ、長傘持ってくるんだった。
肉のハナマサは、意外に奥へ広がっていて、思ったよりも店内は広かった。いつも行く店よりは魚介類が少なく、全体的な品揃えもだいぶ違うけれど、バーベキューやる為の肉の買い出しにはまあ、十分だったと言えよう。あまりたくさんあっても迷ってしまうし。
途中、ものすごい雨が降っていたらしい。店を出る時には入る時と同じくらい降っていて、車に乗っているうちに雨が止んで晴れてきた。そして、無事午前中のうちに帰り着いた。
バーベキュー開始
夫の実家の方で準備が進む中、私は自宅マンションに戻り、次男を起こす。やっぱりまだ寝ていた。そして、昨日準備した野菜その他を次男に持たせ、バーベキューに合流。まずは炭をおこすところから。そして、野菜を金串に刺す。
金串に刺してあると、ひっくり返すのが楽なのだそうだ。フランクフルトも、刺す。昨日、鳴門金時（なるときんときーサツマイモの一種）の小さいのがたくさん入った袋が安くて、それを買ってきたのだった。それを一つずつアルミホイルで包み、炭と一緒に入れておいてもらった。
途中雨が降ったが、また晴れたりして、火のそばは暑いの何のって。しかし、隣接した室内（お稽古場）で食べていたので、そこは涼しかった。ドアは開けっ放しだけれども、クーラーを掛けてくれていたので。勿体ないけれど、焼く人が孤立してしまうから、閉めるわけには行かないのだ。
いろいろ焼いた。
ピーマン、なす、しいたけ、エリンギ、アスパラ、タマネギ。
フランクフルト、鶏肉、牛肉、ラム肉、鰹（かつおのタタキ）、イカ、エビ、焼きそば。
ラム肉は、肩ロースとモモ。モモの方が固いのかと思ったら、むしろ柔らかかった。薄く切ってあったからかもしれない。ラム肉は臭みがけっこうあるのだが、焼き肉のたれや塩などの他に、たまたま持って行った「タイム」を掛けると美味しかった。香辛料で臭みをごまかすわけだが、これは絶対にあった方がいい。全員がそう言っていたから。
どれも美味しかった。ビールやワインを飲みながら。また、キムチや枝豆も食べながら。
特に美味しかったのが、エリンギと牛肉とサツマイモ。鳴門金時は、かつて四国の徳島県に旅行に行った時、ホテルの食事に毎食出てきて、細くて美味しく無さそうなのにすごく甘くて美味しかった。今日焼いたのも、小さいからすじっぽいのかと思ったら、全然違う。すごく甘くてしっとり柔らかく、繊維質がほとんどなくて、黄色くて、美味しい！鳴門金時はやっぱり美味しいのだ。
最後に、次男がマシュマロを焼いてくれた。これがまた、美味しい。「バニラ」のような感じ。いやー、お腹いっぱいなのについ食べてしまう。
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余るお肉
かくして今日のお墓参りとバーベキューが終わった。晴れたり雨が降ったり、夕方はとっても暑かったり、天気は大荒れだったが、無事に行事が終わって、お腹もふくれて大満足。いや、ふくれすぎた。小反省。夕飯食べなければいいや。
いや、無事に終わっていないかも。いつも、肉を全部焼いてくれない。確かに食べきれないけれど、常温で置いてしまった肉を残したら、その後どうなるのか。しかし、今日は、常温で置いてしまった肉は焼いてくれた。焼いて取っておく方がいい。
が、常温でもなく、クーラーボックスに入っていた冷凍肉が、焼かれずに残った。冷凍肉が解凍されていた。これは、もう冷凍は出来ない。それなのに鶏肉3枚とか、牛肉のステーキ2枚とか、１～２日で使い切れるわけがないではないか。ステーキ肉はいらないと言ったのに、焼く楽しみがあるんだとか何だとか言って、買いたがったのは夫なのに。焼けや！
とにもかくにも、これから冷蔵庫内の肉に頭を悩ませる事になるであろう数日間。ハナマサに行くと、いつも肉の消費に切羽詰まってしまう。結局多く食べてしまうのだとしたら、安いようでもお金は使ってしまうような。大量買いは危険である。お金を出して脂肪を増やしているだけのようで・・・。